JPS59502014A - 傷口や化膿菌の入つた皮膚の部分を洗滌および治療するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は傷口や化膿菌の入った皮膚の部分の洗滌および治療をするための装置に 関し、その開口部が治療をうける部分に向き合って該部分を覆っているカップ（ ＣＵＰ）形状の部材と、該カップ形状の部材の内部と管で連絡して通じている治 療用溶液用の容器と、該カップ形状の部材の容積の少なくとも大部分の部分を満 たし雪して治療をうける部分と治療用溶液の間の構成要素を交換するために該部 分に向き合った液表面を形成している治療用溶液とより成り、カップ形状の部材 の内部が大気の圧力よシも低い圧力を保つようにされていることを特徴とする傷 口や化膿菌の入った皮膚の部分の洗滌および治療全するための装置である。

本発明の背影 床ずれや下腿の潰瘍のような慢性の化膿菌が入った傷を治療するための従来の方 法は人手で洗滌して通常の塩基酸液を含ませた湿布が行はれており、そして若し 必要ならば回復の経過を促進するために酵素が使はれる。近年において、小さな 乾燥した空気を通すピーズよ構成るデブリサン（商標名）　（Ｄｅｂｒｉｓａｎ ）と呼ばれる新規な医療装置が限られた分野で使はれておシ、そして最も普通な 塩基湿布に較べて一層良好な吸収能カをもっていることが公表されている。傷口 を洗滌し。

治療をする装置も又提案されている。その提案においては、この開口部が患部に 当っているカップを傷口のあたりに適用しておシ、前記カップは入口の開口部と 出口の開口部があり、そして溶液はカップを貫流するようになっている。前記溶 液は抗生物質および回復の経過を良くする物質を含むことができる。患部からの 細菌および老廃物は洗滌液で洗い流し去られる。か＼る装置は独国公開公報第２ ．８０９．８２８号および米国特許明細書第２．２８０．９１５号に示されてい る。所期の結果を得るためには、しばしば長い治療期間を要するので大量の洗滌 液が消費される。このことはもし溶液が抗生物質、酵素調製品、ビタミン等のご とき物質を含んでいるときに特に非常に高価なものとなることを意味する。

本発明の目的および最も重要な特徴 本発明の目的は序説で述べた種類の装置を提供することでちって、か＼る装置は たとえ長い期間の間でも傷口や化膿菌の入った皮膚の部分を経済的に適切な方法 で治療することを可能とし％また傷口の回復を増進し、そして、ある場合には更 に下腿の潰瘍のごとき不完全な血液の循環を補液することができるのである。

このことは前記溶器とカップ形状の部材とが前記管を通って連絡され閉じた液体 の体系を形成し、それによって、カップ形状の部材の中に一様な低い圧力が生じ ているという事柄により達成されている。そして該一様な低い圧力はカップ形状 の部材と容器の間の高さの相違により制御されることができる。

図面の説明 本発明の２つの異る実施例を概略で示す第１図と第２図の添付図面について本発 明を更に説明する。

実施例の説明 第１図による装置は入口開口および出口開口を持つゴム、プラスチックまたはガ ラス製の吸引カップ１０より成っている。該入口開口には供給管１１が、該出口 開口には排出管１２がそれぞれ連結されている。排出管１２はポンプ１３と殺菌 用フィルター１４を通って治療液を含む壜１５の中に導き下げられている。ポン プ１３は好ましくはいわゆる駆動（ｐｅｒｉｓｔａＨｉｃ）ポンプでちる。吸引 力ツゾ１０の入口の開口に連結している管１１は壜１５から来ている。壜１５の 内部は空気管１６によって大気圧に保たれている。酸素もまた治療をうける傷口 の酸素処理を確実にするために管１７全通って溶液の中に泡立たされることがで きる。吸引カップ１０は治療をうける傷口地区あるいは化膿菌の入った皮膚の部 分を覆って適用される。溶液は液体々系を環流しており、そして吸引カップに圧 力を適用することによって、吸引カップ１０から漏出しないように防いでいる。

この圧力は外側に布を巻くか、あるいは周囲の大気の圧力よりもカップ１０の内 側の圧力を若干低い圧力にすることで作ることができる。この低い圧力を壜１５ と吸引カップ１０の間の位置の高さの違い即ち静水圧の相違により制御すること ができる。

吸引カップ１０内の低い圧力は吸引カップ１０がらの漏出を防ぐほかに切れ目に ある流体を傷口からにじみ出させ、そして血液の成分を傷口に輸送し易くシ。

微生物を一層容易に傷口から流し去らせ易くするということを行う。

吸引カップ１０は樫々な大きさで、種々な形で、そしてガラス、ゴムあるいはプ ラスチック等の種々な材料で作ることができる。吸引力ッゾ１ｏは、治療をされ るべき皮膚に向って開口部があり、そして溶液用の入口と出口の開口部がある。

皮膚に向っている開口部の大きさは数平方ミリメートルから数平方デシメートル まで変えることができる。溶液の容量は数ミリリットルから数リットルまで変え ることができる。

ポンプ１３と壜１５の間か、あるいは吸引カップ１゜とポンプ１３の間のい丁れ かにおがれることができる殺菌用フィルター１４はすべての細菌を取除くのに約 ０．２２ミクロンの孔をもっことができ、溶液の良好な洗滌を行うのに約０．６ ミクロンの孔を持つことができる。しかしながら、殺菌用フィルター１４は殆ん どの場合に必要でないので削除することができる。

治療用溶液の入っている壜１５は治療用啓液を一定温度に保っておくために恒温 的【制御されている水浴槽の中におかれることができる。

循環する溶液内の活性の構成要素は洗滌作用物や酸素やビタミンやアミノ酸およ びブドー糖を含んだ組織の栄養分の混合物、抗生物質や例えばコーチシンのよう な抗炎症材の如き種々な形式の薬品および壊死性組織や凝固物および唄の消化作 用のための酵素であることができる。

溶液は静脈注射あるいは皮膚の洗滌用に使用される形式のものであるととができ る。しかしながら１本目的のために新規に開発された溶液を使うと一層良好な結 果が得られることが可能である。

溶液の環流は一層多くの溶液を流すことを可能とし。

そして、それによって一層大量の栄養物、薬品等を治療される傷口に接触させる ことが可能となシ、また、もし殺菌用フィルター１４が使用されるならば溶液の 連続的殺菌をもたらすことが可能となる。該環流はまた溶液が終始傷口を覆って 流れ、そして傷口から老廃物を洗い去るので、傷口の効果的洗滌を行うことにな る。上記のごとく、傷口の連続的酸化処理は場内の治療用溶液の中に酸素を泡立 たせることにより容易に行い得る。

特に慢性の下腿潰瘍において本発明による装置は潰瘍部分における不充分な血液 の循環に対して補液が可能と考えられている。

もし、長期の期間に亘シ連続的治療が考えられるときは、フィルター１４と治療 用溶液は例えば壜１５と吸引カップ１０の間およびポンプ１３とフィルター１４ の間にバルブを用いてＴ型接続を設けることで交換を行うことができる。

第２図に示す実施例では、Ｉンプ１３がなくなっており、そしてカップ１０は管 １１を経て壜１５にのみ接続されている。該カップ１０の出口の開口は閉じるこ とができる。溶液は壜１５を一層高い位置に上げることにより管１１を通ってカ ップ１０の中に上ってゆくようになる。その場合カップ１０の出口の開口は開い ている。溶液が前記開口を通って流出しはじめるときに、この開口は閉止装置１ ８あるいは類似のものにより閉じられる。その後に壜１５はカップ１０より低い 位置に下げられる。それでカップ１０の内部は壜１５に対する高さの相違に対応 して負の圧力を持つようになる。対流に起因する幾分かの自然対流がカップ１０ 内に生じ、その場合に傷口と治療用溶液の間に構成要素の交換が行はれる。

実施に当っては、第１図による装置で治療の開始をし、そして治癒過程が推捗し たときに第２図による装置に交換するのが適当であろう。

本発明による装置を適用する最も重要な分野は、（１）床ずれや下腿潰瘍のよう な慢性で化膿菌の入った潰瘍の洗滌。

（２）下腿潰瘍の患者で脚部の動脈うつ血、あるいは静脈うつ血における血液循 環を補液し補体する。

（３）例えば脈管炎潰瘍について、制御された正しい方法にて抗生物質や抗炎物 質のような薬品の投薬。

（４）　ｍｆｆｊ５疹や泡疹一般および糸状菌病のような皮膚表面の化膿の治療 。

第１図による装置で臨床試験が行はれ、その結果は下記に示すとおりである。

臨床試験 患者は毎日約２時間発疹が治癒するまで治療をうけた。もし低い圧力に因る痛み が感じられたならば患者が治療を中止することを望んだとき治療は中止された。

患者の一人については治療の第１週で４５分後に治療は中止された。２者は大部 分が毎日２時間の治療に耐えることができた。慢性の動脈うつ血に因る下腿潰瘍 の２人の患者と、静脈うつ血に因る潰瘍の２人の患者と、糖尿病性潰瘍の１人の 患者および壊死性膿皮症の１人の患者が予備的臨床試験に参加した。動脈うつ血 の患者の１人は同時にではなく続けて行うやり方で治療をした２つの潰瘍金持っ ていた。

第１の場合：９３才の女性で、出産後静脈瘤性の病気にか＼り次いで少し重要の 血栓性静脈炎にか＼つた。

８０才の年になって以来彼女は周期的におころ下腿潰瘍にかかった。外用の循環 で治療が始まる数ケ月前に彼女は両脚にちる程度の潰瘍にかかった。揺動計測法 と心臓収縮期のくるぶしとつまさきの圧力は恐るべ肯壊死を示す値を示した。外 用の循環による治療は９遡゛間で完全な上皮層による被覆が行はれた。

第２の場合；７３才の男性は若い時に彼の左脚に３回も血栓性静脈炎を患った。

第１回の下腿潰瘍に１９６８年にかかった。そして以後後の左足金主として。

両足に再発している。１９８０年には彼は下腿潰瘍の原因となっている動脈と静 脈の複合うつ血症にかかつているとみられていた。彼は同年に彼の左脚における 不完全に孔の明いている静脈を手術した。

手術後外科的傷口は治癒しなかった。患者はまた同じ脚部にいくつかの他の潰瘍 が生じた。我々は最初に初期の３年経過した外科的傷口の治療で出発した。９週 間後にこの潰瘍が治癒したとき、我々は該外科的傷口の遠くにそして横の方にあ る他の傷口について治療をつづけた。治療の７週間後に傷口はその表面の８０％ を超えて上皮細胞層ができた。

第３の場合；６５才の女性で糖尿病と高血圧であった。彼女は１９４８年に左脚 部の前側に１つの小さな精神的外傷の潰瘍があつｆｃ＝その潰瘍は数回に亘り繰 返されたが、しかし、１９７８年以来障害を治癒させるのに再集手術を含む種々 な形式の治療にもか＼わらず治癒しなかった。１９８２年に第１左足証の祉圧が 動脈うつ皿を示す３０　ｗｍＨりであった。外用の循環の治療で８週間後に潰瘍 は治癒した。

第４の場合：５７オの少し高血圧の女性で１９５７年と１９７５年に左脚例血栓 性静脈炎にかかった。患者は外用の循環で治療が開始されたときは左のメデアル メレロラス（ｍｅ４ｉａ１ｍｅｌ　Ｉｅｏｌｕｓ）全体に学年に亘シ１．５　Ｘ 　２センチメートルの潰瘍があった。３週間の治療後に潰瘍は治癒し′ｆｃ。

第５の場合：６３才の男性で１９７６年以来支復性の下腿潰瘍を患っていた。彼 は動脈うっ血について何等の徴候もなかった。１９８２年の８月例後は彼の左脚 部の正中の側に１センチメートルの潰瘍ができた。

１９８３年２月彼は前にあったのに近く他の１センチメートルの潰瘍ができた。

両方の潰瘍は外用の循環で同時に治療された。そして３週間で両方は治癒した。

第６の場合；２７オの女性で１９７２年以来壊死性膿皮症を患っていた。潰瘍は 主として彼女の脚や腕に出てき友。最近の８ケ月の間彼女は終始潰瘍ができてお シゾレドマンロンを拒否した。彼女の新らしい潰瘍Ｈ１，５センチメートルを少 し超えるものであった。３週間の治療の後に潰瘍は治癒した。

結　論 低い圧力で栄養剤の溶液の外用の循環での毎日の治療は６人の患者の７つの潰瘍 を治癒するのに効果的であった。３人の動脈うつ血のない患者に対しては回復の 開会は動脈硬化症または真性糖尿病が原因の動脈うつ血のある患者に対するより も相当短かいものであった。

毎日の治療を中止したとき、治療カップの下には１つの浮腫があった。該浮腫は わづかな時間で消えた。

低い圧力が適用された後に１人の患者に痛みが記録された。治療の数週間後に痛 みは出なくなった。

２人の患者には治療の２時間後に循環する栄養素液体の中に蛋白の集合する傾向 が生じた。約０．５　ＴＲｔの血清アルブミンに相当する値が得られた。

糖尿病性の患者を含めて動脈うつ血の患者は・先づ上皮層がかぶさることで潰瘍 は治癒したそして後になって治療が停止され後に皮膚の欠陥は十分にふくらんで きた。かくてこの種の治療の条件の下においては上皮層がかぶさることは肉芽形 成を進めると考えられた。

勿論本発明は図示の実施例に限定されるものでなく請求の範囲に述べているもの である。

ＩＧ　１ ＩＧ　２ 補正書の写しく翻訳文ノ提出ｉｆ（特許法第１８４条の７第１項）昭和５９年７ 月１７日 特許庁長官　志賀　学　殿 １、％許出願の弄示 ＰＣＴ／ＢＫ　８３１００４３９ ２、発明の名称 傷口や化膿菌の入った皮膚の部分を洗滌および治療するための装置 ３、％許出願人 住所　スウェーデン国、ニス−４３６００・アスキム６トロレスブエゲン、２９ 氏名　スワンベック、グンナー ４、代理人 住　所　〒１０５　東京都港区西新橋１丁目１番１５号５、補正書の提出年月日 昭和５９年４月２４日 ６、添付薔類の目録 （１）補正書の写しく翻訳文）　１通 請求の範囲 １、　治療をうける部分を覆っているカップ形状の部材（１０）よシ成り、該治 療をうける部分に向いてその開口を有している装置で、前記部材は入口開口と出 口開口を有しており、前記装置は更に該カップ形状の部材を貫流しそして該部材 の容積の少なくとも大部分を満たすようにしておりそして治療をうける部分と治 療用溶液の間で構成要素の交換を行うために該治療をうける部分に向って液体の 表面を形成している治療用溶液用の容器（１５）よシ成り、そして、その際カッ プ形成の部材（１０）の内部は大気圧より低い圧力に保持されるようにしである 傷口や化膿菌の入った皮膚の部分を治療するための装置において、前記部材と前 記容器の間に閉じた流体体系が形成されるように前記管（１１，１２）を通って カップ形状の部材（１０）の入口と出口の両方の開口に連結されている前記容器 （１５）と前記治療用溶液を前記液体体系の中で環流するようにするために前記 出口開口と容器の間に備えられているポンプ（１３）とを特徴とする傷口や化膿 菌の入った皮膚の部分を洗滌および治療するための装置。

２　前記出口開口と容器（１５）の間に設けられている殺菌用フィルター（１４ ）を特徴とする請の範囲第１項に記載の傷口や化膿菌の入った皮膚の部分を治療 するための装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 Ｌ　治療をうける部分を覆っているカップ形状の部口を有している装置で、＃装 置は更に治療用溶液用の容器（１５）より成り、前記容器は管の連結部を経て該 カップ形状の部材の内部と通じておシ、そうするととで該治療用溶液はカップ形 状の部材の容積の少なくとも大部分を満たすようＫしており、そして治療をうけ る部分と治療用溶液の間で構成要素の交換を行うため該治療をうける部分に向っ て液体の表面を形成しており。 そして、その際にカップ形状の部材（１０）の内部は大気圧より低い圧力に保持 されるようにしである傷口や化膿菌の入った皮膚の部分を洗滌および治療をする ための装置に゛おいて、前記容器（１５）とカップ形状の部材（１０）は前記管 の連結部（１１，１２）を経て閉じた液体体系を形成し、それによってカップ形 状の部材の内部に一様な低い圧力を作り、そして該低い圧力はカップ形状の部材 と容器（１５）の間の高さの相違によって制御されることを特徴とする傷口や化 膿菌の入った皮膚の部分を洗滌および治療するための装置。 ２．１つの管の連結部（１１）は容器（１５）とカップ形状の部材にある１つの 入口開口との間て設けられ、そして第２の管の連結部（１２）はカップ形状の部 材にちる１つの出口開口と容器の間に設けられ、そして、１台のポンプが治療用 溶液をカップ形状の部材と容器の間を２ 循環するようにするために前記第２の管の連結部に備えられていることを特徴と する請求の範囲第１項に記載の傷口や化膿菌の入った皮膚の部分を洗滌および治 療するための装置。 ３、　殺菌用フィルター（１４）が前記出口開口と容器（１５）の間に備えられ ていることを特徴とする請求の範囲第２項に記載の傷口や化膿菌の入った皮膚の 部分を洗滌および治療する次めの装置。 ４　容器（１５）は管の連結部（１１）を経てカップ形状の部材（１０）に連結 されており、該カップ形状の部材は第２の開閉自在の開口を有し、装置を使用の 際には、管とカップ形状の部材の少なくとも大部分が治療用溶液で満たされてお り、そして前記第２の開口は閉じられており、そしてそれによって、カップ形状 の部材の中の低い圧力はカップ形状の部材と容器の間の高さの相違によって制御 されることができること全特徴とする請求の範囲第１項に記載の傷口や化膿菌の 入った皮膚の部分を洗滌および治療するための装置。