JPS5945866A - 喫煙用組成物の製造法 - Google Patents
喫煙用組成物の製造法Info
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- JPS5945866A JPS5945866A JP15517382A JP15517382A JPS5945866A JP S5945866 A JPS5945866 A JP S5945866A JP 15517382 A JP15517382 A JP 15517382A JP 15517382 A JP15517382 A JP 15517382A JP S5945866 A JPS5945866 A JP S5945866A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は柑橘類の果皮を主な原料として製造される新規
な喫煙用組成物、およびその新規な製造方法に関するも
のである。
な喫煙用組成物、およびその新規な製造方法に関するも
のである。
一般にたばこ工業で使用されるシートたばこや人工たば
このようなシート状に成形された喫煙用組成物には、粉
体の原料を結合してシートの形状を保持するために各種
の結合剤が使用されている。
このようなシート状に成形された喫煙用組成物には、粉
体の原料を結合してシートの形状を保持するために各種
の結合剤が使用されている。
結合剤としては例えばメチルセルロース、カルボキンメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、などの
セルロース誘導体、ローカストビーンガム、タマリンド
種子ガムなどの植物ガム質などが知られている。また植
物から抽出分離されたペクチンも同様に結合剤として使
用されつる(USP−2,830,596)。抽出分離
されたペクチンは水溶性なので、これを水不溶性の結合
剤に変える方法もある。例えば、たばこ植物に含まれる
水不溶性のプロトペクチンを化学処理によって水溶性の
ペクチンとして溶出させたのち、アルカリ土類金属イオ
ンを加えて水不溶性のペクチンアルカリ土類金属塩のゲ
ルを形成させ、このゲルを湿潤磨砕して得るゲル分散物
を結合剤として使用することが考えられている(特公昭
43−23998)。てんさいパルプの同様な利用法に
ついても特許が存在する(特公昭5o−25、559)
。さらにレモンの果皮に含マれるペクチンを酸で抽出し
、このアルカリ土類金属塩をフィルム状に成形したのち
乾燥して巻たばこ用の巻紙として使用する例についても
記載がある( USP−4,129,134)。
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、などの
セルロース誘導体、ローカストビーンガム、タマリンド
種子ガムなどの植物ガム質などが知られている。また植
物から抽出分離されたペクチンも同様に結合剤として使
用されつる(USP−2,830,596)。抽出分離
されたペクチンは水溶性なので、これを水不溶性の結合
剤に変える方法もある。例えば、たばこ植物に含まれる
水不溶性のプロトペクチンを化学処理によって水溶性の
ペクチンとして溶出させたのち、アルカリ土類金属イオ
ンを加えて水不溶性のペクチンアルカリ土類金属塩のゲ
ルを形成させ、このゲルを湿潤磨砕して得るゲル分散物
を結合剤として使用することが考えられている(特公昭
43−23998)。てんさいパルプの同様な利用法に
ついても特許が存在する(特公昭5o−25、559)
。さらにレモンの果皮に含マれるペクチンを酸で抽出し
、このアルカリ土類金属塩をフィルム状に成形したのち
乾燥して巻たばこ用の巻紙として使用する例についても
記載がある( USP−4,129,134)。
以上に述べたペクチンまたは他の結合剤を使用するシー
ト状の喫煙用組成物の製造形態は、結合剤の溶液または
分散液中に、たばこ粉末その他の粉末原料を分散させて
スラリー状となし、このスラリー状物をシート状に展延
して成形したのち、これを乾燥することによって固化さ
せている。したがって乾燥終了に到るまでの間、シート
状に展延したスラリー状物をそのままの形で保持してお
く必要があり、この目的に対して通常はスチールベルト
コンベアが使用されている。すなわち、スチールベルト
コンベアの面にスラリー状物を薄いシート状に展延した
ままトンネル型の乾燥室を通過させて乾燥するのが普通
である。この場合、乾燥中の水分の蒸発はコンベアに接
触しない片面のみで行われるため、乾燥所要時間も長く
なり、また必然的に長い乾燥トンネルを必要とする。ま
た、乾燥終了後のシートの剥離を円滑に行うためには平
滑な面を持つ高精度のスチールベルトを使用する必要が
あり、このような装置は高価であるため生産物のコスト
を上昇させる原因にもなる。
ト状の喫煙用組成物の製造形態は、結合剤の溶液または
分散液中に、たばこ粉末その他の粉末原料を分散させて
スラリー状となし、このスラリー状物をシート状に展延
して成形したのち、これを乾燥することによって固化さ
せている。したがって乾燥終了に到るまでの間、シート
状に展延したスラリー状物をそのままの形で保持してお
く必要があり、この目的に対して通常はスチールベルト
コンベアが使用されている。すなわち、スチールベルト
コンベアの面にスラリー状物を薄いシート状に展延した
ままトンネル型の乾燥室を通過させて乾燥するのが普通
である。この場合、乾燥中の水分の蒸発はコンベアに接
触しない片面のみで行われるため、乾燥所要時間も長く
なり、また必然的に長い乾燥トンネルを必要とする。ま
た、乾燥終了後のシートの剥離を円滑に行うためには平
滑な面を持つ高精度のスチールベルトを使用する必要が
あり、このような装置は高価であるため生産物のコスト
を上昇させる原因にもなる。
本発明者らは、このような成形乾燥のための高価な装置
を必要とせずに、シート状の喫煙用組成物を作る方法を
検討した結果、スラリー状または糊状にした原料を薄膜
シート状に成形すると同時に凝固させ、湿潤状態のit
で自己支持性のあるシート状物とすることができれば、
乾燥期間中ずっと平担なベルト面に保持しておく必要も
なく、しかも両面から蒸発させうる乾燥方法も可能とな
り、乾燥所要時間を大幅に短縮しうることに想到し、こ
のことを可能ならしめる原料組成および製造方法につい
て鋭意試験検討を加え、本発明をなすに到った。すなわ
ち本発明は、柑橘類の果皮を原料とし、これにペクチン
溶出剤水溶液を加えて加熱したのちホモジナイズして糊
状とし、この糊状物を成形ノズルを通して、ペクチンを
凝固させる能力を持つ液(以下凝固浴という)の中に薄
膜シート状に押出して凝固させる。こうして得られるシ
ートは湿潤状態においても自己支持性を有し、これを乾
燥して喫煙用組成物となすものである。
を必要とせずに、シート状の喫煙用組成物を作る方法を
検討した結果、スラリー状または糊状にした原料を薄膜
シート状に成形すると同時に凝固させ、湿潤状態のit
で自己支持性のあるシート状物とすることができれば、
乾燥期間中ずっと平担なベルト面に保持しておく必要も
なく、しかも両面から蒸発させうる乾燥方法も可能とな
り、乾燥所要時間を大幅に短縮しうることに想到し、こ
のことを可能ならしめる原料組成および製造方法につい
て鋭意試験検討を加え、本発明をなすに到った。すなわ
ち本発明は、柑橘類の果皮を原料とし、これにペクチン
溶出剤水溶液を加えて加熱したのちホモジナイズして糊
状とし、この糊状物を成形ノズルを通して、ペクチンを
凝固させる能力を持つ液(以下凝固浴という)の中に薄
膜シート状に押出して凝固させる。こうして得られるシ
ートは湿潤状態においても自己支持性を有し、これを乾
燥して喫煙用組成物となすものである。
形状についてはシート状以外にも、成形ノズルを変更す
ることにより糸状、たんざく状なとたばこ工業での使用
に好適な形状とすることもできる。
ることにより糸状、たんざく状なとたばこ工業での使用
に好適な形状とすることもできる。
さらに上記糊状物に、たばこ粉末や香料、保湿剤を適宜
加えて混合したものを同様に成形して喫煙用組成物を得
ることを発明の要旨とするものである。
加えて混合したものを同様に成形して喫煙用組成物を得
ることを発明の要旨とするものである。
以下に、本発明の喫煙用組成物(以下、本喫煙用組成物
と略記する)を製造する工程順序にしたがって詳細に説
明する。
と略記する)を製造する工程順序にしたがって詳細に説
明する。
原料としては、柑橘類の果皮を筒用する。柑橘の品種で
は、タンゴール・タンゼロ系、クレープフルーツ系、レ
モン系、夏橙・へ朔を含む晩柑系などペクチン含有率の
高いものが好適であるが、これらに限られるものではな
く、我国で産出量の多いマンダリン系の温州みかんの果
皮でも差支えない。多量かつ安定的に得られる原料とし
ては、柑橘果汁の製造工場から得られる搾汁粕がある。
は、タンゴール・タンゼロ系、クレープフルーツ系、レ
モン系、夏橙・へ朔を含む晩柑系などペクチン含有率の
高いものが好適であるが、これらに限られるものではな
く、我国で産出量の多いマンダリン系の温州みかんの果
皮でも差支えない。多量かつ安定的に得られる原料とし
ては、柑橘果汁の製造工場から得られる搾汁粕がある。
これは通常、消石灰を加えて再圧搾(以下、石灰処理と
いう)してから高温で乾燥されたものである。原料とし
ては、石灰処理されないものの方が望ましいが、石灰処
理品であってもペクチン溶出条件を調整することにより
使用可能である。
いう)してから高温で乾燥されたものである。原料とし
ては、石灰処理されないものの方が望ましいが、石灰処
理品であってもペクチン溶出条件を調整することにより
使用可能である。
乾燥果皮を原料とする場合には、次の工程に先立って粉
砕しておく。粉砕粒度はあとの押出成形工程における成
形ノズルの開孔径(スリットノズルの場合にはスリット
間隙)より小さくしておくのが良い。未だ乾燥されてい
ない新鮮果皮の場合′には、乾燥して上記と同様に粉砕
して使用するか、あ、るいは新鮮果皮をそのまま次のペ
クチン溶出工程の原料としても良い。この場合にはペク
チンの溶出を進めるために新鮮果皮を3〜7闘幅程度に
刻んでおくのが適当である。
砕しておく。粉砕粒度はあとの押出成形工程における成
形ノズルの開孔径(スリットノズルの場合にはスリット
間隙)より小さくしておくのが良い。未だ乾燥されてい
ない新鮮果皮の場合′には、乾燥して上記と同様に粉砕
して使用するか、あ、るいは新鮮果皮をそのまま次のペ
クチン溶出工程の原料としても良い。この場合にはペク
チンの溶出を進めるために新鮮果皮を3〜7闘幅程度に
刻んでおくのが適当である。
次いで、原料果皮にペクチン溶出剤と乾燥型−計基準で
4〜15倍量の水を加え混合する。ペクチン溶出剤は、
ペクチン分子間および繊維質からなる果皮組織とペクチ
ン分子との間の交差結合により不溶化しているペクチン
分子に作用して、交差結合を切り水溶性のペクチンに変
える働きをする。
4〜15倍量の水を加え混合する。ペクチン溶出剤は、
ペクチン分子間および繊維質からなる果皮組織とペクチ
ン分子との間の交差結合により不溶化しているペクチン
分子に作用して、交差結合を切り水溶性のペクチンに変
える働きをする。
交差結合にはCa−’PMg などの多価金属イオン
による結合や、リン酸結合および水素結合のあることが
知られている。ペクチン溶出剤はこれらの交差結合を分
解し、かつ溶出したペクチン分子が再結合することなく
溶解状態を渫つために必要なものである。ペクチン溶出
剤としては、リン酸、塩酸、硫酸、ポリリン酸、ヘキサ
メタリン酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸から選ばれる
一種寸たけそれ以上の鉱酸−またけ有機酸と、溶液全体
をアルカリ性に保つだめの塩基からなる。塩基としては
ナトリウムまたはカリウムの水酸化物または炭酸塩、ま
たはアンモニアから選ばれる。特にアンモニアが好適で
ある。酸および塩基は別々に加えても良い・し、化合物
である塩の形で加えても良い0このような塩としては、
リン酸2アンモニウム、ヘキサメタリン酸ナトリウムが
特に適している。ペクチン溶出剤の適用量は、石灰処理
されていない原料果皮100重量部(乾燥重量)に対し
、溶出剤中の酸基として1〜5重量部を用い、石灰処理
された原料に対しては、原料中に含まれるカルシウム含
量の1〜2倍量を増量する。原料・水・ペクチン溶出剤
を含めた混合液全体のpHは8〜11、望ましくは8.
5〜10とする。
による結合や、リン酸結合および水素結合のあることが
知られている。ペクチン溶出剤はこれらの交差結合を分
解し、かつ溶出したペクチン分子が再結合することなく
溶解状態を渫つために必要なものである。ペクチン溶出
剤としては、リン酸、塩酸、硫酸、ポリリン酸、ヘキサ
メタリン酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸から選ばれる
一種寸たけそれ以上の鉱酸−またけ有機酸と、溶液全体
をアルカリ性に保つだめの塩基からなる。塩基としては
ナトリウムまたはカリウムの水酸化物または炭酸塩、ま
たはアンモニアから選ばれる。特にアンモニアが好適で
ある。酸および塩基は別々に加えても良い・し、化合物
である塩の形で加えても良い0このような塩としては、
リン酸2アンモニウム、ヘキサメタリン酸ナトリウムが
特に適している。ペクチン溶出剤の適用量は、石灰処理
されていない原料果皮100重量部(乾燥重量)に対し
、溶出剤中の酸基として1〜5重量部を用い、石灰処理
された原料に対しては、原料中に含まれるカルシウム含
量の1〜2倍量を増量する。原料・水・ペクチン溶出剤
を含めた混合液全体のpHは8〜11、望ましくは8.
5〜10とする。
原料果皮、ペクチン溶出剤、水の混合物を加熱して75
〜95℃の温度に維持しつつ攪拌しながら0.5〜3時
間反応させる。石灰処理されていない原料では85℃以
下の温度で処理する方がペクチン分子鎖の分解が少なく
、成形性の点で望ましい。加熱処理することによってペ
クチンの溶出が進み、液全体がねっとりしてくる。加熱
処理終了後、熱いうちにホモジナイザーなどにより激し
く攪拌磨砕して、原料果皮に含まれる繊維組織をばらば
らに解繊する。こうして得られたものは外見上はぼ均質
な糊状となる。
〜95℃の温度に維持しつつ攪拌しながら0.5〜3時
間反応させる。石灰処理されていない原料では85℃以
下の温度で処理する方がペクチン分子鎖の分解が少なく
、成形性の点で望ましい。加熱処理することによってペ
クチンの溶出が進み、液全体がねっとりしてくる。加熱
処理終了後、熱いうちにホモジナイザーなどにより激し
く攪拌磨砕して、原料果皮に含まれる繊維組織をばらば
らに解繊する。こうして得られたものは外見上はぼ均質
な糊状となる。
次に、得られた糊状物を、例えば0.2〜1闘の間隙を
有するスリットノズルを通して凝固浴中に押出し、薄膜
シート状に凝固させる。凝固液として用いることのでき
るのは、0.02〜2規定の酸の水溶液、または70%
以上の濃度を有する親水性有機溶媒の水溶液である。酸
の種類としては、非毒性でかつ揮発性である−ここと′
が望ま−し、ぐ1、塩酸または酢酸が適している。親水
性有機溶媒はメタノール、エタノール、プロパツール、
インプロパツール、アセトンの中から選ばれるもので、
70チ以上の濃度があればペクチンを凝固させることが
でき、さらに塩酸または酢酸を加えて0.02〜0.5
規定相当の酸性溶液とすれば、凝固の速度と凝固物の強
度を向上させる。凝固浴による凝固作用に、糊状物中に
溶解しているペクチンが酸または有機溶媒によりゲルを
生じ、さらに酸性環境に移ることによってCaまたはM
gイオンによるペクチン分子間の交差結合(架橋)を生
じて不溶化するためである。成形ノズルから凝固浴中に
押出された糊状物は、ただちに表面から凝固をはじめ、
次第に内部まで凝固が進行する。凝固浴中での暴露時間
は押出される糊状物の厚さく0.2〜・1膿)に応じて
2〜10秒以上必要で、望ましくはその2〜3倍を確保
し、を方が、凝固したシート状物の強度の点で望捷しい
。凝固浴中で凝固したシート状物はその−マ捷でシート
としての形態を保つことができ、固形物としての取扱い
に耐えるもので、十分に自己支持性をそなえている。
有するスリットノズルを通して凝固浴中に押出し、薄膜
シート状に凝固させる。凝固液として用いることのでき
るのは、0.02〜2規定の酸の水溶液、または70%
以上の濃度を有する親水性有機溶媒の水溶液である。酸
の種類としては、非毒性でかつ揮発性である−ここと′
が望ま−し、ぐ1、塩酸または酢酸が適している。親水
性有機溶媒はメタノール、エタノール、プロパツール、
インプロパツール、アセトンの中から選ばれるもので、
70チ以上の濃度があればペクチンを凝固させることが
でき、さらに塩酸または酢酸を加えて0.02〜0.5
規定相当の酸性溶液とすれば、凝固の速度と凝固物の強
度を向上させる。凝固浴による凝固作用に、糊状物中に
溶解しているペクチンが酸または有機溶媒によりゲルを
生じ、さらに酸性環境に移ることによってCaまたはM
gイオンによるペクチン分子間の交差結合(架橋)を生
じて不溶化するためである。成形ノズルから凝固浴中に
押出された糊状物は、ただちに表面から凝固をはじめ、
次第に内部まで凝固が進行する。凝固浴中での暴露時間
は押出される糊状物の厚さく0.2〜・1膿)に応じて
2〜10秒以上必要で、望ましくはその2〜3倍を確保
し、を方が、凝固したシート状物の強度の点で望捷しい
。凝固浴中で凝固したシート状物はその−マ捷でシート
としての形態を保つことができ、固形物としての取扱い
に耐えるもので、十分に自己支持性をそなえている。
次いで、成形され凝固したシート状物を、水洗して表面
に付着した(凝固浴液を洗い落してから乾燥する。乾燥
の方法は、通常シート状の物の乾燥に用いられる装置で
あればほとんど使用することができる。例えば水平に移
動する全網製のベルトコンベア上にシートを置き、乾燥
トンネルを通過させる方法などが適用できる。この場合
、熱風によるシートのばたつきを防ぎ、かつ乾燥に伴う
シートの収縮を防ぐために、上面から別の金網ベルトで
おさえながら乾燥するのが望ましい。熱源としては熱風
の他に、赤外線輻射、マイクロウェーブ照射なども利用
できるが、被乾燥物の品温か150℃を超えることは香
喫味品質上好ましくない。
に付着した(凝固浴液を洗い落してから乾燥する。乾燥
の方法は、通常シート状の物の乾燥に用いられる装置で
あればほとんど使用することができる。例えば水平に移
動する全網製のベルトコンベア上にシートを置き、乾燥
トンネルを通過させる方法などが適用できる。この場合
、熱風によるシートのばたつきを防ぎ、かつ乾燥に伴う
シートの収縮を防ぐために、上面から別の金網ベルトで
おさえながら乾燥するのが望ましい。熱源としては熱風
の他に、赤外線輻射、マイクロウェーブ照射なども利用
できるが、被乾燥物の品温か150℃を超えることは香
喫味品質上好ましくない。
こうして得られるシート状の本喫煙用組成物は充分な強
度と弾性をそなえ、耐水性もきわめて強い。例えば水中
に24時間浸漬しておいても、完全に元の形を保つこと
ができる。
度と弾性をそなえ、耐水性もきわめて強い。例えば水中
に24時間浸漬しておいても、完全に元の形を保つこと
ができる。
以上により柑橘の果皮からシート状の本喫煙用組成物を
作る方法を説明したが、さらに製品の香喫味品質を向上
するために、本喫煙用組成物にはその製造工程で次のも
のを配合することができる。
作る方法を説明したが、さらに製品の香喫味品質を向上
するために、本喫煙用組成物にはその製造工程で次のも
のを配合することができる。
すなわち、たばこ粉末、香料、保湿剤を、前記の柑橘果
皮を処゛理して得られる糊状物に適宜混合してから、凝
固浴によりシート状に成形することができる。この場合
、乾物構成比で全混合物中の25係以上を柑橘果皮処理
物が占めなければならない。
皮を処゛理して得られる糊状物に適宜混合してから、凝
固浴によりシート状に成形することができる。この場合
、乾物構成比で全混合物中の25係以上を柑橘果皮処理
物が占めなければならない。
香料は通常のたばこ工業で利用される香料で香喫味の改
善を目的とする。保湿剤はグリセリン、プロピレングリ
コール、ジエチレングリコールカラ選ばれる多価アルコ
ールで、製品の平衡水分を増し、柔軟性を与えることを
目的としている。押出し成形、凝固浴、水洗、乾燥の各
工程については前述の柑橘果皮のみを原料とする場合と
同様である。
善を目的とする。保湿剤はグリセリン、プロピレングリ
コール、ジエチレングリコールカラ選ばれる多価アルコ
ールで、製品の平衡水分を増し、柔軟性を与えることを
目的としている。押出し成形、凝固浴、水洗、乾燥の各
工程については前述の柑橘果皮のみを原料とする場合と
同様である。
さらに、本喫煙用組成物は、その製造工程において広幅
のシート状に成形するだけでなく、ノズルの形状を変え
ることによってたんざく状、糸状、棒状など各種の形状
、例えばたばこ刺状の形にも直接成形することも可能で
ある。
のシート状に成形するだけでなく、ノズルの形状を変え
ることによってたんざく状、糸状、棒状など各種の形状
、例えばたばこ刺状の形にも直接成形することも可能で
ある。
本喫煙用組成物の製造工程のうち、押出し成形以後につ
いては各工程を連続して設置し喫煙用組成物を連続した
シートとして製造することも可能である。この場合、凝
固浴については一定の成分組成ケ保つよう調整する必要
があるのは勿論である。
いては各工程を連続して設置し喫煙用組成物を連続した
シートとして製造することも可能である。この場合、凝
固浴については一定の成分組成ケ保つよう調整する必要
があるのは勿論である。
このようにして得られる本喫煙用組成物は、これがシー
ト状のものであれば、常用の葉たばこ、あるいは再生シ
ートたばこなどと同様に裁刻されたのち、紙巻たばこ、
葉巻たばこなどの原料として用いられる。使用にあたっ
ては本喫煙用組成物単独で用いてもよいし、葉たばこな
ど他の原料と適宜配合して用いてもよい。
ト状のものであれば、常用の葉たばこ、あるいは再生シ
ートたばこなどと同様に裁刻されたのち、紙巻たばこ、
葉巻たばこなどの原料として用いられる。使用にあたっ
ては本喫煙用組成物単独で用いてもよいし、葉たばこな
ど他の原料と適宜配合して用いてもよい。
本喫煙用組成物を紙巻たばことした時の香喫味13−
は、しげきがなくマイルドで、特異な燃焼具を含まない
。常用のたばこ刻と配合しても、たばこ刻のもつ本来の
香喫味をそこなうことなく、むしろたばこ刻に由来する
しげきを抑え、煙をやわらかくする効果を有している。
。常用のたばこ刻と配合しても、たばこ刻のもつ本来の
香喫味をそこなうことなく、むしろたばこ刻に由来する
しげきを抑え、煙をやわらかくする効果を有している。
また、たばこ粉末や香料を混合して本喫煙用組成物を作
成した場合、混合されたたばこ粉末や香料のもっ香喫味
の特徴をよく発現する。物性的にも充分な強度と耐水性
があり、紙巻たばこの製造工程の中で、破砕や濡れによ
る付着、固結などのトラブルを起すおそれはない。なお
、比較のために原料である柑橘の果皮の粉末を、CMC
ナトリウム塩を結合剤として単に固めただけのシートの
刻、あるいはこれを常用のたばこ刻と配合して巻上げた
シガレットは、喫煙時に特異な柑橘燃焼具を発し、繊維
質なしげきが強くて喫煙に耐えるものではなかった。
成した場合、混合されたたばこ粉末や香料のもっ香喫味
の特徴をよく発現する。物性的にも充分な強度と耐水性
があり、紙巻たばこの製造工程の中で、破砕や濡れによ
る付着、固結などのトラブルを起すおそれはない。なお
、比較のために原料である柑橘の果皮の粉末を、CMC
ナトリウム塩を結合剤として単に固めただけのシートの
刻、あるいはこれを常用のたばこ刻と配合して巻上げた
シガレットは、喫煙時に特異な柑橘燃焼具を発し、繊維
質なしげきが強くて喫煙に耐えるものではなかった。
次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。
実施例1
温州みかん(マンダリン系)の乾燥果皮を原料とした。
重量はみかん果汁の製造工場でインライン搾汁機により
果汁を搾ったあとの搾汁粕を石灰処理してから乾燥した
もので、t、s%のカルシウムを含有していた。これを
粉砕し60メツシユのふるいを通過した粉末を原料とし
て以下の処理を行った。
果汁を搾ったあとの搾汁粕を石灰処理してから乾燥した
もので、t、s%のカルシウムを含有していた。これを
粉砕し60メツシユのふるいを通過した粉末を原料とし
て以下の処理を行った。
乾燥果皮粉末500g、水3,000m1!、リン酸1
2g1ヘキサメタリン酸ナトリウム18gを混合してス
ラリー状とし、さらに28係アンモニア水を加えてI)
H9に調整した。このスラリー状物を、蒸気ジャケット
付の反応容器に入れ内容物を攪拌しながら蒸気により加
熱し、内容物の温度が90℃に達りしてから90分間そ
の温度を維持した。その後シャケ、トに冷却水を通して
内容物の温度が70℃に下った時点で別の容器に移し、
回転翼と固定翼を持つホモジナイザーで10分間、高速
攪拌と剪断を加えた。こうして得られた淡黄色の糊状物
を、底部に0.5mX100m+nのスリットノズルを
取付は占100++++nのシリンダーに入れ、内径と
嵌合するプランジャーにより加圧して、ノズル直下に置
かれた0、2規定の酢酸水溶液からなる凝固浴中に押し
出した。一定の長さく約40m)に達りする毎に切断し
、液中に10秒置いてから取シ出して水洗するという操
作を繰返し、すべての糊状物を凝固したシート状物とし
た。得られた湿潤シートを箱型通風乾燥機の中にたがい
に接触しないように吊るし、80℃で乾燥し、淡黄色で
半透明のかたいシートを得た。これを20℃、60チR
Hの調和室に1週間置いて吸湿調和させてから、本喫煙
用組成物についての物性測定および試喫の試料とした。
2g1ヘキサメタリン酸ナトリウム18gを混合してス
ラリー状とし、さらに28係アンモニア水を加えてI)
H9に調整した。このスラリー状物を、蒸気ジャケット
付の反応容器に入れ内容物を攪拌しながら蒸気により加
熱し、内容物の温度が90℃に達りしてから90分間そ
の温度を維持した。その後シャケ、トに冷却水を通して
内容物の温度が70℃に下った時点で別の容器に移し、
回転翼と固定翼を持つホモジナイザーで10分間、高速
攪拌と剪断を加えた。こうして得られた淡黄色の糊状物
を、底部に0.5mX100m+nのスリットノズルを
取付は占100++++nのシリンダーに入れ、内径と
嵌合するプランジャーにより加圧して、ノズル直下に置
かれた0、2規定の酢酸水溶液からなる凝固浴中に押し
出した。一定の長さく約40m)に達りする毎に切断し
、液中に10秒置いてから取シ出して水洗するという操
作を繰返し、すべての糊状物を凝固したシート状物とし
た。得られた湿潤シートを箱型通風乾燥機の中にたがい
に接触しないように吊るし、80℃で乾燥し、淡黄色で
半透明のかたいシートを得た。これを20℃、60チR
Hの調和室に1週間置いて吸湿調和させてから、本喫煙
用組成物についての物性測定および試喫の試料とした。
物性測定は、調和後のシートから直径30覇のディスク
を打抜き、厚さと11 重量を脅定したのち、80℃で3時間乾燥し、その間の
減量を水分とした。15点の測定の平均は次のようであ
った。
を打抜き、厚さと11 重量を脅定したのち、80℃で3時間乾燥し、その間の
減量を水分とした。15点の測定の平均は次のようであ
った。
厚 さ 0.1 2 6 調理
量 95.Og/m’平衡水分 6.2
(蔀 別途、調和後のシートを0.8 ys幅に裁刻し、黄色
種たばこ刻80%に対して本シート刻み20%の割合で
配合し、円周25媚、長さ70調の紙巻たばこに巻上げ
た本発明品を試喫に供した。対象品としては、使用した
黄色種たばこ刻だけの巻をつくり比較した。特に訓練さ
れた専門パネルの評価によれば、両者の香シにはほとん
ど差が認められず、しけきおよび煙のやわらかさの点で
、本喫煙用組成物シート20%配合品の方が優っている
と判定された。
量 95.Og/m’平衡水分 6.2
(蔀 別途、調和後のシートを0.8 ys幅に裁刻し、黄色
種たばこ刻80%に対して本シート刻み20%の割合で
配合し、円周25媚、長さ70調の紙巻たばこに巻上げ
た本発明品を試喫に供した。対象品としては、使用した
黄色種たばこ刻だけの巻をつくり比較した。特に訓練さ
れた専門パネルの評価によれば、両者の香シにはほとん
ど差が認められず、しけきおよび煙のやわらかさの点で
、本喫煙用組成物シート20%配合品の方が優っている
と判定された。
これとは別に、参考品として、原料に用いた温州みかん
の乾燥果皮粉末100gにCNCナトリウム塩20gを
混合し、水8007!を加えてスラリー状にしたものを
、ガラス板上に0.6鰭の厚さに展延し、80℃で乾燥
してシートを作成した。これを裁刻して前述の黄色種た
ばこ刻80%に対し20%の割合で配合して紙巻たばこ
に巻上げ、同じ専門パネルの試喫に供したところ、柑橘
果皮特有の燃焼具が強く、しけき、からみも強く出て香
喫味がいちぢるしく低下するという評価であった。
の乾燥果皮粉末100gにCNCナトリウム塩20gを
混合し、水8007!を加えてスラリー状にしたものを
、ガラス板上に0.6鰭の厚さに展延し、80℃で乾燥
してシートを作成した。これを裁刻して前述の黄色種た
ばこ刻80%に対し20%の割合で配合して紙巻たばこ
に巻上げ、同じ専門パネルの試喫に供したところ、柑橘
果皮特有の燃焼具が強く、しけき、からみも強く出て香
喫味がいちぢるしく低下するという評価であった。
実施例2
押出し成形を行う直前の糊状物に対し、たばこエキス(
濃度50%)20g1プロピレングリコ一ル15gを加
えよく混合する以外は、実施例1と全く同様にしてシー
ト状の喫煙用組成物を作成し、物性測定試料、試喫用試
料も同様にして作成した。本実施例のシートは実施例1
のものより少し茶色がかり、柔軟さが増していた。平衡
水分は9.9係WB、厚さはQ、12wn、坪量98g
/m’であった。前例と同じ専門パネルによる喫味評価
では、実施例1の発明品の巻にくらべてたばこらしい香
りが増し、喫みごたえもやや増えていると評価された。
濃度50%)20g1プロピレングリコ一ル15gを加
えよく混合する以外は、実施例1と全く同様にしてシー
ト状の喫煙用組成物を作成し、物性測定試料、試喫用試
料も同様にして作成した。本実施例のシートは実施例1
のものより少し茶色がかり、柔軟さが増していた。平衡
水分は9.9係WB、厚さはQ、12wn、坪量98g
/m’であった。前例と同じ専門パネルによる喫味評価
では、実施例1の発明品の巻にくらべてたばこらしい香
りが増し、喫みごたえもやや増えていると評価された。
実施例3
実施例1と同じ原料と製法によって糊状物を作成した。
この糊状物1.、 OOOg fとシ、黄色種葉たばこ
の粉末100 gsバーレ一種葉たばこの粉末60g1
グリセリン12gを加えて均一になるよう混合し、得ら
れた混合物を、以下凝固浴に0.5規定酢酸溶液を用い
たほかは実施例1と全く同じように押出し成形、水洗、
乾燥してシート状の本喫煙用組成物を得た。このシート
は原料に用いたたばこ粉末と類似した色調を示し、しな
やかさもそなえていた。平衡水分(20℃、60チRH
,1週間調和)は104チWBであり、厚さ、坪量はそ
れぞれ0.13−131g/−であった。このシートを
0,8訪幅に裁刻し、円周25咽、長さ70膿の紙巻た
ばこに巻上げて試喫に供した。対照品として、たばこ粉
末の原料に用いたものと同じ黄色種およびバーレ一種葉
たばこの刻を5:3の割合で配合し、同様に紙巻にした
ものを比較用試料とした。同じ専門パネルによる評価で
は、本喫煙用組成物は原料に用いた葉たばこ即ち対照品
と類似した香調を有し、やや香味が薄い傾向が認められ
るものの、しげきはずっと少いと判定された。
の粉末100 gsバーレ一種葉たばこの粉末60g1
グリセリン12gを加えて均一になるよう混合し、得ら
れた混合物を、以下凝固浴に0.5規定酢酸溶液を用い
たほかは実施例1と全く同じように押出し成形、水洗、
乾燥してシート状の本喫煙用組成物を得た。このシート
は原料に用いたたばこ粉末と類似した色調を示し、しな
やかさもそなえていた。平衡水分(20℃、60チRH
,1週間調和)は104チWBであり、厚さ、坪量はそ
れぞれ0.13−131g/−であった。このシートを
0,8訪幅に裁刻し、円周25咽、長さ70膿の紙巻た
ばこに巻上げて試喫に供した。対照品として、たばこ粉
末の原料に用いたものと同じ黄色種およびバーレ一種葉
たばこの刻を5:3の割合で配合し、同様に紙巻にした
ものを比較用試料とした。同じ専門パネルによる評価で
は、本喫煙用組成物は原料に用いた葉たばこ即ち対照品
と類似した香調を有し、やや香味が薄い傾向が認められ
るものの、しげきはずっと少いと判定された。
実施例4
原料として伊予柑(タンゴール系)の果皮を使用した。
果汁製造工場においてインライン搾汁機から排出された
新鮮な果皮を採取し、石灰処理をすることなくただちに
70℃の通風乾燥機に入れて乾燥した。この乾燥物を粉
砕して60メツシユふるいを通過した粉末を原料とした
。
新鮮な果皮を採取し、石灰処理をすることなくただちに
70℃の通風乾燥機に入れて乾燥した。この乾燥物を粉
砕して60メツシユふるいを通過した粉末を原料とした
。
この伊予柑果皮の乾燥粉末500gに対し、リン酸2ア
ンモニウム15g、28%アンモニア水20m1.水4
.500−を加え混合してスラリー状とじもこの時のp
Hは9.3を示していた。
ンモニウム15g、28%アンモニア水20m1.水4
.500−を加え混合してスラリー状とじもこの時のp
Hは9.3を示していた。
このスラリー状物を加熱装置付の反応容器に入れ、80
℃で40分間加熱したのち内容物をとり出し、ジエチレ
ングリコール20gを加えてから、ホモジナイザー(実
施例]と同じ)により10分間高速攪拌を行い糊状とし
た。実施例1と同じ押出成形機を用い、凝固浴としては
99チエタノールに1却定塩酸を5チ(容量比)加えた
ものを使用した。凝固浴により凝固した湿潤シートを水
洗し、金網にはさんで80℃で通風乾燥した。得られた
ものは淡い橙色をもった半透明のシートであった。この
シート状物ヲ20℃、601RH条件で1週間調和し、
物性測定を行った。
℃で40分間加熱したのち内容物をとり出し、ジエチレ
ングリコール20gを加えてから、ホモジナイザー(実
施例]と同じ)により10分間高速攪拌を行い糊状とし
た。実施例1と同じ押出成形機を用い、凝固浴としては
99チエタノールに1却定塩酸を5チ(容量比)加えた
ものを使用した。凝固浴により凝固した湿潤シートを水
洗し、金網にはさんで80℃で通風乾燥した。得られた
ものは淡い橙色をもった半透明のシートであった。この
シート状物ヲ20℃、601RH条件で1週間調和し、
物性測定を行った。
厚 さ 0.095 調理 量
a 8.7 g / m’平衡水分
10.2%WB さらにこのシートを0.65 ms幅に裁刻し、円周2
5m1巻長70醪の紙巻たばこに巻上げて試喫および煙
中タールの測定に供した。喫味は心よいせ臭と甘味をと
もない、煙がソフトできわめて軽いものであった。煙中
タール量の測定は標準喫煙条件(60秒毎に1回吸煙、
1回あたり2秒間で35mg吸煙)により、40醪燃焼
させた時の煙中タール量を求めた(たばこ分析法第3集
く煙成分編〉、日本専売公社、1976)。
a 8.7 g / m’平衡水分
10.2%WB さらにこのシートを0.65 ms幅に裁刻し、円周2
5m1巻長70醪の紙巻たばこに巻上げて試喫および煙
中タールの測定に供した。喫味は心よいせ臭と甘味をと
もない、煙がソフトできわめて軽いものであった。煙中
タール量の測定は標準喫煙条件(60秒毎に1回吸煙、
1回あたり2秒間で35mg吸煙)により、40醪燃焼
させた時の煙中タール量を求めた(たばこ分析法第3集
く煙成分編〉、日本専売公社、1976)。
結果を次表に示す。
葉たばこの煙中タール量は品種と着位によシ大幅に変動
するが、一般に20〜aoq/本の範囲にあり、本喫煙
用組成物は通常の葉たばこよりやや少な目の煙中タール
量を示した。
するが、一般に20〜aoq/本の範囲にあり、本喫煙
用組成物は通常の葉たばこよりやや少な目の煙中タール
量を示した。
実施例5
伊予柑の果皮を処理して糊状物とするまでは実施例4と
同じである。糊状物1. OOOgをとり、これに対し
て、たばこ工場から生出するたばこ細粉200 g、甘
草エキス(濃度60%)10g1砂糖15g1グリセリ
ン12gを加えて均一になるようよく混合した。この混
合物を、0、4 mm X 1.5 mmの長方形の開
孔を24個そなえた多孔ノズルを通して、1規定塩酸溶
液と95係エタノールの混合液(混合比1:9)からな
る凝固浴中に押出し凝固させた。得られた細ひも状の凝
固物を水洗後2〜3備の長さに切シそろえ、全網製の円
筒容器に入れて回転させながら100℃の熱風を送って
乾燥させた。得られた乾燥物はたばことよく似た外観と
触感を有していた。これを20℃、60%RHで1週間
調和し、かさ密度の測定試料とした。かさ密度の測定は
以下の方法(たばこ分析法第2集く物性編〉日本専売公
社、1976)により行った。刻15、00 gを正確
に秤量して試料容器(内径71.36咽、深さ80.
OOranの円筒状)に入れ、容器の内壁に接っしない
ように設けたプシンジャーにより一定速度(0,5mm
7秒)で刻を圧縮してゆき、250g/cdの圧縮応力
を生じた時点での刻集合体の占有する体積を求めかさ密
度を算出した。不側状物のかさ密度は1 cr/(あた
り0208gで、この値は通常の空気乾燥葉たばこ(ハ
ーレ一種および在来種)に匹敵し、黄色種たばこ(02
5〜0.33 g / tJ )に比較してかさ密度が
小さい、すなわちかさ高性が大きいことを示している。
同じである。糊状物1. OOOgをとり、これに対し
て、たばこ工場から生出するたばこ細粉200 g、甘
草エキス(濃度60%)10g1砂糖15g1グリセリ
ン12gを加えて均一になるようよく混合した。この混
合物を、0、4 mm X 1.5 mmの長方形の開
孔を24個そなえた多孔ノズルを通して、1規定塩酸溶
液と95係エタノールの混合液(混合比1:9)からな
る凝固浴中に押出し凝固させた。得られた細ひも状の凝
固物を水洗後2〜3備の長さに切シそろえ、全網製の円
筒容器に入れて回転させながら100℃の熱風を送って
乾燥させた。得られた乾燥物はたばことよく似た外観と
触感を有していた。これを20℃、60%RHで1週間
調和し、かさ密度の測定試料とした。かさ密度の測定は
以下の方法(たばこ分析法第2集く物性編〉日本専売公
社、1976)により行った。刻15、00 gを正確
に秤量して試料容器(内径71.36咽、深さ80.
OOranの円筒状)に入れ、容器の内壁に接っしない
ように設けたプシンジャーにより一定速度(0,5mm
7秒)で刻を圧縮してゆき、250g/cdの圧縮応力
を生じた時点での刻集合体の占有する体積を求めかさ密
度を算出した。不側状物のかさ密度は1 cr/(あた
り0208gで、この値は通常の空気乾燥葉たばこ(ハ
ーレ一種および在来種)に匹敵し、黄色種たばこ(02
5〜0.33 g / tJ )に比較してかさ密度が
小さい、すなわちかさ高性が大きいことを示している。
実施例6
新鮮な八朔(挽材系)の中身(しょうのう部)を除いた
あとの外来皮を、包丁で約5閣幅にきざんだものを原料
とした。きざんだ新鮮果皮1、80 Kg(乾物量とし
て495gを含む)に対し、リン酸2アンモニウム15
g1炭酸ナトリウム10g1水2.7 Ofl rnl
、を刃口えて混合し、28チアンモニアによりpH9,
2にした。加熱装置付の反応容器に入れ、攪拌を加えな
がら80℃で45分間反応させた。加熱処理の済んだ段
階で八朔の果皮はほとんど原形が昭められないほどであ
ったが、さらに熱いうちにホモジナイザによ915分間
高速攪拌と剪断を加えて均一な糊状物とした。得られた
糊状物にグリセリン15gを加えさらに3分間攪拌して
から、実施例1の押出成形機を用いて0.2規定塩酸溶
液からなる凝固液中に押出し、シート状に凝固させた。
あとの外来皮を、包丁で約5閣幅にきざんだものを原料
とした。きざんだ新鮮果皮1、80 Kg(乾物量とし
て495gを含む)に対し、リン酸2アンモニウム15
g1炭酸ナトリウム10g1水2.7 Ofl rnl
、を刃口えて混合し、28チアンモニアによりpH9,
2にした。加熱装置付の反応容器に入れ、攪拌を加えな
がら80℃で45分間反応させた。加熱処理の済んだ段
階で八朔の果皮はほとんど原形が昭められないほどであ
ったが、さらに熱いうちにホモジナイザによ915分間
高速攪拌と剪断を加えて均一な糊状物とした。得られた
糊状物にグリセリン15gを加えさらに3分間攪拌して
から、実施例1の押出成形機を用いて0.2規定塩酸溶
液からなる凝固液中に押出し、シート状に凝固させた。
得られた湿潤シートを水洗してから一枚ずつ金網にはさ
み、80℃に設定した通風乾燥機で乾燥した。得られた
シート状の喫煙用組成物は実施例4のものとほとんど同
じ外観を示し、香喫味の上でも類似していたが、同じ専
門パネルによれば、本実施例の喫煙用組成物は若干繊維
質なからみを伴なう傾向があり、実施例4の伊予柑を用
いた発明品の方が香喫味の上ですぐれていると評価され
た。
み、80℃に設定した通風乾燥機で乾燥した。得られた
シート状の喫煙用組成物は実施例4のものとほとんど同
じ外観を示し、香喫味の上でも類似していたが、同じ専
門パネルによれば、本実施例の喫煙用組成物は若干繊維
質なからみを伴なう傾向があり、実施例4の伊予柑を用
いた発明品の方が香喫味の上ですぐれていると評価され
た。
出願人 日本専売公社
31
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、柑橘の果皮をペクチン溶出剤水溶液とともにpH8
〜11のもとで加熱ホモジナイズして得られる糊状物を
、成形ノズルを通して酸性水溶液および/または親水性
有機溶媒水溶液からなる凝固浴中に押し出して凝固させ
た成形物を、水洗したのち乾燥して得られる喫煙用組成
物。 2、 (a)柑橘の果皮をペクチン溶出剤水溶液とと
もにpH8〜11のもとて加熱ホモジナイズして糊状物
とする工程 (b)この糊状物を成形ノズルを通して酸
性水溶液および/または親水性有機溶媒水溶液からなる
凝固浴中に押し出し成形して凝固させる工程、(e)成
形物を水洗ののち乾燥させる工程、からなる喫煙用組成
物の製造方法。 3、 柑橘の果皮をペクチン溶出剤水溶液とともに加熱
ホモジナイズして得られる糊状物に、適宜、たばこ粉末
、香料、保湿剤から選ばれる1または2以上を加えて均
一に混合した糊状混合物を、成形ノズルを通して酸性水
溶液および/または親水性有機溶媒水溶液からなる凝固
浴中に押串し凝固させた成形物を、水洗したのち乾燥し
て得られる喫煙用組成物。 4、糊状混合物中に占める柑橘果皮の割合が、乾物構成
比で全混合物中の25%以上である特許請求の範囲第3
項の喫煙用組成物。 5、 (a)柑橘の果皮をペクチン溶出剤水溶液とと
もに加熱ホモジナイズして糊状物とする工程、Cb)こ
の糊状物にたばこ粉末、香料、保湿剤から選ばれる1ま
たは2以上を加えて均一に混合して糊状混合物とする工
程、(c)この糊状混合物を成形ノズルを通して酸性水
溶液および/または親水性有機溶媒水溶液からなる凝固
浴中に押し出し成形して凝固させる工程、(d)成形物
を水洗ののち乾燥させる工程、からなる喫煙用組成物の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15517382A JPS6024706B2 (ja) | 1982-09-08 | 1982-09-08 | 喫煙用組成物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15517382A JPS6024706B2 (ja) | 1982-09-08 | 1982-09-08 | 喫煙用組成物の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5945866A true JPS5945866A (ja) | 1984-03-14 |
JPS6024706B2 JPS6024706B2 (ja) | 1985-06-14 |
Family
ID=15600088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15517382A Expired JPS6024706B2 (ja) | 1982-09-08 | 1982-09-08 | 喫煙用組成物の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6024706B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002035948A1 (fr) * | 2000-11-06 | 2002-05-10 | Japan Tobacco Inc. | Compositions parfumees permettant de desodoriser le tabac, agents de desodorisation du tabac et emballage pour cigarettes et tabac presentant une faible odeur secondaire de fumee |
-
1982
- 1982-09-08 JP JP15517382A patent/JPS6024706B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002035948A1 (fr) * | 2000-11-06 | 2002-05-10 | Japan Tobacco Inc. | Compositions parfumees permettant de desodoriser le tabac, agents de desodorisation du tabac et emballage pour cigarettes et tabac presentant une faible odeur secondaire de fumee |
US7481891B2 (en) | 2000-11-06 | 2009-01-27 | Japan Tobacco Inc. | Cigarette wrapper consisting of mandarin orange essential oil |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6024706B2 (ja) | 1985-06-14 |
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