JPS5943730B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料Info
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- JPS5943730B2 JPS5943730B2 JP56021763A JP2176381A JPS5943730B2 JP S5943730 B2 JPS5943730 B2 JP S5943730B2 JP 56021763 A JP56021763 A JP 56021763A JP 2176381 A JP2176381 A JP 2176381A JP S5943730 B2 JPS5943730 B2 JP S5943730B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D401/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
- C07D401/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
- C07D401/12—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D417/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00
- C07D417/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing two hetero rings
- C07D417/12—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/005—Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
- G03C1/06—Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with non-macromolecular additives
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は過現像カブリに対して、安定化されているハロ
ゲン化銀乳剤層を含有する写真感光材料に関するもので
ある。
ゲン化銀乳剤層を含有する写真感光材料に関するもので
ある。
ハロゲン化銀写真感光材料が強条件下に例えば比較的高
温下での現像処理又は高度に活性な現像液(高温かつ高
いpHを有する現像液)を使用して、極めて短時間の現
像処理をする場合、潜像核を全く有していないハロゲン
化銀粒子も還元される危険性がある。
温下での現像処理又は高度に活性な現像液(高温かつ高
いpHを有する現像液)を使用して、極めて短時間の現
像処理をする場合、潜像核を全く有していないハロゲン
化銀粒子も還元される危険性がある。
前記条件下における未露光ハロゲン化銀粒子の望ましか
らぬ還元による生成されるカブリは通常の現像過程の終
了時点で特に強く現われ、これは過現像カブリと呼ばれ
ている。
らぬ還元による生成されるカブリは通常の現像過程の終
了時点で特に強く現われ、これは過現像カブリと呼ばれ
ている。
この過現像カブリに対し有効性が知られているカブリ防
止剤には、水銀化合物又は複素環式メルカプト化合物な
どがある。
止剤には、水銀化合物又は複素環式メルカプト化合物な
どがある。
これらのカブリ防止剤は通常現像処理時や更に過現像時
に於けるカブリを減少させるが、上記カブリを減少させ
るに充分な量を添加した場合には、ハロゲン化銀写真感
光材料の感度もかなり減少させるという不オリな点も有
する。それ自体、過現像カブリに対して特に活性な複素
環式メルカプト化合物などを、直接ハロゲン化銀乳剤に
添加することの基本的に不利な点はそれらが添加の時点
から完全に活性であるということ、すなわち製造過程の
間、写真感光材料の保存期間、および現像の段階におい
てすでに完全番こ活性であるということにある。
に於けるカブリを減少させるが、上記カブリを減少させ
るに充分な量を添加した場合には、ハロゲン化銀写真感
光材料の感度もかなり減少させるという不オリな点も有
する。それ自体、過現像カブリに対して特に活性な複素
環式メルカプト化合物などを、直接ハロゲン化銀乳剤に
添加することの基本的に不利な点はそれらが添加の時点
から完全に活性であるということ、すなわち製造過程の
間、写真感光材料の保存期間、および現像の段階におい
てすでに完全番こ活性であるということにある。
従つて写真感光材料の製造過程および保存中に望ましか
らざる減感作用を呈することとなる。
らざる減感作用を呈することとなる。
この問題を解決するために、これら化合物のメルカプト
基を適当な加水分解可能な基により保護することにより
、それらの作用を望まない期間(製造過程を含む現像処
理前の全期間)内は不活性で、現像過程では、アルカリ
による加水分解によつてそれらの活性型を再生する試み
がすでになされている。その様な置換基は通常このメル
カプトカブリ防止剤のチオエンテル類又はチオエーテル
類である。チオエステル型の置換基は、カルボン酸、ス
ルホン酸、炭酸誘導体のチオエステル類が、多くの特許
、例えばドイツ特許第1,597,503号明細書、米
国特許第3,260,597号明細書およびドイツ特許
出願公開公報第2,061,972号明細書に開示され
ている。
基を適当な加水分解可能な基により保護することにより
、それらの作用を望まない期間(製造過程を含む現像処
理前の全期間)内は不活性で、現像過程では、アルカリ
による加水分解によつてそれらの活性型を再生する試み
がすでになされている。その様な置換基は通常このメル
カプトカブリ防止剤のチオエンテル類又はチオエーテル
類である。チオエステル型の置換基は、カルボン酸、ス
ルホン酸、炭酸誘導体のチオエステル類が、多くの特許
、例えばドイツ特許第1,597,503号明細書、米
国特許第3,260,597号明細書およびドイツ特許
出願公開公報第2,061,972号明細書に開示され
ている。
しかしこれらチオエステル類は、現像液のアルカリ媒体
中で加水分解するが、中性又は弱酸性PH域に於いても
除々に部分的加水分解が進行するという不利な点を有す
る。従つてこれらのチオエステル型カブリ防止剤を不活
性な形態で乳剤中に加えることはできるが、乳剤の調製
過程および写真感光材料の保存期間が充分長い場合には
部分的加水分解によつて望ましくない減感作用をひきお
こす。これに対しチオエーテル型の置換基を有するカブ
リ防止剤、例えば米国特許第2,981,624号明細
書、同第3,260,597号明細書およびドイツ特許
第1,173,796号明細書に開示されているものは
、たしかに中性又は弱酸性媒体中では安定であるが、現
像過程ではもとのメルカプトカブリ防止剤を全く再生し
ないか又は、極めて除々にしか再生しないため、有効に
過現像カブリを防止できない。
中で加水分解するが、中性又は弱酸性PH域に於いても
除々に部分的加水分解が進行するという不利な点を有す
る。従つてこれらのチオエステル型カブリ防止剤を不活
性な形態で乳剤中に加えることはできるが、乳剤の調製
過程および写真感光材料の保存期間が充分長い場合には
部分的加水分解によつて望ましくない減感作用をひきお
こす。これに対しチオエーテル型の置換基を有するカブ
リ防止剤、例えば米国特許第2,981,624号明細
書、同第3,260,597号明細書およびドイツ特許
第1,173,796号明細書に開示されているものは
、たしかに中性又は弱酸性媒体中では安定であるが、現
像過程ではもとのメルカプトカブリ防止剤を全く再生し
ないか又は、極めて除々にしか再生しないため、有効に
過現像カブリを防止できない。
更に米国特許第3,647,478号明細書に開示され
ている如きもの、すなわち、アルカリの存在下、キノン
ーメチド又はナフトキノンーメチドとメルカプトカブリ
防止剤を放出しうる化合物は、たしかにアルカリの存在
下ではすみやかに該カブリ防止剤を放出しうるが弱酸性
媒体中では若干不安定であり、除々に該カブリ防止剤を
放出するという欠点を有する。
ている如きもの、すなわち、アルカリの存在下、キノン
ーメチド又はナフトキノンーメチドとメルカプトカブリ
防止剤を放出しうる化合物は、たしかにアルカリの存在
下ではすみやかに該カブリ防止剤を放出しうるが弱酸性
媒体中では若干不安定であり、除々に該カブリ防止剤を
放出するという欠点を有する。
従つて、乳剤調製后(乳斉リのPHは弱酸性)塗布まで
の時間が充分長い場合には、該カブリ防止剤が乳剤中に
放出されてしまい好ましからざる減感を生ずることとな
る。
の時間が充分長い場合には、該カブリ防止剤が乳剤中に
放出されてしまい好ましからざる減感を生ずることとな
る。
それ故lζ本発明の目的は中性又は弱酸性PH・領域に
於いては完全に安定であるが、アルカリ性PH領域(現
像処理中)では、所望の程度に活性なカブリ防止剤を放
出する様な不活性化メルカブト基を有するカブリ防止剤
(以下カブリ防止剤プレカーサ一と称す)を提供するこ
とにある。
於いては完全に安定であるが、アルカリ性PH領域(現
像処理中)では、所望の程度に活性なカブリ防止剤を放
出する様な不活性化メルカブト基を有するカブリ防止剤
(以下カブリ防止剤プレカーサ一と称す)を提供するこ
とにある。
本発明者らは、種々検討した結果、下記一般式(1)で
表わされるチオエーテル型カブリ防止剤プレカーサ一が
上記の条件を充分満足する事を発見した。
表わされるチオエーテル型カブリ防止剤プレカーサ一が
上記の条件を充分満足する事を発見した。
一般式 (1)
〔式中、Aはメルカプトカブリ防止剤の複素環式基を表
わし、Rl,R2,R3は水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基(好ましくは炭素数110のアルキル基)又は
フエニル基を表わし、R1とR2又はR2とR3とで互
いに結合し、ベンゼン環を形成していてもよい。
わし、Rl,R2,R3は水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基(好ましくは炭素数110のアルキル基)又は
フエニル基を表わし、R1とR2又はR2とR3とで互
いに結合し、ベンゼン環を形成していてもよい。
(該頃は、アルキル基、ハロゲン原子、アルコキシ基な
どで置換されていてもよい。)R4は水素原子、アルキ
ル基(好ましくは炭素数1〜5のアルキル基)又はフエ
ニル基を表わす。〕該メルカプトカブリ防止剤はカブリ
防止効果のある化合物ならば何でもよいが、環内窒素原
子に隣接した炭素原子にイオウ原子を有する様な5又は
6員の含窒素ヘテロ環化合物類が特に好ましい。
どで置換されていてもよい。)R4は水素原子、アルキ
ル基(好ましくは炭素数1〜5のアルキル基)又はフエ
ニル基を表わす。〕該メルカプトカブリ防止剤はカブリ
防止効果のある化合物ならば何でもよいが、環内窒素原
子に隣接した炭素原子にイオウ原子を有する様な5又は
6員の含窒素ヘテロ環化合物類が特に好ましい。
代表的なヘテロ環の例として(丸テトラゾーノ4、1,
2,4−トリアゾール環、ベンツオキサゾール環、ベン
ツチアゾール環、ベンツイミダゾール環、ピリジン環、
ピリミジン環などが挙げられる。
2,4−トリアゾール環、ベンツオキサゾール環、ベン
ツチアゾール環、ベンツイミダゾール環、ピリジン環、
ピリミジン環などが挙げられる。
上記一般式(1)に相当し、本発明による代表的なカブ
リ防止剤プレカーサ一の例をあげるが、本発明の化合物
は何らこれらに限定されるものではない本発明の一般式
(1)で表わされる化合物は、以下に示す合成例から明
らかな様に、対応するメルカプトカブリ防止剤と下記一
般式()で示されるハロゲン化物にアルカリ(例えばト
リエチルアミン)る。
リ防止剤プレカーサ一の例をあげるが、本発明の化合物
は何らこれらに限定されるものではない本発明の一般式
(1)で表わされる化合物は、以下に示す合成例から明
らかな様に、対応するメルカプトカブリ防止剤と下記一
般式()で示されるハロゲン化物にアルカリ(例えばト
リエチルアミン)る。
一般式 ()
(式中、Rl,R2,R3,R4は一般式(1)に記し
たものと同一であり、Xはハロゲン原子を示す。
たものと同一であり、Xはハロゲン原子を示す。
)一般式()に相当する化合物の合成については、J.
,Am.Chem.SOc.,(ジヤーナル オブザ
アメリカンケミカルソサエテイ一)71巻2969〜2
972頁(1949年)又は、J.Chem.SOc.
,(ジヤーナル オブ ザケミカルソサエテイ一)19
46年版1104頁〜1105頁を参照されたい。以下
に本発明のカブリ防止剤プレカーサ一の合成例を示す。
,Am.Chem.SOc.,(ジヤーナル オブザ
アメリカンケミカルソサエテイ一)71巻2969〜2
972頁(1949年)又は、J.Chem.SOc.
,(ジヤーナル オブ ザケミカルソサエテイ一)19
46年版1104頁〜1105頁を参照されたい。以下
に本発明のカブリ防止剤プレカーサ一の合成例を示す。
合成例 1.
(化合犠1)の合成)
2−ブロモメチル−3−ピリドール臭化水素酸塩13.
59、2−メルカプトーベンツチアゾール8.49をD
MF8Omeに溶解后、攪拌しながらトリエチルアミン
14meを少しずつ滴下した(10分間)。
59、2−メルカプトーベンツチアゾール8.49をD
MF8Omeに溶解后、攪拌しながらトリエチルアミン
14meを少しずつ滴下した(10分間)。
滴下后、室温にて1時間攪拌したのち、反応液を約50
0rneの水中にあけ、酢酸エチルにて描出、水洗后、
無水硫酸ナトリウムにて乾燥したのち、溶媒を減圧下留
去する。
0rneの水中にあけ、酢酸エチルにて描出、水洗后、
無水硫酸ナトリウムにて乾燥したのち、溶媒を減圧下留
去する。
得た残渣をエタノールにて再結晶した。
合成例 2.
(化合物(4)の合成)
2−ブロモメチル−3−ピリ
塩26.99、1−フエニル一5
ラゾール17.9gをDMFlO
拌しながらトリエチルアミン2
ドール臭化水素酸
メルカプトテト
0dに溶解后、攪
8.2dを少しずつ
下した。
(15分間)滴下后、室温にて約2時間反応后、約11
の水中に反応液をあけて、析出した結晶を瀘取し、水洗
后乾燥した。
の水中に反応液をあけて、析出した結晶を瀘取し、水洗
后乾燥した。
この結晶をメタノールより再結晶した。
本発明により使用するカブリ防止剤プレカーサ一は、写
真感光材料のハロゲン化銀乳剤層中又は該乳剤層と水透
過性関係にあるコロイド層例えば該乳剤層のための上塗
り又は下塗り層中に添加できる。
真感光材料のハロゲン化銀乳剤層中又は該乳剤層と水透
過性関係にあるコロイド層例えば該乳剤層のための上塗
り又は下塗り層中に添加できる。
本発明のカブリ防止剤プレカーサ一(丸水と混和性の溶
媒、例えばDMFlメタノール、エタノールなどに溶解
し、塗布する前に上記ハロゲン化銀乳剤又は上記コロイ
ド分散液に加え、混合することにより、上記ハロゲン化
銀乳剤又は上記コロイド分散液中に添加できる。
媒、例えばDMFlメタノール、エタノールなどに溶解
し、塗布する前に上記ハロゲン化銀乳剤又は上記コロイ
ド分散液に加え、混合することにより、上記ハロゲン化
銀乳剤又は上記コロイド分散液中に添加できる。
更に又、特開昭53−137131号明細書に示す様な
手法を用い、本発明のカブリ防止剤プレカーサ一をラテ
ツクスにより分散して上記ハロゲン化銀乳剤又は上記コ
ロイド分散液中に添加することも可能である。
手法を用い、本発明のカブリ防止剤プレカーサ一をラテ
ツクスにより分散して上記ハロゲン化銀乳剤又は上記コ
ロイド分散液中に添加することも可能である。
本発明によるカブリ防止剤プレカーサ一をハロゲン化銀
乳剤中に混入するとき、該プレカーサ一の溶液は、乳剤
製造のどの工程でも加えることができるが、乳剤の塗布
直前に加えるのが好ましい。
乳剤中に混入するとき、該プレカーサ一の溶液は、乳剤
製造のどの工程でも加えることができるが、乳剤の塗布
直前に加えるのが好ましい。
本発明によるカブリ防止剤プレカーサ一の濃度は、化合
物の種類および写真感光材料内の化合物の位置によつて
変化する。ハロゲン化銀乳剤層中に添加するとき、ハロ
ゲン化銀1モルについて、本発明によるカブリ防止剤プ
レカーサ一の量は、一般に0.1〜100ミリモル好ま
しくは0.5〜50ミリモルがよい。
物の種類および写真感光材料内の化合物の位置によつて
変化する。ハロゲン化銀乳剤層中に添加するとき、ハロ
ゲン化銀1モルについて、本発明によるカブリ防止剤プ
レカーサ一の量は、一般に0.1〜100ミリモル好ま
しくは0.5〜50ミリモルがよい。
現像時にハロゲン化銀乳剤層と接するか、接触する様に
なる別のコロイド層中に添加するときは、若干大きい濃
度で使用できる。本発明によるカブリ防止剤を含む写真
感光材料は露光后,通常の現像液にて現像できる。
なる別のコロイド層中に添加するときは、若干大きい濃
度で使用できる。本発明によるカブリ防止剤を含む写真
感光材料は露光后,通常の現像液にて現像できる。
本発明により現像した写真感光材料は、通常の定着又は
安定液によつて安定化することができる。
安定液によつて安定化することができる。
本発明を適用しうるハロゲソ化銀乳剤は、任意の種類の
乳剤でよく、例えば、スペクトル増感および非増感乳剤
、X線乳剤、感赤外線乳剤などがあり、又、それらは、
高感度ネガ乳剤でも低感度ポジ乳剤でもよく、更にヌ,
乳剤はオルソクロム型又はパンクロム型でもよい。感光
性銀塩としては、各種の銀塩が使用できる。
乳剤でよく、例えば、スペクトル増感および非増感乳剤
、X線乳剤、感赤外線乳剤などがあり、又、それらは、
高感度ネガ乳剤でも低感度ポジ乳剤でもよく、更にヌ,
乳剤はオルソクロム型又はパンクロム型でもよい。感光
性銀塩としては、各種の銀塩が使用できる。
例えば、臭化銀、沃化銀、塩化銀又は、混合ハロゲン化
銀(塩臭化銀、沃臭化銀など)がある。ハロゲン化銀は
、普通の親水性コロイド、例えば、ゼラチン、アゼイン
、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース
等に分散できるが、2ゼラチンが有利である。ハロゲン
化銀乳剤は、化学的にも光学的にも増感可能であり、少
量の硫黄含有化合物(例えば、アリルチオシアネート、
アリルチオ尿素、チオ硫酸ソーダなど)の存在下に熟成
することによつて化学的に増感できる。
銀(塩臭化銀、沃臭化銀など)がある。ハロゲン化銀は
、普通の親水性コロイド、例えば、ゼラチン、アゼイン
、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース
等に分散できるが、2ゼラチンが有利である。ハロゲン
化銀乳剤は、化学的にも光学的にも増感可能であり、少
量の硫黄含有化合物(例えば、アリルチオシアネート、
アリルチオ尿素、チオ硫酸ソーダなど)の存在下に熟成
することによつて化学的に増感できる。
該乳剤は、又、還元剤(例えば、フランス特許第1,1
46,955号明細書、米国特許第2,487,850
号明細書に記載されている如きスズ化合物、英国特許第
789,823号明細書に記載されている如きイミノー
アミノメタンスルフイン酸化合物など)および少量の貴
金属(例えば、金、白金、パラジウム、イリジウム、ル
テニウム、およびロジウムなど)によつても増感できる
。
46,955号明細書、米国特許第2,487,850
号明細書に記載されている如きスズ化合物、英国特許第
789,823号明細書に記載されている如きイミノー
アミノメタンスルフイン酸化合物など)および少量の貴
金属(例えば、金、白金、パラジウム、イリジウム、ル
テニウム、およびロジウムなど)によつても増感できる
。
それらは、シアニン染料およびメロシアニン染料によつ
ても光学的に増感できる。他の添加剤、例えば現像促進
剤、増感剤、酸化防止剤などもハロゲス化銀乳剤層又は
他の水透過性コロイド層に加えることができる。
ても光学的に増感できる。他の添加剤、例えば現像促進
剤、増感剤、酸化防止剤などもハロゲス化銀乳剤層又は
他の水透過性コロイド層に加えることができる。
更に、本発明によるカブリ防止剤プレカーサ一は、他の
カブリ防止剤又は他のカブリ防止剤プレカーサ一と組み
合わせて使用することができる。
カブリ防止剤又は他のカブリ防止剤プレカーサ一と組み
合わせて使用することができる。
以下、実施例1こより本発明の詳細を説明する。(実施
例 1)臭化銀65.5モル%、塩化銀34.0モル%
、沃化銀0.5モル%の組成を有し平均粒子サイズ0.
45μmの沃塩臭化銀ゼラチン乳剤を中性シングルジェ
ット法で調製した。
例 1)臭化銀65.5モル%、塩化銀34.0モル%
、沃化銀0.5モル%の組成を有し平均粒子サイズ0.
45μmの沃塩臭化銀ゼラチン乳剤を中性シングルジェ
ット法で調製した。
物理熟成后、水洗によつて脱塩を行いゼラチンを加えて
、次に、チオ硫酸ナトリウムを添加して化学増感を行つ
たのち、増感色素、安定剤、界面活性剤、硬膜剤を加え
て乳剤を仕上げた。
、次に、チオ硫酸ナトリウムを添加して化学増感を行つ
たのち、増感色素、安定剤、界面活性剤、硬膜剤を加え
て乳剤を仕上げた。
得られたゼラチン−ハロゲン化銀乳剤を12部に分割し
、1〜6部に夫々前記カブリ防止剤プレカーサ一例示化
合物をハロゲン化銀1モルについて2ミリモルの濃度で
加え残りの3部は比較用として1−フエニル一5−メル
カプトテトラゾール、2−メルカプトーベンツチアゾー
ル、2−メルカプトーベンツイミダゾール、を夫々ハロ
ゲン化銀1モルについて2ミリモルの濃度で加えた。
、1〜6部に夫々前記カブリ防止剤プレカーサ一例示化
合物をハロゲン化銀1モルについて2ミリモルの濃度で
加え残りの3部は比較用として1−フエニル一5−メル
カプトテトラゾール、2−メルカプトーベンツチアゾー
ル、2−メルカプトーベンツイミダゾール、を夫々ハロ
ゲン化銀1モルについて2ミリモルの濃度で加えた。
(比較A)更に別の2部には、下記構造式で示されるチ
オエーテル類を夫々、ハロゲン化銀1モルについて2ミ
リモルの濃度で加えた。
オエーテル類を夫々、ハロゲン化銀1モルについて2ミ
リモルの濃度で加えた。
(比較 B)
更に別の1部には何も加えなかつた。
(比較C)得られた12種の乳剤を両面をポリエチレン
層で被覆した写真用紙ベースに硝酸銀として2.5g/
M2、ゼラチン6.09/M2となる様に塗布し乾燥し
た。
層で被覆した写真用紙ベースに硝酸銀として2.5g/
M2、ゼラチン6.09/M2となる様に塗布し乾燥し
た。
得られた試料を2組に分け、1組は40℃で5日間加温
し更に別の1組は50℃80%相対湿度下にて5日間加
湿した。
し更に別の1組は50℃80%相対湿度下にて5日間加
湿した。
各試料の1部を階段光楔を通して露光したのち、下記組
成の現像液を用い20℃で120秒間現像し、停止、定
着、水洗処理を行い乾喋させて写真特性を求めた。
成の現像液を用い20℃で120秒間現像し、停止、定
着、水洗処理を行い乾喋させて写真特性を求めた。
次に各試料の別の1部を露光しないで上記現像液にて2
0℃10分間現像しカブリをしらべた。
0℃10分間現像しカブリをしらべた。
得られた結果を表1に示す。表1から明らかな様に本発
明の化合物は、最高濃度の低下、調子の軟調化(ガンマ
一値の低下)が極めて少なく、写真特性上には、何ら悪
影響がないことがわかる。
明の化合物は、最高濃度の低下、調子の軟調化(ガンマ
一値の低下)が極めて少なく、写真特性上には、何ら悪
影響がないことがわかる。
更に加温条件のちがいにより写真特性が大きく変化して
いない事から感光材料の保存中に本発明のカブリ防止剤
プレカーサ一が部分的に加水分解していないことがわか
る。
いない事から感光材料の保存中に本発明のカブリ防止剤
プレカーサ一が部分的に加水分解していないことがわか
る。
更に又、比較B、比較Cと比べ、カブリレベルが極めて
低く、比較Aに於けるカブリのレベルにまで到達してい
ることから、現像液中では有効に水解し、対応するカブ
リ防止剤を放出していることがわかる。
低く、比較Aに於けるカブリのレベルにまで到達してい
ることから、現像液中では有効に水解し、対応するカブ
リ防止剤を放出していることがわかる。
更に又、感度比(比較A−1の4『C5日間加温した試
料での感度を100.0とした場合の感度比較)のデー
ターから明らかな様に、本発明の力ブリ防止剤プレカー
サ一は、比較A−1,A−2,A−3に比べて好ましく
ない感vの減少をひきおこさないことがわかる。
料での感度を100.0とした場合の感度比較)のデー
ターから明らかな様に、本発明の力ブリ防止剤プレカー
サ一は、比較A−1,A−2,A−3に比べて好ましく
ない感vの減少をひきおこさないことがわかる。
(実施例 2)
実施例1と同様にして調製した沃塩臭化銀ゼラチン乳剤
に化学増感を行つたのち、増感色素安定剤、界面活性剤
、硬膜剤を加えて乳剤を仕上げた。
に化学増感を行つたのち、増感色素安定剤、界面活性剤
、硬膜剤を加えて乳剤を仕上げた。
得られたゼラチン−ハロゲン化銀乳剤を6部に分割し1
〜3部に夫々前記カブリ防止剤プレカーサ一例示化合物
をハロゲン化銀1モルについて2ミリモルの濃度で加え
た。
〜3部に夫々前記カブリ防止剤プレカーサ一例示化合物
をハロゲン化銀1モルについて2ミリモルの濃度で加え
た。
比較用として残りの1部には1−フエニル一5一メルカ
プトテトラゾールを(比較A)更に別の1部には米国特
許第3,674,478号明細書に開示されている下記
のカブリ防止剤プレカーサ一を(比較B)夫々ハロゲン
化銀1モルについて2ミリモルの濃度で加えた。
プトテトラゾールを(比較A)更に別の1部には米国特
許第3,674,478号明細書に開示されている下記
のカブリ防止剤プレカーサ一を(比較B)夫々ハロゲン
化銀1モルについて2ミリモルの濃度で加えた。
更に別の1部には何も加えなかつた。
(比較C)これらのカブリ防止剤プレカーサ一(又はカ
ブリ防止剤)は、塗布の直前に添加した。塗布した残り
の乳剤は、カブリ防止剤の乳剤経時安定性をみるため、
40℃にて保温し、一定時間毎に塗布した。
ブリ防止剤)は、塗布の直前に添加した。塗布した残り
の乳剤は、カブリ防止剤の乳剤経時安定性をみるため、
40℃にて保温し、一定時間毎に塗布した。
これらの乳剤は実施例1と同様に塗布した。
得られた試料は40℃にて5日間加温し、実施例1と同
様に写真特性、カブリをしらべた。
様に写真特性、カブリをしらべた。
得られた結果を表に示す。
表から明らかな様に本発明のカブリ防止剤プレカーサ一
は乳剤経時安定性にもすぐれていることがわかる。
は乳剤経時安定性にもすぐれていることがわかる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 少なくとも一つのハロゲン化銀乳剤層および/又は
該乳剤層と水透過性関係にあるコロイド層が、下記一般
式( I )を有する化合物を少なくとも一種含有する事
を特徴とするハロゲン化銀写真感光材料、一般式( I
) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aはメルカプトカブリ防止剤の複素環式基を表
わし、R_1、R_2、R_3は水素原子、ハロゲン原
子、アルキル基、又はフェニル基、を表わし、R_1と
R_2又はR_2とR_3とで互いに結合し、ベンゼン
環を形成していてもよい。 R_4は水素原子、アルキル基、又はフェニル基を表わ
す。)
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56021763A JPS5943730B2 (ja) | 1981-02-17 | 1981-02-17 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
US06/349,092 US4416977A (en) | 1981-02-17 | 1982-02-16 | Silver halide photographic photosensitive material |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56021763A JPS5943730B2 (ja) | 1981-02-17 | 1981-02-17 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57135944A JPS57135944A (en) | 1982-08-21 |
JPS5943730B2 true JPS5943730B2 (ja) | 1984-10-24 |
Family
ID=12064102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56021763A Expired JPS5943730B2 (ja) | 1981-02-17 | 1981-02-17 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4416977A (ja) |
JP (1) | JPS5943730B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59147927U (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-03 | オリジン電気株式会社 | 一方向特定トルク伝達装置 |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4503139A (en) * | 1983-05-09 | 1985-03-05 | Polaroid Corporation | Photographic products and processes and novel compounds |
JPS6195346A (ja) * | 1984-10-16 | 1986-05-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀写真感光材料 |
JPS61124941A (ja) * | 1984-11-21 | 1986-06-12 | Fuji Photo Film Co Ltd | 加熱工程を有する画像形成方法 |
JPS61147249A (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-04 | Fuji Photo Film Co Ltd | 加熱工程を有する画像形成方法 |
US4702999A (en) * | 1985-02-25 | 1987-10-27 | Mitsubishi Paper Mills, Ltd. | Silver halide photographic light-sensitive materials |
JPS6265039A (ja) * | 1985-09-18 | 1987-03-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀写真感光材料 |
US5192647A (en) * | 1986-10-24 | 1993-03-09 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method for development processing of silver halide photographic |
NZ238624A (en) * | 1990-06-19 | 1994-08-26 | Meiji Seika Co | Pyridine derivatives, compositions, preparations and use thereof |
US5441851A (en) * | 1991-11-25 | 1995-08-15 | Eastman Kodak Company | Use of heterocyclic nitrogen addenda to reduce continued coupling of magenta dye-forming couplers |
EP0590620B1 (en) * | 1992-10-01 | 1999-12-08 | Sterling Diagnostic Imaging, Inc. | Silver halide emulsions stabilized with improved antifoggants |
US5358843A (en) * | 1993-08-20 | 1994-10-25 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Photothermographic elements containing silyl blocking groups |
US5439790A (en) * | 1994-06-24 | 1995-08-08 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Phthalimide blocked post-processing stabilizers for photothermography |
US5851753A (en) * | 1995-10-13 | 1998-12-22 | Konica Corporation | Silver halide photographic light-sensitive material |
US6280913B1 (en) | 2000-06-13 | 2001-08-28 | Eastman Kodak Company | Photographic element comprising an ion exchanged photographically useful compound |
JP2009240284A (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Fujifilm Corp | プロテアーゼ検出材料、プロテアーゼ検出材料セット、及びプロテアーゼ測定方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2981624A (en) * | 1957-06-05 | 1961-04-25 | Gen Aniline & Film Corp | Antifoggants and stabilizers for photographic silver halide emulsion |
BE576406A (ja) * | 1958-03-13 | 1900-01-01 | ||
US3674478A (en) * | 1970-12-17 | 1972-07-04 | Polaroid Corp | Novel products and processes |
GB1580212A (en) * | 1976-03-29 | 1980-11-26 | Agfa Gevaert | Antifogging and/or stabilizing compounds for silver halide photography |
-
1981
- 1981-02-17 JP JP56021763A patent/JPS5943730B2/ja not_active Expired
-
1982
- 1982-02-16 US US06/349,092 patent/US4416977A/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59147927U (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-03 | オリジン電気株式会社 | 一方向特定トルク伝達装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57135944A (en) | 1982-08-21 |
US4416977A (en) | 1983-11-22 |
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