JPS5942600Y2 - 温水ボイラ - Google Patents

温水ボイラ

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Publication number
JPS5942600Y2
JPS5942600Y2 JP10284978U JP10284978U JPS5942600Y2 JP S5942600 Y2 JPS5942600 Y2 JP S5942600Y2 JP 10284978 U JP10284978 U JP 10284978U JP 10284978 U JP10284978 U JP 10284978U JP S5942600 Y2 JPS5942600 Y2 JP S5942600Y2
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JP
Japan
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hot water
socket
packing
water boiler
plug
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Expired
Application number
JP10284978U
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English (en)
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JPS5520076U (ja
Inventor
健 高橋
博史 平田
信夫 浜野
忠造 和田
典夫 蜷川
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Publication date
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  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気防食機構を備えた温水ボイラにおいて、湯
温検出部へのスケールの付着を防止する方法に関するも
のである。
保護管を鏝体から絶縁せずに取り付けた場合、電気防食
法によって電極から対極であるタンク鏝体及び保護管へ
直流電流が流れる。
タンク及び保護管のO極では電気分解がおこシ、表面が
アルカリ性となり、カルシウムやマグネシウムなどを主
成分としたスケールが表面に付着する。
この現象をエレクトロコーティングと呼んでおり、この
機構を推定すると次のようになると考えられる。
カルシウムの場合のみ考えると、水中のカルシウムイオ
ンは、炭酸カルシウムが炭酸ガスを含む水によって次の
ように電離溶解している。
Caco3 +H20刊力2 ;Ca ”+2HCO3
−・・・・・・・・@○極では還元反応がおこり、次の
ような反応をおこしてアルカリ性となる。
2H”+2E”−+H2↑・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・[株]
2H20+2E−→H2+2α「・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・[F]■の式は、水が酸性の場
合におこる反応であるが、一般の水道水では、PHは5
以上であり、1O−5モル/lでありO極の表面では、
■と■の反応が行なわれており、いずれにしてもPHは
大きくなる傾向にある。
ここで生成された水酸イオン(α「)は、重炭酸イオン
と反応し次のようになると思われる。
α(−+HCO3−川2O−t−■3−−・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・ΦCa +++ CO3
”−””+Cac03↓・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・[F]となり、[F]によって生じ
た炭酸イオンがカルシウムイオンと反応し、炭酸カルシ
ウムとなって表面に沈析してくる。
一般に中性からアルカリ性で硬度の高い水やシリカの多
い水はスケールが付着しやすく、やかんの底などに付着
しているのがよく見受けられ、瞬間湯沸器や風呂釜の内
部などに付着し、つ1らせることがあり、電気防食のよ
うに水中に電流を流し電解を生じるものは、前記のよう
な過程を経て、電気量に比例してスケールが付着し、そ
の量は、防食条件によって異なるがかなりの量が短期間
で付着する。
保護管にこのようなスケールが付着すると、水中の温度
を保護管の内部へ伝ばんする伝熱速度が極端に遅くなシ
、特に瞬間型と呼ばれるようなボイラーや湯沸器などで
は水の温度上昇速度が速いいため設定温度よシも高い温
度でOFFとなり、低い温度でONとなる。
このため、0N−OFFの温度差が広がり、これが進ん
でくると、温度過昇防止器が作動することとなり、燃焼
等の加熱装置を静止し、装置の機能を停止させてし1う
ことになり、使用者に不都合となってし1う。
そこで本考案は簡単な構成により上記従来の欠点を解消
するものであシ、以下本考案の一実施例について添付図
面とともに説明する。
第1図において、鏝体1にバーナー2が取シつけられ罐
体内部の燃焼室3にはバッフル4が錐体上部にのったバ
ッフルトップ5によって固定されて設けられている。
6は鏝体の外装、7は錐体上部をおおうトップ。
トップ7とパンフルトップ5の間には断熱材8が設けら
れ、燃焼室下部には火室レンガ9が設けられる。
前記鏝体6には給水口10、給湯口11、湯温検出器1
2、温度過昇防止器13、電気防食の電極14が設けら
れている。
次に第2図において錐体外胴15の外面にはソケット1
6が溶接などによって固着され、湯温検出器の保護管1
7は絶縁材でつくられたパツキン18を介して、前記錐
体外胴のソケット16と同心にあけられた孔19から錐
体外胴の内部に挿入される。
保護管17にはソケット16のネジの内径d1より小さ
い径のフランジ部20を設け、このフランジ部を前記パ
ツキン18と別の絶縁材でつくった押えリング21では
さみ、押えリングをさらにプラグ22で押えるようにし
、プラグは前記ソケット16にネジ込1れる。
前記外胴に設けた孔19の径d2およびパツキン18の
孔19に入る部分の外径d3、保護管の入る内径d4、
保護管の外径d5は各々第2図の如く構成した時に孔1
9の円周方向にガタつくことのないような寸法に仕上げ
る。
パツキン18をシリコンゴムなと圧縮性の大きい材料で
つくれば、前記各寸法d2、d3、d4、d5に多少の
バラツキがあっても保護管かがたつかないようにd2と
d3 の間、およびd4とd5の間を多少オーバーラツ
プする寸法にできる。
第3図はソケット16の外胴15にとりつけた状態。
第4図は保護管を鏝体より絶縁するための各部品の斜視
図、第5図は従来例の保護管が直接錐体に取りつけられ
た状態である。
第2図、第3図において、密閉度を増すためにソケット
16内部の外胴外面23部分にグラスライニング処理を
施せば表面が滑らかにしてもよい。
ソケット16内の絶縁パツキン18と対向する部分には
凹部24を設けて、前記パツキンが圧縮された時の逃げ
にする。
さらにパツキン18には前記外胴外面23に接触する部
品に全周に凸部25を設けて密閉度を高めるようにして
いる。
以上説明したように本考案によれば保護管を鏝体より絶
縁して取付けたものは、電解によるスケールの付着はな
くなり、単に0式の逆反応による加熱によるスケール付
着のみにとど1す、従来例に示したような設定温度の0
N−OFFの温度差の広がりがほとんどなくなり、温度
過昇防止器が動作することもなくなる。
また2つの部品、パツキン18と押えリング21で保護
管17をはさんでいるためにソケット16にプラグ22
をネジ込む場合に保護管17やパツキン18にねじりの
力がかからないのでパツキン18の耐久性が増し、密閉
度が長く保たれる。
また本考案ではソケットの絶縁パツキンと対応する部分
に凹部を設けたものであるので、プラグを締付は時に絶
縁パツキンの圧縮分がとの凹部に逃げ、この結果として
絶縁パツキンが十分に圧縮されて水密性が確保でき、ま
たこの圧縮時には保護管のフランジがとの凹部に位置す
ることとなるので電気絶縁用接触防止隙間も確実に十分
にとれることになり1電解によるスケール付着は確実に
防止できる。
以上温水ボイラについて述べたが、本考案は電気温水器
等、電気防食を行って、かつ湯温調節を行っているもの
全てに応用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す温水ボイラの縦断面図
、第2図は同要部湯温検出部の断面図、第3図は同要部
湯温検出部を取シつけるソケット部の断面図、第4図は
本考案の湯温検出部を構成する各部品の斜視図、第5図
は従来の湯温検出部の断面図である。 1・・・・・・錐体、2・・・・・・バーナ、3・・・
・・・燃焼室、4・・・・・・バッフル、5・・・・・
・バッフルトップ、7・・・・・・トップ、 止器、 12・・・・・・湯温検出器、13・・・・・・温度過
昇時14・・・・・・電極、16・・・・・・ソケット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鏝体の外胴に設けられたソケットと同心にあけられた孔
    に絶縁パツキンを介し、湯温検出器の保護管のフランジ
    を別の絶縁リングで押え、前記リングをプラグで押え、
    このプラグを前記ソケットにねじ込み、前記保護管のフ
    ランジ外径を前記ソケットのネジの内径よシ小さくする
    とともに、前記ソケットの前記絶縁パツキンと対応する
    部分に凹部を設けた温水ボイラ。
JP10284978U 1978-07-25 1978-07-25 温水ボイラ Expired JPS5942600Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10284978U JPS5942600Y2 (ja) 1978-07-25 1978-07-25 温水ボイラ

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JP10284978U JPS5942600Y2 (ja) 1978-07-25 1978-07-25 温水ボイラ

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Publication Number Publication Date
JPS5520076U JPS5520076U (ja) 1980-02-08
JPS5942600Y2 true JPS5942600Y2 (ja) 1984-12-13

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ID=29042814

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JP10284978U Expired JPS5942600Y2 (ja) 1978-07-25 1978-07-25 温水ボイラ

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5852994A (ja) * 1981-09-24 1983-03-29 Nippon Gakki Seizo Kk 外部電源防蝕電極装置
JPS58109189U (ja) * 1982-01-19 1983-07-25 株式会社ニチフ端子工業 手動式圧着機
JPS5955875U (ja) * 1982-10-07 1984-04-12 日本端子株式会社 端子用圧着プレス機のダイス
JPH0759333B2 (ja) * 1989-09-22 1995-06-28 モレックス インコーポレーテッド 圧着ツールの摩損を管理する圧着プレス及びその方法

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