JPS5950205B2 - フライバツクトランス - Google Patents
フライバツクトランスInfo
- Publication number
- JPS5950205B2 JPS5950205B2 JP55138950A JP13895080A JPS5950205B2 JP S5950205 B2 JPS5950205 B2 JP S5950205B2 JP 55138950 A JP55138950 A JP 55138950A JP 13895080 A JP13895080 A JP 13895080A JP S5950205 B2 JPS5950205 B2 JP S5950205B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- voltage coil
- flyback transformer
- coil
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F38/00—Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
- H01F38/42—Flyback transformers
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F5/00—Coils
- H01F5/02—Coils wound on non-magnetic supports, e.g. formers
- H01F2005/022—Coils wound on non-magnetic supports, e.g. formers wound on formers with several winding chambers separated by flanges, e.g. for high voltage applications
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は低圧コイル、高圧コイルをケース内に収納し、
ケース内に熱硬化性樹脂を注型硬化してなるフライバッ
クトランスに関するもので、詳しくはコイルの異常事態
における製品の安全性を高めることを目的とするもので
ある。
ケース内に熱硬化性樹脂を注型硬化してなるフライバッ
クトランスに関するもので、詳しくはコイルの異常事態
における製品の安全性を高めることを目的とするもので
ある。
この種のフライバックトランスは、カラーテレビジョン
受像機用の高圧発生装置として使用されており、そして
現在実用化されているフライバックトランスは、低圧用
コイルボビンに巻線を施して構成した低圧コイルと、高
圧用コイルボビンに巻線を施して構成した高圧コイルと
から構成されている。
受像機用の高圧発生装置として使用されており、そして
現在実用化されているフライバックトランスは、低圧用
コイルボビンに巻線を施して構成した低圧コイルと、高
圧用コイルボビンに巻線を施して構成した高圧コイルと
から構成されている。
ところで、このようなフライバックトランスにおける高
圧コイルは、通常２０００ターン〜４０００ターンの巻
数の巻線から構成されるため、０．１用型φ〜０．０４
用型φの細線を使用し、また線間の耐電圧を確保し、絶
縁性を向上させるために、複数の鍔により巻溝を設けた
ボビンに分割して巻かれている。
圧コイルは、通常２０００ターン〜４０００ターンの巻
数の巻線から構成されるため、０．１用型φ〜０．０４
用型φの細線を使用し、また線間の耐電圧を確保し、絶
縁性を向上させるために、複数の鍔により巻溝を設けた
ボビンに分割して巻かれている。
ところが、この高圧コイルを構成する線材は径が細く、
巻線作業上、巻線機による被膜の損傷、巻乱れによる線
間耐圧オーバー、巻線自体の被膜むら、ピンホール等に
よる要因およびコイル組立後の樹脂注型前でのゴミ付着
によるコイル間絶縁性能の劣化、注型硬化後のコイル中
のボードによるコイル間絶縁性能の劣化等の種々の要因
により高圧コイルが短絡不良を発生する場合がある。こ
の場合、従来のフライバックトランスでは、ケース材料
に熱変形温度（１８．６ｋｇ／ｃｍ２荷重）が２００℃
以上のポリブチレンテレフタレート樹脂を使用していた
ため、高圧コイルが短絡不良を起こした場合、ショート
リングとなつたコイルが発熱し、周辺の硬化した注型樹
脂を熱分解させて有機ガスを発生し、この発生したガス
は周囲を硬化した強固な注型樹脂で囲まれているために
、外部に逃げられず、内圧の高まりとともに注型樹脂に
亀裂が生じ、ケースを内側から押すことになる。この結
果、ケースの強度が発生したガス圧に抗しきれず、亀裂
破壊し、ケースの一部および注型樹脂が爆発音とともに
飛散するというように、製品の安全性上問題があつた。
本発明はこのような問題点を解決するために開発したも
のであり、本発明おいては、高圧コイル’が短絡不良を
起こした時に生じる有機ガスによりケースに亀裂が生じ
て破壊してしまうことがないようなケース材料に主眼を
置き、種々の実験と検討の結果見出したものである。
巻線作業上、巻線機による被膜の損傷、巻乱れによる線
間耐圧オーバー、巻線自体の被膜むら、ピンホール等に
よる要因およびコイル組立後の樹脂注型前でのゴミ付着
によるコイル間絶縁性能の劣化、注型硬化後のコイル中
のボードによるコイル間絶縁性能の劣化等の種々の要因
により高圧コイルが短絡不良を発生する場合がある。こ
の場合、従来のフライバックトランスでは、ケース材料
に熱変形温度（１８．６ｋｇ／ｃｍ２荷重）が２００℃
以上のポリブチレンテレフタレート樹脂を使用していた
ため、高圧コイルが短絡不良を起こした場合、ショート
リングとなつたコイルが発熱し、周辺の硬化した注型樹
脂を熱分解させて有機ガスを発生し、この発生したガス
は周囲を硬化した強固な注型樹脂で囲まれているために
、外部に逃げられず、内圧の高まりとともに注型樹脂に
亀裂が生じ、ケースを内側から押すことになる。この結
果、ケースの強度が発生したガス圧に抗しきれず、亀裂
破壊し、ケースの一部および注型樹脂が爆発音とともに
飛散するというように、製品の安全性上問題があつた。
本発明はこのような問題点を解決するために開発したも
のであり、本発明おいては、高圧コイル’が短絡不良を
起こした時に生じる有機ガスによりケースに亀裂が生じ
て破壊してしまうことがないようなケース材料に主眼を
置き、種々の実験と検討の結果見出したものである。
すなわち、本発明においては、ケースを工８．６ｋｇ’
１ ／ｃｍ２荷重における熱変形温度が１１５℃〜１３
５℃の変成ポリフェニレンオキサイドにより構成したも
のである。
１ ／ｃｍ２荷重における熱変形温度が１１５℃〜１３
５℃の変成ポリフェニレンオキサイドにより構成したも
のである。
第１図に本発明の一実施例によるフライバツクトランス
を示しており、図において１は低圧コイルボビン２に巻
線を施して構成した低圧コイル、３は高圧コイルボビン
４に巻線を施した高圧コイルであり、この高圧コイル３
は前記低圧コイル１の周囲に配設されている。
を示しており、図において１は低圧コイルボビン２に巻
線を施して構成した低圧コイル、３は高圧コイルボビン
４に巻線を施した高圧コイルであり、この高圧コイル３
は前記低圧コイル１の周囲に配設されている。
５は変成ポリフエニレンオキサイドよりなる有底筒状の
ケースであり、このケース５内には前記低圧コイル１お
よび高圧コイル３が収納されている。
ケースであり、このケース５内には前記低圧コイル１お
よび高圧コイル３が収納されている。
６はこのケース５内に注型硬化したエポキシ樹脂などの
熱硬化性樹脂、７は前記低圧コイルボビン２の中空部を
貫通するコアである。
熱硬化性樹脂、７は前記低圧コイルボビン２の中空部を
貫通するコアである。
このような本発明のフライバツクトランスにおいては、
発熱した高圧コイル３の温度上昇によりケース５が軟化
して変形し、第２図に示すように．ケース５の一部が溶
融して穴があくか、第３図に示すようにケース５の一部
がふくれることとなり、ガスの内圧が高まるのを防ぐこ
とができる。
発熱した高圧コイル３の温度上昇によりケース５が軟化
して変形し、第２図に示すように．ケース５の一部が溶
融して穴があくか、第３図に示すようにケース５の一部
がふくれることとなり、ガスの内圧が高まるのを防ぐこ
とができる。
これは、ケース５の熱変形温度（１８．６ｋｇ／Ｃｍ２
荷重）が１６０℃以上であると、高圧コイル３の短絡不
良により発生した熱によるケース５の熱変形が起こらな
く、ガスの内圧に抗しきれなくなつて破壊してしまうが
、本発明の変成ポリフエニレンオキサイドによるケース
５であれば、ケース５の熱変形が起こるからである。以
上のように本発明によれば、コイルに異常事態が発生し
ても、ケースが爆発してしまうようなことがなくなると
いうように、安全性を高めることができるのである。
荷重）が１６０℃以上であると、高圧コイル３の短絡不
良により発生した熱によるケース５の熱変形が起こらな
く、ガスの内圧に抗しきれなくなつて破壊してしまうが
、本発明の変成ポリフエニレンオキサイドによるケース
５であれば、ケース５の熱変形が起こるからである。以
上のように本発明によれば、コイルに異常事態が発生し
ても、ケースが爆発してしまうようなことがなくなると
いうように、安全性を高めることができるのである。
第１図は本発明の一実施例によるフライバツクトランス
を一部断面にて示す正面図、第２図および第３図は同フ
ライバツクトランスにおける効果を説明するための断面
図である。 １ ・・・・・・低圧コイル、３ ・・・・・・高圧コ
イル、５・・・・・・ケース、６・・・・・・熱硬化性
樹脂。
を一部断面にて示す正面図、第２図および第３図は同フ
ライバツクトランスにおける効果を説明するための断面
図である。 １ ・・・・・・低圧コイル、３ ・・・・・・高圧コ
イル、５・・・・・・ケース、６・・・・・・熱硬化性
樹脂。
Claims (1)
- １ ケース内にコイルを収納し、かつそのケース内に熱
硬化性樹脂を注型硬化してなるフライバックトランスに
おいて、前記ケースを１８．６ｋｇ／ｃｍ＾２荷重にお
ける熱変形温度が１１５℃〜１３５℃の変成ポリフェニ
レンオキサイドにより構成したことを特徴とするフライ
バックトランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55138950A JPS5950205B2 (ja) | 1980-10-03 | 1980-10-03 | フライバツクトランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55138950A JPS5950205B2 (ja) | 1980-10-03 | 1980-10-03 | フライバツクトランス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5762507A JPS5762507A (en) | 1982-04-15 |
| JPS5950205B2 true JPS5950205B2 (ja) | 1984-12-07 |
Family
ID=15233938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55138950A Expired JPS5950205B2 (ja) | 1980-10-03 | 1980-10-03 | フライバツクトランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5950205B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63134606U (ja) * | 1987-02-27 | 1988-09-02 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS594609U (ja) * | 1982-06-30 | 1984-01-12 | 株式会社村田製作所 | モ−ルド形電子部品 |
| DE68906290T2 (de) * | 1988-02-22 | 1993-09-23 | Victor Company Of Japan | Detektorsystem mit einem optischen rotierenden kodierer zur feststellung der verschiebung einer beweglichen vorrichtung. |
-
1980
- 1980-10-03 JP JP55138950A patent/JPS5950205B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63134606U (ja) * | 1987-02-27 | 1988-09-02 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5762507A (en) | 1982-04-15 |
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