JPS5944462B2 - 鋼管矢板における防蝕カバ−と継手間のシ−ル及び防蝕構造 - Google Patents

鋼管矢板における防蝕カバ−と継手間のシ−ル及び防蝕構造

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Publication number
JPS5944462B2
JPS5944462B2 JP5364080A JP5364080A JPS5944462B2 JP S5944462 B2 JPS5944462 B2 JP S5944462B2 JP 5364080 A JP5364080 A JP 5364080A JP 5364080 A JP5364080 A JP 5364080A JP S5944462 B2 JPS5944462 B2 JP S5944462B2
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JP
Japan
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corrosion
cover
joint
seal
steel pipe
Prior art date
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Expired
Application number
JP5364080A
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JPS56153025A (en
Inventor
昇 栗原
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Daito Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Daito Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鋼管矢板における防蝕カバーと継手間のシール
及び防蝕構造に関するものである。
近年、潮の干満や波のしぶきによる海中構築物の腐蝕を
防止するため、種々の防蝕工事がなされているが、多数
の鋼管を海底に打込んで連設させた鋼管矢板もその例外
ではない。
鋼管矢板は第1図に示すように矢板用鋼管1,1・・・
を多数連設させて継手2゜2・・・によシこれらを連結
し、陸側の土砂3が海4側に流出するのを防止する。
(第2図)継手2には第2図の形状以外にも、パイプT
型、パイプ型、アングル型等々種々の物が知られている
一般にこれらの構築物を防蝕するには、潮の干満域を中
心にしぶきの当たる飛沫帯に亘って防腐性のカバーで被
覆すればよい。
しかし港湾構築物の鋼管支柱に対しては1本ずつ円筒形
の防蝕カバーを覆せるだけでよいが、第1図のような鋼
管矢板の場合は継手が邪魔になる。
そこで考えられるのは防蝕カバーの占位する長さに亘っ
て継手を切除し、カバーを覆せた後、必要に応じて各鋼
管の上部を互いに連結することである。
しかしこの手段を採用するためには次の2点を解決しな
ければならない。
1つは継手2の一部を切除した鋼管を実際に海底に打込
むと、各継手の上面は第3図に示すように整合しないの
が普通である。
各鋼管の打込みにおいても全て垂直に位置づけるのは困
難であシ、鋼管の傾きは継手の前記不整合を更に助長さ
せる。
これに加えて、切除された継手の上面も完全に平坦では
ない。
従って継手上に載置した防蝕カバーと継手間には隙間が
生じ、海水がこの隙間を通じて土砂中に浸水すると共に
土砂は海側に流出することとなる。
また継手の上面が平坦でなければ、カバーの安定にも影
響を与えるであろう。
護岸工事における土砂圧や水圧は極みて大きいから、通
常のバッキングを介装した程度では充分なシール効果が
得られない。
2番目の問題として防蝕カバーの長さに亘って継手を切
除できない場合があることである。
第1図に防蝕カバーの長さく防蝕区域に相当する)をL
で示すと、通常は継手もこれだけ切ればカバーの挿入が
可能となる。
ところが継手の連結力及び強度上の見地から、継手の切
除が点線位置までしか切除できないケースである。
運輸省の指針においても鋼管の防蝕域と継手の切除限度
が決められているのであるが、このような場合は何らか
の工夫が必要となる。
本発明はこれらの問題を全て解決することな目的として
お沙、その第1は継手の切除位置よりも下まで防蝕カバ
ーを挿入可能にすることである。
このため本発明ではカバー下端に溝を形成して、継手を
受容できるようになしである。
これに伴なって溝と継手間をシールしなければならない
が、本発明の2番目の目的としてこのシール作用を完全
にすることが挙げられる。
一方継手は金属であるから腐蝕域に入る上方部分はこの
ままでは腐蝕を免れない。
そこで3番目の目的は継手の上方部分をも防蝕すること
である。
本発明ではコ字状の防蝕部材を継手に覆せるが、これは
防蝕作用のみならず継手の上面を平坦にする役割をも果
たす。
更にコ字状部材と防蝕カバー間のシール作用をも完全に
しなければ、土砂の流出を防止できない。
本発明はこれら一連の目的を全て充たすシール及び腐蝕
構造を提供するもので、以下添付図面に従って望ましい
実施例を詳述する。
第4図は防蝕カバー5を矢板用鋼管1に覆せた状態を示
す側面図である。
これから判るようにカバー5の下端には、継手2の上部
(腐蝕域)を受容する溝6が形成しである。
この実施例の防蝕カバー5はF−R−Pであるが、その
他の防腐性材料も採用できる。
カバーの成形後にカバーを抜は易くするため溝6の側線
はテーパをとっているが、この溝形状はストレートでも
よい。
更に第5図に示すように溝6の内面にはシール部材7が
取付けられていて、該部材はカバー底面の一部にまで延
びている。
一方継手2には防蝕性のコ字状部材8が覆せられ、上面
にシール部材9を介して前記溝6内に受容されている。
従ってカバー挿通時に継手2のエツジがシール7を直接
傷つける虞れもなくなる。
継手2の上面が極端に平坦を欠く場合は弾性材を介して
コ字状部材8を覆せる。
この実施例ではコ字状部材8と継手2間にエポキシ10
を充填している。
コ字状部材8はカバー5と同様F・R−Pで、第7図に
示すように上部側縁を彎曲させて各鋼管の外形に適合さ
せるのが望ましい。
このような防蝕カバー5内にモルタル等を充填すれば、
これらの重量でシール部材7,9が圧縮されて全ての部
分が完全にシールされる。
第6図は防蝕及びシール処理後の鋼管矢板を示した一部
正面図である。
以上のように本発明を採用すれば次のような効果が得ら
れる。
(1)継手をカバー全長に相当する位置まで切除しなく
てもカバーの取付けが可能となる。
(2)カバーの溝と継手間のシールが完壁に行なわれる
(3) コ字状部材によって継手上部の腐蝕域を防蝕
すると共に、継手上面を平坦化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は鋼管矢板の正面図、第2図はその平面図、第3
図は継手の不整合状態を示す拡大図、第4図はカバー挿
通後の鋼管を示す側面図、第5図は溝と継手間のシール
構造を示す拡大断面図、第6図はカバー取付は後の一部
正面図、第7図はコ字状部材の斜視図である。 1・・・矢板用鋼管、2・・・継手、3・・・土砂、4
・・・海、5・・・防蝕カバー、6・・・カバーの溝、
7・・・シール部材、8・・・コ字状部材、9・・・シ
ール部材、10・・・エポキシ充填材、L・・・防蝕カ
バーの全長。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 矢板用鋼管を連結する継手の上部腐蝕域を受容する
    溝を防蝕カバーの下端に形成し、該溝の内面に沿ってシ
    ール部材を取付け、継手の腐蝕域を防蝕性コ字状部材に
    て覆い、コ字状部材の上面にシール部材を介装させた後
    、防蝕カバー内にモルタル等を充填してこれらの重量に
    よシ各シール部材を押圧したことを特徴とする鋼管矢板
    における防蝕カバーと継手間のシール及び防蝕構造。 2 前記コ字状部材がF−R−Pである特許請求の範囲
    第1項に記載のシール及び防蝕構造。 3 前記コ字状部材の上部側縁が彎曲している特許請求
    の範囲第2項に記載のシール及び防蝕構造。
JP5364080A 1980-04-24 1980-04-24 鋼管矢板における防蝕カバ−と継手間のシ−ル及び防蝕構造 Expired JPS5944462B2 (ja)

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Publications (2)

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JPS56153025A JPS56153025A (en) 1981-11-26
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