JP3000564U - フィルタプレス用濾布 - Google Patents

フィルタプレス用濾布

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JP3000564U
JP3000564U JP1994000261U JP26194U JP3000564U JP 3000564 U JP3000564 U JP 3000564U JP 1994000261 U JP1994000261 U JP 1994000261U JP 26194 U JP26194 U JP 26194U JP 3000564 U JP3000564 U JP 3000564U
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filter cloth
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cloth
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JP1994000261U
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Inventor
徹也 栗田
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株式会社栗田機械製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 突子の部分にて濾布が破れることなく、かつ
濾布吊り装置に負担が少なく、又、下地濾布のずれが生
じないフィルタプレス用濾布を提供する。 【構成】 隣接する濾板間の両濾過面間で濾布を介して
互いに当接する突子12を設けた濾板10を有するフィ
ルタプレスにおいて使用される濾布1であって、上記濾
板に設けられる上記突子に対応する部分にのみ接着剤を
含浸させ上記濾布の網目を閉鎖した含浸補強部4を備え
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、隣接する濾板間の両濾過面間に互いに当接して上記両濾過面のすき 間を一定に保持する突子を設けた濾板を有するフィルタプレスに使用される濾布 に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
上記突子を設けたフィルタプレスにおいては、従来、濾布が突子のところで破 れやすいときは、濾布を下地濾布(子濾布ともいう)と本濾布との二重にして濾 板に掛け、上記下地濾布で本濾布を保護していた。 ところが濾布を二重にすることで濾布重量が大きくなり濾布吊り装置を使用す るフィルタプレスにあっては濾布吊り装置に過負荷をかけることになるとともに 、下地濾布のずれが発生し例えば原液送給部を覆い原液の送給に支障を生じさせ るという問題点があった。 本考案はこのような問題点を解決するためになされたもので、突子の部分にて 濾布が破れることなく、かつ濾布吊り装置に負担が少なく、又、下地濾布のずれ が生じないフィルタプレス用濾布を提供することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本考案は、隣接する濾板間の両濾過面間で濾布を介して互いに当接する突子を 設けた濾板を有するフィルタプレスにおいて使用されるフィルタプレス用濾布で あって、 上記濾板に設けられる上記突子に対応する部分にのみ接着剤を含浸させ上記濾 布の網目を閉鎖した含浸補強部を備えたことを特徴とする。
【0004】 本考案は、隣接する濾板間の両濾過面間で濾布を介して互いに当接する突子を 設けた濾板を有するフィルタプレスにおいて使用されるフィルタプレス用濾布で あって、 上記突子に接触する濾布裏面において上記突子に対応する部分にのみシート状 の補強部材を接着剤にて貼付したことを特徴とする。
【0005】 本考案は、隣接する濾板間の両濾過面間で濾布を介して互いに当接する突子を 設けた濾板を有するフィルタプレスにおいて使用されるフィルタプレス用濾布で あって、 上記濾板に設けられる上記突子に対応する部分にのみポリウレタン樹脂液を主 成分とする接着剤を含浸させ上記濾布の網目を閉鎖した含浸補強部を備え、かつ 上記突子に接触する濾布裏面において上記突子に対応する部分にのみシート状の 補強部材を接着剤にて貼付したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
このように構成することで、補強部、含浸補強層及び補強部材は、上記突き合 い部材に対応する部分における濾布を補強し上記突き合い部材にて濾布が破れな いように作用する。さらに、補強部、含浸補強層及び補強部材は、上記突き合い 部材に対応する部分にのみ設けられることから、従来のように下地濾布を不要と し、よって下地濾布にずれが生じることをなくすように作用し、濾布吊り装置に 負担が少なくなるように作用する。
【0007】
【実施例】
本考案のフィルタプレス用濾布の一実施例について図を参照しながら以下に説 明する。 図1に示すように本実施例における濾布1は、隣接する濾板10間の両濾過面 間で濾布を介して互いに当接する突子12を設けた濾板10を有するフィルタプ レスに使用されるもので、濾板原液孔11の周縁を連結し一対の濾布を形成して いるタイプのものである。又、濾布1は従来通り上記濾板10に掛けて使用され るが、濾板10を跨ぐようにして濾板10に掛けてもよいし、又、濾板10間に 吊り下げて使用してもよい。濾布1は図1,図3に示すように2枚で一対の濾布 であっても、また濾板10の一面ごとに一枚づつ掛けてもよい。又、フィルタプ レスは単式でも複式でもよい。
【0008】 本実施例における一対の濾布1は、図3及び図4に示すように濾板10に接触 する濾布1の裏面1aであって上記突子12に当接する部分にのみ補強部材3を 貼付している。補強部材3は、ビニル樹脂の生地を例えば円形に裁断したシート 状のワッペンであり、補強部材3を貼付した部分は濾布1の網目がふさがれる。 又、補強部材3の平面形状は、突子12の頂面の形状に対応したものであり補強 部材3の面積は突子12の頂面の面積と同じから約2倍の任意の倍率のものであ る。最も好ましくは補強部材3の面積は上記頂面面積の約2倍であり、補強部材 3の面積が約2倍あれば濾布1が伸びたり又は動いたりした場合でも補強部材3 が濾板10の突子12の当接範囲から外れることはない。尚、補強部材3の面積 をこれ以上に大きくした場合、濾過面積を必要以上に少なくするので好ましくな い。
【0009】 又、補強部材3の厚さは、強度面から0.3mmから0.5mmであるのが好 ましい。しかし、0.3mm以下の補強部材3を接着することや後述するように 接着剤を強して補強部材3を使用することを防げない。又、補強部材3の厚さが 0.5mmを越える場合には、突子12の高さは濾板10の額縁よりやや低めで あることを要する。 このような補強部材3は、一側面に4個の突子12を有する濾板10にあって は濾布1には片側4個づつ両側で計8個の補強部材3が貼付される。又、補強部 材3は、上述したように濾布裏面1a側に貼付するとともに、図7に示すように 濾布裏面1aの反対面である濾布表面1bであって突子12に対応する部分にも 貼付してもよい。又、このように濾布表面1b側に補強部材3を貼付した場合に は、補強部材3の表面3aはケークが付着しないように鏡面仕上げ処理を行い、 かつ補強部材3の表面3aとその周囲とは平滑にするのが好ましい。
【0010】 次に他の実施例について説明する。 この実施例における濾布1は、図5に示すように濾布10において突子12が 当接する部分にポリウレタン樹脂の液を主成分とする接着剤を濾布生地に含浸さ せた含浸補強部4を形成したものである。尚、含浸補強部4は、濾布10の網目 をふさぐように形成する。又、上記接着剤に速乾剤を配合することで、濾過作業 時においても直ちに濾布10に含浸補強部4を形成することができる。
【0011】 又、上述した各実施例を組み合わせて、例えば図6に示すように含浸補強部4 を形成した部分であって濾布10の裏面1aに補強部材3を貼付してもよく、さ らに対応する濾布10表面1bに補強部材3を貼付してもよい。又、補強部材3 の代わりに接着剤を上記裏面1a若しくは表面1b又は裏面1a及び表面1bに 塗布して補強層を形成してもよい。
【0012】 尚、補強部材3,含浸補強部4は、濾布1の濾過作面に通常4個形成する。濾 過圧が高い場合は、上記個数は増加し、また濾過圧が低い場合は少なくする。1 m2の濾板10であれば通常4個又は6個が有効である。1.5m2の濾板10で あれば6ないし8個が有効である。又、突子頂のところではほとんど濾過は行わ れない。
【0013】 このように各実施例における濾布1には補強部材3等を設けたので、濾布1に おいて突子12が当接部分は補強されるので、従来のように濾布を二重に設ける 必要はなくなる。よって下地濾布がずれるという現象は起こらず、又、濾布吊り 装置を使用する場合にあっても濾布吊り装置に負担をかけることもなくなる。
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、含浸補強部若しくは補強部材又はこれら の組み合わせを濾布と突子との当接部分に設けることより、濾布を二重にせずと も上記突子による濾布の例えば破れを減少することができる。又、下地濾布が不 要となることから、下地濾布のずれによる弊害の発生はなくなり、濾布吊り装置 を使用する場合には濾布吊り装置に負担をかけないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のフィルタプレス用濾布を示す平面図
である。
【図2】 図1に示す補強部材部分の拡大図である。
【図3】 図1に示すX−X線における断面図である。
【図4】 図2に示すY−Y線における断面図である。
【図5】 図2に示すY−Y線における断面図であって
含浸補強部を形成した場合の断面図である。
【図6】 図2に示すY−Y線における断面図であって
含浸補強部及び補強部材を設けた場合の断面図である。
【図7】 図2に示すY−Y線における断面図であって
濾布の表裏面に補強部材を設けた場合の断面図である。
【符号の説明】
1…濾布、3…補強部材、4…含浸補強部、10…濾
板、11…濾板原液孔、12…突子。

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する濾板間の両濾過面間で濾布を介
    して互いに当接する突子を設けた濾板を有するフィルタ
    プレスにおいて使用されるフィルタプレス用濾布であっ
    て、 上記濾板に設けられる上記突子に対応する部分にのみ接
    着剤を含浸させ上記濾布の網目を閉鎖した含浸補強部を
    備えたことを特徴とするフィルタプレス用濾布。
  2. 【請求項2】 上記接着剤は、ポリウレタン樹脂液を主
    成分とする、請求項1記載のフィルタプレス用濾布。
  3. 【請求項3】 上記含浸補強部は、上記突子の頂面の形
    状に対応した形状をなし上記頂面の面積と同一からほぼ
    2倍までの任意の倍率の面積を有する、請求項2記載の
    フィルタプレス用濾布。
  4. 【請求項4】 隣接する濾板間の両濾過面間で濾布を介
    して互いに当接する突子を設けた濾板を有するフィルタ
    プレスにおいて使用されるフィルタプレス用濾布であっ
    て、 上記突子に接触する濾布裏面において上記突子に対応す
    る部分にのみシート状の補強部材を接着剤にて貼付した
    ことを特徴とするフィルタプレス用濾布。
  5. 【請求項5】 上記補強部材は、ほぼ0.3mmからほ
    ぼ0.5mm厚のビニル樹脂であり上記突子の頂面の形
    状に対応した形状をなし上記頂面の面積と同一からほぼ
    2倍までの任意の倍率の面積を有する、請求項4記載の
    フィルタプレス用濾布。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の補強部材が上記濾布裏面
    の反対側の濾布表面において上記突子に対応する部分に
    も貼付され、かつ該補強部材の表面は鏡面仕上げ処理が
    なされている、請求項5記載のフィルタプレス用濾布。
  7. 【請求項7】 隣接する濾板間の両濾過面間で濾布を介
    して互いに当接する突子を設けた濾板を有するフィルタ
    プレスにおいて使用されるフィルタプレス用濾布であっ
    て、 上記濾板に設けられる上記突子に対応する部分にのみポ
    リウレタン樹脂液を主成分とする接着剤を含浸させ上記
    濾布の網目を閉鎖した含浸補強部を備え、かつ上記突子
    に接触する濾布裏面において上記突子に対応する部分に
    のみシート状の補強部材を接着剤にて貼付したことを特
    徴とするフィルタプレス用濾布。
  8. 【請求項8】 上記含浸補強部は上記突子の頂面の形状
    に対応した形状をなし上記頂面の面積と同一からほぼ2
    倍までの任意の倍率の面積を有し、かつ上記補強部材は
    ほぼ0.3mmからほぼ0.5mm厚のビニル樹脂から
    なるシート状であり上記突子の頂面の形状に対応した形
    状をなし上記頂面の面積と同一からほぼ2倍までの任意
    の倍率の面積を有する、請求項7記載のフィルタプレス
    用濾布。
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