JPS59500452A - 血管代用物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、円周方向ひだを備えている織物材料で作られた多孔性チューブを有す る形式の、人間又は動物の体内の代用血管として作用するべく意図された血管代 用物に係る。

血管代用物を人間又は動物の体内の所定位置に配置させる際、その血管代用物即 ち移植組織片がねじられないようにすることが極めて望ましい。この目的で、対 照をなす色彩の少なくとも１本の線を移植組織片に備えせしめ、その移植組織片 に生せしめられたねじれを容易（Ｃ明らかならしめることは知られて−る。しか しながら、移植組織片の装着に関しては別の考慮も払う必要がある。即ち、移植 組織片がそれの応力解除状態から軸線方向に伸長せしめられる量即ち距離を、所 定の制限内だ保たねばならないということである。移植組織片が充分に伸長され ていない場合、ひだによって血液の流れが妨げられ、移植組織片を通って流れる 血液の流れに対する゛抵抗が高められてしまう。移植組織片が余υにも伸長され 過ぎていると、移植組織片の壁に組織が形成される前に、移植組織片と宿主組織 （ｈｏｓｔ　ｔｉｓｓｕｅ　）との間の接合部の所で出血の危険か生ずる点まで 孔が伸長せしめられてしまい、あるいは、移植組織片自体に作用している過渡の 引張作用の結果として過渡に伸長せしめられるがため＋Ｃ，上記接合部での縫合 が宿主組織から引き裂かれてしまう。

本発明の目的は、移植組織片が真直ぐになっているかどうか、また、正しい量の 伸長がなされているかどうかを、その移植組織片を移植している外科医に示すよ うにされた、その移植組織片に備えられた指示装置を提供することである。

本発明による血管代用物は、織物材料でなるひだ付きチューブを有しており、そ のチューブのひだには成るパターンをなして軸線方向に互いに分離して配置され た一連の標示体が備えられており、血管代用物が所定の正しい伸長度までほぼ伸 長せしめられて各ひだの両側部間の角度が増大せしめられる際に、血管代用物に 沿った標示体の観察されるパターンが変って、正しい伸長度が達成されたことを 示す信号を提供するべく標示体の配置が定められていることを特徴とするもので ある。

１つの構造形態においては、ひたの冬山及び／又は各谷に短い軸線方向の線が備 えられておシ、血管代用物が所定の適正範囲まで伸長された時、個々の線が互い に整合状態にあると共に隣り合った線間に間隙が表われ、その間隙の投影長さが 各線の長さに対し、観察者に容易に識別可能な比率となるよう軸線方向の線は配 置されている。好ましくは、その比率は等しい比率であり、換言すれば、間隙の 長さは個々の線の長さと同じように見えるようになっており、こうして、血管代 用物の一端から他端まで、線の長さと間隙の長さとが総て等しい鎖線が提供され るようになっている。

あるいは、互いＣて離隔された円周方向の線でもって血管代用物に標示体を備え せしめてもよく、それら円周方向の線は血管代用物の表面に沿った短い円弧を形 成しており、血管代用物が所望の量たけ伸長された際（４−１その代用物の片側 から見た時の円弧が互いに所定の関係をなして、好ましくは互いに等距離をなし て離隔せしめられるように、円周方向の線の軸線方向位置及び間隔は定められて いる。

血管代用物が応力解除状態にある時、近接して離隔サレタ線の群をなす状態に円 弧が見え、また、血管代用物が所望の範囲まで伸長された時、総ての円弧間の間 隙の半径方向投影長さが観察者に等しくなって見えるように円弧は位置決めされ ている。

更に別の形態においては、標示体は幾何学的形状の形をしており、該幾何学的形 状は、血管代用物が応力解除状態にある時、成る形態をしており、血管代用物が 伸長された時、別の容易に識別可能な幾何学的形状に変わるようになっている。

例えば、血管代用物が伸長されていない時菱形又は楕円形に見え、血管代用物が 所望の範囲まで伸長された時、夫々正方形又は円形（（見える標示体かその血管 代用物に備えられていてもよい。

本発明の具体的実施例は添付図面に示されており、図面中箱１図は、応力解除状 態にある血管代用物の側面図で、個々の軸線方向の線がその代用物だどのような 態様で付与されているかを示している図であり、第２図は、ひだを見下ろした時 に、伸長されていない状態の代用物シて付与されている標示体がどのように見え るかを示している図であり、第３図は、第１図及び第２図に示された代用物が所 望量まで伸長された時に、標示体がどのように見えるかを示している図である。

第４図は、円周方向に向けられている円弧の形をした別の形態の標示体が備えら れている代用物を示している図であり、第５図は伸長されていない状態で見た時 に第４図の代用物がどのように見えるかを示している図であり、第６図は、第４ 図及び第５図の代用物が所望の量まで伸長された状態に達した時に標示体が等間 隔をなすことを明瞭に示している図である。第７図は斜めに配置された正方形の 線の形をした別の形態の標示体を備えている代用物を示している図であシ、第８ 図はひだを見下ろした時に、伸長されていない状態にある代用物がどのように見 えるかを示している図であり、第９図は所望の量まで伸長された状態にある第７ 図及び第８図の代用物を示している図である。

図面において、１はひだ２を備えた血管代用物を示している。第１図、第２図及 び第６図に２いて、符号３は代用物を構成しているチューブに標示された軸線５ 方向に配向されている線を示しており、第４図、第５図及び第６図において、符 号４は代用物を構成しているチューブに標示された円弧状の線を示している。第 ７図、第８図及び第９図において、符号５は代用物を構成しているチューブて標 示された正方形を示している。

まず、嬉１図、第２図及び第３図の構造に関して説明すると、第２図（ＩＣ示さ れているごとく、代用物に標示きれた線（はほとんど連続した線のごとく見え、 隣り合った線間の間隙はその線自身の長さよりもかなシ短い最小の長はを有して いる。代用物が移植組織片として用いるのに最も望ましい範囲まで伸長されると 、各ひたの側部間の角度は増加せしめられ、それにより、各線又は各間隙の半径 方向に投影された長さは、観察者が見た時、個々の線及び間隙か互いに等しい長 さの、代４＄１の長手方向に沿った鎖線に見えるよう変化せしめられる。

第４図、第５図及び第６図の構造においては、第５図に示されているごとく、代 用物が伸長されていない状態にある時、線は間隔が不規則な複数の群に見える。

代用物が移植組織片として用いるべく所望の範囲まで伸長されると、隣り合った 線間の投影距離は、それら線を想持している表面の角度が変わるために変化せし められ、それら線は軸線方向に総て等間隔をなして離隔された状態に見える。

第７図、第８図及び第９図の構造においては、第７図Ｑて見られるごとく、代用 物が伸長されていない状態にある時、正方形は横方向に配向された菱形形状とし て見える。代用物が所望の範囲まで伸長されると、その菱形形状は正方形又はほ ぼ正方形として見える。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　織物材料でなるひだ付きチューブ（１）を有している血管代用物において 、該チューブのひだ（２）には成るパターンをなして軸線方向に互いに分離して 配置された一連の標示体（３又は４又は５）が備えられており、前記血管代用物 が所定の正しい伸長度までほぼ伸長されて各ひだの両側部間の角度が増加せしめ られる際、該血管代用物に沿った標示体の観察されるパターンが変って、正しい 伸長度が達成されたことを示す信号を提供するように前記標示体の配置が定めら れでいることを特徴とする血管代用物。 ２、請求の範囲第１項記載の血管代用物において、各ひだの冬山及び／又は各谷 には短い軸線方向の線（３）が備えられておシ、前記血管代用物が所定の適正な 範囲まで伸長される際、個々の前記線は互いに整合状態であると共に隣り合った 線間には間隙が表われ、その間隙の投影長さくグ各線の長さに対し、観察者が容 易に識別できるような比率のものであることを特徴とする血管代用物。 ろ　請求の範囲第１項記載の血管代用物において、前記ひだ（２）には互いに離 隔された円周方向の線（４）が標示されており、これら円周方向の線の各々は前 記血管代用物の表面に沿った短い円弧を形成しており、前記血管代用物が所望の 量だけ伸長される際、該血管代用物の片側から見た時の前記円弧が互いに所定の 関係をなして離隔されるように前記線の軸線方向位置及び間隔が定められている ことを特徴とする血管代用物。 ４、請求の範囲第１項記載の血管代用物において、前記標示体は幾何学的形状の 形をなしており、前記血管代用物が応力解除状態にある時、前記幾何学的形状は 成る形態をしており、前記血管代用物が伸長される際、前記幾何学的形状は容易 に識別可能な別の幾何学的形状に変化せしめられることを特徴とする血管代用物 。 ５、請求の範囲第４項記載の血管代用物において、該血管代用物が伸長されてい ない時、前記標示体は菱形（５）として見え、また、前記血管代用物が所望の範 囲まで伸長された時、前記標示体は正方形として見えるこ゛とを特徴とする血管 代用物。