JPS6024706B2 - 喫煙用組成物の製造法 - Google Patents

喫煙用組成物の製造法

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JPS6024706B2
JPS6024706B2 JP15517382A JP15517382A JPS6024706B2 JP S6024706 B2 JPS6024706 B2 JP S6024706B2 JP 15517382 A JP15517382 A JP 15517382A JP 15517382 A JP15517382 A JP 15517382A JP S6024706 B2 JPS6024706 B2 JP S6024706B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は柑橘類の果皮を主な原料とする喫煙用組成物の
製造方法に関するものである。
一般にたばこ工業で使用されるシートたばこや人工たば
このようなシート状に成形された喫煙用組成物には、粉
体の原料を結合してシートの形状を保持するために各種
の結合剤が使用されている。
結合剤としては例えばメチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセ
ルロース誘導体、ローカストビーンガム、タマリンド種
子ガムなどの植物ガム質などが知られている。また植物
から排出分離されたペクチンも同様に結合剤として使用
されうる(USP−2,830,596)。抽出分離さ
れたペクチンは水溶液なので、これを水不溶性の結合剤
に変える方法もある。例えば、たばこ植物に含まれる水
不溶性のプロトベクチンを化学処理によって水溶性のペ
クチンとして溶出させたち、アルカリ土類金属イオンを
加えて水不溶性のペクチンアルカリ士類金属塩のゲルを
形成させ、このゲルを湿潤磨砕して得るゲル分散物を結
合剤として使用することが考えられている(特公昭43
一23998)。てんさし、バルブの同様な利用法につ
いても特許が存在する(特公昭50一25,559)。
さらにレモンの果皮に含まれるペクチンを酸で抽出し、
このアルカリ士類金属塩をフィルム状に成形したのち乾
燥して巻たばこ用の巻紙として使用する例についても記
載がある(USP−4,129,134)。以上に述べ
たペクチンまたは他の結合剤を使明するシート状の喫煙
用組成物の製造形態は、結合剤の溶液または分散液中に
、たばこ粉末その他の粉末原料を分散させてスラリ−状
となし、このスラリ−状態をシート状の展延して成形し
たのち、これを乾燥することによって固化されている。
したがって乾燥終了に到るまでの間、シート状に展延し
たスラリー状物をそのままの形で保持しておく必要があ
り、この目的に対して通常はスチールベルトコンベアが
使用されている。すなわち、スチールベルトコンベアの
面にスラリー状物を薄いシート状に展延したままトンネ
ル型の乾燥室を通過させて乾燥するのが普通である。こ
の場合、乾燥中の水分の蒸発はコンベァに接触しない片
面のみで行われるため、乾燥浜所要時間も長くなり、ま
た必然的に長い乾燥トンネルを必要とする。また、乾燥
終了後のシートの剥離を円滑に行うためには平滑な面を
持つ高精度のスチールベルトを使用する必要があり、こ
のようは装置は高価であるため生産物のコストを上昇さ
せる原因にもなる。本発明者らは、このような成形乾燥
のための高価な装置を必要とせずに、シート状の喫煙用
組成物を作る方法を検討した結果、スラリー状または糊
状にした原料を薄膜シート状に成形すると同時に凝固さ
せ、湿潤状態のままで自己支持性のあるシート状物とす
ることができれば、乾燥期間中ずっと平担なべルト面に
保持しておく必要もなく、しかも両面から蒸発させうる
乾燥方法も可能となり、乾燥所要時間を大幅に短縮しう
ろことに想到し、このことを可能ならしめる原料組成お
よび製造方法について鋭意試験検討を加え、本発明をな
すに到った。すなわち本発明は、柑橘類の果皮を原料と
し、これにペクチン溶出剤水溶液を加えて加熱したのち
ホモジナィズして糊状とし、この糊状物を成形ノズルを
通して、ペクチンを凝固させる能力を持つ液(以下凝固
俗という)の中に薄膜シート状に押出して凝固させる。
こうして得られるシートは湿潤状態においても自己支持
性を有し、これを乾燥して喫煙用組成物となすものであ
る。形状についてはシート状以外にも、成形ノズルを変
更することにより糸状、たんざ〈状などたばこ工業での
使用に好適な形状とすることもできる。さらに上記糊状
物に、たばこ粉末や香料、保温剤を適宜加えて混合した
ものを同様に成形して喫煙用組成物を得ることを発明の
要旨とするものである。以下に、本発明の製造方法を詳
細に説明する。
原料としては、柑橘類の果皮を使用する。柑橘の品種で
は、タンゴール、タンゼロ系、グレープフルーツ系、レ
モン系、夏燈、八朔を含む挽相系などペクチン含有率の
高いものが好適であるが、これらに限られるものではな
く、我国で産出量の多いマンダリン系の温州みかんの果
皮でも差支えない。多量かつ安定的に得られる原料とし
ては、相橋果汁の製造工場から得られる搾汁柏がある。
これは通常、消石灰を加えて再圧搾(以下、石灰処理と
いう)してから高温で乾燥されたものである。原料とし
ては、石灰処理されないものの方が望ましいが、石灰処
理品であってもペクチン溶出条件を調整することにより
使用可能である。乾燥果皮を原料とする場合には、次の
工程に先立って粉砕しておく。粉砕程度はあとの押出成
形工程における成形ノズルの開孔雀(スリット/ズルの
場合にはスリット間隙)より小さくしておくのが良い。
未だ乾燥されていない新鮮果皮の場合には、乾燥して上
記と同様に粉砕して使用するか、あるいは新鮮果皮をそ
のまま次のペクチン熔出工程の原料としても良い。この
場合にはペクチンの港出を進めるために新鮮果皮を3〜
7柳幅程度に刻んでおくのが適当である。次いで、原料
果皮にペクチン熔出剤と乾燥重量基準で4〜13音量の
水を加え混合する。
ペクチン溶出剤は、ペクチン分子間および繊維質からな
る果皮組織とペクチン分子との間の交差結合により不溶
化しているペクチン分子に作用して、交差結合を切り水
落性のペクチンに変える働きをする。交差結合にはCa
HやMg十十などの多価金属イオンによる結合や、リン
酸結合および水素結合のあることが知られている。ペク
チン溶出剤はこれらの交差結合を分解し、かつ溶出した
ペクチン分子が再結合することなく溶解状態を保つため
に必要なものである。ペクチン溶出剤としては、リン酸
、塩酸、硫酸、ポリリン酸、ヘキサメタクリン酸、クエ
ン酸、酒石酸、リンゴ酸から選ばれる一種またはそれ以
上の鍵酸または有機酸と、溶液全体をアルカリ性に保つ
ための塩基からなる。塩基としてはナトリウムまたはカ
リウムの水酸化物または炭酸塩、またはアンモニアから
選ばれる。特にアンモニアが好適である。酸および塩基
は別々に加えても良いし、化合物である塩の形で加えて
も良い。このような塩としては、リン酸2アンモニウム
、ヘキサメタリン酸ナトリウムが特に適している。ペク
チン溶出剤の適用量は、石灰処理されている原料果皮1
0の重量部(乾燥重量)に対し、溶出剤中の酸基として
1〜5重量部を用い、石灰処理された原料に対しては、
原料中に含まれる力ルシウム含量の1〜2倍量を増量す
る。原料・水・ペクチン溶出剤を含めた混合液全体のp
H‘ま8〜11、望ましくは8.5〜10とする。原料
果皮、ペクチン溶出剤、水の混合物を加熱して75〜9
5℃の温度に維持しつつ鯛拝しながら0.5〜3時間反
応させる。
石灰処理されていない原料では85二0以下の温度で処
理する方がペクチン分子鎖の分解が少なく、成形性の点
で望ましい。加熱処理することによってペクチンの総出
が進み、液全体がねっとりしてくる。加熱処理終了後、
熱いうちにホモジナィザーなどにより激しく縄梓磨砕し
て、原料果皮に含まれる繊維組織をばらばらに解綴する
。こうして得られたものは外見上ほぼ均質な糊状となる
。次に、得られた糊状物を、例えば0.2〜1肌の間隔
を有するスリットノズルを通して凝固浴中に押出し、薄
膜シート状に凝固させる。
凝固液として用いることのできるのは、0.02〜2規
定の酸の水溶液、または70%以上の濃度を有する親水
性有機溶媒の水溶液である。酸の種類としては、非毒性
でかつ揮発性であることが望ましく、塩酸または酢酸が
適している。親水性有機溶媒はメタノ−ル、エタノール
、ブタパノール、イソプロパノール、アセトンの中から
選ばれるもので、70%以上の濃度があればペクチンを
凝固させることができ、さらに塩酸または酢酸を加えて
0.02〜0.5規定相当の酸性溶液とすれば、凝固の
速度と凝固物の強度を向上させる。凝固格による凝固作
用は、糊状物中に溶解しているペクチンが酸または有機
溶媒によるゲルを生じ、さらに酸性環境に移ることによ
ってCaHまたはMg++イオンによるペクチン分子間
の交差結合(架橋)を生じて不溶化するためである。成
形ノズルから凝固浴中に押出された糊状物は、ただちに
表面から凝固をはじめ、次第に内部まで凝固が進行する
。凝固裕中の暴露時間は押出される糊状物の厚さ(0.
2〜1肋)に応じて2〜1現砂以上必要で、望ましくは
その2〜3倍を確保した方が、凝固したシート状物の強
度の点で望ましい。凝固裕中で凝固したシート状物はそ
のままでシートとしての形態を保つことができ、固形物
としての取扱いに耐えるもので、十分に自己支持性をそ
なえている。次いで、成形され凝固したシート状物を、
水洗して表面に付着した凝固裕液を洗い落してから乾燥
する。
乾燥の方法は、通常シート状の物の乾燥に用いられる装
置であればほとんど使用することができる。例えば水平
に移動する金網製のベルトコンベア上にシートを置き、
乾燥トンネルを通過させる方法などが適用できる。この
場合、熱風によるシートのばらつきを防ぎ、かつ乾燥を
伴うシートの収縮を防ぐために、上面から別の金網ベル
トでおさえながら乾燥するのが望ましい。熱源としては
熱風の他に、赤外線鍵射、マイクロウェーブ照射などを
利用できるが、被乾燥物の品温が150qoを越えるこ
とは香喫味品質上好ましくなし、。こうして得られたシ
ート状の喫煙用組成物は充分な強度と弾圧をそなえ、耐
水性もきわめて強い。
例えば水中に2岬時間浸潰しておいても、完全に元の形
を保つことができる。以上により柑橘の果皮からシート
状の喫煙用組成物を作る方を説明したが、たばこ粉末、
香料、保温剤を、前記の柑橘果皮を処理して得られる糊
状物を適宜混合して香喫味品質を向上させることもでき
る。
この場合、乾物構成比で全混合物中の25%以上を相橘
果皮処理物が占めなければならない。香料は通常のたば
こ工業で利用される香料で香喫味の改善を目的とする。
保湿剤はゲIJセリン、プロピレングリコール、ジエチ
レングリコールから選ばれる多価アルコールで、製品の
平衡水分を増し、柔軟性を与えることを目的としている
。押出し成形、凝固俗、水洗、乾燥の各工程については
前述の柑橋果皮のみを原料とする場合と同様である。さ
らに、喫煙用組成物は、その製造工程において広幅のシ
ート状に成形するだけでなく、ノズルの形状を変えるこ
とによってたんざく状、糸状、棒状など各種の形状、例
えばたばこ刻状の形にも直接成形することも可能である
押出し成形以後については各工程を連続して設置し喫煙
用組成物を連続したシートとして製造することも可能で
ある。
この場合、凝固俗については一定の成分組成を保つよう
調整する必要があるのは勿論である。このようにして得
られた喫煙用組成物は、これがシート状のものであれば
、葉たばこ、あるいは再生シートたばこなどと同様に栽
刻されたのち、紙巻たばこ、葉巻たばこなどの原料とし
て用いられる。
使用にあたっては本喫煙用組成物単独で用いてもよいし
、葉たばこなど他の原料を適宜配合して用いてもよい。
本製造方法によって得られた喫煙用組成物を紙巻たばこ
とした時の香喫味は、しげさがなくマイルドで、特異な
燃焼臭を含まない。
また、たばこ刻と配合しても、たばこ刻のもつ本来の香
喫味をそこなうことなく、むしろたばこ刻に由来するし
げきを抑え、煙をやわらかくする効果を有している。ま
た、たばこ粉末や香料を混合して喫煙用組成物を作成し
た場合、混合されたたばこ粉末や香料のもつ香喫味の特
徴をよく発現する。物性的にも充分な強度と耐水性があ
り、紙巻たばこの製造工程の中で、破砕や濡れによる付
着、固結などのトラブルを起すおそれはない。なお、比
較のために原料である柑橘の果皮の粉末を、CMCナト
リウム塩を結合剤として単に固めただけのシ‐‐トの刻
、あるいはこれを常用のたばこ刻と配合して巻上げたシ
ガレットは、喫煙時に特異な柑橘燃焼臭を発し、繊維費
なし0ナきが強くて喫煙に耐えるものではなかつた。次
に実施例をあげて本発明をさらに説明する。
実施例 1温州みかん(マンダリン系)の乾燥果皮と原
料とした。
本品はみかん果汁の製造工場でインライン搾作機により
果汁を搾つたあとの搾縦粕を石灰処理してから乾燥した
もので、1.5%のカルシウムを含有していた。これを
粉砕し60メッシュのふるいを通過した粉末を原料とし
て以下の処理を行つた。乾燥果皮粉末500夕、水3,
000の‘、リン酸12夕、ヘキサメタリン酸ナトリウ
ム18夕を混合してスラリー状とし、さらに被%アンモ
ニア水を加えてpH9に調整した。
このスラリー状物を、蒸気ジャケット付の反応容器に入
れ内容物を燈拝しながら蒸気により加熱し、内容物の温
度が90qoに蓬つしてから90分間その温度を維持し
た。その後ジャケットに冷却水を通して内容物の温度が
70oo以下に下った時点で別の容器に移し、回転翼と
固定翼を持つホモジナィザーで10分間、高速鷹洋と灘
断を加えた。こうして得られた淡黄色の湖状物を、底部
に0.5肌×10仇吻のスリットノズルを取付けた内径
10仇帆のシリンダーに入れ、内径と競合するプランジ
ャーにより加圧して、ノズル直下に置かれた0.2規定
の酢酸水溶液からなる凝固裕中に押し出した。一定の長
さ(約40伽)に蓮つする毎に切断し、液中に1頂砂置
いてから取り出して水洗するという操作を繰返し、すべ
ての糊状物を凝固したシート状物とした。得られた湿潤
シートを箱型通風乾燥機の中にたがいに接触しないよう
に吊るし、80qoで乾燥し、淡黄色で半透明のかたい
シートを得た。これを20qo、60%RHの調和室に
1週間置いて吸湿調和させてから、物性測性および香喫
味評価の試料とした。物性測定は、調和後のシートから
直径3仇帆のディスクを打抜き、厚さと重量を測定した
のち、80qoで3時間乾燥し、その間の減量を水分と
した。15点の測定の平均は次のようであった。
厚 さ 0.126側 坪 量 95.0タノ〆 平均水分 6.2%WB 別途、調和後のシートを0.8柳幅に裁刻し、黄色種た
ばこ刻80%に対して本シート刻み20%の割合で配合
し、円周25肋、長さ7仇奴の紙巻たばこに巻上げ香喫
味評価に供した。
対象品としては、使用した黄色種たばこ刻みだけの巻を
つくり比較した。特に訓練された専門パネルの評価によ
れば、両者の香りにはほとんど差が認められず、しげき
および煙のやわらかさの点で、本発明による喫煙用組成
物シート20%配合品の方が優っていると判定された。
これとは別に、参考品として、原料に用いた温州みかん
の乾燥果皮粉末100のこCMCナトリウム塩209を
混合し、水800の‘を加えてスラリー状にしたものを
、ガラス板上に0.6肋の厚さに展延し、80ooで乾
燥してシートを作成した。
これを裁刻して前述の黄色種たばこ刻80%に対し20
%の割合で配合して紙巻たばこに巻上げ、同じ専門パネ
ルの香喫味評価に供したところ、柑橋果皮特有の燃焼臭
が強く、しげき、からみも強く出て香喫味がいちじるし
く低下するという評価であった。実施例 2押出し成形
を行う直前の糊状物に対し、たばこエキス(濃度50%
)20夕、プロピレングリコール152を加えよく混合
する以外は、実施例1と全く同様にしてシート状の喫煙
用組成物を作成し、物性測定試料、香喫味評価用試料も
同様にして作成した。
本実施例のシートは実施例1のものより少し茶色がかり
、柔軟さが増していた。平衡水分は9.9%WB、厚さ
は0.12側坪量98夕/めであった。実施例1と同様
に行なた香喫味評価では、たばこエキス、プロピレング
リコールを加えないものにくらべてたばこらしい香りが
増し、喫みごたえもやや増えていると評価された。実施
例 3 実施例1と同じ原料と製法によって糊状物を作成した。
この糊状物1,000夕をとり、黄色種葉たばこの粉末
100夕、バーレー種葉たばこの粉末60夕、グリセリ
ン12夕を加えて均一になるよう混合し、得られた混合
物を、以下凝固格に0.5規定酢酸溶液を用いたほかは
実施例1と全く同じように押出し成形、水洗、乾燥して
シート状の喫煙用組成物を得た。このシートは原料に用
いたたばこ粉末と類似した色調を示し、しなやかさもそ
なえていた。平衡水分(20午0、60%RH、1週間
調和)は10.4%WBであり、厚さ、坪量はそれぞれ
0.13肋、131夕/めであった。このシートを0.
8側幅に裁刻し、円周25側、長さ7仇岬の紙巻たばこ
に巻上げて香喫味評価に供した。対照品として、たばこ
粉末の原料に用いたものと同じ黄色種およびバーレー種
葉たばこの刻5:3の割合で配合し、同様に紙巻にした
ものを比較用談料とした。実施例1と同様に行なった香
喫味評価では、対照品と類似した香調を有し、やや香味
が薄い傾向が認められるものの、しげきはずつと少し、
と判定された。実施例 4 原料として伊予柑(タンゴール系)の果皮を使用した。
果汁製造工場においてインライン搾汁機から排出された
新鮮な果皮を採取し、石灰処理をすることなくただちに
7000の通風乾燥機に入れて乾燥した。この乾燥物を
粉砕して60メッシュふるいを通過した粉末を原料とし
た。この伊予柑果皮の乾燥粉末500のこ対し、リン酸
2アンモニウム15夕、28%アンモニア水20の【、
水4,500Mを加え混合してスラリー状とした。この
時のpHは9.3を示していた。このスラリー状物を加
熱装置付の反容器に入れ、8000で40分間加熱した
のち内容物をとり出し、ジエチレングリコール20夕を
加えてから、ホモジナィザー(実施例1と同じ)により
10分間高速蝿梓を行い糊状とした。実施例1と同じ押
出成形機を用い、凝固格としては99%エタノールに1
規定塩酸を5%(容量比)加えたものを使用した。凝固
俗により凝固した湿潤シートを水洗し、金網にはさんで
80qoで通風乾燥した。得られたものは淡い燈色をも
つた半透明のシートであった。このシート状物を20q
o、60%RH条件で1週間調和し、物性測定を行った
。厚 さ 0.095側 坪 量 粥.7夕/〆 平衡水分 10.2%WB さらにこのシートを0.05柳幅に薮刻し、円周25側
、巻長7仇駁の紙巻たばこに巻上げて香喫味評価および
鰹中タールの測定に供した。
香喫味は心よく甘臭と甘味をともない、煙がソフトでき
わめて軽いものであった。鰹中タール量の測定は標準喫
煙条件(6の轡毎に1回吸煙、1回あたり2秒間で35
叫吸煙)により、4仇吻燃焼させた時の煙中タール量を
求めた(たばこ分析第3集く煙成分編〉、日本専売公社
、1976)。結果を次表に示す。葉たばこの蛭中ター
ル量は品種と着位により大幅に変動するが、一般に20
〜30の9/本の範囲にあり、本発明の方法により得た
喫煙用組成物は通常の葉たばこよりやや少な目の煙中タ
ール量を示した。実施例 5 伊予柑の果皮を処理して糊状物とするまでは実施例4と
同じである。
糊状物1,000夕をとり、これに対して、たばこ工場
から生出するたばこ細粉200夕、甘草エキス(濃度6
0%)10夕、砂糖15夕、グリセリン12夕を加えて
均一になるようよく混合した。この混合物を、0.4肌
×1.5肋の長方形の関孔を24個そなえた多孔ノズル
を通して、1規定塩酸溶液と95%エタノールの混合液
(混合比1:9)からなる凝固裕中に押出し凝固させた
。得られた紬ひも状の凝固物を水洗後2〜3伽の長さに
切りそろえ、金網製の円筒容器に入れて回転させながら
10000の熱風を送って乾燥させた。得られた乾燥物
はたばことよく似た外観と触感を有していた。これを2
0qC、60%RHで1週間調和し、かさ密度の測定試
料とした。かさ密度の測定は以下の方法(たばこ分析法
第2集〈物性編)、日本専売公社、1976)により行
った。刻1500夕を正確に秤量して試料容器(内径7
1.36伽、深さ80.0仇吻の円筒状)に入れ、容器
の内壁に鞍つしないように設けたプランジャーにより一
定速度(0.5側/秒)で刻を圧縮してゆき、250夕
/地の圧縮応力を生じた時点での刻集合体の占有する体
積を求めかミ密度を算出した。本刻状物のかさ密度は1
塊あたり0.208夕で、この値は通常の空気乾燥葉た
ばこ(バーレー種および在来種)に匹敵し、黄色種たば
こ(0.25〜0.33夕/洲)に比較してかさ密度が
小さい、すなわちかご高性が大きいことを示している。
実施例 6 新鮮な八朔(晩柑系)の中身(じようのう部)を除いた
あとの外果皮を、包丁で約5肋幅にきざんだものを原料
とした。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 柑橘の果皮をペクチン溶出剤水溶液とともにpH8
    〜11のもとで加熱し、ホモジナイズして得られる糊状
    物を、成形ノズルを通して酸性水溶液および/または新
    水性有機溶媒水溶液からなる凝固浴中に押し出して凝固
    させ、水洗したのち乾燥することを特徴とする喫煙用組
    成物の製造法。
JP15517382A 1982-09-08 1982-09-08 喫煙用組成物の製造法 Expired JPS6024706B2 (ja)

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