JPS59501616A - 分散液からの固形物の回収 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 分散液からの固形物の回収 技　術　分　野 本発明は、液体媒質中に固形物の微細粒子が分散する希薄分散液から固形物を回 収する方法に関するものである。

発　明　の　開　示 本発明は、液体媒質中に固形物の微細粒子が分散する希薄分散液から固形物を回 収するにあたり、粒子のフロキュレーションおよび／またはアグロメレーション を引き起こすことのできるアグロメレート化剤を上記分散液に添加し、アグロメ レー化剤と分散液とを混合し、殆ど全てのアグロメレート化剤が用いられるまで 微細粒子の７０キユレーシヨンおよび／またはアグロメレーションが生じ得るよ うにして形成された混合物をコンディショニングし、フロキュレート化更に／ま たはアグロメレート化した混合物をフロキュレート化更に／またはアグロメレー ト化した粒子を殆ど剪断することなく衡撃若しくは振動湾曲型篩（ｒａｐｐｅｄ 　ｏｒＶｉｂｒａｔｅｄ　５ｉｅＶｅ　ｂｅｎｄ）　ヘ通して、フロキュレート 化更に／またはアグロメレート化した粒子を上記湾曲型篩からオーバーフローと して回収することができ且つ液体媒質の少なくとも一部分を上記湾曲型篩からア ンダー７０−として回収することができるようにしたことを特徴とする分散液か らの固形物の回収方法に関するものである。

更に本発明は、液体媒質中に固形物の微細粒子が分散する希薄分散液から固形物 を回収するための装置において、分散のための手段と、分散液とフロキュレート 化剤および／またはアグロメレート化剤とを混合するための手段と、分散液の粒 子をフロキュレート化更に／またはアグロメレート化することのできるコンディ ショニング容器と、衝撃若しくは振動湾曲型篩とを備え、上記フロキュレート化 更に／またはアグロメレート化した分散液が上記湾曲型篩上を通過して網上流れ と網下流れとが生ずるようにしたことを特徴とする分散液からの固体の回収用装 置に関するものである。

従来、液体、一般には水中に極めて微細な粒子が分散する分散液からかかる粒子 を回収する場合には問題があった。これら粒子は自然沈降を促進すべくフロキュ レート化するか若しくは他の幾通りかの方法によって除去することが知られてい た。本発明はかかる粒子をフロキュレート化し、これらを衝撃若しくは振動湾曲 型篩上で除去しようとするものである。従来技術では、篩分は中に粒子に加わる 振動力のためにかかる湾曲型篩はフロックの破壊作用を有し、７０キユレート化 更に／またはアグロメレート化した粒子の回収に効果的ではなかった。しかし、 本発明者等は本発明の方法が多くの種類の微細粒子をこの分散液から回収するの に著しく効果的であることを見い出した。本発明の方法により有効に処理できる ことが分った分散液には豚飼養所の廃棄物および家畜の排水廃棄物の如き動物廃 棄物、下水、アスベストスラリおよび石炭スラリがある。

本発明の方法は、１０μまで、また若干の場合以にはこの寸法よりも小さな寸法 を有する粒子に有利に用いることができる。

適当なアグロメレート化剤の選択はアグロメレート化および／またはフロキュレ ート化される固体粒子によって左右されるが、当業者に既知のパラメータに従っ て選択を行なうことができる。高分子電解質を使用するのが好都合であるが、任 意既知のアグロメレート化剤若しくはフロキュレート化剤を使用することができ る。アグロメレート化剤を処理すべき分散液と完全に混合しなければならないが 、このことはポンプ直前の分散液流にアグロメレート化剤を注入することにより 達成するのが好都合である。ポンプの作用により生ずる乱流は、アグロメレート 化剤と分散液とを適当に混合するに一般に十分であることが見出された。しかし 、他の従来の混合手段を使用することもできる。

コンディショニングは、アグロメレート化剤を含む分散液流を分散流の流速が著 しく減ぜられるコンディショニング容器に通すことによって生ぜしめるのが好ま しい。低い流速の条件下で、フロックまたは集塊の形成が促進され、フロックま たは集塊の最・大寸法が達成される。コンディショニング処理を、殆ど全てのア グロメレート化剤がフロック形成に使われるまで行なうことは極めて重要なこと である。コンディショニングを十分な時間待なわない場合には、湾曲型篩の篩網 に目詰りを起こすフロックが篩網上に形成される危険がある。

本発明の１好適例においては、コンディショニング容器を緩和な過剰圧力下にお いて操作して、アグロメレート化剤の添加時に乱流を生ぜしめるために用いたポ ンプを、フロックおよび／または集塊を殆ど剪断することなく分散液をかかるコ ンディショニング容器を介して湾曲型篩に供給するのに使用できるようにする。

フロックおよび／または集塊の剪断若しくはその他の破壊は処理に対して有害で あることは明白である。従って、コンディショニング容器と湾曲型篩との間のポ ンプ圧を回避するのが好ましい。

本発明の他の好適例においては、７０キユレート化剤および／またはアグロメレ ート化剤を添加した分散液を、フロックまたは集塊に対して限られた剪断作用だ けしか有しないスクリュー型ポンプの如きポンプによってコンディショニング容 器から湾曲型篩にポンプ輸送する。本発明のこの例においては、フロキュレート 化剤および／またはアグロメレート化剤をコンディショニング容器内の分散液に 添加し、混合物をかい型かきまぜ機の如きかきまぜ機で緩徐にかきまぜるのが好 ましい。

本発明の１例においては、分散液を水ひ装置を経て上層流として湾曲型篩に供給 し、分散液の殆ど均一な流が湾曲篩の幅全体に亘って生ずるようにするのが好ま しい。

本発明の他の１例においては、分散液をオーストラリア特許第８０，８５９／８ ２号明細書に開示されている如き流れ分配装置を介して湾曲型篩に供給すること ができる。

本発明の方法には任意衝撃若しくは振動湾曲型篩を使用することができるが、オ ーストラリア特許第９０７９２／８２号明細書において製造された湾曲型篩を使 用するのが極めて好ましい。この明細書には、篩網がその縁部だけで周囲フレー ムに結合された湾曲型篩が開示されている。これは加えた衝撃力若しくは振動力 の下において篩網を一層自由に振動させることができる。篩網のこの自由振動は 如何なる所定の環境下においても篩網の目詰りの発生を著しく低下させる。

篩デツキ上における篩網のスロット幅は好ましくは４ｍｍ〜５０μ、更に好まし くは３００μ〜７５μである。尚、正確な寸法は処理中に形成される個々のフロ ックおよび集塊に合わせて選定する。

本発明の方法は、下水または動物の廃水を処理する場合に特に有益である。これ ら材料は処理するために輸送しなければならず、また固形分１〜２重量％を有す る形態で得られるのが一般的である。かかる固形分においてはこれら材料の輸送 費が高い。本発明の方法を用いることにより、この固形分を１０〜１５％まで高 めることができる。アンダーフローとして得られた水は、これを生態学的に悪影 響を及ぼすことなく通常の排水溝に直接供給できるに十分な程低い化学的および 生物的酸素要求量を有することが分った。

また、本発明の方法を無機質のスライムを回収するためにも使用すことができる 。この場合、分散相において親水性粒子は水中でそのままとし疎水性粒子を選択 的にアグロメレート化するアグロメレート化剤、例えば油または高分子電解質を 使用することによりアグロメレーションを生ぜしめることができる。本方法にお いては分散液から固体を回収するだけでなく、鉱水（ｍｉｎｅｒａｌｓ）のコン ディショニングもある。

図面の簡単な説明 添付図面は本発明の方法を実施するための１例好適装置であり、これを実施例に 基づき説明する。

本発明を実施する最良の形態 装置１０は豚飼養所からの排水の固形分濃度用に設計されている。現代的な豚飼 養所の管理においては、豚は尿およびふん便が床の下の処理溝に落ちるように床 払の格子を備えた建物に維持されている。豚飼養所を清浄にするためには水を使 用し、処理溝に沿って排水を洗い流す。タンク１１は装置１０における排水を受 け入れる。タンク１１からの流れを弁１２で制御し、パイプ１３を介してコンデ ィショニング容器１４に流す。

フロキュレート化剤供給タンク１５を装Ｎ１０に設ける。

７０キユレート化剤をポンプ１６により夫々ライン１７゜１８および弁１９．２ １を介してパイプ１３とコンディショニング容器１４にポンプ輸送する。

緩徐に可動するかい型かきまぜｌｌＩ２２をコンディショニング容器１４内に設 ける。このかきまぜ機２２を容器１４の頂部に取り付けた電動機２３により駆動 軸２４を介して駆動させる。

低剪断のスクリュー型ポンプ２５により、フロキュレート化した分散液をコンデ ィショニング容器からパイプ２６を介して衝撃湾曲型篩２γにポンプ輸送する。

この湾曲型篩２１は、フロキュレート化した分散液をこの篩２７の篩網２９の幅 全体に亘り均等に広げる配流器２８を有する。

篩網２９を周囲フレーム（図示せず）上に取り付けて、この篩網２９がフレーム に対し自由に振動し屈曲できるようにする。この篩網２９は、この−個所の縁部 に俗って堅固にフレームに結合し、また弾性付属品を介してこの他の縁部に俗っ てフレームに結合する。篩網２９の下部に衝撃棒を設け、また手段３１を設けて 篩網２９に振動を生ぜしめる。篩網２９を通過してホッパー３２に入る網下物を パイプ３３を介して放出する。網上物は篩網２９の下端部から取り出しパイプ３ ４に供給する。

使用に際し、排水をタンク１１から下方パイプ１３に流す。フロキュレート化剤 をタンク１５からパイプ１３にポンプ輸送して排水の流れと混合する。次いでこ の混合流をコンディショニング容器１４に流し込み、ここで緩徐なかきまぜを行 ない排水と７０キユレート化剤との混合を完全ならしめる。所要に応じて、更に ７０キユレート化剤をライン１８を介してコンディショニング容器１４に添加す ることができる。次いで、コンディショニングされ且つフロキュレート化された 材料をポンプ２５により配流器２８ヘポンプ輸送し、ここで該材料を円筒状の流 れから、湾曲型篩２７上を均一に流れる平坦な流れに転換する。湾曲型篩２１の 篩網２９は、分散液を網上流れと網下流れとに分ける。網上流れはその殆どが排 水の７０キユレート化した粒子と水部分とから成り、一方網下流れはその大部分 が水と、溶解した有機および無機物質と、極僅かではあるが固形物とから成る。

上記装置を用いて豚飼養所からの排水を商標登録ｒＰＲＡＥｓＴＯＬＪの高陽イ オン性フＯキュレート化剤で処理した。得られた結果を次に示す。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．　液体媒質中に固形物の微細粒子が分散する希薄分散液から固形物を回収す るにあたり、粒子のフロキュレーションおよび／またはアグロメレーションを引 き起こすことのできるアグロメレート化剤を上記分散液に添加し、アグロメレー ト化剤と分散液とを混合し、殆ど全てのアグロメレート化剤が用いられるまで微 細粒子のフロキュレーションおよび／またはアグロメレーションが生じ得るよう にして形成された混合物をコンディショニングし、フロキュレート化更に／また はアグロメレート化した混合物をフロキュレート化更に／またはアグロメレート 化した粒子を殆ど剪断することなく衝撃若しくは振動湾曲型篩へ通して、フロキ ュレート化更に／またはアグロメレート化した粒子を上記湾曲型篩からオーバー フローとして回収することができ且つ液体媒質の少なくとも一部分を上記湾曲型 篩からアンダーフローとしで回収することができるようにしたことを特徴とする 分散液からの固形物の回収方法。 ２、　液体媒質を、豚飼養からの廃棄物、家畜の排水廃棄物、下水、アスベスト スラリおよび石炭スラリから成る群から選ぶ請求の範囲第１項記載の方法。 ３、　アグロメレート化剤が高分子電解質である特許請求の範囲第１または２項 記載の方法。 ４、　アグロメレート化剤を含む分散液の流れをコンディショニング容器に通し 、ここで分散液の流速をこれを該コンディショニング容器に入れる直前の流速よ りも著しく減することにより混合物のコンディショニングを行なう請求の範囲第 １〜３項のいずれか一つの項記載の方法。 ５、　湾曲型篩が２００μ〜７５μの幅の開口を有する篩網を備える請求の範囲 第１項記載の方法。 ６、　液体媒質中に固形物の微細粒子が分散する希薄分散液から固形物を回収す るための装置において、分散のための手段と、分散液とフロキュレート化剤およ び／またはアグロメレート化剤とを混合するための手段と、分散液の粒子を７０ キユレート化更に／またはアグロメレート化することができるコンディショニン グ容器と、衝撃若しくは振動湾曲型篩とを備え、上記フロキュレート化更に／ま たはアグロメレート化した分散液が上記湾曲型篩上を通過して網上流れと網下流 れとを生ずるようにしたことを特徴とする分散液からの固形物の回収用装置。 ７．　湾曲型篩が２００μ〜７５μの幅の開口を有する篩網を備えた請求の範囲 第６項記載の装置。 ８、　かきまぜ手段を、分散液とフロキュレート化剤および／またはアグロメレ ート化剤とを緩徐に混合するためにコディショニング容器内に設けた請求の範囲 第６項記載の装置。 ９、　添付図面に関して実質的に上述した如き、液体媒質中に固形物の微細粒子 が分散する希薄分散液からの固形物の回収方法。 １０、添付図面に関して実質的に上述した如き、液体媒質中に固形物の微細粒子 が分散する希薄分散液からの固形物の回収用装置。