JPS5944086B2

JPS5944086B2 - フイルタプレスの「ろ」板の「ろ」過面間の間隙保持装置

Info

Publication number: JPS5944086B2
Application number: JP57180287A
Authority: JP
Inventors: 捷民芝先
Original assignee: Kurita Machinery Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Kurita Machinery Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1982-10-13
Filing date: 1982-10-13
Publication date: 1984-10-26
Also published as: JPS5969118A

Description

【発明の詳細な説明】技術分野本発明は、フィルタプレスの戸板の濾過面間に一定間隔
の間隙を保持する間隙保持装置に関する。

従来技術従来より、フィルタプレスにおいては、戸板の濾過面に
戸板の厚み方向に突出した支持部を固設し、この支持部
と上記戸板に隣接する戸板の濾過面に設けられた支持部
とを１布を介して相互に突き合わせて、面濾過面間に一
定間隔を保持するようにしている。

しかしながら、上記構造のものでは、支持部が濾過面に
固定されているため、ｐ布の支持部に当接する部分の傷
みが激しく、かつ濾過面の支持部を固設した箇所の傷み
も、特に圧搾式戸板の弾性材よりなる「退部において、
激しいといった問題があった。

また、戸板の沢週間に支持部を一体的に設けるため、製
造コストが上昇するといった問題があった。

さらに、種々の厚みを有するｒ布を交換して用いるフィ
ルタプレスにおいては、支持部が固定されているためｅ
布の厚みの変化に追従できず、濾過面間の間隔がｔ布を
交換する毎に変化するといった問題があった。

発明の目的本発明の目的は、上記種々の問題を解消することにあっ
て、支持部を戸板の濾過面から遊離させることができて
、ｒ布や濾過面の損傷を少なくすることができ、製造コ
ストも安価にすることができると共に、ｒ布の厚みの変
化に対しても追従することのできるフィルタプレスの戸
板の「退部間の間隙保持装置を提供することである。

発明の構成及び作用本発明の構成及び作用は、隣接する戸板間に一対のｒ布
を介在させたものにして、上記戸板と、該戸板に隣接す
るｒ布との間に、吊下部材を介設し、該吊下部材に戸板
間における濾過面間隔を一定に保持する支持部材を取付
けるようにして、戸板の締付時に上記支持部材により濾
過面間の間隔を確実に一定に保持するようにしたことを
特徴とする。

実施例以下に、図示の実施例に基づいて本発明を具体的に説明
する。

第１，２，３図において、１は通常の戸板５の額縁、２
は凹凸溝を有する戸板５の濾過面、３は戸板５の原液孔
、４は戸板５の沢液回収口であって、と過すべき原液が
上記原液孔３から通常の戸板５，５間に介在されたＰ布
６，６間のＰ室７内に供給され、デ渣と分離されたＰ液
が濾過面２に沿って下方に回収され、デ液回収口４から
戸板５外へ排出されるようにしている。

上記１板５には、第４図に示すように吊下部材としての
補助１布８を上から掛け、？’板５の額縁１の上端面に
設けられた数本のピン９．・・・、９でΔｊ板５に固定
して、Ｐ板５の前後の１過面２，２を被覆するようにし
ている。

この補助１布８には、第５，６，７図に示すような支持
部材としての突子１０を着脱可能に取付けている。

上記突子１０は、正方形板状の取付部１０ａと円錐台状
の突部１０ｂとを一体的に形成したものであって、この
例では硬質ゴム製のものを示すが、他にプラスチック製
もしくは金属製で１布を傷めないように仕上げられたも
のでも有効である。

そして、上記補助１布８の例えば一つの網目の一区画に
突子１０を配置させ、該突子１０の取付部１０ａの四隅
に設けられた取付孔１０ｃ。

・・・、１０ｃに紐、テープもしくは針金等の取付部材
１１を挿入して上記補助ｒ布８に縛り付けなどして取付
けるようにしている。

なお、突子１０の各角部には丸みをつげて、１１布６や
ｒ板５の濾過面２に損傷を与えないようにするのが好ま
しい。

一方、上記１板５の原液孔３０回りの濾過面２には、平
坦な円形受座２ａ、・・・、２ａを濾過面２に対してバ
ランスよく設けて、上記突子１０の取付部１０ａの端面
を補助１布８を介して当接しうるようにしている。

」−記構成に係る：ｊ５板のと退部間の間隙保持装置は
、以下の如（作用する。

まず、１板５に掛げた補助ｒ布８に上記突子１０、・・
・、１０をｒ板５の１過面２に対してバランスよく取付
けて、各突子１０の取付部１０ａの端面が上記ｉ−’過
面退部設けられた各受座２ａに夫夫対向させるようにす
る。

この状態で、第４図中、左側二枚の１板５，５で示すよ
うに１板５，５の締付時には、このＰ板５の締付けに伴
い補助ｐ布８に取付げられた各突子１０が濾過面２の各
受座２ａに補助ｒ布８を介して当接すると共に、各突子
１０の突部１０ｂの端面が隣接するｒ板５の補助ｒ布８
に取付けられた各突子１０の突部１０ｂの端面にＰ布６
，６を介して突き合わせて、両戸板５，５の対向する両
汐ｊ退部２，２間に一定間隔Ｗを保持する。

一方、第４図中、右側二次のｒ板５，５で示すように′
ｌｊ板５，５の開枠時には、各突子１０の突部１０ｂの
相互の突き合いが解除されると共に、各突子１０の取付
部１０ａが１板５のｊ５過面２の各受座２ａから離れる
。

上記装置によれば、特に耐圧力に乏しい原液孔３付近を
中心に１過面２に対してバランスよく突子１０．・・・
、１０を配置させたので、１過面２を均一に支持するこ
とができ、原液孔３付近の耐圧力を増加させることがで
きる。

また、突子１０をｒ板５の濾過面２の受座２ａに当接す
るようにしたので、突子１０の位置決めが簡単にかつ確
実に行うことができる。

また、補助ｒ布８を設けたので１布６が直接ｒ板５に接
触せず、と布６の損傷を少なくすることができる。

なお、本発明は本実施例に限定されるものではな（、そ
の他種々の態様で実施することができる。

例えば、ｒ板について、通常の１板５に限らず第８．９
図に示すように圧搾式のｒ板１４でもよい。

なお、第８，９図中、１５は濾過面を形成する圧搾膜、
１６，１６はＰ板案内ビームである。

また、原液を濾過面内から供給する原液濾過面内供給型
の１板に限らず、原液濾過面外供給型の１板でも゛よ
い。

さらに、濾過面２の受座２ａに突子１０を当接させる代
わりに、突子１０を１過面２に当接させるようにして濾
過面の構造を簡単化したり、逆に「退部２の受座２ａに
さらに凹部を設けて、該凹部に突子１０を嵌合させるこ
とにより、より確実に濾過面２に対する突子１０の位置
決めが行えるようにしてもよい。

また、相対する突子１０，１０を相互に突き合わせる代
わりに、濾過面間の間隔Ｗと略同じ厚みを有する突子を
一個、補助１布８に取付けて、この突子と各濾過面との
突き合わせにより、両ｒ過面間に一定間隔Ｗを保持する
ようにしてもよい。

また、上記突子１０について、一体的に形成する代わり
に、突部１０ｂと取付部１０ａとを別々に製造し、例え
ば、第１０図に示すように半硬質のゴムもしくはプラス
チック等からなる取付部１２ａの凹部１２ｃに突部１２
ｂを嵌合させて、突子１２を構成するようにしてもよ（
、また逆に、上記突部に凹部な設けて、該凹部に、上記
取付部に設けられた突部を嵌合して突子を構成するよう
にしてもよい。

このようにすれば、突子相互の突き合せ時に生じる過負
荷を弾性を有する取付部の弾性変形により吸収でき、Ｐ
布６や戸板５に過負荷をかけることがない。

また、突子１０の形状も断面円形のものに限らず、断面
形状が楕円形や角形等任意の形状のものでもよいと共に
、突子１０の数も任意でよい。

さらに、補助Ｐ布８のｒ右側に突子１０を取付げる代わ
りに、第１１図に示すように補助ｒ布８の戸板側に突子
１０を取付けてもよい。

また、補助Ｐ布８に突子１０を取付ける取付部材として
は、紐等の他に、ボルト、ネジ、ピン等補助ｒ布８に突
子１０を取付げうるものならばどのような手段でもよ（
、第１２図に示すように補助ｒ布８を挾んで、例えばゴ
ムやプラスチック製などの下地部１３ａを有する突部１
３ｂと、例えばゴムやプラスチック製などの取付用下地
１３ｅとを対向させ、熱融着もしくは接着剤その他適当
な手段により突部１３ｂの下地部１３ａと取付用下地１
３ｃとを補助１布８を挾んだままの状態で、突子１３を
補助ｒ布８に増付けるようにしてもよい。

さらに、吊下部材として補助沢布８０代わりに、テープ
や針金等の紐状部材や網等でもよい。

また、戸板５から突子１０を吊り下げるのみならず、沢
布６から吊下部材を介して突子１０を吊り下げたり、ｒ
布６とは別の吊下装置で吊下部材を介して突子１０を吊
り下げてもよい。

発明の効果本発明は、戸板と、該戸板に隣接する沢布との間に、吊
下部材を介設し、該吊下部材に戸板間におけるｆ退部間
隔を一定に保持する支持部材を取付けるようにしたので
、支持部材をｊｊ板の濾過面から遊離させることができ
て、と布や沢退部の損傷を少な（することができ、製造
コストも安価にすることができると共に、ｒ布の厚みの
変化に対しても、支持部材を交換することにより、１過
面間隔を一定に保持でき、かつＰ布の損傷を確実に防止
することができる。

また、上記支持部材をこのように種々交換・着脱するこ
とにより、濾過面に対する支持力を変化させたり、支持
部材の重畳を変化させて吊下部材に加わる荷重を変化さ
せたりすることができる。

また、支持部材が不要なときは、簡単に取除くことがで
きる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであって、第１図は戸
板の正面図、第２図は第１図のＸ−Ｘ線断面図、第３図
は第１図のＹ−Ｙ線断面図、第４図は戸板等の要部縦断
面側面図、第５図は突子を補助ｒ布に取付けた状態を示
す拡大正面図、第６図は第５図の側面図、第７図は突子
の縦断面側面図、第８図は第１図の他の実施例を示す圧
搾式戸板と補助ｒ布及びＰ布等との関係を示す一部切欠
正面図、第９図は第４図の他の実施例を示す要部縦断面
側面図、第１０図は第７図の他の実施例を示す縦断面側
面図、第１１図は第４図の他の実施例を示す要部拡大縦
断面側面図、第１２図はさらに他の実施例を示す縦断面
側面図である。２・・・・・・濾過面、５・・・・・・戸板、６・・・
・・・ｐ布、８・・・・・・補助Ｐ布、１０，１２，１
３・・・・・・突子。

Claims

【特許請求の範囲】１隣接する戸板間に一対の１布を介在させたものにし
て、上記戸板と、該戸板に隣接するｐ布との間に、吊下部材
を介設し、該吊下部材に戸板間における濾過面間隙を一
定に保持する支持部材を取付けるようにしたことを特徴
とするフィルタプレスの１板の濾過面間の間隙保持装置
。