JPS5941273Y2 - シ−ルド式トンネル掘削機 - Google Patents
シ−ルド式トンネル掘削機Info
- Publication number
- JPS5941273Y2 JPS5941273Y2 JP3734780U JP3734780U JPS5941273Y2 JP S5941273 Y2 JPS5941273 Y2 JP S5941273Y2 JP 3734780 U JP3734780 U JP 3734780U JP 3734780 U JP3734780 U JP 3734780U JP S5941273 Y2 JPS5941273 Y2 JP S5941273Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter face
- injection chamber
- chemical
- ground
- type tunnel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
泥水加圧式、或いは削土常開式等のシールド式トンネル
掘削機の如き、密閉形機械式のシールド式トンネル掘削
機によって掘進する場合でも、土被りの少ない場合や、
崩壊性のある地山の場合には、地盤を沈下させないよう
に薬液注入工法等の補助工法を必要とする場合が多い。
掘削機の如き、密閉形機械式のシールド式トンネル掘削
機によって掘進する場合でも、土被りの少ない場合や、
崩壊性のある地山の場合には、地盤を沈下させないよう
に薬液注入工法等の補助工法を必要とする場合が多い。
そして地−ヒからの薬液注入ができない場合は第7図に
示すように、シールド機P内よりボーリングロッドQに
よって試錐して薬液Rを外周地盤に注入している。
示すように、シールド機P内よりボーリングロッドQに
よって試錐して薬液Rを外周地盤に注入している。
しかしながらこの方法によればカッタフェースSの前方
上部の要部に薬液を注入できないという欠点がある。
上部の要部に薬液を注入できないという欠点がある。
本案はこのような不具合を解決するために提案されたも
のであって、シールド本体に回転可能に設けたカッタフ
ェースと、同カッタフェース中央部に前後方向に移動可
能に設けた薬液注入室と、同薬液注入室内に任意の方向
に傾動可能に設けた試錐機とよりなることを特徴とする
シールド式トンネル掘削機に係るものである。
のであって、シールド本体に回転可能に設けたカッタフ
ェースと、同カッタフェース中央部に前後方向に移動可
能に設けた薬液注入室と、同薬液注入室内に任意の方向
に傾動可能に設けた試錐機とよりなることを特徴とする
シールド式トンネル掘削機に係るものである。
本案に係るシールド式トンネル掘削機においては前記し
たように、シールド本体に回転自在に設けたカッタフェ
ースの中央部に対して、薬液注入室が前後方向に移動可
能なように配設されているので、同薬液注入室を前進せ
しめてカッタフェースの前方に突出せしめるとともに、
同カッタフェースを回転させると前記薬液注入室もカッ
タフェースに追随して回転し、従って前記薬液注入室は
カッタフェース前方に突出した位置で回転することとな
るので、同薬液注入室内に設けられた試錐機によって薬
液注入室より順次カッタフェース前方の地盤内をポーリ
ングして薬液を注入することにより、カッタフェース前
方の地盤内に、シールド式トンネル掘削機の進行方向と
直交する面内に放射状に薬液が注入されるものである。
たように、シールド本体に回転自在に設けたカッタフェ
ースの中央部に対して、薬液注入室が前後方向に移動可
能なように配設されているので、同薬液注入室を前進せ
しめてカッタフェースの前方に突出せしめるとともに、
同カッタフェースを回転させると前記薬液注入室もカッ
タフェースに追随して回転し、従って前記薬液注入室は
カッタフェース前方に突出した位置で回転することとな
るので、同薬液注入室内に設けられた試錐機によって薬
液注入室より順次カッタフェース前方の地盤内をポーリ
ングして薬液を注入することにより、カッタフェース前
方の地盤内に、シールド式トンネル掘削機の進行方向と
直交する面内に放射状に薬液が注入されるものである。
しかも本案においては前記試錐機は薬液注入室内におい
て傾動可能に設けられているので、同薬液注入室の各位
置において前記試錐機を前記掘削機の掘進方向と平行す
る面内に傾動して所定間隔毎に薬液注入室の外周地盤を
ポーリングして薬液を注入することによって、カッタフ
ェース前方の地盤内にシールド式トンネル掘削機の掘進
方向と平行する面内に放射状に薬液が注入されるもので
ある。
て傾動可能に設けられているので、同薬液注入室の各位
置において前記試錐機を前記掘削機の掘進方向と平行す
る面内に傾動して所定間隔毎に薬液注入室の外周地盤を
ポーリングして薬液を注入することによって、カッタフ
ェース前方の地盤内にシールド式トンネル掘削機の掘進
方向と平行する面内に放射状に薬液が注入されるもので
ある。
このように本案によればカッタフェースの前面より外周
地盤に2方向に亘って放射状に試錐して薬液を注入する
ことができ、弛い地山の場合でも確実に地盤改良ができ
、安全に掘進作業が遂行されるものである。
地盤に2方向に亘って放射状に試錐して薬液を注入する
ことができ、弛い地山の場合でも確実に地盤改良ができ
、安全に掘進作業が遂行されるものである。
以下本案を図示の実施例について説明する。
1はシールド本体、2はシールドジヤツキ、3はカッタ
フェースで、その後端に大径の歯車4がボルトで連結さ
れ、シールド本体1に複数個取付けられた駆動モータ5
のピニオン歯車と噛合し、同駆動モータ5によって駆動
回転されるようになっている。
フェースで、その後端に大径の歯車4がボルトで連結さ
れ、シールド本体1に複数個取付けられた駆動モータ5
のピニオン歯車と噛合し、同駆動モータ5によって駆動
回転されるようになっている。
図中6,7はカッタフェース3の後部軸部とシールド本
体1との間に介装されたスラスト荷重及びラジアル荷重
を受けもつ軸受、並に土砂及び7に浸入防止用シール、
8,9はカッタフェース3の後部軸部と隔室10との間
に介装された軸受及びシールである。
体1との間に介装されたスラスト荷重及びラジアル荷重
を受けもつ軸受、並に土砂及び7に浸入防止用シール、
8,9はカッタフェース3の後部軸部と隔室10との間
に介装された軸受及びシールである。
またカッタフェース3の中央に設けた孔部周縁より後方
に外筒11が延設され、前記隔室10に軸受12を介し
て回転自在に支持されている。
に外筒11が延設され、前記隔室10に軸受12を介し
て回転自在に支持されている。
なお図中13はシールである。
前記カッタフェース3の中央孔部には先端が球面状に閉
塞され且つ後端の開放された筒状の薬液注入室14が、
軸受15を介して前後方向に移動可能に嵌装されている
。
塞され且つ後端の開放された筒状の薬液注入室14が、
軸受15を介して前後方向に移動可能に嵌装されている
。
なお図中16はシールである。
前記外筒11の後部内周面には内歯のスプラインまたは
キー11aが設けられ、薬液注入室13の後端外周面に
は前記内歯のスプラインまたはキー11aに噛合する外
歯のスプラインまたはキー溝13aが設けられている。
キー11aが設けられ、薬液注入室13の後端外周面に
は前記内歯のスプラインまたはキー11aに噛合する外
歯のスプラインまたはキー溝13aが設けられている。
また前記薬液注入室13と外筒11との間には複数個の
スライドジヤツキ17が所定間隔毎に配設され、同各ジ
ヤツキ17の両端が夫々外筒11及び薬液注入室14に
配設されたブラケット18゜19に枢着されている。
スライドジヤツキ17が所定間隔毎に配設され、同各ジ
ヤツキ17の両端が夫々外筒11及び薬液注入室14に
配設されたブラケット18゜19に枢着されている。
また前記薬液注入室14の前方内部には試錐機取付台2
0が内装され、同取付台20に薬液注入のための試錐機
21が傾動自在に取付けられている。
0が内装され、同取付台20に薬液注入のための試錐機
21が傾動自在に取付けられている。
図示のシールド式トンネル掘削機は前記のように構成さ
れているので、駆動モータ5を駆動してカッタフェース
3を駆動回転すると、同カッタフェース3の中央孔部周
縁より後方に延設された外筒11.キー11a、キー溝
13aを介して薬液注入室14が回転する。
れているので、駆動モータ5を駆動してカッタフェース
3を駆動回転すると、同カッタフェース3の中央孔部周
縁より後方に延設された外筒11.キー11a、キー溝
13aを介して薬液注入室14が回転する。
なお掘進時における薬液注入室14のスラストはブラケ
ット19、スライドジヤツキ17、ブラケット18及び
外筒11を介してカッタフェース3が受持つ。
ット19、スライドジヤツキ17、ブラケット18及び
外筒11を介してカッタフェース3が受持つ。
而して薬液注入の必要の生じた場合、注入個所の数m手
前においてスライドジヤツキ17を伸長し、徐々に薬液
注入室14をカッタフェース3の前方に突出せしめる。
前においてスライドジヤツキ17を伸長し、徐々に薬液
注入室14をカッタフェース3の前方に突出せしめる。
地山によってはカッタフェース3を回転させずに薬液注
入室14だけを前進せしめる場合もあるが、一般にはカ
ッタフェース3を駆動回転しながら掘進すると同時に、
薬液注入室14だけ余分に前進せしめる。
入室14だけを前進せしめる場合もあるが、一般にはカ
ッタフェース3を駆動回転しながら掘進すると同時に、
薬液注入室14だけ余分に前進せしめる。
かくして第3図に示す如く薬液注入室14がカッタフェ
ース3の前方に突出すると、試錐機21によってカッタ
フェース3の前方を試錐する。
ース3の前方に突出すると、試錐機21によってカッタ
フェース3の前方を試錐する。
この際適当な長さに分割されているボーリングロッド2
2を第3図の鎖線で示す位置で試錐機21に装着したの
ち、同試錐機21を実線位置に同動して、薬液注入室1
4内に所定間隔毎に列設されたボス23の中、所望の位
置のボス23に試錐機21の軸線を合致せしめ、ボーリ
ングロッド22を継接しながら前記ボス23より外周地
盤に貫入せしめ、所要深度まで試錐したのちボーリング
ロッド22を引抜き、薬液注入を行なうものである。
2を第3図の鎖線で示す位置で試錐機21に装着したの
ち、同試錐機21を実線位置に同動して、薬液注入室1
4内に所定間隔毎に列設されたボス23の中、所望の位
置のボス23に試錐機21の軸線を合致せしめ、ボーリ
ングロッド22を継接しながら前記ボス23より外周地
盤に貫入せしめ、所要深度まで試錐したのちボーリング
ロッド22を引抜き、薬液注入を行なうものである。
かくして薬液注入位置はa、b、cに示す如く掘進方向
と平行な面に沿って放射状に配列される。
と平行な面に沿って放射状に配列される。
また前記薬液注入室140回転位置毎に前記の薬液注入
操作を施すことによって、薬液注入位置は第4図のA、
B、C・・・Hに示す如く掘進方向と直交する面に沿っ
て放射状に配列される。
操作を施すことによって、薬液注入位置は第4図のA、
B、C・・・Hに示す如く掘進方向と直交する面に沿っ
て放射状に配列される。
このように図示のシールド式トンネル掘削機によれば、
カッタフェース3の前面より外周地盤内に互いに直交す
る2方向に亘って放射状に薬液注入ができるため、弛い
地山の場合でも確実に地盤改良が行なわれ、安全に掘進
作業が行なわれる。
カッタフェース3の前面より外周地盤内に互いに直交す
る2方向に亘って放射状に薬液注入ができるため、弛い
地山の場合でも確実に地盤改良が行なわれ、安全に掘進
作業が行なわれる。
第5図は前記試錐機の他の実施例を示し、試錐機21の
上下方向に傾動自在なように枢着された取付部材24は
、掘進方向と平行な軸まわりを回動するように構成され
、かくして試錐機21は2方向に移動可能であって、こ
の場合カッタフェース3を回転せしめることなく薬液注
入ができる。
上下方向に傾動自在なように枢着された取付部材24は
、掘進方向と平行な軸まわりを回動するように構成され
、かくして試錐機21は2方向に移動可能であって、こ
の場合カッタフェース3を回転せしめることなく薬液注
入ができる。
また第6図においては試錐機21の枢着された試錐機取
付台20は薬液注入室14内に配設された固定部材25
との間に介装されたスライドジヤツキ26によって前後
方向に移動自在に支持されており、この場合薬液注入室
14の前面は球面状に形成する必要はない。
付台20は薬液注入室14内に配設された固定部材25
との間に介装されたスライドジヤツキ26によって前後
方向に移動自在に支持されており、この場合薬液注入室
14の前面は球面状に形成する必要はない。
第1図は本案に係るシールド式トンネル掘削機の一実施
例を示す縦断側面図、第2図は第1図の■−■線に沿っ
て裁断した断面図、第3図は薬液注入時における前記掘
削機の縦断側面図、第4図は第3図の矢視■図、第5図
及び第6図は夫々試錐装置の各実施例を示す側面図、第
7図は従来のシールド式トンネル掘削機による薬液注入
作業状況を示す縦断側面図である。 1・・・・・・シールド本体、3・・・・・・カッタフ
ェース、14・・・・・・薬液注入室、21・・・・・
・試錐機。
例を示す縦断側面図、第2図は第1図の■−■線に沿っ
て裁断した断面図、第3図は薬液注入時における前記掘
削機の縦断側面図、第4図は第3図の矢視■図、第5図
及び第6図は夫々試錐装置の各実施例を示す側面図、第
7図は従来のシールド式トンネル掘削機による薬液注入
作業状況を示す縦断側面図である。 1・・・・・・シールド本体、3・・・・・・カッタフ
ェース、14・・・・・・薬液注入室、21・・・・・
・試錐機。
Claims (1)
- シールド本体に回転可能に設けたカッタフェースと、同
カッタフェース中央部に前後方向に移動可能に設けた薬
液注入室と、同薬液注入室内に任意の方向に傾動可能に
設けた試錐機とよりなることを特徴とするシールド式ト
ンネル掘削機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3734780U JPS5941273Y2 (ja) | 1980-03-24 | 1980-03-24 | シ−ルド式トンネル掘削機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3734780U JPS5941273Y2 (ja) | 1980-03-24 | 1980-03-24 | シ−ルド式トンネル掘削機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56138997U JPS56138997U (ja) | 1981-10-21 |
JPS5941273Y2 true JPS5941273Y2 (ja) | 1984-11-27 |
Family
ID=29632914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3734780U Expired JPS5941273Y2 (ja) | 1980-03-24 | 1980-03-24 | シ−ルド式トンネル掘削機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5941273Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-03-24 JP JP3734780U patent/JPS5941273Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56138997U (ja) | 1981-10-21 |
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