JPS5942307Y2 - ハッチコ−ミング上面の保護装置 - Google Patents

ハッチコ−ミング上面の保護装置

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Publication number
JPS5942307Y2
JPS5942307Y2 JP4275581U JP4275581U JPS5942307Y2 JP S5942307 Y2 JPS5942307 Y2 JP S5942307Y2 JP 4275581 U JP4275581 U JP 4275581U JP 4275581 U JP4275581 U JP 4275581U JP S5942307 Y2 JPS5942307 Y2 JP S5942307Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hatch
sheet
top surface
cover
cargo
Prior art date
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Expired
Application number
JP4275581U
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English (en)
Other versions
JPS57154591U (ja
Inventor
蕃 田口
正紘 岩倉
重信 斉藤
豊 桂
康雄 中井
Original Assignee
日立造船株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日立造船株式会社 filed Critical 日立造船株式会社
Priority to JP4275581U priority Critical patent/JPS5942307Y2/ja
Publication of JPS57154591U publication Critical patent/JPS57154591U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はハツチコーミング上面の保護装置に関するもの
である。
例えばサイドローリング式ハツチカバーを有するハツチ
を通して、石炭、鉱石などの貨物を荷投機械などにより
船倉内に荷役する場合、または船倉外に荷役する場合、
特に貨物の荷役方向である給田方向に位置するハツチサ
イドコーミング上には貨物の一部が落下して堆積し易い
ここでハツチサイドコーミングのトップ面上には水密用
コンプレッションバーがあり、この付近にたまったもの
の排出作業は非常に困難となるほか、堆積物の完全なさ
らえ(除去)はできない。
すなわち従来、かかる堆積物の除去はスコップなどで人
力により行なっていたのであり、多数の人間を要しなが
らも完全な作業は期侍し得ない。
また最近の船舶では、大型化に伴ない16mX16mの
倉口が9〜10個となり、人力による作業は困難な状態
になっている。
前述したように堆積物の除去を完全に行なうことができ
なければ閉鎖時において種々の問題が生じる。
すなわち閉鎖状態まで移動したハツチカバーを降下し、
その下面に設けたバッキングをトップ面上に突設したコ
ンプレッションバーに接触させた後に締付けを行ない、
ウェザ−タイトまたは水密構造とするのであるが、トッ
プ面上に堆積物が残っていると完全な締付けが行なわれ
ず、バッキングを損傷させることになり、船倉内への海
水の侵入などを起こす原因ともなる。
上記問題を解決するためには、ハツチカバーに鋼板製の
カバ一体を水平軸心回りに回動自在に取付け、ハツチカ
バーの開放時にカバ一体によりサイドコーミングトップ
面を覆うことも考えられるが、このように柔軟性の無い
鋼板等から成るカバ一体を用いた場合、次のような問題
がある。
すなわら、サイドコーミングトップ面には、コンプレッ
ションバー等の突起物が多数突出しており、このような
突起物に適合した形状にカバ一体を加工することは困難
であり、また仮に多大のコストを費して加工したとして
もハツチカバーの開閉時にカバ一体が突起物に引掛かる
恐れがある。
一方、カバ一体を平板状にした場合、サイドコーミング
トップ面上の突起物のうち最も高く突出した突起物によ
りカバ一体が一点支持されることになり、不安定である
と共に、防塵効果が非常に小さい。
またカバ一体を折り曲げ式にすれば、吊下げ格納時に問
題がある。
このため、鋼板製のカバ一体では、カバ一体の長さを短
かくする必要があり、ハツチカバーの開放時にハツチカ
バーをサイドコーミング上から大きく移動させることが
できない。
したがって、船倉内の荷役時に、ハツチカバー中央部付
近のウェザ−タイト用バッキングがグラブハンドリング
用のロープに接触して損傷するという問題が生じる。
そこで、ハツチカバーの中央接合部下方部分にシートを
取付け、ハツチカバーを開放させた時に該シートにより
サイドコーミングトップ面を覆うようにしたものが提案
されている。
このハツチコーミング上面の保護装置においては、貨物
の落下によりシートが撓んでサイドコーミングトップ面
に密接するため、シートが撓んだ状態で確実にサイトコ
−くングトップ面の全面を覆うことができるようにシー
、トの幅を充分に長くしていた。
ところがこのようなものでは、貨物の落下によりシート
が撓んだ時にシートの下端部がサイドコーミングトップ
面上にすり上がり、サイトコ−□ング内面上端の角部等
との摩擦によりシートが損傷するという問題がありtら 本考案は上記問題点を解決し得るハツチコーミング上面
の保護装置を提案するもので、以下その一実施例を図面
に基づいて説明する。
1は船体、2はサイドローリング式のハツチカバーを示
す。
矩形状のハツチ3を形成するハッチコー□ング4は、船
出方向で一対のハツチサイドコーミング5と、船首尾方
向で一対のハツチエンドコーミング6とから構成され、
サイドコーミングトップ面7にはコンプレッションバー
8が敷設される。
そして、ハツチカバー2の下面にはこれに対応するバッ
キング(図示せず)が取付けられる。
なおエンドコーミングトップ面9上に敷設される走行レ
ールやコンプレッションバーなラヒニそれに対応するバ
ッキングは省略している。
前記ハツチカバー2の中央接合部10の下方部分に、ハ
ツチ開口長さに等しい長さのシート11を垂れ下がり状
に取付けている。
すなわち中央接合部10は、ハツチカバー2の一方側面
から突設したプレート12と、他方側面に設けたバッキ
ング13とから構成される。
そして前記シート11は例えば硬質のゴム等から成り、
その上端部には長さ方向適当間隔おきに取付金具14が
ボルトナツト(図示せず)等により取付けられている。
この取付金具14は、前記ハツチカバー2の側面下端に
固定された軸15に回動自在に取付けられており、前記
シート11は軸15回りに回動自在である。
前記シート11の一方の面すなわち前記ハッチサイドコ
ーミング5内面と相対向する面には、略全面にわたって
スポンジあるいはゴム等の弾性体16が接着剤等により
固着されており、他方の面には、長さ方向適宜間隔おき
にスポンジあるいはゴム等から成る三角形の板状の補強
部材17が接着剤等により固着されている。
このシート11の幅方向すなわち、上下方向の長さは、
ハツチカバー2を開放させたときにサイドコーミングト
ップ面7を丁度覆う寸法にしである。
なお、前記弾性体16はシート11の長さ方向適当間隔
おきに取付けてもよい。
第2図、第4図はハツチカバー2の閉鎖状態を示す○こ
のときプレート12とバッキング13が接当し、またシ
ート11は自重によりハツチ3内で垂れ下がり状態にあ
る。
第3図、第5図はハツチカバー2が開放され荷役作業を
行なう直前を示している。
このときシート11はコンプレッションバー8を有する
サイドコーミングトップ面7を完全に覆っており、荷役
中に落下する貨物はこのシート11の上面で支持し得る
このとき、シート11とサイドコーミングトップ面7と
の間には弾性体16が存在しており、この弾性体16に
より貨物の落下による衝撃が吸収されると共に、シート
11の撓みが規制される。
したがって従来のように貨物の落下によりシートの下端
部がサイドコーミングトップ面T上にすり上げられて、
このときのハッチサイドコーミング5内面上端の角部等
との摩擦によりシートが損傷するという恐れがない。
またシート11が撓んでサイドコーミングトップ面7に
密接してしまうことがないので、シート11の幅を短か
くできて経済的である。
また本実施例のように補強部材17を設ければシート1
1の撓みをより確実に防止できるので好ましい。
またシート11の上面に堆積した貨物は、ハツチカバー
2を閉鎖することにより船倉内に自動的に落下する。
第6図は別の実施例を示しており、このようにシート1
1の他方の面に長さ方向適当間隔おきに弾性体16を固
着してシート11を断面り字状にしてもよい。
この場合にも弾性体16によりシート11の撓みを規制
できる。
なお弾性体16はシート11の他方の面の略全面にわた
って設けてもよい。
なお上記実施例ではサイドローリング式で述べたが、こ
れは第7図に示すようなエンドローリング式であっても
よい。
この場合には、シート11によりエンドコーミングトッ
プ面9が覆われる。
また上記実施例では硬質のゴムから成るシート11を用
いたが、シート11の材質は、貨物の落下により容易に
損傷あるいは塑性変形しないものでさえあればいかなる
ものであってもよい。
以上述べたように本考案によると、シートは柔軟性に富
んでいるので、多くの突起物が突設されたハツチコーミ
ングトップ面によくなじみ、荷役中に落下した貨物はシ
ートの上面で確実に支持し得、またシートの上面に堆積
した貨物はハツチカバーを閉鎖することにより船倉内に
戻すことができ、これによりサイドあるいはエンドコー
ミングトップ面を常にきれいにできて完全な水密構造を
期待できる。
またシートの作用姿勢と非作用姿勢との切換えは、所期
のハツチカバーの開放、閉鎖動を行なうことにより自動
的に行なうことができる。
また弾性体により貨物の落下によるシートの撓みが規制
されるので、シートの損傷を確実に防止し得る。
またシートの幅を短かくできて経済的である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は船首側の平面図
、第2図、第3図は作用状態を示す要部の平面図、第4
図は第2図におけるA−A断面図、第5図は第3図にお
けるB−B断面図、第6図は弾性体の取付状態の変形例
を示す断面図、第7図は別の実施例における船首側の平
面図である。 2・・・・・・バッチカバー3・・・・・・ハツチ、4
・・・・・・ハツチコーミング、5・・・・・・ハツチ
サイドコーミング、6・・・・・・ハツチエンドコーミ
ング、7・・・・・・サイドコーミングトップ面、9・
・・・・・エンドコーミングトップ面、10・・・・・
・中央接合部、11・・・・・・シート、16・・・・
・・補強部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハツチカバーの中央接合部下方部分に、ハツチ開口長さ
    に等しい長さのシートを垂れ下がり状に取付け、該シー
    トの少なくとも一方の面に、略全面にわたるかもしくは
    長さ方向適当間隔おきに弾性体を取付けたことを特徴と
    するハツチコーミング上面の保護装置。
JP4275581U 1981-03-25 1981-03-25 ハッチコ−ミング上面の保護装置 Expired JPS5942307Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4275581U JPS5942307Y2 (ja) 1981-03-25 1981-03-25 ハッチコ−ミング上面の保護装置

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JP4275581U JPS5942307Y2 (ja) 1981-03-25 1981-03-25 ハッチコ−ミング上面の保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57154591U JPS57154591U (ja) 1982-09-28
JPS5942307Y2 true JPS5942307Y2 (ja) 1984-12-10

Family

ID=29839772

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JP4275581U Expired JPS5942307Y2 (ja) 1981-03-25 1981-03-25 ハッチコ−ミング上面の保護装置

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