JPS5941448Y2 - 五徳 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は耐熱ガラスを有するガス火ばち等の五徳に関す
る。

従来、上向きに燃焼面を持つバーナの上部に五徳が位置
するガス大ばち等の器具において、バーナ燃焼面に煮こ
ぼれ等がかかるのを防止する耐熱ガラスを取付けるに、
五徳の上部に断部を設け、これに耐熱ガラスを載置する
方法や、バーナ燃焼面の周辺に支持脚を設けて、それに
耐熱ガラスを支承する方法（実開昭４８−６９４３４号
）が取られていた。

五徳の上部に耐熱ガラスを載置するものでは容器を載せ
た場合に破損しやすい欠点を持つ。

また支持脚を設けて耐熱ガラスを支承するものでは破損
の危険はないが部品の増加となりしかも耐熱性の材料を
必要とし、製造コストが高くなる。

本考案は上向きに燃焼面を持つバーナの上部に位置する
五徳の上面に格子状の枠部を設け、その下方に耐熱ガラ
スを着脱自在に取付けられる支承部を設け、バーナ燃焼
面への煮こぼれを防止する耐熱ガラスが破損する危険を
なくし、製造コストを安くするものである。

本考案を図面について説明する。

ガス火ばち１の汁受２の中央に上向きに燃焼面３を持つ
バーナ４があり、上部に五徳５が位置する。

五徳５は上面が格子状にて形成され鍋等の容器を載せる
目的となる。

バーナ４の燃焼面３に煮こぼれがかかるのを防ぐ耐熱ガ
ラス６を取付ける支承部７が五徳５の裏側に設けられる
。

耐熱ガラス６は支承部７の受は部８に載るように横から
すべり込ませるようにし、燃焼面３の全面に被る位置に
設ける。

煮こぼれがあった場合、五徳５の間隔から下に落ちるが
、耐熱ガラス６により燃焼面３にかかるのが防止され、
不完全燃焼や燃焼面の目詰まりによる消火を生じさせな
い。

支承部７は第２図のように五徳５の上面９にある枠部１
０に設けても、また第３図のように脚部１１の一部に設
けてもよい。

本考案のように耐熱ガラス６を取付ける支承部７を五徳
の裏側に設けることにより、鍋等の容器を載せた場合や
物を落とした場合にも格子状とな−った上面９にて保護
され破損を防ぎ、五徳５の上面９でモチを焼いたりした
場合にも耐熱ガラス６がコゲ付きによる汚れを生じない
とともに従来のように別途部品を必要とせず、材料も同
一にすることも出来るといった効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案による五徳を備えたガス火ばちの平面図
、第２図はその要部を示す断面図、第３図は他の実施例
を示す断面図である。 ３・・・・・・燃焼面、４・・・・・・バーナ、６・・
・・・・耐熱ガラス、７・・・・・・支承部、９・・・
・・・上面、１０・・・・・・枠部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上向きに燃焼面３を持つバーナ４の上部に配置する五徳
   に於いて、該五徳には格子状枠部１０を有するとともに
   該枠部１０の下面に耐熱ガラス６を着脱自在に取付けら
   れる支承部７を設けたことを特徴とする五徳。