JPS5951235B2 - 誘導電動機の制御装置 - Google Patents

誘導電動機の制御装置

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JPS5951235B2
JPS5951235B2 JP57202932A JP20293282A JPS5951235B2 JP S5951235 B2 JPS5951235 B2 JP S5951235B2 JP 57202932 A JP57202932 A JP 57202932A JP 20293282 A JP20293282 A JP 20293282A JP S5951235 B2 JPS5951235 B2 JP S5951235B2
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俊明 工藤
良一 黒沢
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P21/00Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は周波数変換装置で駆動される誘導電動機のベク
トル制御に係り、特に1次電流を所定の制限値以下に制
限するための手段を備えた誘導電動機の制御装置に関す
るものである。
〔発明の技術的背景〕
近年、誘導電動機の1次電流を位相まで制御することに
より直流機と同等の性質を得ることができるベクトル制
御方式が開発され、誘導電動機の堅牢安価なことと相俟
つて注目されている。
ベクトル制御の原理についてはすでに多くの発表がなさ
れているので、ここでは第1図に示す誘導電動機のベク
トル図によつて簡単に説明する。第1図は誘導電動機の
2次巻線と鎖交する2次磁束φ。を基準として1次電流
iiおよび2次電流i−?の関係を示したベクトル図で
、2次磁束の方向をd軸とした直交するd−q座標系で
表わしたものである。M、L。およびT2は誘導電動機
定数であり、Mは1次と2次巻線との相互インダクタン
ス、L。は2次巻線の自己インダクタンス、T2は2次
巻線時定数である。また、ω、は2次磁束と回転子との
すベー角速度であり、Pは時間微分を表わす演算子であ
る。電動機の出力トルクTは磁束の大きさと、その磁束
が鎖交している巻線に流れる電流の直交成分フとの積で
表わされるから、第1図の関係から1次電流iiC7)
q軸成分i、、を用いて(1)式で表わすことができる
T■φ2i、O(工)式 また、2次磁束振幅φ、は1次電流ii(7)d軸7成
分i、dにより、 (2)式で表わされる。
Φ2■ ・ ild(2)式1+T2P (1)式および(2)式は、誘導電動機の特性θをl次
電流成分i、O、i、Oによつて支配できることを意味
するもので、q軸成分i、qの制御によつて出力トルク
Tを変化させることができ、d軸成分i、Oによつて2
次磁束の制御ができることが分かる。
2次磁束の大きさ、および出力トルクの指5令値が与え
られたとき、それぞれの指令値を満足するように(1)
式および(2)式に基づいてi、Oおよびi、qを制御
することがベクトル制御の基本原理である。
第2図はトルク指令T*と磁束指令φ*。
が与えられ、ベクトル制御をする場合の一構成例を示す
プロツク図である。第2図において 1は3相の1次巻線U,V,Wを有する誘導電動機、2
は誘導電動機1の各相にl次電流I,u,i,v,i,
wを供給する周波数変換装置、3は周波数変換装置2の
入力母線、 4は誘導電動機1の回転速度ωrを検出する速度検出器
、5は磁束制御回路で、与えられた指令値φ*。
と磁束の帰還信号φ。とを比較し、両者が等しくなるよ
うに比較結果に応じて、d軸電流の指令値I,*。を出
力する。6は磁束演算回路で、d軸電流の指令値I,*
と実際I,dとが等しいものとして(2)式によつてI
,*。から磁束振幅φ。を演算する。この磁束演算回路
6で演算された磁束振幅φ,は磁束制御.回路5へ帰還
されると同時に割算器7にも与えられる。割算器7では
(1)式に基づいて、誘導電動機1が指令されたトルク
T*を出力するのに必要なq軸電流の指令値I,*,を
算出する。
この結果、2磁束制御回路5および割算器7の出力とし
てそれぞれ1次電流のd− q軸成分指令値I,*。お
よびI,*,が得られる。8は振幅演算回路で、直交成
分であるd− q軸電流指令値I,*,, I,*,か
ら、次の(3)式によこつて1次電流の振幅指令I11
* を演算する。
9は位相角演算回路で、第1図から明らかなように(4
)式により1次電流と2次磁束との相対j位相角の指令
値θ*を演算するものである。
10はすべり演算回路で、所定のベクトル関係イを維持
するために必要なすべり角速度ω。
を演算する。すべり角速度ω。は第1図のベクトル図の
関係から、 (5)式の演算で求められる。11は加算
器で、すべり演算回路10で演算されたすべり角速度ω
,と速度検出器4により検出された回転速度ω,とを加
算する。
加算器11の出力ω,+ω。は2次磁束の回転速度であ
る。12は積分器で、加算器11の出力ωr+ω,を積
分し、2次磁束の回転位相角θ。
を出力する。13は加算器で、積分器12の出力として
得られる2次磁束の瞬時位相角θ。
に位相角演算回路9で演算された相対位相角θ*を加算
し、第1図のようなベクトル関係を維持するために必要
な1次電流の瞬時位相角指令θ*,を出力する。振幅演
算回路8および加算器13から出力される、1次電流の
振幅および位相角の指令値I*,,θ*,が周波数変換
装置2に与えられる。周波数変換装置2は両指令値I*
,,θ*,に応じた各相の1次電流I,u,i,v,i
,wを誘導電働機1に供給し、l次電流基本波ベクトル
の大きさおよび位相角がそれぞれI*,およびθ*,に
等しくなるように制御される。この周波数変換装置2は
インバータやサイクロコンバータ等の電力変換装置とそ
の電流制御回路で構成されるが、周知のものなので詳細
説明は省略する。このようにして1次電流の磁束と同相
成分I,dおよび直交する成分I,qとを分離して制御
することができるため、直流機と同じように磁束制御お
よびトルク制御が可能であり、トルク制御ループの外側
に速度制御ループを付加することにより、安定で速応性
の優れた速度制御装置が実現される。
ただし、そのためには、誘導電動機1に供給される1次
電流がその指令値I*,およびθ*,に良く追従してい
ることが必要である。特に、d− q座標系上での電流
指令値I,*。, I,*qによつて定められる(3)
, (4)および(5)式の関係を満足するような1次
電流を誘導電動機1に供給しなければ、実際の1次電流
のd− q軸成分I,d,i,,はその指令値I,*。
, I,*qと異なつた量となり、高速応答を実現する
ことはできない。例えば、周波数変換装置2の電流定格
以下で運転するために、振幅演算回路8の出力である電
流振幅指令I*,を制限値以下に制限すると (3)式
の関係は満足されなくなる可能性がある。従つて、 (
3)〜(5)式の関係を満足し、かつ電流振幅が周波数
変換装置2の電流定格以下になるようにするにはd−q
軸電流指令値11*D,il*9を制限する必要がある
。〔背景技術の問題点〕 そこで、従来は振幅指令11″′の制限値11Mに対し
て(6)式の関係を満足するようなd−q軸電流指令1
1*D,il*,の制限値11dMおよびIlqMを設
定し、それぞれの指令値をIldMおよびIlqM以下
になるように制限していた。
d−q軸電流指令値11*6およびi1*,を制御する
ことによつて、電流振幅を周波数変換装置2の定格以下
に抑制することができ、所定のベクトル関係が維持され
高速応答が実現される。
しかしながら、上述のようなd−q軸電流指令11*6
およびi1*,の制限は電力変換装置の運転能力を低減
させる結果を招く。このことを第3図を参照しながら次
に説明する。第3図は(6)式の関係を満足するように
d−q軸電流指令11*,,i1*,の制限値11,M
,i1,Mを設定したときに、電流を使用できる領域を
斜線で示したものである。
円の半径は1次電流の振幅制限値1Mであり、この円内
が周波数変換装置2の電流定格内で動作できる範囲であ
る。(6)式の関係から、d軸電流の制限値11,Mを
小さく設定するほどq軸電流の制限値11,Mを大きく
設定でき、誘導電動機1の出力トルタを充分に得ること
ができる。
しかし、磁束を可変制御するためにはd軸電流の制限値
11,Mを余り小さくすることはできない。 (2)式
を変形すれば、磁束振幅φ2とd軸電流11,との関係
は次の(7)式のように表わされる。すなわち、磁束振
幅φ2を変化させるためには、φ2に比例した成分とφ
2の変化率(Pφ2)に比例した成分を加えた大きさの
d軸電流11dが必要である。
従つて、d軸電流の制限値11dMを余り小さくすると
、φ2の変化率分の成分が小さくなり高速に磁速制御す
ることができなくなる。このようなことからd軸電流の
制御値11dMを余り小さくすることはできず、必然的
にq軸電流の制限値11qMがある程度小さくなり、誘
導電動機1の出力トルクも制限される。
以上の説明から分かるように、 (6)式を満足するよ
うにd−q軸電流の制限値11,M,i1,Mを設定す
る従来の制限手段によると、第3図の円内で示される周
波数変換装置2の持つ能力のうちの斜線部で示される領
域しか使われなくなるので、容量の大きな周波数変換装
置が必要となつて装置が高価なものとなる。
〔発明の目的〕
本発明は上述のような背景に艦みなされたものであり、
1次電流の振幅が周波数変換装置の定格以下になるよう
にd−q軸成分の指令値を制限値以下に制限し、かつ周
波数変換装置の出力電流を常に最大限まで流せるように
して、安価で高性能な誘導電動機の制御装置を提供する
ことを目的とするものである。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するための本発明の特徴は、q軸電流の
指令値11*9の制限値11qMを変えられるようにし
、その制限値11,Mをd軸電流の指令値11*6と1
次電流の振幅制限値11Mとの間で次の(8)式を満足
するように設定することにある。
〔発明の実施例〕第4図は本発明の一実施例の構成を示
すプロツク図で、第2図と同一符号を有すものは同一機
能を有するものであるから説明を省略する。
第4図において、14は制限値を外部からの入力信号に
応じて変えることのできる制限回路、15はd軸電流の
指令値11*6の瞬時値から(8)式に基づいてq軸電
流の制限値11qMを演算する制限値演算回路である。
この制限回路14と制限値演算回路15が第2図の構成
よりも多くなつただけで、他の部分は全く第2図と同じ
である。制限値演算回路15で(8)式に基づいて演算
されたq軸電流の制限値11qMは制限回路14に与え
られ、制限回路14は割算器7の出力T*/φ2の絶対
値をその制限値11qM以下に制限した信号としてq軸
電流の指令値11*,を出力する。すなわち、q軸電流
の指令値の絶対値111q*は常に制限値119M以下
に制限されるので、(3)式に基づいて振幅演算回路8
で演算される振幅指令11*はl次電流振幅の制限値I
,Mを超えることはない。このようにq軸電流の制限値
I,。
Mをd軸電流の指令値I,*。に応じて変えることによ
り、周波数変換装置2の電流容量を最大限まで利用した
装置が実現されることになる。第5図はd軸電流指令値
I,* D,!− q軸電流制限値I,,Mの関係を示
した図で、aはI,*。
が大きい場合、bは小さい場合である。磁束を変化させ
ているときは第5図aのようにd軸電流指令値I,*。
が大きくなり、q軸電流制限値I,,Mが小さくなつて
、誘導電動機1の出力トルクTも制限される可能性があ
る。しかし、磁束がほぼ一定のときのq軸電流I,。は
誘導電動機1の励磁電流に相当し、電流振幅の制限値I
,Mに対するI,dの比率は第5図bのように小さい。
このとぎのq軸電流制限値I,,Mは大きくなるので、
誘導電動機1は充分に大きなトルクを出力することがで
きる。すなわち、本発明によれば、周波数変換装置2の
電流容量に見合つた大きな出力トルクを得ることができ
る。また本発明ではd軸電流I,。
を電流振幅の制限値I,Mまで大きくすることができる
ので、非常に速い磁束制御を実現することができる。第
6図は第4図における制限回路14の詳細な構成を示す
公知の回路例である。
第6図は単一の極性の信号を制御する同一の回路を2段
直列に接続したものである。演算増幅器AL抵抗RlO
,Rll,Rl2,Rl3、トランジスタT1およびダ
イオードDIO,Dllで構成される前段の制御回路の
動作を説明する。演算増幅器A、抵抗RIO,Rllで
周知の反転増幅回路を構成し、抵抗RIOに与えられる
入力信号(T */φ。
)の極性が反転された信号が演算増幅器A1と出力とし
て得られる。演算増幅器A1の出力が正の場合には、ダ
イオードDIOによりトランジスタT1の回路は演算増
幅器A1と切り離されるため制限回路としての動作はさ
れない。演算増幅器A1の出力が負の場合には、ダイオ
ードDIOは短絡状態となり、トランジスタT1のベー
又電位は演算増幅器A1の出力と抵抗13に与えられる
制限値信号I,,、,との電位差を抵抗Rl2とRl3
との抵抗比で分圧したものとなる。今、抵抗Rl2とR
l3の抵抗値が等しいものとすれば、制限値信号I,q
Mよりも演算増幅器A1の出力絶対値が小さければトラ
ンジスタT1のベース電位は正になろうとするが、ダイ
オードDllの動作によつてベース電位はほぼo電位に
なりトランジスタT1はオフし、演算増幅器の出力には
入力信号(T */φ。)の極性を反転した信号が得ら
れる。逆に制限値信号I,qMよりも演算増幅器A1の
’出力信号の絶対値が大きくなろうとすると、ベース電
位は負になつてトランジスタT1がオン状態となる。
トランジスタT1がオン状態になると演算増幅器A1の
帰還抵抗R1lが短絡状態となるため、演算増幅器A1
の出力レベルは小さくなり、結果として演算増幅器A1
の出力は制限値信号I,qM以下に制限される。但し、
演算増幅器A1の出力が制限されるのは前述したように
入力信号(T */φ。
)が正で演算増幅器A1の出力が負の場合だけであり、
入力信号(T */φ。)が負で演算増幅器A1の出力
が正の場合には制限動作は行なわれない。しかし、この
場合には演算増幅器A2、抵抗R2O,R2l,R22
,R23、トランジスタT1およびダイオードD2O,
D2lで構成される全く同一の次段の回路で制限される
ことは明らかである。このようにして、第6図の回路に
より人力信号(T */φ。
)の絶対値が制限値信号I,,M以下に制限された信号
I,*。が演算増幅器A2の出力として得られる。第7
図は第4図における制限値演算回路15の詳細な構成例
を示す回路図で、Ml,M2は乗算器、A3は演算増幅
器、R3O,R3l,R32は抵抗器、P1は可変分圧
器である。
可変分圧器P1は1次電流の振幅制限値の自乗I,’M
を負極性で設定され、抵抗31を介して演算増幅器A3
の反転入力側へ与えられる。
d軸電流指令値I,*。は乗算器M1で自乗され、抵抗
R3Oを介して演算増幅器A3の反転入力側へ与えられ
る。演算増幅器A3の出力I,qMは乗算器M2で泊乗
され、抵抗R32を介して帰還される。演算増幅器A3
は反転入力端子へ流入する電流が0になるように動作す
るから、各抵抗R3O,R3l,R32の抵抗値を等し
<選べば、次の関係が成立する。112M−(11*6
)2=112qM(9)式すなわち、演算増幅器A3か
ら出力される信号は(8)式を満足する制限値11,M
であることが分かる。
以上、第4図の実施例で本発明を説明したが、本発明は
この構成のベクトル制御に限られるものではない。
第2図および第4図の構成のものは回転速度*,にすべ
り角速度*5を加算して磁束の位置を得ることから、す
べり周波数制御形ベクトル方式と最近では呼ばれている
ものである。ベクトル制御には他に磁束位置をホール素
子等の感磁素子で直接的に、あるいは端子電圧等から誘
起電圧を求めて積分することで澗接的に検出し、その検
出された磁束位置から流すべき1次電流ベクトルの位相
を決める磁束検出形もある。この場合であつても1次電
流指令値の磁束と同相な成分11*6と直交する成分1
1*,とをベクトル合成して1次電流の振幅指令11*
を定めることは同じであるから、第4図の場合と全く同
じように本発明を適用できることは明らかである。
また、第4図の説明ではd軸電流指令値11*6には特
に制限値を設定しなかつたが、1次電流振幅の制限値1
1Mよりも小さな値で制限をしても良い。このように制
限することによつて、急速な可変磁束制御をしていると
きであつても、q軸電流指令値11*,の制限値11,
MはOになることはなく、誘導電動機は常にある程度の
トルクを出力し得るようになる。この結果、本発明の効
果が損なわれるようなことはない。更に、最近ではマイ
コンが安価になつたことから、電動機の制御回路も急速
にマイコン化が進められている。
そのため第4図のような制御回路もマイコンのソフトウ
エア処理に置き換えられつつあるが、本発明はソフトウ
エア処理する場合には容易に達成できるものである。あ
る量を制限値以下にすることは比較命令で容易に実行で
きるので制限値回路14のソフトウエア化は勿論、制限
値演算回路15の機能も(8)式の関数を計算したテー
ブルをリードオンリメモリ等に書き込んでおき、テーブ
ル参照方式で制限値を求めることにより容易にソフトウ
エア化することができる。〔発明の効果〕以上説明した
ように本発明によれば、周波数変換装置の出力し得る電
流振幅内の範囲で、1次電流のd軸成分を流すことがで
きるため高速な磁束制御が可能である。
また、1次電流のq軸成分も電流振幅の許される範囲内
で大きく流せるので、従来のように容量の大きな周波数
変換装置を必要とすることもなく、経済的な誘導電動機
の制御装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は誘導電動機のベクトル図、第2図は従来のベク
トル制御を示す構成図、第3図は従来の電流制御手段に
よる電流の動作領域を示すベクトル図、第4図は本発明
の一実施例を示す構成図、第5図は本発明の動作を説明
するための電流ベクトル図、第6図は第4図の制限回路
の詳細構成例を示す回路図、第7図は第4図の制限値演
算回路の詳細構成例を示す回路図である。 1・・・誘導電動機、2・・・周波数変換装置、3・・
・交流母線、4・・・速度検出器、5・・・磁束制御回
路、6・・・磁束演算回路、7・・・割算器、8・・・
振幅演算回路、9・・・位相角演算回路、10・・・す
ベリ演算回路、11・・・加算回路、12・・・積分回
路、13・・・加算器、14・・・制限回路、15・・
・制限値演算回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 誘導電動機の磁束と同相な1次電流成分i_1_d
    と直交する1次電流成分i_1_qとを制御することに
    よつて前記誘導電動機を制御する誘導電動機の制御装置
    において、前記磁束と同相な1次電流成分i_1_dの
    指令値i_1*_dと1次電流振幅の制限値i_1_M
    とから前記磁束と直交する1次電流成分i_1_qの制
    限値i_1_q_Mを▲数式、化学式、表等があります
    ▼なる関係で演算する制御値演算手段と、前記磁束と直
    交する1次電流成分i_1_qの指令値の絶対値|i_
    1*_q|を前記演算手段で演算された制限値i_1_
    q_M以下に制限する制御手段とを備えたことを特徴と
    する誘導電動機の制御装置。
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