JPS5949921A - ポリプロピレンの押出被覆方法 - Google Patents
ポリプロピレンの押出被覆方法Info
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- JPS5949921A JPS5949921A JP57160883A JP16088382A JPS5949921A JP S5949921 A JPS5949921 A JP S5949921A JP 57160883 A JP57160883 A JP 57160883A JP 16088382 A JP16088382 A JP 16088382A JP S5949921 A JPS5949921 A JP S5949921A
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- mfi
- polypropylene
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- C09D123/00—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D123/02—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Coating compositions based on derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C09D123/10—Homopolymers or copolymers of propene
- C09D123/12—Polypropene
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、フィルム、シート、紙−1金属薄膜等の膜状
基材表面に結晶性ぎりプロピレンを主とする組成物を押
出被覆加工を行う方法に関する。さうVc詳細には、M
P’lが15〜50g/10分の結晶性ポリプロピレン
、低密度ポリエチレン゛および無定形エチレン−α−オ
レフィン共重合体からなる組成物を用い、該組成物の押
出被覆加工前のMFIが15〜509/In分で、押出
被覆加工後の1V4F4の差が89/10分以下となる
ようにすることにより、加工性および製品物性を改良す
るポリプロピレンの押出被覆方法に関する。
基材表面に結晶性ぎりプロピレンを主とする組成物を押
出被覆加工を行う方法に関する。さうVc詳細には、M
P’lが15〜50g/10分の結晶性ポリプロピレン
、低密度ポリエチレン゛および無定形エチレン−α−オ
レフィン共重合体からなる組成物を用い、該組成物の押
出被覆加工前のMFIが15〜509/In分で、押出
被覆加工後の1V4F4の差が89/10分以下となる
ようにすることにより、加工性および製品物性を改良す
るポリプロピレンの押出被覆方法に関する。
従来から押出被覆加工は、フィルム、シート、紙、クロ
ス、薄膜金属等の薄膜基材に防湿性、耐油性、耐摩耗性
、ガスバリヤ−性、ヒートシール性等の特性を付与する
方法として行われている。例えば、押出機で加熱溶融混
練された樹脂をダイスよりフィルム状に押出し、押出さ
れたフィルムが冷却固化する前に走行する薄膜基材に接
触させ、その後直ちにニップロールで圧着して、冷却後
巻取るもので、一般に押出コーティングまたけ押出ラミ
ネート法という名称で広く利用されている。この方法に
おいて使用される樹脂は、低密度ぎりエチレン、中密度
ポリエチレン、エチレン−耐酸ビニル共重合体またはポ
リプロピレン等のポリオレフィンが一般的であるが、加
工性に優れる点から低密度+ IJ エチレンが主とし
て使用されている。
ス、薄膜金属等の薄膜基材に防湿性、耐油性、耐摩耗性
、ガスバリヤ−性、ヒートシール性等の特性を付与する
方法として行われている。例えば、押出機で加熱溶融混
練された樹脂をダイスよりフィルム状に押出し、押出さ
れたフィルムが冷却固化する前に走行する薄膜基材に接
触させ、その後直ちにニップロールで圧着して、冷却後
巻取るもので、一般に押出コーティングまたけ押出ラミ
ネート法という名称で広く利用されている。この方法に
おいて使用される樹脂は、低密度ぎりエチレン、中密度
ポリエチレン、エチレン−耐酸ビニル共重合体またはポ
リプロピレン等のポリオレフィンが一般的であるが、加
工性に優れる点から低密度+ IJ エチレンが主とし
て使用されている。
一方、ポリプロピレンけ、防湿性、耐油性、ガスバリヤ
−性、耐熱性、透明性、腰の強さ等が低密度ポリエチレ
ンよりも優れているにもがかわらず、当分膜でこれまで
あまり使用されなかった。この理由は、ポリプロピレン
を押出−覆加工すると低密度ポリエチレンに比4(Qシ
てネックインが大きく、また高速加工した際にサージン
グ現象(被覆樹脂の引取方向に発生する規則的な厚み変
動)が発生し、高速加工性が劣るなどの問題点かを)つ
た。
−性、耐熱性、透明性、腰の強さ等が低密度ポリエチレ
ンよりも優れているにもがかわらず、当分膜でこれまで
あまり使用されなかった。この理由は、ポリプロピレン
を押出−覆加工すると低密度ポリエチレンに比4(Qシ
てネックインが大きく、また高速加工した際にサージン
グ現象(被覆樹脂の引取方向に発生する規則的な厚み変
動)が発生し、高速加工性が劣るなどの問題点かを)つ
た。
しかして、このポリプロピレンの押出波W IJn工性
を改良する方法として各種の提案がなされている。例え
ば、特公昭47−50614号公報にけポリプロピレン
に押出加工性の良好な低密度ポリエチレンを添加する方
法、特公昭52−24555号公報にはポリプロピレン
に低密gHホ+)エチレンと無定形のエチレン−α−オ
レフィン共重合体を添加する方法、また特開昭54−4
6252号公報には低流動性ポリプロピレンに低密度i
1Jエチレンを少くとも含む加工性改良剤および酸化
防止剤を配合し、被覆加工時にその流動率を上昇させる
方法等がある。
を改良する方法として各種の提案がなされている。例え
ば、特公昭47−50614号公報にけポリプロピレン
に押出加工性の良好な低密度ポリエチレンを添加する方
法、特公昭52−24555号公報にはポリプロピレン
に低密gHホ+)エチレンと無定形のエチレン−α−オ
レフィン共重合体を添加する方法、また特開昭54−4
6252号公報には低流動性ポリプロピレンに低密度i
1Jエチレンを少くとも含む加工性改良剤および酸化
防止剤を配合し、被覆加工時にその流動率を上昇させる
方法等がある。
これらの方法は、主体となるぎりプロピレンもしくけポ
リプロピレンを主体とする被覆用組成物の流動率日かな
り大きいものを用い、また低流動性のポリプロピレン組
成物を被覆加工時、に流動率を上昇させるなど流動率の
大きいものを用いることによって高速加工性を改良する
ものである。
リプロピレンを主体とする被覆用組成物の流動率日かな
り大きいものを用い、また低流動性のポリプロピレン組
成物を被覆加工時、に流動率を上昇させるなど流動率の
大きいものを用いることによって高速加工性を改良する
ものである。
しかしながら、上記の旋動率の高いポリプロピレンもし
くけその被覆用組成物を用いる場合、または低流動性ぎ
りプロピレン組成物を被覆加工時に流動率を上昇させる
方法は、いずれも被覆加工時に被覆用樹脂組成物のuF
rの上昇が大きく、高速加工性は改良されるものの押出
機内の溶融混練による樹脂の分解劣化や押出被覆時の酸
化劣化などにより樹脂のM F’Iの上昇とともに溶融
弾性の低下によるネックインの増大および低分子量物の
増大によるヒートシール強度の低下をまねくという欠点
があり改良効果は必ずしも十分ではない。
くけその被覆用組成物を用いる場合、または低流動性ぎ
りプロピレン組成物を被覆加工時に流動率を上昇させる
方法は、いずれも被覆加工時に被覆用樹脂組成物のuF
rの上昇が大きく、高速加工性は改良されるものの押出
機内の溶融混練による樹脂の分解劣化や押出被覆時の酸
化劣化などにより樹脂のM F’Iの上昇とともに溶融
弾性の低下によるネックインの増大および低分子量物の
増大によるヒートシール強度の低下をまねくという欠点
があり改良効果は必ずしも十分ではない。
本発明者らは、高速加工性が良好でかつ優れた製品特性
を有する押出被覆用ポリプロピレンについて検討を行っ
た結果、特定の流動性を有する結晶ぎりプロピレンに低
密度ポリエチレンおよび無定形エチレン−α−オレフィ
ン共重合体とからなる高MFIのポリプロピレン組成物
を用いて、かっ押出被覆加工する際の押出機の通過によ
る樹脂の分解劣化を最小限にとどめることにより、高速
加工性、ネックイン、ヒートシール性でよりよい改良効
果の得られることを見出し、本発明を完成したものであ
る。
を有する押出被覆用ポリプロピレンについて検討を行っ
た結果、特定の流動性を有する結晶ぎりプロピレンに低
密度ポリエチレンおよび無定形エチレン−α−オレフィ
ン共重合体とからなる高MFIのポリプロピレン組成物
を用いて、かっ押出被覆加工する際の押出機の通過によ
る樹脂の分解劣化を最小限にとどめることにより、高速
加工性、ネックイン、ヒートシール性でよりよい改良効
果の得られることを見出し、本発明を完成したものであ
る。
すなわち、本発明は、(1) M F Iが15〜50
9/10分の結晶性ポリプロピレン7o〜96重量%、
(2)低密度叡すエチレン2〜15重量%、および(3
)無定形エチレン−α−オレフィン共重合体2〜15重
量%とからなる組成物を用い、該組成物の押出被覆加工
前のMFIが15〜5゜り710分で、押出被覆加工後
のMFIとの差が89710分以下となるようにするこ
とを特徴とするポリプロピレンの押出被覆方法である。
9/10分の結晶性ポリプロピレン7o〜96重量%、
(2)低密度叡すエチレン2〜15重量%、および(3
)無定形エチレン−α−オレフィン共重合体2〜15重
量%とからなる組成物を用い、該組成物の押出被覆加工
前のMFIが15〜5゜り710分で、押出被覆加工後
のMFIとの差が89710分以下となるようにするこ
とを特徴とするポリプロピレンの押出被覆方法である。
本発明で用いられる結晶性ポリプロピレンとしては、公
知の方法で製造されたプロピレンのホモポリマーまたは
プロピレンを主とする結晶性のランダムもしくけブロッ
ク共重合体であるが、特にエチレンの含有量が2〜15
重量−のランタムコポリマーからなる結晶性ポリプロピ
レンが低温ヒートシール性がよく好ましい。また、M
F I (’ASTlt4 D−1258L法)け、1
ル〜509/10分の範囲のもので、好ましくけ20〜
509/+ 0分のものである。このMFIが159/
10分未満では高速加工性が得られず、一方50 g/
l 0分を越える場合は結晶性ポリプロピレンの生産性
、ヒートシール強度および押出被覆樹脂組成物の製造作
業において好ましくない。
知の方法で製造されたプロピレンのホモポリマーまたは
プロピレンを主とする結晶性のランダムもしくけブロッ
ク共重合体であるが、特にエチレンの含有量が2〜15
重量−のランタムコポリマーからなる結晶性ポリプロピ
レンが低温ヒートシール性がよく好ましい。また、M
F I (’ASTlt4 D−1258L法)け、1
ル〜509/10分の範囲のもので、好ましくけ20〜
509/+ 0分のものである。このMFIが159/
10分未満では高速加工性が得られず、一方50 g/
l 0分を越える場合は結晶性ポリプロピレンの生産性
、ヒートシール強度および押出被覆樹脂組成物の製造作
業において好ましくない。
また上記の結晶性ポリプロピレンは適当な結晶性ポリプ
ロピレンを溶融混練してMFIを上記範囲としたもので
もよい。
ロピレンを溶融混練してMFIを上記範囲としたもので
もよい。
低密度ポリエチレンとしては、公知の方法で高圧法によ
って製造される低密度ポリエチレン、またはエチレンに
α−オレフィン、例えばブテン−1、ペンテン−1、ヘ
キセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1,4−メチル
ペンテン−1等を共重合させで製造する線状低密度ボI
J エチレン(L=LDPR1等で、密go、91〜0
.959/ccのもの、またIJ F I (ASTM
−D−1258L法)は、5・〜609/+ 0分の範
囲のものが好ましい。
って製造される低密度ポリエチレン、またはエチレンに
α−オレフィン、例えばブテン−1、ペンテン−1、ヘ
キセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1,4−メチル
ペンテン−1等を共重合させで製造する線状低密度ボI
J エチレン(L=LDPR1等で、密go、91〜0
.959/ccのもの、またIJ F I (ASTM
−D−1258L法)は、5・〜609/+ 0分の範
囲のものが好ましい。
密度および1.(FIが上記の範囲より大きい場合は良
好な高速加工性が得られず、また上記範囲より小さい場
合は高速加工性および透明性が低下するため好ましくな
い。
好な高速加工性が得られず、また上記範囲より小さい場
合は高速加工性および透明性が低下するため好ましくな
い。
無定形のエチレン−α−オレフィン共重合体としては、
エチレンとα−オレフィン、例えばプロピレン、ブテン
−1、ペンテン−1、ヘキセン1.4−メチルペンテン
−1等との共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−非共
役ジエンゴム(EPDM、)等があけられるが、なかで
もエチレン−プロピレンゴム(EPRlが好ましい。ま
た、これら無定形の一α−オレフィンのh7FI(AS
TIJ D−1258L法)は、1〜409/10分の
ものが好ましい。
エチレンとα−オレフィン、例えばプロピレン、ブテン
−1、ペンテン−1、ヘキセン1.4−メチルペンテン
−1等との共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−非共
役ジエンゴム(EPDM、)等があけられるが、なかで
もエチレン−プロピレンゴム(EPRlが好ましい。ま
た、これら無定形の一α−オレフィンのh7FI(AS
TIJ D−1258L法)は、1〜409/10分の
ものが好ましい。
本発明において、MB2が15〜50g/10分の結晶
性ポリプロピレン、低密度ポリエチレンお・よび無定形
エチl/ンーα−オレフィン共重合体からなる組成物を
用い、押出被覆加工前のMFIが15〜509710分
で押出被覆加工後のMFIとの差が8り/+0分以下と
なるようにする方法としては、該組成物への酸化防止剤
の添加が好ましい。
性ポリプロピレン、低密度ポリエチレンお・よび無定形
エチl/ンーα−オレフィン共重合体からなる組成物を
用い、押出被覆加工前のMFIが15〜509710分
で押出被覆加工後のMFIとの差が8り/+0分以下と
なるようにする方法としては、該組成物への酸化防止剤
の添加が好ましい。
本発明で用いられる酸化防止剤としては、従来より結晶
性ポリプロピレンに使用されている公知の酸化防止剤が
使用できる。例えば、ベンツフェノン類、ベンゾトリア
ゾール類、サリチル酸エステル類、金属キレート類、モ
ノ、ビス。
性ポリプロピレンに使用されている公知の酸化防止剤が
使用できる。例えば、ベンツフェノン類、ベンゾトリア
ゾール類、サリチル酸エステル類、金属キレート類、モ
ノ、ビス。
tリス、テトラキスフェノール類、芳香族アミン類、メ
ルカプタン類、モノ、ジ、ゲリサルファイド類、ジチオ
カーバメート、フェノチアジンチオジ脂肪酸ジアルキル
エステル類、有機ホスファイト類があけられる。
ルカプタン類、モノ、ジ、ゲリサルファイド類、ジチオ
カーバメート、フェノチアジンチオジ脂肪酸ジアルキル
エステル類、有機ホスファイト類があけられる。
これ頓の酸化防止剤は、二種以上を併用することができ
る。そして、その配合量は、本発明の押出被覆用ポリプ
ロピレン組成物を通常の押出被覆加工装置を用いて25
0〜550℃、好ましくけ280〜500℃の湯度範囲
で押出被覆加工した場合に、その被覆加工後のMFIと
押出加工前のl、f F’ Iとの差が89/jO分以
下となるようなものであることが必要で好ましい添加量
は010〜05重量%、特に好ましくば0.15〜02
5重量−である。上記のIJFIの差が8GI/10分
を越える場合は、樹脂の分解劣化が過度となりネックイ
ンの増大およびヒートシール強度が低下するので好まし
くない。
る。そして、その配合量は、本発明の押出被覆用ポリプ
ロピレン組成物を通常の押出被覆加工装置を用いて25
0〜550℃、好ましくけ280〜500℃の湯度範囲
で押出被覆加工した場合に、その被覆加工後のMFIと
押出加工前のl、f F’ Iとの差が89/jO分以
下となるようなものであることが必要で好ましい添加量
は010〜05重量%、特に好ましくば0.15〜02
5重量−である。上記のIJFIの差が8GI/10分
を越える場合は、樹脂の分解劣化が過度となりネックイ
ンの増大およびヒートシール強度が低下するので好まし
くない。
また、MFIが15〜509/10分の結晶性ポリプロ
ピレンと低密度ポリエチレンおよび無定形エチレン−α
−オレフィン共重合体との配合割合は、結晶性ポリプロ
ピレン70〜96重量%に低密度ポリエチレン2〜15
重■チおよび無定形エチレン−α−オレフィン共重合体
2〜15重量−である。低密度ポリエチレンおよび無定
形のエチレン−α−オレフィン共重合体の混合割合が、
上記の範囲より少ない場合は高速加工性が得られず、一
方上記の範囲より多い場合は、結晶性ポリプロピレンの
特性である耐熱性、剛性、耐油性、ガスバリヤ−性、防
湿性、透明性等が失なわれるので好ましくない。
ピレンと低密度ポリエチレンおよび無定形エチレン−α
−オレフィン共重合体との配合割合は、結晶性ポリプロ
ピレン70〜96重量%に低密度ポリエチレン2〜15
重■チおよび無定形エチレン−α−オレフィン共重合体
2〜15重量−である。低密度ポリエチレンおよび無定
形のエチレン−α−オレフィン共重合体の混合割合が、
上記の範囲より少ない場合は高速加工性が得られず、一
方上記の範囲より多い場合は、結晶性ポリプロピレンの
特性である耐熱性、剛性、耐油性、ガスバリヤ−性、防
湿性、透明性等が失なわれるので好ましくない。
本発明で用いる押出被覆用ポリプロピレン組成物は、前
記の結晶性ケリプロピレンに低密度ポリエチレン、無定
形のエチレン−α−オレフィン共重合体および酸化防止
剤とを配合し、通常一般に行われている公知の方法、例
えば配合物をヘンシェルミキサ、リボンプレンダー等で
予備混合を行い、その混合物をパンバリミキサー、単軸
または多軸の押出機等で溶融混練へ後ペレット化するこ
とにより製造できる。この時、押出被覆用ぎリブロビレ
ン組成のM F I H115ん509/10分の範囲
となるようにすることが必要である。
記の結晶性ケリプロピレンに低密度ポリエチレン、無定
形のエチレン−α−オレフィン共重合体および酸化防止
剤とを配合し、通常一般に行われている公知の方法、例
えば配合物をヘンシェルミキサ、リボンプレンダー等で
予備混合を行い、その混合物をパンバリミキサー、単軸
または多軸の押出機等で溶融混練へ後ペレット化するこ
とにより製造できる。この時、押出被覆用ぎリブロビレ
ン組成のM F I H115ん509/10分の範囲
となるようにすることが必要である。
以上、本発明の方法によればMFIの大きい結晶性ポリ
プロピレンを主体とする組成物を用い、しかも押出被覆
加工前後のM F rの差を8り710分以下として押
出被覆装置における該組成物の分解劣化を最小限にとど
めることができるために、ネックインの良好な高速押出
被覆加工、またヒー)シール性、表面の平滑性、透明性
等の良好な製品物性を有するポリプロピレンの押出被覆
加工を行うことができる。
プロピレンを主体とする組成物を用い、しかも押出被覆
加工前後のM F rの差を8り710分以下として押
出被覆装置における該組成物の分解劣化を最小限にとど
めることができるために、ネックインの良好な高速押出
被覆加工、またヒー)シール性、表面の平滑性、透明性
等の良好な製品物性を有するポリプロピレンの押出被覆
加工を行うことができる。
なお、本発明で用いる組成物には必要に応じて滑剤、帯
電防止剤、防曇剤、成形面剤、着色剤等を添加しても、
本発明の条件を満す限りさしつかえない。
電防止剤、防曇剤、成形面剤、着色剤等を添加しても、
本発明の条件を満す限りさしつかえない。
次に実施例をあけて本発明の詳細な説明する。
なお、実施例における%および鈍はすべて重量で表わし
、評価方法は次の試験法により行った。
、評価方法は次の試験法により行った。
+1)MFI
結晶性ポリプロピレン、押出被覆用ポリプロピレン組成
物の押出加工前および被覆加工後、低密度ポリエチレン
および無定形エチレン−α−オレフィン共重合体のM
F I IreすべてASTMD−1258L法で測定
した。
物の押出加工前および被覆加工後、低密度ポリエチレン
および無定形エチレン−α−オレフィン共重合体のM
F I IreすべてASTMD−1258L法で測定
した。
また、被覆加]:後のMFIを測定する試料は、押出被
覆加工時のダイスから押出された溶融樹脂をフェロ板上
に取り、ただちにプレス加工(20℃、1.00 kg
/cm” )より冷却固化したものを用いた。
覆加工時のダイスから押出された溶融樹脂をフェロ板上
に取り、ただちにプレス加工(20℃、1.00 kg
/cm” )より冷却固化したものを用いた。
(2) 透明性
被覆フィルムのヘイズ値をASTM D −100’5
の方法に準拠して測定した。
の方法に準拠して測定した。
(3) ネックイン
溶融樹脂が押出されるダイス巾と被覆加工後の樹脂膜幅
の差で示す。被覆加工は、1vみ20μの二軸延伸ぎり
プロピレンフィルム上に20μの厚みになるように10
0m/分の速度で加工したものを測定した。
の差で示す。被覆加工は、1vみ20μの二軸延伸ぎり
プロピレンフィルム上に20μの厚みになるように10
0m/分の速度で加工したものを測定した。
(4) ヒートシール強度
熱傾斜試験機を用いて圧力2 kg 7cm2X 1秒
、シール温度129℃で被覆面同志を圧着させ、ヒート
シール部をインストロン万能引張in機で引張速度30
0@III/分で剥離させその最大剥離強度をヒートシ
ール強度とした。
、シール温度129℃で被覆面同志を圧着させ、ヒート
シール部をインストロン万能引張in機で引張速度30
0@III/分で剥離させその最大剥離強度をヒートシ
ール強度とした。
(5) 高速加工性
押出被覆用ポリプロピレン組成物の押出量が451cp
/時、引取速度が10.0m/分、被覆厚みが20μに
なるように調整しこの押出量を一定に保ち、引取速度を
上昇させてサージングが発生しない最高加工速度を求め
て高速加工性とした。
/時、引取速度が10.0m/分、被覆厚みが20μに
なるように調整しこの押出量を一定に保ち、引取速度を
上昇させてサージングが発生しない最高加工速度を求め
て高速加工性とした。
実施例1
結JIプロピレンーエチレン共重合体<エチレン含有量
3.4%)のMFIが異なるもの各88チに低密度ポリ
エチレン(MFI=1ap9/10分、密度= o、q
189/cc ) 8%およびE、P R(MFI=
ao 9/1o分、密度=0.88)4%の混合物に対
して酸化防止剤を表−1に示す割合で添加してヘンシェ
ルミキサ1−で均一に混合し、この混合物を220°に
設定した押出機で溶融混練した後ペレット化した。この
組成物をダイスから押出される樹脂の温度が285℃に
なるように設定された押出被覆装置を用いて厚み20μ
の1−IPF’に被覆厚みが20μになるように押出被
覆を行い、安定して被覆加工ができる最高加工速度およ
び加工速度が1oom/分の時のネックイン、フィルム
の透明性、ヒートシール強度、ロール剥離性を調べた結
果を表−1に示した。
3.4%)のMFIが異なるもの各88チに低密度ポリ
エチレン(MFI=1ap9/10分、密度= o、q
189/cc ) 8%およびE、P R(MFI=
ao 9/1o分、密度=0.88)4%の混合物に対
して酸化防止剤を表−1に示す割合で添加してヘンシェ
ルミキサ1−で均一に混合し、この混合物を220°に
設定した押出機で溶融混練した後ペレット化した。この
組成物をダイスから押出される樹脂の温度が285℃に
なるように設定された押出被覆装置を用いて厚み20μ
の1−IPF’に被覆厚みが20μになるように押出被
覆を行い、安定して被覆加工ができる最高加工速度およ
び加工速度が1oom/分の時のネックイン、フィルム
の透明性、ヒートシール強度、ロール剥離性を調べた結
果を表−1に示した。
実施例2
結晶性プロピレン−エチレンランダム共重合体(エチレ
ン含有量=54%)のMFIが異なルモの、低密度ぎり
エチレン(MFI=178g/10分、密度= 0.9
189/cc l E P n (k4 F r= 7
.5り710分、密度= 0.889/cc )の配合
比を変えたものに酸化防止剤の(1)015部、f21
005部、+310.05部を加え、実施例1と同様の
方法で組成物の製造および押出波ffi JJ[]工を
行いその結果を表−2に示した。
ン含有量=54%)のMFIが異なルモの、低密度ぎり
エチレン(MFI=178g/10分、密度= 0.9
189/cc l E P n (k4 F r= 7
.5り710分、密度= 0.889/cc )の配合
比を変えたものに酸化防止剤の(1)015部、f21
005部、+310.05部を加え、実施例1と同様の
方法で組成物の製造および押出波ffi JJ[]工を
行いその結果を表−2に示した。
Claims (1)
- (1)メルトフローインデックス(以下uFrという)
が15〜50 g/l 0分の結晶性ケリプロビレ2フ
0〜96重量%、+21低密度ポリエチレン2〜15重
量%、および(3)無定形エチレン−σ−オレフィン共
重合体2〜15重量−とからなる組成物を用い、該組成
物の押出被N加工前のMFIが15〜509/TO分で
、押出被覆加工後のMFIとの差が8g/10分以下と
なるようにすることを特徴とするポリプロピレンの押出
被覆方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57160883A JPS5949921A (ja) | 1982-09-17 | 1982-09-17 | ポリプロピレンの押出被覆方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57160883A JPS5949921A (ja) | 1982-09-17 | 1982-09-17 | ポリプロピレンの押出被覆方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5949921A true JPS5949921A (ja) | 1984-03-22 |
JPH0317662B2 JPH0317662B2 (ja) | 1991-03-08 |
Family
ID=15724427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57160883A Granted JPS5949921A (ja) | 1982-09-17 | 1982-09-17 | ポリプロピレンの押出被覆方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5949921A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5041491A (en) * | 1989-10-31 | 1991-08-20 | Amoco Corporation | Polypropylene with improved impact properties |
JPH11509575A (ja) * | 1996-05-06 | 1999-08-24 | モンテル テクノロジー カンパニー ビーブイ | 剥離強度制御を有するヒートシール性フィルム用ポリオレフィン組成物 |
US6251995B1 (en) | 1998-04-03 | 2001-06-26 | Borealis Gmbh | Polyolefin sheets and polyolefin coatings of substrates |
JP2014051095A (ja) * | 2007-07-31 | 2014-03-20 | Mitsubishi Chemicals Corp | 生分解性樹脂積層体およびその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5224553A (en) * | 1975-08-20 | 1977-02-24 | Hitachi Ltd | Surface inspection device |
-
1982
- 1982-09-17 JP JP57160883A patent/JPS5949921A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5224553A (en) * | 1975-08-20 | 1977-02-24 | Hitachi Ltd | Surface inspection device |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5041491A (en) * | 1989-10-31 | 1991-08-20 | Amoco Corporation | Polypropylene with improved impact properties |
JPH11509575A (ja) * | 1996-05-06 | 1999-08-24 | モンテル テクノロジー カンパニー ビーブイ | 剥離強度制御を有するヒートシール性フィルム用ポリオレフィン組成物 |
US6251995B1 (en) | 1998-04-03 | 2001-06-26 | Borealis Gmbh | Polyolefin sheets and polyolefin coatings of substrates |
JP2014051095A (ja) * | 2007-07-31 | 2014-03-20 | Mitsubishi Chemicals Corp | 生分解性樹脂積層体およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0317662B2 (ja) | 1991-03-08 |
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