JPS5946235A - 含フツ素アリルアルコ−ル類の製造方法 - Google Patents
含フツ素アリルアルコ−ル類の製造方法Info
- Publication number
- JPS5946235A JPS5946235A JP15100982A JP15100982A JPS5946235A JP S5946235 A JPS5946235 A JP S5946235A JP 15100982 A JP15100982 A JP 15100982A JP 15100982 A JP15100982 A JP 15100982A JP S5946235 A JPS5946235 A JP S5946235A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluorine
- compound
- group
- aliphatic group
- allyl alcohol
- Prior art date
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- Pending
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は含フッ素アリルアルコール類の製造方法に関す
る。
る。
アリルアルコール類は合成化学における出発物質として
有用であるが、これにトリフルオロメチル基等のフルオ
ロアルキル基を位置及び立体選択的に導入できるならば
、フルオロアルキル基によるフッ素特有の性質(即ち、
安定性、生理活性作用等)を付与することが可能となる
。
有用であるが、これにトリフルオロメチル基等のフルオ
ロアルキル基を位置及び立体選択的に導入できるならば
、フルオロアルキル基によるフッ素特有の性質(即ち、
安定性、生理活性作用等)を付与することが可能となる
。
本発明者は鋭意検討を加えた結果、反応のコントロール
が容易であって目的とする含フッ素アリルアルコールを
収率良く得ることのできる方法を見出し、本発明に到達
したものである。
が容易であって目的とする含フッ素アリルアルコールを
収率良く得ることのできる方法を見出し、本発明に到達
したものである。
即ち、本発明は、
一般式:
(但、Rは水素原子又は脂肪族基、Xはハロゲンである
。) で表わされるハロゲン化ビニル化合物と、一般式: RfCOR (但、Rfは含フッ素脂肪族基、R′は水素原子又は脂
肪族基である。) で表わされる含フッ素カルボニル化合物とを、活性金属
の存在下で超音波の作用下に反応させることによって、 一般式: (但、R、R′、Rfは前記したものと同じ。)で表わ
される含フッ素アリルアルコール類を得ることを特徴と
する含フッ素アリルアルコール類の製造方法に係るもの
である。
。) で表わされるハロゲン化ビニル化合物と、一般式: RfCOR (但、Rfは含フッ素脂肪族基、R′は水素原子又は脂
肪族基である。) で表わされる含フッ素カルボニル化合物とを、活性金属
の存在下で超音波の作用下に反応させることによって、 一般式: (但、R、R′、Rfは前記したものと同じ。)で表わ
される含フッ素アリルアルコール類を得ることを特徴と
する含フッ素アリルアルコール類の製造方法に係るもの
である。
本発明の方法によれば、上記活性金属が超音波の作用に
よって充分に活性化されるから、上記のハロゲン化ビニ
ル化合うが活性金属と速かに結合してグリニャール試薬
型の中間生成物が生じ、更にこれが超音波の作用で上記
含フッ素カルボニル化合物に対する相互作用を密ならし
められ、これによって目的物が効果的に得られるものと
考えられる。しかも、出発原料を単一の容器内で常温、
常圧という通常の条件下で反応させ得るために、操作が
容易となる。
よって充分に活性化されるから、上記のハロゲン化ビニ
ル化合うが活性金属と速かに結合してグリニャール試薬
型の中間生成物が生じ、更にこれが超音波の作用で上記
含フッ素カルボニル化合物に対する相互作用を密ならし
められ、これによって目的物が効果的に得られるものと
考えられる。しかも、出発原料を単一の容器内で常温、
常圧という通常の条件下で反応させ得るために、操作が
容易となる。
本発明の方法において、上記ハロゲン化ビニル化合物の
Rは水素原子であってよいが、炭素原子数10以下のメ
チル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、或いは
これらに置換基の導入されたものであってもよい。また
、上記ハロゲンは臭素原子ををはじめ、ヨウ素原子が適
用可能である。
Rは水素原子であってよいが、炭素原子数10以下のメ
チル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、或いは
これらに置換基の導入されたものであってもよい。また
、上記ハロゲンは臭素原子ををはじめ、ヨウ素原子が適
用可能である。
また、上記含フッ素カルボニル化合物のRfは炭素原子
数10以下のフルオロアルキル基、即ちCF3(CF2
)n−、(CF3)2CF(CF2)n−で表わされる
CF3−、CF3(CF2)2−、CF3(CF2)3
−、CF3(CF2)4−、CF3(CF2)5−、(
CF3)2CF−、(CF3)2CFCF2−、(CF
3)2CF(CF2)2−、(CF3)2CF(CF2
)3−等であってよい。或いは、CF2=CF−CF2
−CF3−CF=CF−等の炭素原子数10以下のフル
オロアルケニル基であってもよい。また、上記のRは上
記Rと同様に炭素原子数10以下のアルキル基、又はア
ルケニル基であってよい。
数10以下のフルオロアルキル基、即ちCF3(CF2
)n−、(CF3)2CF(CF2)n−で表わされる
CF3−、CF3(CF2)2−、CF3(CF2)3
−、CF3(CF2)4−、CF3(CF2)5−、(
CF3)2CF−、(CF3)2CFCF2−、(CF
3)2CF(CF2)2−、(CF3)2CF(CF2
)3−等であってよい。或いは、CF2=CF−CF2
−CF3−CF=CF−等の炭素原子数10以下のフル
オロアルケニル基であってもよい。また、上記のRは上
記Rと同様に炭素原子数10以下のアルキル基、又はア
ルケニル基であってよい。
本発明の方法で使用する金属は、マグネシウムに限らず
、マンガン、カドミウム、二価クロム(例えばCrCl
2として)からなっていてよく、或いはこれらの2種以
上の併用も可能である。
、マンガン、カドミウム、二価クロム(例えばCrCl
2として)からなっていてよく、或いはこれらの2種以
上の併用も可能である。
以下、本発明を詳細に例示する。
まず、アリルアルコールのα位にCF3基を導入するた
めに、ビニルブロマイドとマグネシウムによってジリニ
ヤール試薬を合成した 後に、CF3CHOを系中に吹込んだが、この反応はコ
ントロールが困難であり、目的とする化合物(CF3基
含有アリルアルコール)の収率は低かった。そこで、こ
の改良法としてBarbier−typeの反応を検討
した結果、本発明の方法に基いて、ビニルブロマイド1
−Mg−テトラヒドロフランをフラスコに入れ、超音波
を照明しながら速やかにCF3CHO2を系中に吹き込
んだ。例えば、容量100mlの丸底フラスコにドライ
アイスコンデンサ、温度計、ガス導入管を取付け、Mg
1.26g(52mmol)、ビニルブロマイド5.3
45g(50mmol)、テトラヒドロフラン45ml
を入れた。そして、市販の超音波洗浄器(35W、32
KHz)の超音波を照射しながら、CF3CHO2.9
4g(30mmol)を吹込み、2〜3時間で反応を完
全に終了させた。生成物を後処理した後、精製したとこ
ろ、目的とする含フッ素アリルアルコール3が得られた
。この反応は次式で表わされる。
めに、ビニルブロマイドとマグネシウムによってジリニ
ヤール試薬を合成した 後に、CF3CHOを系中に吹込んだが、この反応はコ
ントロールが困難であり、目的とする化合物(CF3基
含有アリルアルコール)の収率は低かった。そこで、こ
の改良法としてBarbier−typeの反応を検討
した結果、本発明の方法に基いて、ビニルブロマイド1
−Mg−テトラヒドロフランをフラスコに入れ、超音波
を照明しながら速やかにCF3CHO2を系中に吹き込
んだ。例えば、容量100mlの丸底フラスコにドライ
アイスコンデンサ、温度計、ガス導入管を取付け、Mg
1.26g(52mmol)、ビニルブロマイド5.3
45g(50mmol)、テトラヒドロフラン45ml
を入れた。そして、市販の超音波洗浄器(35W、32
KHz)の超音波を照射しながら、CF3CHO2.9
4g(30mmol)を吹込み、2〜3時間で反応を完
全に終了させた。生成物を後処理した後、精製したとこ
ろ、目的とする含フッ素アリルアルコール3が得られた
。この反応は次式で表わされる。
使用した原料(1、2等)及び超音波洗浄器等の備品は
すべて容易に入手可能であり、反応条件も温和でよく、
特別な条件は不要であった。得られた目的物3を下記表
に例示したが、いずれも収率が良好である。
すべて容易に入手可能であり、反応条件も温和でよく、
特別な条件は不要であった。得られた目的物3を下記表
に例示したが、いずれも収率が良好である。
*δppm:CF3CO2Hを外部標準としてここで、
上記RとしてCH3、S2(CH3)3を適用した場合
には新規な生成物3が得られる。
上記RとしてCH3、S2(CH3)3を適用した場合
には新規な生成物3が得られる。
以上説明した例は、本発明を限定するものではなく、本
発明の技術的思想に基いて更に変形が可能である。
発明の技術的思想に基いて更に変形が可能である。
代理人 弁理士 逢坂 宏
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、一般式 (但、Rは水素原子又は脂肪族基、X′はハロゲンであ
る。) で表わされるハロゲン化ビニル化合物と、一般式; RjCOR (但、Rjは含フッ素脂肪族基、R′は水素原子又は脂
肪族基である。) で表わされる含フッ素カルボニル化合物とを、活性金属
の存在下で超音波の作用下に反応させることによって、 一般式 (但、R、R、Rjは前記したものと同じ。)で表わさ
れる含フッ素アリルアルコール類を得ることを特徴とす
る色フッ素アリルアルコール類の製造方法。 2、Rを炭素原子数10以下のアルキル基とする、特許
請求の範囲の第1項に記載した方法。 3、Riを炭素原子数10以下の含フッ素アルキル基又
はアルケニル基とする、特許請求の範囲の第1項又は第
2項に記載した方法。 4、Rを炭素原子数10以下のアルキル基又はアルケニ
ル基とする、特許請求の範囲の第1項〜第3項のいずれ
か1項に記載した方法。 5、活性金属として、マグネシウム、マンガン、カドニ
ウム及び二価クロムの少なくとも1種を使用する、特許
請求の範囲の第1項〜第4項のいずれか1項に記載した
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15100982A JPS5946235A (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | 含フツ素アリルアルコ−ル類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15100982A JPS5946235A (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | 含フツ素アリルアルコ−ル類の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5946235A true JPS5946235A (ja) | 1984-03-15 |
Family
ID=15509292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15100982A Pending JPS5946235A (ja) | 1982-08-31 | 1982-08-31 | 含フツ素アリルアルコ−ル類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5946235A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4558148A (en) * | 1983-07-30 | 1985-12-10 | Daikin Industries Ltd. | Fluorinated allylic compounds and a process for preparing these compounds |
-
1982
- 1982-08-31 JP JP15100982A patent/JPS5946235A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4558148A (en) * | 1983-07-30 | 1985-12-10 | Daikin Industries Ltd. | Fluorinated allylic compounds and a process for preparing these compounds |
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