JPS5940947Y2 - 垂直全回転かま - Google Patents

垂直全回転かま

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Publication number
JPS5940947Y2
JPS5940947Y2 JP7156480U JP7156480U JPS5940947Y2 JP S5940947 Y2 JPS5940947 Y2 JP S5940947Y2 JP 7156480 U JP7156480 U JP 7156480U JP 7156480 U JP7156480 U JP 7156480U JP S5940947 Y2 JPS5940947 Y2 JP S5940947Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
hook
contact surface
track
inner hook
contact
Prior art date
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Expired
Application number
JP7156480U
Other languages
English (en)
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JPS56173168U (ja
Inventor
浩充 清水
Original Assignee
株式会社廣瀬製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社廣瀬製作所 filed Critical 株式会社廣瀬製作所
Priority to JP7156480U priority Critical patent/JPS5940947Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は垂直全回転かまに関し、もつと詳しくは、内が
まと内がま回り止め部材との相互の接触面の構造に関す
る。
垂直全回転かまにお・いて、内がまの外周には、軌帯が
形成されており、軌溝が外かまの内周壁に形成されてお
り、軌帯が軌溝に嵌合することによって内かまが支えら
れている。
内がまにはボビンが収納されたボビンケースが嵌装され
ており、内かまの軸線上の重心位置は軌帯よりもかま軸
の正面側すなわち開方端側にある。
そのため内かまの軸線を含む鉛直面内で、内かまに回転
モーメントが生じる。
軌帯および軌溝は周方向に連続しておらず、軌帯は糸わ
け部において、軌溝は剣先付近にお・いて周方向に分断
されており、しかも軌帯、と軌溝とは、縫性能上、軌溝
の半径方向及び幅方向共に例えば0.05mm程度のガ
タをもって遊嵌されているので、前記モーメントによっ
て内かまが外がまの回転中にがたつきを生じる。
そのため上糸ループが内がまと内がま回り止め部材との
相互の接触を通過するときの摩擦抵抗が不安定となる。
したがって糸しまりが悪くなり、極端な場合にはいわゆ
るルーピングが生じる。
また、騒音が大きい。この問題を解決する先行技術は、
たとえば実開昭50−97652に示されるように、内
がまの接触面に接触して内がまの回転を阻止する内がま
回り止め部材を、大きく彎曲したばねで構成している。
上糸が内がまの接触面と、ばねとの間を通過するとき、
ばねが変位することによって、内がまの角変位を可及的
に防ぐ。
このような先行技術では、ばねが振動し、それに応じて
内がまが激しく往復角変位してしまう。
内がまの往復角変位の周期は、上糸の通過とは無関係に
むやみに高くなり、しかも大きな角変位量になってしま
う。
したがって上糸の円滑な通過が困難となった。
したがって本考案の目的は、内がまのがたつきを防いで
、縫性能を向上し、しかも騒音を低減するようにした垂
直全回転かまを提供することである。
第1図は本考案の一実施例の縦断面図である。
内がま1は軌帯2を有し、この軌帯2は外かま3の軌溝
4に周方向に沿って嵌合している。
外がま3は、それに一体的な軸5によって回転駆動され
る。
内がま1にはボビンを収納したボビンケース11を嵌装
している。
内がま1が、外がま3の回転時に、回転することを阻止
するために、内がま回り止め部材6が設けられる。
図示の実施例は、たとえばボタン穴かがり用の垂直全回
転かまであるけれども、その他の構造を有する垂直全回
転がまであってもよいのは勿論である。
第2図は、外がま3を省略して内がま1と内がま回り止
め部材6とをがま軸の背後側(第1図の右方)の斜め上
方から見た図面である。
内かま1と内がま回り止め部材6との相互の接触面7お
よび8は第3図に拡大して示される。
すなわち、第3図は第2図のセクション■の拡大斜視図
である。
この第3図と第4図のベクトルを示す図面を参照して、
内かま回り止め部材6の接触面8の構造を説明する。
内がま1の軸線上においてボビンを収納したボビンケー
ス11を嵌装している内かま1の重心Gの位置は、軌帯
2よりもかま軸の正面側(第1図の左方)にある。
この重心Gがら第4図において相互に直行するX軸、Y
軸、Z軸を想定する。
X軸は外かま3のかま軸に平行な水平線であり、Z軸は
鉛直線である。
ボビンを収納したボビンケース11が嵌着されている内
かま1の自重WのX軸成分WXによって、内かま1は第
1図の矢符9方向にモーメントが作用している。
外がま3が第3図の矢符9の方向に回転するとき、内が
ま1の接触面7は内がま回り止め部材6の接触面8に第
4図における接触圧Nを与える。
この接触圧Nは、第4図のY軸に平行である。
本考案に従えば、接触圧Nの反力N1と内かま1の自重
WのX軸成分WXの反対方向の力WXIとの合力Rを、
内がま回り止め部材6の接触面8から内がま1の接触面
7に作用させることによって、内がま1の自重Wによる
X軸成分WXを打ち消すことが可能である。
このようにして内がま回り止め部材6の接触面8は、合
力Rの向きに垂直な面において、内かま1の接触面7に
当接する。
この接触面8は第3図に明らかなごとく、がま軸の正面
側(第1図の左方、第3図の手前側)に対向して臨む。
このようにして内がま1に回転モーメントが作用しなく
なるので、外かま3が回転しているとき、内がま1が、
がたつくことが防がれる。
したがって内がま1が受ける異常なトルクの変動が抑止
され、接触面8の接触圧Nしたがって反力N1が一定と
なる。
そのため上糸ループが接触面7,8間を通過するときの
摩擦抵抗が低下安定し、これによって末締りが良好にな
るとともにルーピングの発生が防がれ、騒音も低減され
る。
すなわち要約すると、接触面7,8の少なくともいずれ
かの傾斜によって、内がま1の自重による外がま3がら
遠去かる第1図左方のX方向のがま軸に沿う成分WXを
、接触面7,8の接触圧Nの外かま3に近付く方向(第
1図の右方)のかま軸に沿う成分によって打消すように
、される。
第1接触面7は、第2図のように軌帯2が欠損している
糸分は部22と糸抜は部23との間の内がま1の周方向
の範囲Wにおいて形成される。
外がま3が回転方向10に回転するとき、上糸は糸分は
部22に当り、糸分は部22によって支えられながら、
内がま1を超え、糸抜は部23が外がま3の軌溝4から
外れたとき、上糸が解放される。
第5図は本考案の他の実施例の第3図に対応した斜視図
であり、この実施例では内がま1の接触面7ががま軸の
背後側(第1図の右方、第5図の紙面側)に対向して臨
んで傾斜される。
これによって第4図を参照して述べた合力Rが接触面7
に作用して内がま1に回転モーメントを作用させる力W
Xが打ち消される。
以上のように本考案によれば、内がまに作用するがま軸
に垂直な水平線回りの回転モーメントが抑えられ、これ
によって内がまと内がま回り止め部材との接触圧が一定
となる。
そのため」―糸ループがそれらの接触面間を通過する摩
擦抵抗が安定するので、ルーピングの発生がなくなり、
末締りが良好となり、また、騒音の発生が低減される。
特に本′考案では、内かま1の重心Gは軌帯2よりも外
かま3から遠去かった位置にあることによって生じる成
分WXを第1接触面7および第2接触面8の接触圧Nの
成分によって打消すように、これらの接触面7,8をか
ま軸に関して傾斜したので、前述のように内がまと内か
ま回り止め部材との接触圧Nが一定となる。
この内がま1の第1接触面7は、軌帯2が欠損している
糸分は部22と糸抜は部23との間の範囲Wに形成され
ている。
内がま1は、前述のように第1および第2接触面7,8
の少なくともいずれかを傾斜によって、矢符9とは逆方
向に力が作用され、いわば起き上げられることになる。
これらのことから、外がま3の軌溝4が余分は部22に
衝突することが防がれる。
そのため騒音が格段に低減される。
また内かま1が安定した姿勢に保たれ、縫製性能が向上
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図は第1図
の外がま3を除去した状態を示す斜視図、第3図は第2
図のセクション■の拡大斜視図、第4図は接触面8の構
造を説明するためのベクトル図、第5図は本考案の他の
実施例の斜視図である。 1・・・・・・内かま、2・・・・・・軌帯、3・・・
・・・外かま、4・・・・・・軌溝、6・・・・・・内
がま回り止め部材、7,8・・・・・・接触面、10・
・・・・・外かま3の回転方向、11・・・・・・ボビ
ンケース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内がま1の軌帯2が、軸5によって回転駆動される外か
    ま3の軌溝4に周方向に沿って嵌合し、内がま1の第1
    接触面7と内がま回り止め部材6の第2接触面8とが接
    触して内かま1の回転が阻止され内かま1の重心Gは軌
    帯2よりも外かま3から遠去かった位置にある垂直全回
    転かまにおいて、 前記第1接触面7は、軌帯2が欠損している余分は部2
    2と糸抜は部23との間の内がま1の周方向の範囲Wに
    おいて形成され、 第1および第2接触面7,8の少なくともいずれかはか
    ま軸に関して傾斜し、これによって内がま1の自重Wに
    よる外がま3から遠去かる方向のかま軸に沿う成分WX
    を、第1および第2接触面7.8の接触圧Nの外がま3
    に近付く方向のがま軸に沿う成分によって打消すように
    したことを特徴とする垂直全回転かま。
JP7156480U 1980-05-23 1980-05-23 垂直全回転かま Expired JPS5940947Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7156480U JPS5940947Y2 (ja) 1980-05-23 1980-05-23 垂直全回転かま

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7156480U JPS5940947Y2 (ja) 1980-05-23 1980-05-23 垂直全回転かま

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56173168U JPS56173168U (ja) 1981-12-21
JPS5940947Y2 true JPS5940947Y2 (ja) 1984-11-22

Family

ID=29665278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7156480U Expired JPS5940947Y2 (ja) 1980-05-23 1980-05-23 垂直全回転かま

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JP (1) JPS5940947Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2972965B2 (ja) * 1991-03-31 1999-11-08 ブラザー工業 株式会社 ミシンの全回転かま

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Publication number Publication date
JPS56173168U (ja) 1981-12-21

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