JPS594058Y2 - 摩擦仮撚装置 - Google Patents

摩擦仮撚装置

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Publication number
JPS594058Y2
JPS594058Y2 JP9341679U JP9341679U JPS594058Y2 JP S594058 Y2 JPS594058 Y2 JP S594058Y2 JP 9341679 U JP9341679 U JP 9341679U JP 9341679 U JP9341679 U JP 9341679U JP S594058 Y2 JPS594058 Y2 JP S594058Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
friction
thread
upstream side
twisting device
false twisting
Prior art date
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Expired
Application number
JP9341679U
Other languages
English (en)
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JPS5611275U (ja
Inventor
建二 岩下
清孝 平井
Original Assignee
帝人株式会社
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Filing date
Publication date
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Priority to JP9341679U priority Critical patent/JPS594058Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は糸掛けの容易な摩擦仮撚装置に関するものであ
る。
ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維糸条に仮撚を付
与する装置として、はぼ平行な複数本の回転軸にそれぞ
れ複数個の摩擦円板を止着し、且つ、各摩擦円板が上流
側から螺旋に沿って配置され、非接触状態で部分的に重
なり合うように構成した摩擦仮撚装置がよく知られてい
る(特公昭52−45815号)。
この種の摩擦仮撚装置は、従来汎用されていたスピンド
ル式のものに比べ高速加工に適しているため広く使用さ
れつつあるが、600 m7分以上の高速で加工すると
回転軸の揺れが生l;、加工糸に品質斑を生ずることが
あり、このため、該回転軸の両端をフレームに軸受にて
支承し、回転軸の揺れが生じないようにする必要がある
ところが、かかる回転軸の両端を把持した摩擦仮撚装置
は、糸掛けが難しく、糸掛作業に多くの時間と労力を要
しているのが現状である。
本考案は、かかる問題を解決するためになされたもので
、摩擦円板の重合部の外傍に、摩擦円板を止着した回転
軸とほぼ平行な棒に摩擦円板とほぼ平行な面内で摩擦円
板重合部の中心付近に向って伸びた糸掛用爪を止着した
可動式糸掛ユニットを、該ユニットから最遠の回転軸の
最上流側にある摩擦円板が摩擦仮撚装置全体の円板では
上流側から第3番目となるような位置に設け、且つ、最
上流側の糸掛爪を最上流側の摩擦円板の上方位置にあっ
てその長さを他の爪よりも長くするとともに該爪の先端
に糸条案内用凹部を形成し、糸掛ユニットの移動により
糸条を摩擦円板の重合部の中心付近へ挿入するようにし
た摩擦仮撚装置である。
以下、本考案を図面により詳細に説明する。
第1〜2図は本考案の一実施態様を示すもので、第1図
は本考案に係る摩擦仮撚装置の側面図、第2図は同装置
の簡略化した平面図である。
また、第3図は可動式糸掛ユニットの一例を示す見取図
である。
図において、1 a、1 b、I Cは互いに平行な回
転軸であり、各回転軸は正三角形の夫々の頂角の位置に
設置されている。
各回転軸には3個ずつ摩擦円板が止着されており、合計
9個の摩擦円板2a〜21は上流側から順次螺旋に沿っ
て配置され、非接触状態で部分的に重なり合うように構
成されている。
各回転軸1 a、1 b、I Cは上端及び下端が軸受
(図示せず)を介してコ字形フレーム3に支承され、該
フレーム3は支持枠7に固着されており、高速回転時に
も各回転軸1 a、1 b、I Cが揺れないようにな
している。
これらの回転軸は駆動用ベル)7a、7b、7Cによっ
て駆動源(図示せず)に接続している。
本考案の摩擦仮撚装置は、摩擦円板の重合部の外傍に、
前記回転軸1 a、1 b、I Cと平行な棒4を設け
、鉄棒4には摩擦円板とほぼ平行な面内で摩擦円板の重
合部の中心付近に向って伸びた複数個の糸掛用爪5a〜
5dを設けている。
糸掛用爪は、第3図の如く最上流側の爪5aを他の爪5
b、5Cよりも若干長くシ、且つ、爪5aの先端に糸案
内用凹部を設けることが必要であり、このようにしない
と糸掛けが容易かつ確実に行えない。
この理由は糸掛けは最上流の摩擦円板の重合中心部に先
ず糸条を導入しないと容易に行なえず、ここで糸条が外
れると糸掛用爪から糸条が外れ下流側の円板への糸掛け
は行えない。
ここで、1個の糸掛用爪のみでは確実性が低く少くとも
糸条走行方向に沿って2個の爪により重合中心部に向っ
て糸条を移動させることが必要であるが、この場合最上
流の摩擦円板重合部に糸条を導入した際他の爪は該円板
重合部に近い位置にあるときが最も円滑かつ確実に糸掛
けが行えることから、前記の如く先ず最上流の爪が重合
部に入るように他の爪より長くなされているのである。
又、糸条は上流より供給されており、このため最上流側
では爪の抵抗により糸条のたるみが生じ易くなるため上
記の如く最上流側を長くすることにより、最上流側にお
ける糸条支持効果を上げ重合部導入を確実に行えるよう
にしている。
更にこの際最上流側の爪から糸条が外れると下流側の爪
からも即時外れて糸掛けは失敗に終ることから、最上流
側の爪は単に糸条を押し付けるのみでなく固定、把持す
る作用をもたせるため先端に凹部を形成している。
これによって糸条は容易に把持、固定され円板重合部に
確実に導入できるのである。
尚、摩擦円板の間隔は一般にきわめて狭いので、最上流
の爪は最上流の摩擦円板の上方に配するのが製作、操作
上から特に好ましい。
本考案者らの研究によれば糸掛用爪は第1図の如く4本
としても良く、また第3図の如く3本としてもよいが、
何れの場合も最上流側の爪5aの長さを他の爪の長さの
1.2〜2.0倍となし、また、爪5aの先端部に形成
する糸案内用の凹部は幅(W)3〜8mm、深さくD)
2〜4mmとするのが好適である。
爪は通常の場合、適当な厚さの板状体で構成されるが、
棒状体で構成してもよい。
これらの爪5a、5b、5C及び5dは棒4に固着され
ており、鉄棒4は矢印方向に移動しうるように設けられ
、全体として可動式糸掛ユニットを構成している。
この糸掛ユニットは、第2図に示す如く、該ユニットか
ら最も離れた位置にある回転軸1Cの最上流側にある摩
擦円板2Cが摩擦仮撚装置全体の円板では上流側から第
三番目となるような位置(換言すれば上流側から第三番
目に位置する摩擦円板2C止着した回転軸1Cより最も
遠い位置)に設けることが必要で、こうすることによっ
て糸掛性が特に良好となる。
これは最上流側の爪を摩擦円板の重合部中心に移動させ
る場合、他の配列では糸条が重合部中心に円滑に導入せ
ず、又強制的に入れようとすると糸切れが多発する傾向
があるためである。
なお、摩擦仮撚装置の最上流側に糸条案内用の円板(ガ
イトチ゛イスク)を設ける場合は、該円板を含めて上流
側から第三番目の摩擦円板を止着した回転軸より最も離
れた位置に糸掛ユニットが設けられる。
一方、回転軸1 a、1 b、I Cの両端を支承する
フレーム3の上面及び下面には糸条導入用のスリット3
Sが設けられ、可動式糸掛ユニットにより糸掛けする際
に糸条がフレーム3に接触しないように構成されている
本考案の摩擦仮撚装置に糸掛けする場合は、先ず可動式
糸掛ユニットを第1図及び第2図に示す如く、その糸掛
用爪の先端が摩擦円板よりも外側に位置するようにセッ
トし、糸条Yを第1図に一点鎖線で示す如く糸掛けする
次に、該糸掛ユニットを矢印方向へ移動せしめ、糸掛用
爪5a〜5dの先端を摩擦円板の重合部の中心付近へ挿
入すると、糸条は摩擦円板に捕捉されて所定の糸道をと
るようになる。
しかる後可動式糸掛ユニットを元の位置に戻すと糸掛作
業は完了し、定常運転に入る。
以上の如き本考案によれば、高速加工性のすぐれた回転
軸の両端を把持した型の摩擦仮撚装置であっても、極め
て容易に糸掛けすることが出来、糸掛作業性を大幅に向
上せしめることができる。
しかも、特開昭51−26358号公報、特開昭52−
85546号公報等に記載の如く、摩擦仮撚装置におけ
る回転軸1a〜1Cの一本を可動式にして糸掛けを容易
にしたものに比べ機構が極めて簡単であり、取扱い性が
良いという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図は本考案に係る摩擦仮撚装置の一実施態
様を示すもので、第1図は正面図、第2図は簡略化した
平面図である。 第3図は本考案に係る摩擦仮撚装置を構成する糸掛ユニ
ットの見取図である。 1 a、1 b、I C・・・・・・回転軸、2a〜2
1・・・・・・摩擦円板、3・・・・・・フレーム、3
S・・・・・・糸条導入用スリット、4・・・・・・可
動棒、5a〜5d・・・・・・糸掛用爪、6・・・・・
・支持枠、7a、7b、7C・・・・・・駆動用ベルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.はぼ平行な3本の同方向に回転する回転軸にそれぞ
    れ複数個の摩擦円板を止着し、且つ、各摩擦円板が上流
    側から螺旋に沿って配置され、非接触状態で部分的に重
    なり合うように構成した摩擦式仮撚装置において、摩擦
    円板の重合部の外傍に、前記回転軸とほぼ平行な棒に摩
    擦円板とほぼ平行な面内で摩擦円板重合部の中心付近に
    向って伸びた複数個の糸掛用爪を止着した可動式糸掛ユ
    ニットを、該ユニットから最遠の回転軸の最上流側にあ
    る摩擦円板が摩擦仮撚装置全体の円板では上流側から第
    3番目となるような位置に設け、且つ、最上流側の糸掛
    用爪を最上流側の摩擦円板の上方位置にあってその長さ
    を他の爪よりも長くするとともに該爪の先端に糸条案内
    用凹部を形成し、糸掛ユニットの移動により糸条を摩擦
    円板の重合部の中心付近へ挿入するようになした摩擦仮
    撚装置。 2、各回転軸の両端を軸受けを介してフレームに止着し
    た実用新案登録請求の範囲第1項記載の摩擦仮撚装置。
JP9341679U 1979-07-09 1979-07-09 摩擦仮撚装置 Expired JPS594058Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9341679U JPS594058Y2 (ja) 1979-07-09 1979-07-09 摩擦仮撚装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9341679U JPS594058Y2 (ja) 1979-07-09 1979-07-09 摩擦仮撚装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5611275U JPS5611275U (ja) 1981-01-30
JPS594058Y2 true JPS594058Y2 (ja) 1984-02-04

Family

ID=29326330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9341679U Expired JPS594058Y2 (ja) 1979-07-09 1979-07-09 摩擦仮撚装置

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JP (1) JPS594058Y2 (ja)

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JPS5611275U (ja) 1981-01-30

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