JPS594843B2 - シ−トコイルの製造方法 - Google Patents

シ−トコイルの製造方法

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JPS594843B2
JPS594843B2 JP2465876A JP2465876A JPS594843B2 JP S594843 B2 JPS594843 B2 JP S594843B2 JP 2465876 A JP2465876 A JP 2465876A JP 2465876 A JP2465876 A JP 2465876A JP S594843 B2 JPS594843 B2 JP S594843B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
thermosetting resin
coil
heating roller
conductor
Prior art date
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Expired
Application number
JP2465876A
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English (en)
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JPS52109155A (en
Inventor
敏郎 広部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は油入あるいは乾式変圧器等に使用されるシート
コイルの製造方法に関するものである。
従来変圧器に使用されるシートコイルはアルミニウムあ
るいは銅のシート状導体を層間絶縁物、例えば紙、各種
フィルム、クロス、不織布材と共5 に巻込んで形成さ
れ、その絶縁処理に関しては絶縁性能の向上、接着によ
る機械力の向上、あるいは熱的特性向上のため、コイル
巻き後ワニス処理がなされる。又同様の目的のためあら
かじめ層間絶縁物にプリプレグ状の樹脂、例えばフェノ
ール、10ポリエステル、エポキシ、シリコーン、ポリ
イミド等を塗布あるいは含浸した絶縁物を使用してコイ
ルを形成した後加熱硬化するような方法があつた。しか
しながら、前者の場合ワニス中に含まれる溶剤が近年公
害源になるとしてその使用が暫時15規制されつつあり
、しかも作業環境も悪い問題がある。又ワニスの管理面
から見ても溶剤を多く含むため多大の危険を併いしかも
一定の管理規準を超えるようなこと(例えば粘度の増大
、ゲル化の進行)があれば全て廃棄しなければならない
等好20ましくない点がある。一方、後者の場合前記の
ような欠点は無いがあらかじめ絶縁物の素材に樹脂を処
理して構成されるため、この絶縁物を必要なサイズに切
り取つた残りの不要部分については絶縁物素材とともに
処25理された樹脂も不要となる。
一般的に100mm巾のプリプレグ絶縁物から必要なサ
イズの材料を取つた場合70〜90%の歩留りであり、
残り10〜30%の不要部分については絶縁物素材及び
樹脂を廃棄することになり不経済である。又樹脂は30
−旦硬化が始まると時間の経過に伴つて硬化が進行する
。従つて樹脂がプリプレグ処理されている場合は可使時
間(ポットライフ)が限定されるので、ストック管理が
むつかしくなるぱかりか、可使時間切れになつても外観
上見分けにくい等品質35管理の面からも問題がある。
本発明は上述のような欠点を除去するためになされたも
ので、材料(樹脂)の管理および取扱いクーが容易でし
かも材料の歩留りもほマ100%となつて経済的なシー
トコイルの製造方法を提供することを目的とする。
以下図面に従つて本発明方法の説明をする。
図面は本発明によるシートコイルの製造方法を示すもの
で、コイル巻型1にシート巻きコイル2を巻回する工程
を示す。すなわちシートコイル2は、あらかじめボビン
巻きされたアルミ、あるいは銅のシート状導体2aと紙
、フイルム状絶縁物、不織布等からなる層間絶縁物2b
を引き出しこれらを重ね合わせて連続的に巻回して構成
される。このシートコイル巻回前にシート状導体2aは
一対のローラー6,7間を通るようにする。この一対の
ローラー6,7は上部にあるのが加熱ローラー6で、ま
た下部にあるのが押えローラー7である。加熱ローラー
6の上部には粉体状の熱硬化性樹脂(例えば日東電工製
NC−7100、チバガイギ一製KU−600、住友3
M製滉260)3を収納するホツパ一4が配設されてい
る。このホツパ一4の下部には粉体状の熱硬化性樹脂3
が適量ずつ加熱ローラー6の周面上に落下するように調
節弁装置5を設ける。また加熱ローラー6はこれが半回
転する間に周面に付着した熱硬化性樹脂が加熱ローラー
6の熱により溶融して液体状の熱硬化性樹脂8となるよ
うにその温度および回転スピードを調節する。従つて熱
硬化性樹脂は加熱ローラー6の回転によりその付着した
位置からシート状導体2aに接触する位置に移るまでの
間に加熱ローラー6からの加熱によつて溶融し、加熱ロ
ーラー6に接触しながら移動するシート状導体2aに付
着する。この場合、押えローラー7の押圧力を調節して
液体状の熱硬化性樹脂8がシート状導体2aに均一に付
着するようにする。このようにして所定の回数巻回した
シートコイルを加熱炉に入れ所定の温度で所定の時間加
熱して熱硬化性樹脂を完全硬化してシートコイルを得る
。このようにして製作したシートコイルはその製造工程
で全く溶剤を使用しないので無公害であり作業環境も著
しく向上する。又この種コイルはコイル巻回時にシート
状導体2aおよび層間絶縁物2bに適当な張力を加えて
構成するので、コイル製作後も巻回時の張力が加つた状
態で使用される。
このため、変圧器運転時の負荷変動等によるヒート・サ
イクルにより絶縁物が破れ絶縁破壊を起すこともあつた
。しかしながら本発明の製造方法では未硬化の粉体状の
熱硬化性樹脂3を加熱ローラー6により液体状8にして
均一にシート状導体2aに付着させるので、シート状導
体2aと層間絶縁物2bが良くなじんだ状態で巻回され
ることになる。このため、層間絶縁物に破れが生じなく
なり、また加熱によつて熱硬化性樹脂が完全に接着硬化
した後は機械的強度も高くなつて電気的、機械的に優れ
たシートコイルを得ることができる。又熱硬化性樹脂8
は必要分だけ塗布するようにすればよいので、材料歩留
りが100%であり経済的である。
しかもポツトライフのある溶融状態の熱硬化性樹脂8は
コイル製作時にほとんど使用され、残りは粉体状の熱硬
化性樹脂3であるので、ポツトライフのない原材料のま
まで保管できることになり、管理が非常に簡単になる。
さらに粉体状の熱硬化性樹脂3をシート状導体2aに付
着させるにあたつて加熱ローラー6により溶融と塗布を
連続して行なうので、コイル巻き作業を中断することが
なくなり、コイル巻き作業の自動化が可能となる。尚、
上記実施例では熱硬化性樹脂をシート状導体2aに塗布
する場合について説明示したが、シート状導体2aと層
間絶縁物2bとの位置を変え層間絶縁物2bに塗布する
ようにしても同様の効果が得られる。
以上説明のように、本発明によれば、粉体状の熱硬化樹
脂を使用し、これを加熱ローラーによつて溶融した後、
シート状導体または層間絶縁物に付着させ、しかる後、
シート状導体と層間絶縁物とを重ねて巻回するので、樹
脂の歩留りが向上するとともに樹脂の管理、取扱いも容
易になるシートコイルの製造方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明によるシートコイルの製造方法を説明する
ための図である。 1はコイル巻型、2はシートコイル、2aはシート状導
体、2bは層間絶縁物、3は粉体状の熱硬化性樹脂、4
はホツパ一、5は調節弁装置、6は加熱ローラー、7は
押えローラー、8は液体状の熱硬化性樹脂。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転する加熱ローラーの周面に粉体状の熱硬化性樹
    脂を付着させてこの加熱ローラーの熱により前記粉体状
    の熱硬化性樹脂を溶融させ、しかる後前記加熱ローラー
    の一部の周面と接触して移動するシート状導体に前記溶
    融状態の熱硬化性樹脂を塗布し、このシート状導体と層
    間絶縁物とを重ね合わせて巻回してコイルを形成し、こ
    のコイルを加熱して前記熱硬化性樹脂を完全硬化してな
    るシートコイルの製造方法。 2 回転する加熱ローラーの周面に粉体状の熱硬化性樹
    脂を付着させてこの加熱ローラーの熱により前記粉体状
    の熱硬化性樹脂を溶融させ、しかる後前記加熱ローラー
    の一部の周面と接触して移動する層間絶縁物に前記溶融
    状態の熱硬化性樹脂を塗布し、この層間絶縁物とシート
    状導体とを重ね合わせて巻回してコイルを形成し、この
    コイルを加熱して前記熱硬化性樹脂を完全硬化してなる
    シートコイルの製造方法。
JP2465876A 1976-03-09 1976-03-09 シ−トコイルの製造方法 Expired JPS594843B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS52109155A JPS52109155A (en) 1977-09-13
JPS594843B2 true JPS594843B2 (ja) 1984-02-01

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ID=12144236

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5457161A (en) * 1977-10-14 1979-05-08 Hitachi Ltd Preparation of doughnuttlike coil
JPS5821404B2 (ja) * 1978-10-26 1983-04-30 日東電工株式会社 導体の絶縁処理方法
JPS5649503A (en) * 1979-09-28 1981-05-06 Aichi Electric Mfg Co Ltd Manufacture of molded coil
IN155961B (ja) * 1981-05-15 1985-04-06 Westinghouse Electric Corp
JPH0324703A (ja) * 1989-06-22 1991-02-01 Murata Mfg Co Ltd コイル部品の製造方法

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JPS52109155A (en) 1977-09-13

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