JPS5945784B2 - 帯電防止剤組成物 - Google Patents
帯電防止剤組成物Info
- Publication number
- JPS5945784B2 JPS5945784B2 JP20925582A JP20925582A JPS5945784B2 JP S5945784 B2 JPS5945784 B2 JP S5945784B2 JP 20925582 A JP20925582 A JP 20925582A JP 20925582 A JP20925582 A JP 20925582A JP S5945784 B2 JPS5945784 B2 JP S5945784B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon atoms
- group
- antistatic agent
- alkyl
- yarn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は合成繊維糸用帯電防止剤に関する。
更に詳しく述べるならば、本発明は合成繊維の巻き上げ
工程、編織工程などの前に適用して、合成繊維維糸の平
渭性や風合を阻害せずに優れた帯電防止性を付与するこ
とのできる帯電防止剤に関するものである。一般にポリ
エステル繊維、アクリル繊維、ポリアミド繊維などの合
成繊維は静電気を帯びやすく、製造工程における種々の
トラブルや衣類としての着用時におけるからみつきなど
諸問題を発生する。
工程、編織工程などの前に適用して、合成繊維維糸の平
渭性や風合を阻害せずに優れた帯電防止性を付与するこ
とのできる帯電防止剤に関するものである。一般にポリ
エステル繊維、アクリル繊維、ポリアミド繊維などの合
成繊維は静電気を帯びやすく、製造工程における種々の
トラブルや衣類としての着用時におけるからみつきなど
諸問題を発生する。
現在これらの問題を解決する一手段として、腫種の帯電
防止剤が検討され、使用されている。しかるに帯電防止
剤を工程油剤と併用して合成繊維糸の処理を行うような
場合、工程油剤の安定性を破壊したり、平渭性を阻害し
て平渭性不足によるトラブルなどを多発する欠点を有し
、現在満足すべき性能を有する帯電防止剤は存在してい
ない。本発明者等は上記の様な欠点を持たない帯電防止
剤に関し種々検討した結果、本発明に到達した。即ち、
本発明は一般式〔Ａ〕： 〔Ｒ、−Ｎ−Ｒ４〕ｅ−Ｒ５ＣＯＯｅΔ 〔上式中、Ｒ、は炭素数８〜１８のアルキル又はアルケ
ニル基を表わし、Ｒ２及びＲ３はそれぞれ炭素数１〜４
のアルキル基を表わし、Ｒ４はヒドロキシエチル基又は
ヒドロキシプロピル基を表わし、Ｒ５は炭素数７〜１７
のアルキル又はアルケニル基を表わす〕で表わされる第
４級アンモニウム塩と、 一般式〔Ｂ〕： 〔上式中、Ｒ６は炭素数８〜１８のアルキル又はアルケ
ニル基を表わし、Ｒ７及びＲ８はそれぞれ炭素数１〜４
のアルキル基又は＋ＣＨ２ＣＨ２Ｏ＋ＲｌＨ（但しｎは
１〜５の整数）で表わされる基を表わす］で表わされる
ベタイン系化合物とを、 （自）と（自）との配合比が重量９５：５〜４０：６０
の範囲になるように混合して成る合成繊維糸用の帯電防
止剤組成物を提供するものである。
防止剤が検討され、使用されている。しかるに帯電防止
剤を工程油剤と併用して合成繊維糸の処理を行うような
場合、工程油剤の安定性を破壊したり、平渭性を阻害し
て平渭性不足によるトラブルなどを多発する欠点を有し
、現在満足すべき性能を有する帯電防止剤は存在してい
ない。本発明者等は上記の様な欠点を持たない帯電防止
剤に関し種々検討した結果、本発明に到達した。即ち、
本発明は一般式〔Ａ〕： 〔Ｒ、−Ｎ−Ｒ４〕ｅ−Ｒ５ＣＯＯｅΔ 〔上式中、Ｒ、は炭素数８〜１８のアルキル又はアルケ
ニル基を表わし、Ｒ２及びＲ３はそれぞれ炭素数１〜４
のアルキル基を表わし、Ｒ４はヒドロキシエチル基又は
ヒドロキシプロピル基を表わし、Ｒ５は炭素数７〜１７
のアルキル又はアルケニル基を表わす〕で表わされる第
４級アンモニウム塩と、 一般式〔Ｂ〕： 〔上式中、Ｒ６は炭素数８〜１８のアルキル又はアルケ
ニル基を表わし、Ｒ７及びＲ８はそれぞれ炭素数１〜４
のアルキル基又は＋ＣＨ２ＣＨ２Ｏ＋ＲｌＨ（但しｎは
１〜５の整数）で表わされる基を表わす］で表わされる
ベタイン系化合物とを、 （自）と（自）との配合比が重量９５：５〜４０：６０
の範囲になるように混合して成る合成繊維糸用の帯電防
止剤組成物を提供するものである。
本発明に係る一般式囚の化合物は、長鎖アルキルアミン
の脂肪酸塩をエチレンオキサイド又はプロピレンオキサ
イドを用いて公知の力法で反応させ、４級化することに
より得ることが出来る。
の脂肪酸塩をエチレンオキサイド又はプロピレンオキサ
イドを用いて公知の力法で反応させ、４級化することに
より得ることが出来る。
一般式Ａに於てＲ１の炭素数が８以下では平滑性が悪く
、１８以上では帯電防止性が不十分であり望ましくない
。又、Ｒ５に於ては炭素数が７以下の場合は平渭性が悪
く１７以上では水溶性が不良となつて使用不能となる。
一般式叶の化合物はベタインでありこれも公知の方法に
て合成することが出来る。
、１８以上では帯電防止性が不十分であり望ましくない
。又、Ｒ５に於ては炭素数が７以下の場合は平渭性が悪
く１７以上では水溶性が不良となつて使用不能となる。
一般式叶の化合物はベタインでありこれも公知の方法に
て合成することが出来る。
一般式８の化合物ではＲ６炭素数８〜１８が適当である
が、好ましくは炭素数１２〜１８が望ましい。これらの
化合物をそれぞれ単独で用いても本発明の目的は達成す
ることは出来ない。
が、好ましくは炭素数１２〜１８が望ましい。これらの
化合物をそれぞれ単独で用いても本発明の目的は達成す
ることは出来ない。
囚の化合物の場合は平渭性及び溶液安定性が不充分であ
り、〔Ｂ〕の化合物の場合には帯電防止性が不充分であ
る。本発明の目的を達成するにはＡ（Ｌ（Ｊｌｌとの配
合比を重量で９５：５〜４０：６０にする必要がある、
より好ましくは９５：５〜６０：４０の配合比が望まし
い。本発明の帯電防止剤を用いて糸を処理する場合は、
単独又はカチオン系あるいは非イオン系の工程油剤を併
用して行なうことが出米、その使用量は要求性能又は素
材によつても異なるが、０．１％〜１０％０ｗｆで、通
常は０．２〜５％０ｗｆで行なうことが出来る。
り、〔Ｂ〕の化合物の場合には帯電防止性が不充分であ
る。本発明の目的を達成するにはＡ（Ｌ（Ｊｌｌとの配
合比を重量で９５：５〜４０：６０にする必要がある、
より好ましくは９５：５〜６０：４０の配合比が望まし
い。本発明の帯電防止剤を用いて糸を処理する場合は、
単独又はカチオン系あるいは非イオン系の工程油剤を併
用して行なうことが出米、その使用量は要求性能又は素
材によつても異なるが、０．１％〜１０％０ｗｆで、通
常は０．２〜５％０ｗｆで行なうことが出来る。
処理方法は浴比１：３〜１：３０、温度４０〜６０℃、
時間１０〜２０分の浸漬処理によつて行なうことが出来
る。本発明の帯電防止剤はその帯電防止効果がすぐれて
おり、同時に風合や平渭性への悪影響が少なく、従つて
従来の様に使用量を低く抑える必要もなく、広い範囲で
安心して使用出来る。
時間１０〜２０分の浸漬処理によつて行なうことが出来
る。本発明の帯電防止剤はその帯電防止効果がすぐれて
おり、同時に風合や平渭性への悪影響が少なく、従つて
従来の様に使用量を低く抑える必要もなく、広い範囲で
安心して使用出来る。
従来の帯電防止剤は平清剤と併用して処理した場合、帯
電防止剤が先に糸に吸着し、平渭剤の付着を妨げるため
平渭性や風合を損なうものと考えられるが、本発明の帯
電防止剤は平滑剤などとほぼ同程度に吸着するものと推
測され、そのため平滑性、帯電防止性、風合などにすぐ
れた効果をもたらすものと考えられる。
電防止剤が先に糸に吸着し、平渭剤の付着を妨げるため
平渭性や風合を損なうものと考えられるが、本発明の帯
電防止剤は平滑剤などとほぼ同程度に吸着するものと推
測され、そのため平滑性、帯電防止性、風合などにすぐ
れた効果をもたらすものと考えられる。
以下に例をもつて本発明を説明する。
尚、例中「部」及び「％」はそれぞれ重量部、重量％を
示す。実施例 １ カネカロン（３０番双糸）先染糸を帯電防止剤と合成繊
維用柔軟平滑剤〔ＮＫオイルＡＷ−９〈日華化学工業（
株）製〉〕とを併用して、浴比１：１０において５０℃
で１５分間浸漬処理し、絞つた後、８０℃でｌ時間乾燥
し、それを以下の評価方法にて性能を評価した。
示す。実施例 １ カネカロン（３０番双糸）先染糸を帯電防止剤と合成繊
維用柔軟平滑剤〔ＮＫオイルＡＷ−９〈日華化学工業（
株）製〉〕とを併用して、浴比１：１０において５０℃
で１５分間浸漬処理し、絞つた後、８０℃でｌ時間乾燥
し、それを以下の評価方法にて性能を評価した。
その結果を表１に示す。処理浴組成：１『コトＪ１？ｌ
？？１１ 処理系を走行糸法摩擦係数測定装置エーコ一μメーター
くエイコ一測器（株）製〉を用い、初期張力１０９をか
けた時の摩擦体通過後の張力の９数をもつて表わす。
？？１１ 処理系を走行糸法摩擦係数測定装置エーコ一μメーター
くエイコ一測器（株）製〉を用い、初期張力１０９をか
けた時の摩擦体通過後の張力の９数をもつて表わす。
走行帯電圧
初期張力１０９、糸速１００ｍ／分にてステンレス製篩
の間を糸を走行させて、発生する静電気をスタチロンＳ
（穴戸商会製）にて糸走行３０秒後の値を測定する（マ
イナスチヤージとプラスチヤージがあるもゼロに近い刀
が良い）。
の間を糸を走行させて、発生する静電気をスタチロンＳ
（穴戸商会製）にて糸走行３０秒後の値を測定する（マ
イナスチヤージとプラスチヤージがあるもゼロに近い刀
が良い）。
温度：２００Ｃ１湿度：６５％Ｒ．Ｈ．
漏洩抵抗値
処理系を東亜電波商会製のＳＥ−５型スーパータグオー
ムメーターにて漏洩抵抗を測定する。
ムメーターにて漏洩抵抗を測定する。
温度：２０℃、湿度：６５％Ｒ．Ｈ．摩擦帯電圧
糸を編立し、京大化研式ロータリースタティツクテスタ
一（興亜商会製）にて摩擦帯電圧を測定する。
一（興亜商会製）にて摩擦帯電圧を測定する。
摩擦対象布：綿金巾
温度：２０℃、湿度：４０％Ｒ．Ｈ．
実施例 ２
カネカロン３０番双糸の先染糸を用い、実施例１と同様
に処理し、乾燥し、性能を評価した。
に処理し、乾燥し、性能を評価した。
結果を表２に示す。処理浴組成：
帯電防止剤
ＮＫオイルＡＷ−９
０．１，０．２又は０．４％０ｗｆ
３．０％０ｗｆ
平居件
ｌ温沖紙杭イｍｌ圭行帯雷圧１磨擦帯雷圧１実施例 ３
ポリエステル加工糸（１５０ｄ−４８ｆ）を用い、下記
の処理浴にて浴比乾燥し、実施例１と同様に性能を評価
した。
ポリエステル加工糸（１５０ｄ−４８ｆ）を用い、下記
の処理浴にて浴比乾燥し、実施例１と同様に性能を評価
した。
その結果を表３に示す。
処理浴組成
帯電防止剤 ０．１
ＮＫオイルＡＷ−９
，０．２又は０．４％０ｗｆ
３．０％０ｗｆ
実施例 ４
ナイロンスパン（４０番双糸）先染糸を帯電防止剤単独
の浴にて浴比１：１０、５０℃で１５分間浸漬し、約３
０％に絞り、１００℃で１時間乾燥し、実施例１及び３
と同様に性能を評価した。
の浴にて浴比１：１０、５０℃で１５分間浸漬し、約３
０％に絞り、１００℃で１時間乾燥し、実施例１及び３
と同様に性能を評価した。
その結果を表４に示す。．以上の結果かられかるように
、従来の帯電防止剤は平渭剤と併用した場合に平渭性を
低下させ、帯電防止性の良いもの程その傾向が強いが、
本発明品は帯電防止性、平清性共に良好な結果を示して
いる。
、従来の帯電防止剤は平渭剤と併用した場合に平渭性を
低下させ、帯電防止性の良いもの程その傾向が強いが、
本発明品は帯電防止性、平清性共に良好な結果を示して
いる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 一般式〔Ａ〕： ▲数式、化学式、表等があります▼〔Ａ〕〔上式中、Ｒ
＿１は炭素数８〜１８のアルキル又はアルケニル基を表
わし、Ｒ＿２及びＲ＿３はそれぞれ炭素数１〜４のアル
キル基を表わし、Ｒ＿４はヒドロキシエチル基又はヒド
ロキシプロピル基を表わし、Ｒ＿５は炭素数７〜１７の
アルキル又はアルケニル基を表わす〕で表わされる第４
級アンモニウム塩と、 一般式〔Ｂ〕： ▲数式、化学式、表等があります▼〔Ｂ〕〔上式中、Ｒ
＿６は炭素数８〜１８のアルキル又はアルケニル基を表
わし、Ｒ＿７及びＲ＿８はそれぞれ炭素数１〜４のアル
キル基又は■ＣＨ＿２ＣＨ＿２Ｏ■＿ｎＨ（但しｎは１
〜５の整数）で表わされる基を表わす〕で表わされるベ
タイン系化合物とを、〔Ａ〕と〔Ｂ〕との配合比が重量
で９５：５〜４０：６０の範囲になるように混合してな
る合成繊維糸用帯電防止剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20925582A JPS5945784B2 (ja) | 1982-12-01 | 1982-12-01 | 帯電防止剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20925582A JPS5945784B2 (ja) | 1982-12-01 | 1982-12-01 | 帯電防止剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59100768A JPS59100768A (ja) | 1984-06-11 |
| JPS5945784B2 true JPS5945784B2 (ja) | 1984-11-08 |
Family
ID=16569923
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20925582A Expired JPS5945784B2 (ja) | 1982-12-01 | 1982-12-01 | 帯電防止剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5945784B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6349906Y2 (ja) * | 1983-03-02 | 1988-12-21 | ||
| JPH0470714B2 (ja) * | 1985-02-20 | 1992-11-11 | Tokyo Shibaura Electric Co | |
| JPH0519897Y2 (ja) * | 1986-07-22 | 1993-05-25 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3345806A1 (de) * | 1983-12-17 | 1985-06-27 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Oxalkylierte quaternaere ammonium-verbindungen, verfahren zu deren herstellung und deren verwendung als stroemungsbeschleuniger |
-
1982
- 1982-12-01 JP JP20925582A patent/JPS5945784B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6349906Y2 (ja) * | 1983-03-02 | 1988-12-21 | ||
| JPH0470714B2 (ja) * | 1985-02-20 | 1992-11-11 | Tokyo Shibaura Electric Co | |
| JPH0519897Y2 (ja) * | 1986-07-22 | 1993-05-25 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59100768A (ja) | 1984-06-11 |
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