JPH0353995Y2 - - Google Patents

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JPH0353995Y2
JPH0353995Y2 JP3570184U JP3570184U JPH0353995Y2 JP H0353995 Y2 JPH0353995 Y2 JP H0353995Y2 JP 3570184 U JP3570184 U JP 3570184U JP 3570184 U JP3570184 U JP 3570184U JP H0353995 Y2 JPH0353995 Y2 JP H0353995Y2
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JP
Japan
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hatch
coaming
combing
cover
protective cover
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JP3570184U
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JPS60147594U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、鉱撒船等の撒積船におけるハツチコ
ーミング部の保護装置に係り、特に、アンローダ
のグラブの操作ワイヤとの接触による損傷を防止
することができるハツチコーミング部の保護装置
に関する。
〔従来技術〕
一般に、鉱撒船等の撒積船においては、積荷あ
るいは揚荷の際に鉱石、石炭等の貨物がハツチコ
ーミング上面に堆積物を除去する必要がある。
ところで従来、この堆積するため、ハツチカバ
ー閉鎖時にこの堆積物の除去はほうきあるいは圧
力エア等を用いて行なつているため、コーミング
上面の清掃に多大な時間と労力とを要するという
欠点がある。
またこの清掃作業は、出港直前の繁忙時に行な
われるのが通例であり、しかもコーミングが高所
に位置していて足場も悪いため、作業に非常な危
険を伴なうという欠点もある。
そこで一部では、例えば実開昭56−59494号
(実願昭54−143083号)、実開昭56−59495号、(実
願昭54−143084号)に示されているようにハツチ
コーミング上面にシートを配置し、ハツチコーミ
ング上面の保護と前記清掃作業の省力化とを図る
ことができる保護装置が提案されている。
ところがこの種の保護装置においては、コーミ
ングの保護カバーとしてシートが用いられ、しか
もその遊端がハツチコーミング内面に垂れ下がつ
ているため、揚荷時にアンローダ
(UNLOADER)のグラブの操作ワイヤが保護カ
バーに接触し、極めて短期間で保護カバーが破損
してしまうという難点があり、また、この保護カ
バーの端部を保護カバー係止部を介してハツチコ
ーミング内面に係止する方法を採つた場合には、
永年の使用により保護カバーのみならず保護カバ
ー係止部等も前記操作ワイヤとの接触により損傷
するという難点がある。
さらに、保護カバーが破損した状態で揚荷作業
を続行したり、あるいは保護カバーなしで揚荷作
業を行なつた場合には、前記操作ワイヤがハツチ
コーミング内面に直接接触し、その修理が容易で
ないという難点もある。
〔考案の目的〕
本考案はかかる現況に鑑みなされたもので、揚
荷時に、アンローダのグラブの操作ワイヤが、ハ
ツチコーミング内面、コーミング保護カバーある
いはコーミング保護カバー係止部に接触してこれ
らを損傷させるのを有効に防止することができ、
修理も容易である。ハツチコーミング部の保護装
置を提供することを目的とする。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図ないし第3図において1は船体、2はサ
イドスライド式のハツチカバーであり、左右一対
のハツチカバー2により、矩形状をなすハツチ3
が開閉されるようになつている。このハツチ3を
形成するハツチコーミング4は、船幅方向に対向
する一対のハツチサイドコーミング5と船主尾方
向に対向する一対のハツチエンドコーミング6と
から構成されており、前記ハツチエンドコーミン
グ6の上面には、第2図および第3図に示すよう
に前記ハツチカバー2の開閉動をガイドする走行
レール7が敷設されている。
また、前記ハツチコーミング4の内周面、すな
わちハツチサイドコーミング5およびハツチエン
ドコーミング6の各内面には、第2図および第3
図に示すように両端位置まで水平方向に延在し全
体としてリング状をなす横材8が溶着されてい
る。この横材8は、第4図および第5図に示すよ
うにハツチコーミング4の内側に向かつて突出す
る半丸材で形成されており、この横材8には、揚
荷時にアンローダのグラブの操作ワイヤ9が接触
し、後述するサイドコーミング保護カバー10お
よびエンドコーミング保護カバー11あるいは保
護カバー係止金具15と前記操作ワイヤ9との接
触を防止するようになつている。
前記サイドコーミング保護カバー10は、第4
図に示すように例えばキヤンバスシート等で形成
されており、その上端は、螺旋状に巻設されたワ
イヤまたはロープ等の紐体12を介して丸棒材1
3に取付けられ、この丸棒材13は、前記ハツチ
カバー2の裏面側に取付けられている。またサイ
ドコーミング保護カバー10の下端部は、第4図
に示すようにハツチサイドコーミング5の内面に
そつて垂れ下がつており、その下端部は横材8の
直上に位置し、かつこの下端部には錘り14が取
付けられている。
一方、前記エンドコーミング保護カバー11
は、第5図に示すようにサイドコーミング保護カ
バー10と同様キヤンバスシート等で形成されて
おり、このエンドコーミング保護カバー11は、
前記走行レール7の上からハツチエンドコーミン
グ6の上面を覆つて配置されている。そしてハツ
チエンドコーミング6の内面にそつて垂れ下がる
エンドコーミング保護カバー11の内端部は、第
5図に示すように横材8の直上位置に固設した保
護カバー係止金具15に着脱可能に係止されてい
る。
以上の構成において揚荷に際しては、まずハツ
チカバー2を第2図および第3図に示すように両
側に開いてハツチ3を開放する。そして、両コー
ミング保護カバー10、11を第4図および第5
図に示すようにセツトする。この際、サイドコー
ミング保護カバー10は、上端が丸棒13等によ
りハツチカバー2に固定されているとともに、下
端が錘り14により下方に引張られているので、
強風により捲れ上がつたり弛むことがない。この
ため、鉱石、石炭等の貨物をハツチ3内に確実に
落下させ、ハツチサイドコーミング5上にこれら
の貨物が堆積するのを有効に防止することができ
る。
またエンドコーミング保護カバー11は、その
内端が固定されているだけであるが、ハツチエン
ドコーミング6の形状に倣つて装着されているの
で、強風によつてバタ付いたり捲れ上がることが
ない。また、エンドコーミング保護カバー11
は、その内端が保護カバー係止金具15を介して
ハツチエンドコーミング6の内面に固定されてい
るので、後述する揚荷により貨物がエンドコーミ
ング保護カバー11上に堆積した場合にも、外端
を把持してエンドコーミング保護カバー11をハ
ツチ3内に落下させることにより、保護カバー1
1上に堆積した貨物を完全にハツチ3内に落下さ
せることができ、周囲を汚すおそれがない。この
ため、揚荷後の清掃作業を大幅に省力化できる。
両コーミング保護カバー10,11をセツトし
たならば、ハツチ3中央部にアンローダのグラブ
を降ろし、まず中央部分に貨物から揚荷を行な
い、その後順次周縁部の貨物の揚荷を行なう。そ
してグラブ操作のみでは揚荷が不可能となつたな
らば、ブルドーザ等を降ろし貨物を中央部に集め
てさらに揚荷を続行する。
ところで、アンローダのグラブにより周縁部の
貨物の揚荷を行なう場合、前記グラブの操作ワイ
ヤ9をハツチコーミング4の内周面に接近させざ
るを得ない。そしてグラブを巻き上げる際には、
操作ワイヤ9が激しく振れかつ前後に移動するた
め、保護カバー係止金具15あるいはコーミング
保護カバー10,11を損傷させるおそれがあ
る。ところが本実施例の場合には、ハツチコーミ
ング4内周面に横材8が溶着されており、操作ワ
イヤ9をハツチコーミング4の内周面に接近させ
ても、第4図および第5図に示すように横材8に
接触して保護カバー係止金具15および両コーミ
ング保護カバー10,11に接触することがない
ので、これらの損傷を有効に防止することができ
る。また横材8の操作ワイヤ9との接触面は円弧
面をなしているので、操作ワイヤ9に悪影響を及
ぼすおそれがない。
しかして、ハツチコーミング4内周面に横材8
を溶着することにより、コーミング保護カバー1
0,11および保護カバー係止金具15等の損傷
を有効に防止することができる。また、コーミン
グ上面各部の構造等他の部分の構造を全く変更す
ることなく横材8を取付けることができるので、
既存の船にも容易に適用することができる。また
構造が簡単であるので安価である。
第6図ないし第8図は本考案の他の実施例を示
すもので、前記実施例におけるサイドコーミング
保護カバー10に代えてサイドコーミング保護カ
バー20を用いるようにしたものである。
すなわち、このサイドコーミング保護カバー2
0は、第6図および第7図に示すように合板等の
軽量でかつ適当な強度を有する材料からなる基端
板20aと、その先端にビス止めされた例えばゴ
ム製の先端板20bとを備えており、基端板20
aの上部両端には、第6図ないし第8図に示すよ
うにハツチカバー2下面に固設したアイプレート
21に取付けリング22および連結リング23を
介してサイドコーミング保護カバー20を取付け
るためのアイ24が穿設されている。また前記先
端板20bの先端部には、適当な重量を有する鋼
製等の重錘25が加絞め固定されており、この重
錘25は、第8図に示すようにサイドコーミング
保護カバー20をセツトした際にハツチサイドコ
ーミング5のコーナー部上に載置され、その先端
がハツチ3の内側に稍突出するようになつてい
る。また前記先端板20bの横幅は、第6図に示
すように基端部20aの横幅よりも稍長く設定さ
れ、複数枚のサイドコーミング保護カバー20を
連続してセツトした際に、隣位する相互の保護カ
バー20の先端板20bが重合されて貨物の漏れ
を防止するようになつている。
しかして、前記サイドコーミング保護カバー2
0を用いることにより、強風によるバタ付きをよ
り有効に防止することができ、また耐久性を向上
させることができる。また下端部を固定する必要
がないので、保護カバー20の着脱作業が容易で
あるとともに、保護カバー20を常時ハツチカバ
ー2に取付けておきハツチカバー2の開閉動によ
り第8図に示す状態に自動的にセツトされるよう
にすることもできる。
なお、前記実施例においては、いずれの場合
も、保護カバー10,11,20を用いる場合に
ついて説明したが、場合によつては、これらの保
護カバー10,11,20を用いないで揚荷を行
うことがあり、この場合にも、所期の効果が期待
できる。
すなわち、保護カバー10,11,20を用い
ないで揚荷を行なつた場合、従来は、操作ワイヤ
9がハツチサイドコーミング5内面やハツチエン
ドコーミング6内面に直接接触することになり、
この接触により、ハツチコーミング4内面が損傷
するおそれがある。
ところが、本考案においては、操作ワイヤ9が
横材8に接触し、ハツチコーミング4内面に接触
することはないので、これらの損傷を防止するこ
とができる。そして、ハツチコーミング4は大型
で、その修理はドツクで行なわざるを得ないが、
横材8の場合には、新たな横材8を既設の横材8
上に溶着したり、既設の横材8を溶断、撤去して
新たな横材8を溶着するだけでよいので、ドツク
で行なう必要がなく修理が容易である。
また前記実施例においては、横材8として半丸
材を用いるものについて説明したが、これに限ら
ずアングル材等他の形状のものを用じてもよく、
また横材8を上下方向に所要間隔で複数本配する
ようにしてもよい。また横材8は、必ずしも全体
としてリング状をなしている必要はなく、ハツチ
コーミング4内面の全周に亘つて配されていれ
ば、ハツチサイドコーミング5の横材8とハツチ
エンドコーミング6の横材8の上下位置が異なつ
ていてもよい。
また、コーミング保護カバー10,11,20
も前記実施例のものに限らず、例えば保護カバー
20に代えて全体がゴム製のカバーを用いたり、
あるいは保護カバー10,11の端部の固定方法
を種々変更することもできる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、ハツチコーミン
グの内周面に、内側に向かつて突出する横材を全
周に亘つて配置するようにしているので、揚荷時
にアンローダのグラブの操作ワイヤによりコーミ
ング保護カバーおよび保護カバー係止金具等が損
傷するのを有効に防止することができるととも
に、コーミング保護カバーを用いない場合には、
揚荷時にアンローダのグラブの操作ワイヤが直接
ハツチコーミング内面に接触してハツチコーミン
グ内面を損傷させるのを有効に防止することがで
きる。また、構造が簡単で他の部位の設計変更も
要しないので、安価であるとともに既存の船舶に
も容易に適用でき、しかも修理が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す船首側の概略
平面図、第2図はハツチカバーを開いた状態を示
すハツチ部分の平面図、第3図は第2図の−
線断面図、第4図はハツチサイドコーミング部分
を拡大して示す断面図、第5図はハツチエンドコ
ーミング部分を拡大して示す断面図、第6図は本
考案の他の実施例を示すサイドコーミング保護カ
バーの正面図、第7図は第6図の左側面図、第8
図は前記保護カバーの取付状態を示す第4図相当
図である。 2……ハツチカバー、3……ハツチ、4……ハ
ツチコーミング、5……ハツチサイドコーミン
グ、6……ハツチエンドコーミング、8……横
材、9……操作ワイヤ、10,20……サイドコ
ーミング保護カバー、11……エンドコーミング
保護カバー、13……丸棒材、14……錘り、1
5……保護カバー係止金具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ハツチコーミングの内周面に、内側に向かつ
    て突出する横材を全周に亘つて配置したことを
    特徴とするハツチコーミング部の保護装置。 2 横材を半丸材で形成したことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のハツチコー
    ミング部の保護装置。 3 横材の上方位置に、コーミング保護カバーの
    一端部を着脱可能に係止する係止部を設けたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    または第2項記載のハツチコーミング部の保護
    装置。
JP3570184U 1984-03-12 1984-03-12 ハツチコ−ミング部の保護装置 Granted JPS60147594U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3570184U JPS60147594U (ja) 1984-03-12 1984-03-12 ハツチコ−ミング部の保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3570184U JPS60147594U (ja) 1984-03-12 1984-03-12 ハツチコ−ミング部の保護装置

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Publication Number Publication Date
JPS60147594U JPS60147594U (ja) 1985-10-01
JPH0353995Y2 true JPH0353995Y2 (ja) 1991-11-27

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ID=30540217

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JP3570184U Granted JPS60147594U (ja) 1984-03-12 1984-03-12 ハツチコ−ミング部の保護装置

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