JPS5942712B2 - 感圧性接着テ−プ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規且つ有用な多孔性の感圧性接着テープ、及
び特に片側が感圧性接着剤で被覆された高度に多孔性の
プラスチツクフイルム裏地材料から成る外科用テープに
関する。

外科用の接着テープは体内から湿気が表皮を通つて出て
くることにより生ずる水分の包蔵による傷口のむれを防
止するために、水蒸気を透過しなければならないことは
ずつと以前から知られている。

この本質的な体の機能を妨害する実質的に非多孔性のテ
ープを用いると皮膚に強い刺戟が生じることがある。多
孔性又は呼吸可能性があることの他に、外科用のテープ
は指で引裂くことができ、テープ片を切断するよりもむ
しろ引裂いて特定の傷口に適当な大きさにできることが
望ましい。

しかしながら、このテープは十分な引張強さをもち、傷
を動かない位置に保って治すようにすることができ、且
つ十分な町撓性をもち皮膚の表面に順応し、皮膚と共に
動くことができるようでなければならない。従来技術の
外科用テープは種々の裏地材料及び接着剤から成つてい
る。米国特許第３，０３９，８９３号及び同第３，５２
３，８４６号においては、織布又は不織布の多孔性裏地
材料及び穿孔プラスチツクフイルムが示唆されている。
不織レーヨン・テキスタイル・フアイバ一からつくられ
た他の多孔性裏地は米国特許第３，１２１，０２１号に
記載されている。可塑化されたポリ塩化ビニルの微多孔
性フイルム及び織布、不織布及び編布は米国特許第３，
６４５，８３５号に記載されている。ブラスチツクフイ
ルムは軽く、可撓性があり、薄く、透明で容易にきれい
にすることができるために裏地材料として望ましい。

或る種の限られた微多孔性プラスチツクス組成物以外は
、プラスチツクス・フイルムの多孔度は典型的にはフイ
ルムに孔をあけることにより機械的に得られている。従
来技術におけるこのような孔のあけられたフイルムは一
般に外科用テープに要求される高度の多孔性、寸法安定
性、引張強さ、及び引裂性の組合わせに欠けている。従
つて、本発明の目的は多孔性のプラスチツク裏地材料を
有する改善された外科用テープを提供することである。

本発明のさらに他の目的は水分又は体液で実質的に影響
されず且つ良好な寸法安定性、可撓性及び引張強さを有
する多孔性外科用テープを提供することである。

本発明のさらに他の目的は二軸方向に配向し、二つの方
向に容易に引裂くことのできる外科用のプラスチツク・
テープを提供することである。本発明のさらに他の目的
は以下の説明により明らかになるのであろう。本発明の
外科用フイルムは、多数の実質的に平行なモノフイラメ
ントから成り、隣接したモノフイラントが多数のフィフ
リル（Ｆｉｂｒｉｌ）によつて連結されている重合体フ
イルムの裏地材料を使用するものである。

該裏地材料はフイルムを一っの軸方向にエンボス加工し
て筋をつけ、次いで横方向に機械的な応力をかけ、フイ
ルムの筋をつけた部分をフィフリル化し且っ隣接したモ
ノフイラメントの間に延びた多数のフィフリルをつくる
ことによりつくることができる。フィフリル化されたフ
イルムの開放面積は１０〜７００／）であり、空気及び
液体を容易に透過する。

このフイルムはモノフイラメント及び相互連結用フィフ
リルの配向に対応した方向において二方向に引裂くこと
ができる。このフイルムは寸度安定性をもち、良好な引
張強さを有し、水分又は体液で影響を受けない。フィフ
リル化されたフイルムに通常の任意の無毒な感圧性外科
用接着剤を被覆し最終的な外科用テープをつくる。

図１及び２を参照すれば、フィフリル化されたフイルム
のモノフイラメント・ストランド１０は外科用テープの
長手方向の軸と平行に又は横方向に走つていることがで
きる。

モノフイラメントのストランド１０を相互に連結するフ
ィフリル１２は図３に示すようにモノフイラメントに対
し実質的に直角になつていることが好ましい。フイルム
のこの構造、及びフィフリルとモノフイラメントの配向
により、一本のモノフイラメントか又は数本のモノフイ
ラメントが横切るフィフリルの線のどちらかに従つた引
裂線で二軸方向に引裂可能なフイルムが生じる。従って
、例えば図１のＸ−Ｘ又はＹ−Ｙの線に沿つて引裂くこ
とにより、ある与えられた長さのテープを狭くしたり及
び／又は短くしたりすることができる。プラスチツク・
フイルムのモノフイラメント・ストランド１０は約０．
０５〜０．５ｍｍ１好ましくは約０．１〜０、３ｍｍの
厚さを有することができる。

この範囲内の厚さをもつフイルムは可撓性、引裂性及び
引張強さの望ましい組合わせをもつている。これらのフ
イルムはまた機械的加工に付し、それによつてフィフリ
ルを生じさせることができる。本発明において裏地材料
として有用なフィフリル化したフイルムはプラスチツク
スのシートを、好ましくはフイルムの長手方向の軸に沿
つて、平行な線にエンボス加工し、次にエンボス加工し
たフイルムを機械的な処理で横方向に拡げ、エンボス加
工した線の区域をフィフリル化し、多数のフィフリルに
よづて相互に連結された隣接したモノフイラメントに関
し並置関係で間隔を置いて配置された多数の実質的に平
行な連続モノフイラメントを得ることから成る方法でつ
くることができる。適当な方法は米国特許第３，７０５
，０７０号に詳細に記載されている。本発明の外科用フ
イルムの製造に有用なフイルムは「デルネツト（Ｄｅｌ
ｎｅｔ）」の商品名でハーキユルズ（Ｈｅｒｃｕｌｅｓ
）社から市販されている。フイルムのフィフリル化した
部分の構造はフィフリルの大きさ、間隔、及び形状に関
して変えることができる。

図３に示した好適な具体化例においては、フィフリル１
２は互いに平行にまたモノフイラメント１０に垂直に均
一に間隔を置いて配置されている。しかしフィフリルは
フイルムの使用特性又は望ましい特徴を著しく失うこと
なく他の規則性の少ない配置をとることができる。例え
ばフィフリルは図４に示すように或る程度相互に連結さ
れたウエツブ状をしていることができる。また図４及び
５に示すようにフィフリルはモノフイラメントに対し直
角ではなく他の角度をなすことができ、この場合テープ
はモノフイラメントを横切る方向に斜めに引裂けるのが
特徴である。相互連結用フィフリルの特定の形状は、本
発明に対してあまり重要ではないが、フィフリルは間隔
を置いて配置され、テープ全体の平均開放面積は約１０
〜７０％、最も好ましくは２５〜５５（Ｆｂであること
が望ましい。本発明のテープが下方の皮膚のむれを防ぐ
のに適当な液体及び蒸気透過性をもつためには、少くと
も約１０％の開放面積が必要である。開放面積が７０％
を超えると、テープは強度及び寸法安定性を失い、固体
の区域は良好な接着被覆に対して不十分となる。開放面
積が２５〜５５％の範囲にある場合には、テープは傷の
場所から気体及び水蒸気を移送するのに十分な多孔性、
及び寸法安定性を有し、且つ良好な接着被覆を与えるの
に十分な表面積密度を有している。図３に示した好適な
具体化例を参照し、フイルムの構造的な機素間の或る種
の望ましい関係を見積ることにする。詳細には、個々の
モノフイラメントの幅は好ましくは約０．２〜２．０ｍ
ｍ１最も好ましくは約０．５〜１．５ｍｍである。隣接
したモノフイラメントの間隔、即ち相互に連結したフィ
フリルの長さは、好ましくは個々のモノフイラメントの
幅の１〜４倍、さらに好ましくは１〜２倍である。もし
モノフイラメントの間隔と幅との比が１／１よりも小さ
いと、テープの平均の多孔度は望ましくない程低くなる
が、一方この比が約４／１より大になるとテープは寸法
安定性を失い始める。また好適な具体化例においては、
モノフイラメントは１ｃＴｎ当り約３〜６個の間隔で配
置され、モノフイラメントを相互に連結するフィフリル
は１ＣＴｎ当り約１０〜６０個、好ましくは３０〜６０
個の割合で存在している。フィフリル化したフイルム材
料は好ましくは約５〜５０％、最も好ましくは約１０〜
４０％の破断時伸びを有している。

外科用テープの用途においては、テープが体に合致し得
るような伸びが望ましいが、テープからその形状と拘束
力とを失なわせるような約５０％以上の伸びの値は好ま
しくない。同様に外科用テープの用途において、傷を包
むためには過度に大きな引張強さは必要とされず、テー
プの引裂性を妨害することもある。大部分の用途に対し
テープ１ＣＴｆＬ当り約２〜４ｋ９の引張強さ及び２０
０９より小さい引裂強さが一般に満足な結果を与えると
考えられる。本発明の外科用テープの裏地材料として有
用な重合体組成物は、本明細書記載のような拡がったフ
ィフリル化したフイルムをつくり得る、熱可塑性プラス
チツク繊維形成性重合体及び共重合体である。

好適な重合体の中には、低級ポリオレフイン重合体例え
ばポリエチレン及びポリプロピレン、及びエチレンとプ
ロピレンとの共重合体が含まれ、高密度ポリエチレン及
びポリプロピレンが特に好適である。他の適当な重合体
の中には、６及び６６ナイロン、ポリエステル例えばポ
リ（エチレンテレフタレート）、及びアクリル例えばポ
リアクリロニトリル、並びにアクリロニトリルと酢酸ビ
ニルとの共重合体が包含される。本発明の用途に対し重
合体フイルムの厚さは好ましくは約０．０５〜０．５０
ｍｍ１最も好ましくは０．１〜０．３ｍｍである。本発
明の新規裏地材料と共に用いられる接着剤は任意の無毒
な感圧性接着剤であり、ガス及び水蒸気に対し透過性を
もつものであることが好まし０）。

感圧性接着剤、即ち通常の乾燥状態においては本来粘着
性があり、粘弾性をもち凝固しており、且づ無毒で刺戟
性がなく、皮膚外科用の又は化粧品としての用途に適し
たものは当業界において公知である。外科用テープに対
する接着性被覆に用いるのに適した代表的な材料のいく
つかの例には、米国特許第３，６４５，８３５号に記載
されており、例えば親水基を含むビニルエーテル叉はア
クリル重合体、ヒドロキシアクリル重合体、ポリビニル
エチルエーテル、及びアクリレートエステル共重合体の
配合物が包含される。他の適当な接着剤には、ゴムをベ
ースにした接着剤、例えばポリイソブチレン、及びポリ
イソブチレンと天然ゴムとの混合物、及び米国特許第２
，８８４，１２６号及び同第３，１２１，０２１号記載
のイソオクチルアクリレートとアクリル酸との９４：６
の割合のゴム状共重合体が包含される。接着剤は約４０
〜１００９／ｍ″の割合でフィフリル化した裏地材料に
被覆することが好ましい。

被覆は通常移送法（ＴｒａｎｓｆｅｒｐｒＯｃｅｓｓ）
、即ち剥離用に被覆した紙の上に接着剤溶液を拡げ、乾
燥し、部分的に硬化させ、次いで良好な接合を生じるの
に十分な圧力を加えて裏地材料に接触させる方法で行な
われる。次に剥離紙を取除き、必要に応じ接着剤をさら
に乾燥又は硬化させる。移送法により外科用テープに接
着剤を被覆する方法は、米国特許第３，１２１，０２１
号及び同第３，６４５，８３５号に記載されている。接
着剤被膜は裏地材料の多孔性のパターンに合致した多孔
性をもつか、或いは接着剤が裏地材料の孔に架橋をつく
り実質的に連続的な被覆をつくるか、或いは被覆は部分
的に多孔性であり且つ部分的に連続的であることもでき
る。

接着層が裏地材料の多孔性のパターンに合致する場合に
は、最終的なテープ製品は或る種の外科用に望ましい蒸
気及び液体透過性の高いものとなる。接着層がテープの
表面上で見掛け上連続的である場合には米国特許第３，
１２１，０２１号記載のように、水蒸気の透過を容易に
するように微多孔質であることが好ましい。高度に多孔
質であり、従つて接着層を通しガス及び水蒸気を迅速に
拡散させることができる他の接着剤は、実質的に非多孔
質であることができる。接着剤を被覆したテープが傷の
部分において生じる水蒸気、空気及びガスを十分に透過
し、皮膚のむれ及び剌戟を生じるようなテープ下の水分
の包蔵を防止する限り、接着剤はその組成、孔の大きさ
、又は接着層の多孔性には制限はない。接着層の多孔度
は接着層中に泡を生じるのに好都合な条件下において接
着剤を被覆することにより増加させることができる。溶
媒の浴液から接着剤を剥離紙に被覆した場合、溶媒を完
全に除去するのに十分に被覆紙を十分に乾かすことがで
きなかつた場合、接着層に泡が生じる。接着剤をテープ
裏地材料に移送した場合、泡は部分的に漬れ、これは特
にテープの固体のモノフイラメノトの突起の区域におい
て著しい。テープを取扱い傷の部分に被覆した時にテー
プの破断区域の多孔性フイフリル区域にある泡によりテ
ープの正昧の多孔度が増加する。本発明を下記の実施例
により例示するが、これらの実施例は本発明を例示する
ものであり、本発明を限定するものではない。

実施例 １ ポリプロピレンの０．１１ｍｍフイルムを一連の実質的
に均一に間隔を置いて配置され長手方向に平行に走つた
筋をエンボス加工し、機械的にフィフリル化し、この筋
に対し横方向ないし縦方向に拡げ、幅０．４８ｍｍの連
続モノフイラメントが０．８４ｍＴ１の間隔で配置され
、１インチ当り約５５個のフィフリルで連結された多孔
性フイルムをっくるっフィフリルによつて規定される開
放区域は約０．１Ｘ０．８４ｍｍであり、フイルムの全
開放面積は約５５％であった。

フイルムの引張強さは幅３．１ｋｇ／ＣＴＬ、破断時伸
びはモノフイラメントの配向の方向に垂直な方向で４０
（ｆ）であつた。このフイルムは引裂可能でありモノフ
イラメントに垂直な方向にＡＳＴＭ法Ｄ−６８９により
エルメンドルフ（ＥｌｍｅｎｄＯｒｆ）引裂強さ試験に
よつて決定された引裂強さは４８９、モノフイラメント
に平行な方向では８８９であつた。フィフリル化された
フイルムの片側にエチルアクリレート重合体から成る感
圧性の交叉結合可能な接着剤を見掛け上連続的に約５０
９／イの割合で被覆する。

さらに詳細には、接着剤を溶媒の溶液から剥離紙へ、乾
燥接着剤１イ当り４７９の割合の厚さになるように被覆
する。被覆した紙を炉で乾燥し、約１．５分間約１７０
℃で硬化させる。硬化した接着剤を約８０℃で高温積層
化することによりプラスチツク裏地材料に移送する。モ
ノフイラメントに垂直な方向に被覆フイルムを縦切りし
、幅１ｃｒＬの細片にし、外科用テープに用いるために
この細片を１０ＣＴＬの長さに切断する。

皮膚に取付けた場合、テープは満足すべき結果を与え、
水分がたまることによる皮膚のむれを生じない。実施例 実施例のテープを２７℃において３０分間１Ｎ食塩溶液
に浸漬する。

その引張強さの変化を、レーヨンの糸で強化した不織布
のセルロース裏地材料でっくられた従来法の通常のテー
プと比較した。Ｘｊ胆 ０．４１．υ 乙１０Ｊ 上記データから明らかなように、本発明の外科用テープ
は長時間の水分に対する露出により実質的に影響を受け
なかつた。

実施例 実施例のテープをＡＳＴＭ法Ｅ９６−６６（方法Ｅ）に
よる１００ＳＦ（３７．８℃）、相対湿度９０％におけ
る水蒸気透過率（ＷＶＴ）、及びガーレイ（Ｇｕｒｉｅ
ｙ）の空気多孔度メータによる空気多孔度の試験を行な
づた。

ガーレイ空気多孔度試験では４．９インチの水圧におい
て空気１００ＣＣが１平方インチの多孔性のシート材料
を通るのに要する時間を決定した。対照品として通常の
セルロース不織布外科用テープ及び通常の織物の外科用
テープも試験し、次の結果を得た。？スＩｌｌＪｔｌ八
ｕ口ロ υ υ １１υ
υ米国特許第３，６４５，８３５号の実施例に記載のよ
うに、傷を被覆して包帯をする外科用テープに対しては
水蒸気透過率が５００以上であると満足なものと考えら
れている。

本発明の場合には、水蒸気の透過と空気多孔度とに対す
る障壁はすべて接着被覆によるものであり、接着剤の組
成及び／又は厚さを調節することにより変えることがで
きる。実施例 フイルムＡ及びＢの２種のポリプロピレンのフイルムを
その長手方向に走つた実質的に均一に間隔を置いて配置
された平行な一連の筋をエンボス加工し、機械的にフィ
フリル化し、筋の長手軸に横方向に拡げ、モノフイラメ
ントに直角に配向した多数の平行なフィフリルにより連
結された一連の連結モノフイラメントから成る多孔性フ
イルムを得た。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 一面が感圧接着剤で被覆された多孔性のフィルム裏
   地材料から成り、該裏地材料はあるパターンをもつたフ
   ィブリル化した熱可塑性の繊維形成性重合体フィルムか
   ら成り、該フィルムは隣接したモノフィラメントの間に
   伸びた多数のフィブリルによつて相互に連結された多数
   の実質的に平行な連続モノフィラメントから成り、該フ
   ィブリル及び該モノフィラメントは隣接したモノフィラ
   メントの間で開孔の列を規定し、該フィルムの全開放面
   積は約１０〜７０％であることを特徴とする水蒸気透過
   性、感圧性接着テープ。 ２ 該隣接したモノフィラメントの間隔が個々のモノフ
   ィラメントの幅の１〜４倍である、特許請求の範囲第１
   項記載のテープ。 ３ 該隣接したモノフィラメントが１ｃｍ当り約１０〜
   ６０個のフィブリルにより相互に連結されている、特許
   請求の範囲第１項記載のテープ。 ４ 該個々のモノフィラメントが約０．２〜２ｍｍの幅
   を有する、特許請求の範囲第１項記載のテープ。 ５ 該モノフィラメントが０．０５〜０．５ｍｍの厚さ
   か有する、特許請求の範囲第１項記載のテープ。 ６ 該フィブリルが隣接したモノフィラメントの間で実
   質的に直角に延びている、特許請求の範囲第１項記載の
   テープ。 ７ 該モノフィラメントがテープの幅を横切つて延びて
   いる、特許請求の範囲第１項記載のテープ。 ８ 該モノフィラメントがテープの長さに沿つて延びて
   いる特許請求の範囲第１項記載のテープ。 ９ 該重合体フィルムが低級ポリオレフィン重合体であ
   る、特許請求の範囲第１項記載のテープ。 １０ 該ポリオレフィン重合体がポリプロピレン及びポ
   リエチレンから成る群から選ばれる、特許請求の範囲第
   ９項記載のテープ。 １１ 該ポリオレフィン重合体がプロピレンとエチレン
   との共重合体である、特許請求の範囲第９項記載のテー
   プ。 １２ 接着層が見掛上連続的で且っ水蒸気に対し多孔性
   である、特許請求の範囲第１項記載のテープ。 １３ 接着層が重合体フィルムの隣接したモノフィラメ
   ントの間の開孔に対応する開孔を有している、特許請求
   の範囲第１項記載のフィルム。 １４ 一面が感圧性接着剤で被覆された多孔性のフィル
   ム裏地材料から成り、該裏地材料はあるパターンをもっ
   たフィブリル化した熱可塑性の繊維形成性重合体フイル
   ムから成り、該フィルムは隣接したモノフィラメントの
   間に実質的に直角に伸びた多数のフィブリルによって相
   互連結された多数の実質的に平行な連続モノフィラメン
   トから成り、該フィブリル及び該モノフィラメントは隣
   接したモノフィラメントの間で開孔の列を規定し、該フ
   ィルムの全開放面積は約２５〜５５％であることを特徴
   とする、特許請求の範囲第１項記載の水蒸気透過性、感
   圧性接着テープ。 １５ 該個々のモノフィラメントが約０．５〜１．５ｍ
   ｍの幅を有し、該隣接したモノフィラメントの間隔が個
   々のモノフィラメントの幅の１〜２倍である、特許請求
   の範囲第１４項記載のテープ。 １６ 該隣接したモノフィラメントが１ｃｍ当り約３０
   〜６０個のフィブリルにより相互に連結されている、特
   許請求の範囲第１４項記載のテープ。 １７ 該モノフィラメントが０．０５〜０．５ｍｍの厚
   さを有する、特許請求の範囲第１４項記載のテープ。 １８ 該モノフィラメントがテープの幅を横切つて延び
   ている、特許請求の範囲第１４項記載のテープ。 １９ テープ幅１ｃｍ当り少くとも２ｋｇの引張強さ及
   びテープの長さ方向に約１０〜４０％の伸びを有する、
   特許請求の範囲第１８項記載のテープ。 ２０ 該モノフィラメントがテープの長さに沿つて延び
   ている、特許請求の範囲第１４項記載のテープ。 ２１ ポリオレフィンフィルムがポリプロピレンである
   、特許請求の範囲第１４項記載のテープ。 ２２ 接着層が見掛上連続的で且っ水蒸気に対し多孔性
   である、特許請求の範囲第１４項記載のテープ。 ２３ 接着層が重合体フィルムの隣接したモノフィラメ
   ントの間の開孔に対応する開孔を有する、特許請求の範
   囲第１４項記載のテープ。