JPS594490B2 - 金属のエレクトロスラグ再融解用装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属例えば非磁性鋼をエレクトロヌラグ再融解
するための装置であって、溶融電極が上端部範囲にそれ
ぞれ１つの、電極緊定装置に固定されるつばを有する延
長部を備えている形式のものに関する。

本発明の目的は、多数の溶融電極から１つのブロックを
製造する際に、溶融電極の交換を簡単かつ出来るだけ速
く行なえるような、金属のエレクトロフラグ融解用装置
を提供することである。

この目的を達成するために本発明の構成では、溶融電極
を再融解工程中に保持する緊定装置へその都度溶融電極
を供給するための、リフタに配置された支持体が設けら
れており、リフタは支柱に沿って上下動可能であり、支
持体はこの支柱を中心にして旋回可能である。

本発明の有利な実施例では、その都度の溶融電極の残部
を緊定装置から取去るために、この緊定装置を支承して
いる作業電極リフタに支承体が設けられており、この支
承体は作業電極リフタに対して相対的に手下動可能かつ
旋回可能であって、この支承体は又その都度の溶融電極
のリングと協働するリフトフックを有している。

この場合リフトフックはフォーク状に構成されていると
有利である。

次に図示の実施例につき本発明を説明する。

図には完全な形の溶融電極１０が示されている。

この非磁性鋼から成る溶融電極１０は、電極本体１２と
これに固定された延長部１４とから構成されており、延
長部１４はつげ１６を有しており、このつば１６には後
述する緊定装置が係合している。

この溶融電極１０は作業電極リフタ２０に固定されてお
り、この作業電極リフタ２０は支柱２２に沿って鉛直方
向で移動可能である。

作業電極リフタ２０は緊定装置１８を支承している。

緊定装置１８は、２つの水冷式の銅製クランプ２４と液
力的又は空気力的シリンダによ？て操作されるレバー機
構２６とを有している。

このレバー機構２６によって、銅製クランプ２４が溶融
電極１０のつば１６に押圧又はこれから解離可能である
。

緊定装置１８にその都度溶融電極１０を供給するための
装置は主に、支柱３２に沿って鉛直方向に移動可能なり
フタ３０から構成されており、このリフタ３０には支持
体３４が支柱３２を中心にして旋回可能に取付けられて
いる。

この支持体３４は一端部に電極保持体３６を備えており
、この電極保持体３６には溶融電極１０の延長部１４が
そのつば１６を介して懸架されることができる。

本発明の装置においては、支柱３２上で移動可能かつ旋
回可能な支持体３４が別の目的のためにも使用されるこ
とができ、例えば液冷式の鋳型３５の取付は又は取外し
のためにも使用されることができる。

溶融電極１０を再融解位置に移す機構は次の形式で作用
する：リフタ３０の移動によって鉛直位置を予じめ調整
された支持体３４は、旋回によって溶融電極１０の延長
部１４を作業電極リフタ２０の切欠き３８内へ運ぶ。

ここで行なわれるリフタ３０の下降によって溶融電極１
０のつば１６は作業電極リフタ２０上に位置する。

次いで支持体３４がその出発位置へ戻らされ、この出発
位置において図示されていない付加的な部材を介して新
しい溶融電極１０が支持体３４に懸架され、この新しい
溶融電極１０は前の溶融電極の溶融後に作業電極リフタ
２０へ運ばれる。

作業電極リフタ２０からの支持体３４の離反後には緊定
装置１８が操作され、これによって溶融電極１０が緊定
装置１８に固定される。

次いで作業電極リフタ２０が下方へ動き、溶融電極１０
がヌラグに接触させられる。

続いて電流が接続され、これによって再融解が始まる。

この再融解の終了後には溶融した溶融電極１０から残っ
た延長部１４は、作業電極リフタ２０から取去られる。

要するに一番目の溶融電極を除く全ての溶融電極１０に
関しては前述の作業工程には作業電極リフタ２０から延
長部１４を取除くという作業が先行している。

このため本発明においては作業電極リフタ２０には、液
力的又は空気力的なシリンダ４２によってこの作業電極
リフタ２０に対して旋回可能な支承体４０が設けられて
いる。

この支承体４０はこの支承体４０に固定されたフォーク
状のリフトフック４４と一緒に、鉛直な支柱２２に沿っ
て移動可能である。

その都度の溶融電極１０の再融解の終了後には、作業電
極リフタ２０は、予じめ行なわれていた調整に従ってリ
フタ３０の高さへ上昇する。

この間に、延長部１４の上端部の所に形成されたリング
４６に下方から押圧するリフトフック４４が上昇する。

緊定装置１８の解除後に溶融電極１０の残部即ち延長部
１４が支承体４０の旋回によって緊定装置１８から取去
られる。

作業電極リフタ２０はその下降行程の終端個所で新しい
溶融電極１０を受容することができる。

再融解中にはリフトフック４４はその支承体４０の旋回
によって出発位置へ戻る。

リフトフック４４と支承体４０は互いに電気的に絶縁さ
れており、この結果高電圧下にあるリフトフック４４と
支承体４０との間に電弧の生じるこが阻止されている。

本発明は図示の実施例に限定されるものではない。

例えば、リフタ３０上で旋回可能な支持体３４は緊定装
置に溶融電極を供給するためだけでなしに、次のような
目的のために使用することができる。

即ち、鋳型３５をその作業台上へ運ぶ若しくはこの作業
台から取去るためにも使用することができ、又更に例え
ばヌラグの溶融のために役立つ炉のための補助電極の搬
送又は隣り合った２゜つの再融解装置を交互に使用する
ためにも使用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例のエレクトロスラグ再融解用
装置の正面図、第２図は第１図の平面図、第３図は１作
業ヌテツプを示す部分正面図である。 １０・・・・・・溶融電極、１２・・・・・・電極本体
、１４・・・・・・延長部、１６・・・・・・つば、１
８・・・・・・緊定装置、２０・・・・・・作業電極リ
フタ、２２・・・・・・支柱、２４・・・銅製クランプ
、２６・・・・・・レバー機構、３０・・・・・・リフ
タ、３２・・・・・・支柱、３４，３４’・・・・・・
支持体、３５・・・・・・鋳型、３６・・・・・・電極
保持体、３８・・・・・・切欠き、４０・・・・・・支
承体、４２・・・・・・シリンダ、４４・・・・・・リ
フトフック、４６・・・・・・リング。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 金属をエレクトロヌラグ再融解するための装置であ
   って、溶融電極が上端部範囲にそれぞれ１つの、電極緊
   定装置に固定されるつばを有する延長部を備えている形
   式のものにおいて、溶融電極１０を再融解工程中に保持
   する緊定装置１８へその都度溶融電極１０を供給するた
   めの、リフタ３０に配置された支持体３４が設けられて
   おり、リフタ３０は支柱３２に沿って上下動可能であり
   、支持体３４はこの支柱３２を中心にして旋回可能であ
   る金属のエレクトロスラグ再融解用装置。 ２ その都度の溶融電極１０の残部を緊定装置１８から
   取去るために、この緊定装置１８を支承している作業電
   極リフタ２０に支承体４０が設けられており、この支承
   体４０は作業電極リフタ２０に対して相対的に上下動可
   能かつ旋回可能であって、この支承体４０は又その都度
   の溶融電極１０のリング４６と協働するリフトフック４
   ４を有している特許請求の範囲第１項記載の金属のエレ
   クトロスラグ再融解用装置。 ３ その都度鋳型３５を作業台上へ搬送する又はこの作
   業台から搬出するために、リフタ上に配置された支持体
   ３４’が設けられており、リフタは支柱３２に沿って上
   下動可能で、支持体３４′はこの支柱３２を中心にして
   旋回可能である特許請求の範囲第１項記載の金属のエレ
   クトロスラグ再融解用装置。 ４ 補助電極の搬送のために、リフタに配置された支持
   体が設けられており、リフタは支柱に沿って上下動可能
   で、支持体は支柱を中心にして旋回可能である特許請求
   の範囲第１項記載の金属のエレクトロスラグ再融解用装
   置。 ５ 支持体３４が、隣り合った２つの金属のエレクトロ
   スラグ再融解用装置を交互に使用するために適応するよ
   うに構成されている特許請求の範囲第１項記載の金属の
   エレクトロスラグ再融解用装置。