JP2000263039A - 微粒子懸濁液体及び汚濁水処理方法 - Google Patents

微粒子懸濁液体及び汚濁水処理方法

Info

Publication number
JP2000263039A
JP2000263039A JP11125399A JP11125399A JP2000263039A JP 2000263039 A JP2000263039 A JP 2000263039A JP 11125399 A JP11125399 A JP 11125399A JP 11125399 A JP11125399 A JP 11125399A JP 2000263039 A JP2000263039 A JP 2000263039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fine particle
activated carbon
water
particle suspension
dirty water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11125399A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Hatano
倫 波多野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Solid Co Ltd
Original Assignee
Nihon Solid Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Solid Co Ltd filed Critical Nihon Solid Co Ltd
Priority to JP11125399A priority Critical patent/JP2000263039A/ja
Publication of JP2000263039A publication Critical patent/JP2000263039A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Disintegrating Or Milling (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、活性炭粒子の持つ本来の効果をあげ
ることを目的とした汚濁水処理方法であり、既設施設に
特殊な装置等を加設する必要がない等、取り込みが容易
で、多点注入を行なうことにより、さらに効率のよい除
濁と活性炭の有効利用を目的とする。 【構成】活性炭を超音波にて平均粒子径10ミクロン乃
至20ミクロン以下に破砕し、水等の液体により5%乃
至30%程度に希釈、混合攪拌し生成してなる微粒子懸
濁液であり、さらには本微粒子懸濁液を汚濁水処理工程
において、少なくとも1箇所以上で用いることを特徴と
した汚濁水処理方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水処理などに利用
される活性炭の新しい使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、活性炭を使用する場合、粉体や粉
塵の飛散等作業性が悪く、粉体のままやあらかじめ液体
で濡らした程度のものでは、水濡れが悪くママコになり
易く、接触効果が低いまま流下して、本来の効果をあげ
ることができないことが多い。その結果、大量の活性炭
を利用している現状である。さらに配管などに沈澱して
しまい、詰まり等によるブリッジ現象も生起し易く、問
題となっている。また、槽内沈降を防止する目的での機
械による攪拌には、破砕効力はなく、改善が望まれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、活性炭を
より効果的、かつ容易に利用できる方法について種々検
討を重ねてきた結果、本発明を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、活性
炭を超音波により平均粒子径10ミクロン乃至20ミク
ロン以下に、液体中で破砕し、水等の液体により5%乃
至30%程度に希釈、混合攪拌し生成してなる微粒子懸
濁液であり、さらには本微粒子懸濁液を汚濁水処理工程
において、少なくとも1箇所以上で用いることを特徴と
した汚濁水処理方法であり、これにより活性炭粒子の持
つ本来の効果をあげることを可能としたものである。
【0005】次に本発明を図面を参照しながら説明する
が、本発明は以下の説明に限定されるものではない。
【0006】図1は、本発明における微粒子懸濁液製造
工程及び、本微粒子懸濁液を、既設浄水処理施設に利用
した場合の一例を示した断面図である。活性炭1は希釈
水2と共に溶解漕3で攪拌され、その後、多段に設けら
れたサイクロン等の遠心分離装置4により活性炭を分級
し、所望する粒度より小さい物はそのまま貯溜漕5に送
られる。一方、粒度の大きい活性炭は、アンダーブロー
部6に溜り、スラリーポンプ7等で超音波破砕処理漕8
で超音波発生装置9で液体中の活性炭を水中破砕し、連
続、または回分(バッチ操作)で処理し、溶解漕3へ戻
し、同様の処理を行なう。以降、遠心分離により分級
し、粒度の大きい物はさらに超音波により破砕し処理を
繰り返してゆき、最終的には貯溜槽5へ溜まることとな
る。
【0007】さらに貯溜槽5に集められた微粒子懸濁液
10はローリー車11等で既設浄水処理施設12に持ち
込まれる。この際、微粒子懸濁液10は、液体濃度の濃
い、高濃度微粒子懸濁液として運搬すると効率がよい。
既設浄水処理施設12内で、微粒子懸濁液10は、混合
攪拌機13により混合攪拌後、希釈槽14で5%乃至3
0%程度に希釈され、原水15と共に反応槽16で活性
炭反応を起こし、沈澱槽17で凝集剤18や水流傾斜板
19等を利用し、付着物および活性炭の沈澱を行ない、
清澄水を放出する。
【0008】本発明における微粒子懸濁液を用いた汚濁
水処理方法においては、その処理工程において、1箇所
で微粒子懸濁液を注入するだけでなく、図1に示すよう
に複数箇所での注入を行なうことにより、各過程ごとに
処理したい汚濁を、効率よく除濁することができる。例
えば、微粒子懸濁液を、汚濁処理工程の初期に注入して
比較的除濁の容易な汚濁を処理し、その後濁水の浄化状
況により、工程の他の箇所で注入してゆくことで、一度
の注入では除濁出来なかった汚濁を、工程を経るごとに
徐々に除濁でき、活性炭の効率のよい利用が可能とな
る。
【0009】本発明における微粒子懸濁液の濃度は、1
0%程度が一般的と考えられるが、状況に応じ、5%乃
至30%程度の濃度に適宜調整すればよい。
【0010】本発明は、超音波発生装置を用いて粉砕す
ることにより、活性炭が装置内で振動により、総計の表
面積が大きくなり、且つその表面に付着する気泡の追い
出し(剥離分離)も早く行われるために効果効率が大幅
に上がる。また微細破砕により液体中での浮遊性に優
れ、沈降がおそくなるため、液体との接触時間が長く、
少量の活性炭で本来の目的を達成することができる。
【0011】また、本発明における微粒子懸濁液は、微
細な活性炭が希釈水に攪拌混合されているため、取り扱
いが容易で、既設浄水処理施設にも容易に取り込みが可
能であり、万一経時と共に、微粒子懸濁液内で活性炭が
沈澱しても、各浄水処理施設が付設している混合機を利
用し攪拌すればよい。
【0012】原水中の多岐にわたる微細新汚染物質であ
る、ダイオキシンや重金属、環境ホルモン等、近来問題
となっている有害物質を、旧来の既設設備で対応、処理
することは困難であり、本発明によって、活性炭による
多様な効果を長時間接触させることにより、高度化処理
が可能となるものである。
【0013】
【発明の効果】以上、本発明における、微粒子懸濁液を
用いることで、活性炭の効果効率が上がるのみならず、
既設施設に特殊な装置等を加設する必要がない等、取り
込みが容易で、多点注入を行なうことにより、効率のよ
い除濁と活性炭の有効利用が可能となり、活性炭粒子の
持つ本来の効果をあげることを目的とした汚濁水処理方
法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における微粒子懸濁液の製造工程及び、
本微粒子懸濁液を既設浄水処理施設に利用した場合の断
面図。
【符号の説明】
1.活性炭 2.希釈水 3.溶解漕 4.遠心分離装置 5.貯溜漕 6.アンダーブロー部 7.スラリーポンプ 8.超音波処理漕 9.超音波発生装置 10.微粒子懸濁液 11.ローリー車 12.既設浄水処理施設 13.混合攪拌機 14.希釈槽 15.原水 16.反応槽 17.沈殿槽 18.凝集剤 19.水流傾斜板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】活性炭を超音波により平均粒子径10ミク
    ロン乃至20ミクロン以下に液体中で破砕し、水等の液
    体と混合攪拌し生成してなる、微粒子懸濁液。
  2. 【請求項2】請求項1記載の微粒子懸濁液を、汚濁水処
    理工程において、少なくとも1箇所以上で用いることを
    特徴とした汚濁水処理方法。
JP11125399A 1999-03-16 1999-03-16 微粒子懸濁液体及び汚濁水処理方法 Pending JP2000263039A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11125399A JP2000263039A (ja) 1999-03-16 1999-03-16 微粒子懸濁液体及び汚濁水処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11125399A JP2000263039A (ja) 1999-03-16 1999-03-16 微粒子懸濁液体及び汚濁水処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000263039A true JP2000263039A (ja) 2000-09-26

Family

ID=14556506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11125399A Pending JP2000263039A (ja) 1999-03-16 1999-03-16 微粒子懸濁液体及び汚濁水処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000263039A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004063097A1 (ja) * 2003-01-16 2004-07-29 Ngk Insulators, Ltd. 浄水処理における活性炭の添加方法及び浄水処理方法
WO2018163620A1 (ja) * 2017-03-07 2018-09-13 メタウォーター株式会社 活性炭スラリーの供給方法
WO2018191028A1 (en) * 2017-04-10 2018-10-18 3M Innovative Properties Company Powder deagglomerator and method of deagglomerating a powder
JP6491373B1 (ja) * 2018-02-16 2019-03-27 メタウォーター株式会社 吸着剤による水処理装置及び水処理方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004063097A1 (ja) * 2003-01-16 2004-07-29 Ngk Insulators, Ltd. 浄水処理における活性炭の添加方法及び浄水処理方法
US7276167B2 (en) 2003-01-16 2007-10-02 Ngk Insulators, Ltd. Method of adding activated carbon in water purification and method of water purification
KR100798717B1 (ko) * 2003-01-16 2008-01-28 니뽄 가이시 가부시키가이샤 정수 처리에 있어서의 활성탄 첨가 방법 및 정수 처리 방법
WO2018163620A1 (ja) * 2017-03-07 2018-09-13 メタウォーター株式会社 活性炭スラリーの供給方法
JPWO2018163620A1 (ja) * 2017-03-07 2020-01-09 メタウォーター株式会社 活性炭スラリーの供給方法
JP7053567B2 (ja) 2017-03-07 2022-04-12 メタウォーター株式会社 活性炭スラリーの供給方法
WO2018191028A1 (en) * 2017-04-10 2018-10-18 3M Innovative Properties Company Powder deagglomerator and method of deagglomerating a powder
CN110545936A (zh) * 2017-04-10 2019-12-06 3M创新有限公司 粉末解聚器和解聚粉末的方法
US11278956B2 (en) 2017-04-10 2022-03-22 3M Innovative Properties Company Powder deagglomerator and method of deagglomerating a powder
JP6491373B1 (ja) * 2018-02-16 2019-03-27 メタウォーター株式会社 吸着剤による水処理装置及び水処理方法
JP2019141753A (ja) * 2018-02-16 2019-08-29 メタウォーター株式会社 吸着剤による水処理装置及び水処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100526993B1 (ko) 유류 및 중금속 오염 토양의 세척방법
EP1330414B1 (en) Method for treatment of water and wastewater
JPWO2008020507A1 (ja) 研磨剤スラリー廃液からの研磨剤回収方法及び装置
TW201114496A (en) Floatation device and method and method of making products resulted therefrom
US6197190B1 (en) Tapered flocculation water treatment
KR101393028B1 (ko) 플라즈마 수중방전을 이용한 수처리 장치
JP2005081247A (ja) 汚染土壌の浄化装置
JP2009165964A (ja) 汚泥の脱水処理方法及びその脱水処理システム
KR100460629B1 (ko) 토양세척기 및 이를 이용한 토양세척장치
CN210419614U (zh) 一种加磁介质的高效污水沉降系统
EP2307318B1 (fr) Procede de traitement d'un liquide par flottation induite par des particules flottantes
JP2002153887A (ja) 水処理方法及び同方法を用いる水処理装置
JPS6044085A (ja) 汚泥の濃縮方法
JP2000263039A (ja) 微粒子懸濁液体及び汚濁水処理方法
JP2010046595A (ja) 汚染土壌の微生物分級浄化方法及び汚染土壌の微生物分級浄化装置
JP2004275884A (ja) 排水処理方法、排水処理装置及び処理システム
KR101270065B1 (ko) 중금속 오염토양 세척방법
CN210419615U (zh) 一种磁粉污泥分离结构及污水沉降系统
JP4401251B2 (ja) 一般ごみ焼却場排水の処理方法
JP2004261795A (ja) 土壌中の非揮発性汚染物質の除去方法
JP6410349B2 (ja) 混合灰の脱塩・セメント原料化方法及び装置
JP3185925B2 (ja) 焼酎蒸留粕中の固形分の凝集促進方法及び凝集促進剤
JPS59139910A (ja) 磁気分離処理方法
JP2011136872A (ja) 人工骨材製造システム、攪拌装置及び濾過装置
JP2000157964A (ja) 汚染土壌の浄化方法