JPS594039Y2 - 高炉出銑口防塵装置 - Google Patents

高炉出銑口防塵装置

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JPS594039Y2
JPS594039Y2 JP8197179U JP8197179U JPS594039Y2 JP S594039 Y2 JPS594039 Y2 JP S594039Y2 JP 8197179 U JP8197179 U JP 8197179U JP 8197179 U JP8197179 U JP 8197179U JP S594039 Y2 JPS594039 Y2 JP S594039Y2
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JP
Japan
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cover
taphole
dust
hot metal
blast furnace
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JP8197179U
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JPS55180749U (ja
Inventor
義久 中村
Original Assignee
住友金属工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、高炉における出銑口周りの防塵装置に関す
るものである。
高炉においては、出餘口の開孔時から出銑末期に渡り、
その出銑口付近で発煙やダストが舞い上がり、鋳床作業
の環境悪化を招き、その対処手段としては発生した発煙
やダストを吸引によって除去し、環境悪化を防止する防
塵装置が提案されている。
ところで高炉の出銑口付近は、第1図のように、出銑口
1の両側に出銑口閉塞用マッドガン2および出銑口開孔
機3を配置し、出銑口1の上部には、マッドガン2およ
び開孔機3の互いの作動に支障がなく、羽口レベルの作
業が容易に行える水平方向の移動式または固定式の作業
デツキ4が設置されている。
このため出銑口1の付近に設けられる防塵装置は、マッ
ドガン2および開孔機3に干渉することのないようにし
なければならない。
従来の防塵装置は、第2図および第3図のように、作業
テ゛ツキ4の下部に集煙、集塵用の吸込口5を設け、こ
の吸込口5に出銑口1近傍で発生する煙やダストを集塵
機により捕集するダクト6が接続されている。
しかし、溶銑樋7の直上に発生する吹き出し溶銑滓およ
びダストなどのスプラッシュ8は、吸込口5では捕集で
きず、しかもこれが漏洩することは、鋳床付近の環境を
著しく悪化することとなる。
そのためスプラッシュ8の飛沫防止、集塵捕集効率の向
上および溶銑樋47の輻射熱をカバーするために、第3
図のように鋳床クレーン9で溶銑樋カバー10を吊下げ
て、溶銑樋7上に設置し、対処している。
出銑口1の開孔時、出銑口1より激しい発煙とスプラッ
シュ8の飛沫が伴ない、ダスト吸込口5で捕集できない
これらの発煙およびスプラッシュ8を最少限に抑えるた
めに、溶銑樋カバー10は、出銑口の開孔が完了して開
孔機3が退避すると速やかに、出銑口1の近くまで溶銑
樋カバー10の先端を持って行って、第3図のように設
置する必要があるが、上記のような構造の防塵装置には
後述する幾多の問題点がある。
■ 作業テ゛ツキ4に設けられたダスト吸込口5だけで
は、出銑初期および出銑末期の発煙やスプラッシュ8の
捕集が完全に出来なく、煙等が漏れて一時的に鋳床の環
境を悪化させる。
■ 出銑口1からの発煙およびスプラッシュ8の飛沫防
止、集塵捕集効率向上および溶銑樋7の輻射熱をカバー
するための溶銑樋カバー10を、出銑口開孔後に出銑口
近くに設置する際、出銑口1からの発煙およびスプラッ
シュ8が激しいため、樋カバー10の先端が見えに<<
、このカバー10の設置とセンターリング作業が行ない
にくい。
■ 溶銑樋カバー10をできるだけ出銑口1に近づける
必要があり、かつ鋳床クレーン9の炉体側へのフック寄
りに制限があるので、樋カバー10の中心でのバランス
を取るため、樋カバー10の長さが長くなって重量が嵩
みしかも上記■項で述べた樋カバー10の設置とセンタ
ーリング作業が行ないにくい。
■ 出銑の完了もしくは、出銑口1の異常事態等の発生
時、マッドガン2で出銑−口1の閉塞を施す際、設置さ
れている溶銑樋カバー10をその都度速やかにマッドガ
ン2や開孔機3が作動できるように移動しなければなら
ない。
■ 作業テ゛ツキ4の下部と、鋳床面レベルとの高さが
例えば約2.6mと高いので、集塵吸込口5だけでは、
出銑口1からの上昇発煙やスプラッシュ8しか吸引する
ことができず、捕集率を上げるには、吸引風量を増大し
なければならないので、集塵機の容量が大きくなり設備
費が高くなる。
また、図示した例とは別に、出銑口の側面両側に集塵吸
込口を設け、作業テ゛ツキの下部に開閉自在のカバーを
吊り下げた防塵装置も提案されているが、前記した防塵
装置に比べ、出銑口より噴出する上昇発煙およびスプラ
ッシュを横から吸引するため、捕集率が悪くなるので吸
引風量を増大させる必要があり、しかもカバーを前方に
開いた際には、鋳床クレーンの炉体側へのフック寄りが
制限される問題がある。
この考案は、上記のような各種問題点をことごとく解決
するためになされたものであり、出銑口の両側に、マッ
ドガンおよび出銑口開孔機に干渉することのない引戸式
の防塵カバーを設置する、即ち溶銑樋を覆い吸込口を備
えた作業デツキと該作業テ゛ツキの下面に懸垂レールを
設け、該レールに複数個に分割した開閉可能な防塵カバ
ーを走行可能に吊下げダストおよび発煙の飛散をほぼ完
壁に集中吸引することができる防塵装置を提供すること
を目的としたものであり、以下、この考案の実施例を第
4図乃至第11図に基づいて説明する。
第4図のように、作業デツキ4の下部で、出銑口1の両
側に走行式の防塵カバー11.11が設置されている。
この防塵カバー11.11は、出銑口閉塞用マッドガン
2および出銑口開孔機3のお互いの作動に干渉しないよ
う、作業デツキ4の下部に取付けた懸垂レール12に吊
下げて取付け、上記マッドガン2および開孔機3が作動
する際には、炉体側に退避することができるようになっ
ている。
前記防塵カバー11は、第6図のように作業デツキ4の
下部から鋳床面レベルにほぼ接するまでの上下長さを備
えた複数枚に分割した防塵カバー(以下単体カバーとい
う)13を、折曲がりが自由となるよう順次連結して形
成されている。
上記各単体カバー13は第7図および第8図のように、
隣接する単体カバー13の上下端部をバンガー14およ
びピン15を用いて連結し、上部のバンガー14に設け
られたトロリー用のローラ16が懸垂レール12に支持
され、このレール12の長手方向に防塵カバー11が自
由に開閉可能に走行できるようになっている。
懸垂レール12は、第4図のように、炉体から反炉体側
に直線に延び、かつ炉体側は炉体の外周に沿うようにR
を設けて折曲がっており、このレール12の直線部はも
とより曲線R部においても、防塵カバー11はレール1
2の中心線に沿ってスムーズに走行するようになってい
る。
すなわち、第9図のように、単体カバー13の接続端部
を、隙間を少なくしてピン15が中心の円弧状曲面17
.18に形成したり、図示省略したが接続端部を両側で
逆傾斜となるテーパ面に形成されている。
前記懸垂レール12は、第10図の場合、断面C型に形
成し、その内部にトロリー用のローラ16を内蔵し、ま
た第11図の場合は、断面■型に形成し、下部フランジ
上をトロリー用のローラ16が転動するようにしたもの
である。
前記懸垂レール12の両端側における作業テ゛ツキ4の
下面には、防塵カバー11を各々の側に引寄せて走行さ
せる駆動機構19と20が配置されている。
この駆動機構19と20は、図示の場合、端部のカバー
単体13に連結したワイヤロープ21をモータ22によ
って駆動される巻取ドラム23に滑車24を介して巻取
ることにより、防塵カバー11を炉体側、反炉体側の何
れにも走行させることができるようにしたものであるが
、モータに限らず空圧や油圧等のアクチュエータを用い
るようにしてもよい。
前記防塵カバー11は反炉体側に走行させたとき、第6
図のように、作業テ゛ツキ4の反炉体側から適当な長さ
が突出するようになっており、溶銑樋7の直上に鋳床ク
レーン25で吊下げられて配置される溶銑樋カバー26
は前端が上記溶銑樋カバー26の突出部分に当らないよ
うに近づけて設置される。
この溶銑樋カバー26の位置は、マッドガン2の旋回、
傾動作動および開孔機3の横行移動、前後動作動に干渉
しない位置である。
これによって、溶銑樋カバー26は従来方式のように、
出銑口1の開孔後に出銑口側に向けて作業テ゛ツキ4の
下部に突込んで設置する必要がなく、定位置に設置して
おけるので、鋳床クレーン25の操作もこのために必要
がなく、出銑口1の開孔、閉塞作業に伴なう鋳床作業が
軽減される。
また、防塵カバー11を作業テ゛ツキ4の反炉体側に張
り出したときに生じる上部の開口を塞ぐため、溶銑樋カ
バー26の前端上部に、補助防塵カバー27が第6図の
ように取付けられている。
なお、懸垂レール12の出銑口側に臨む位置には、レー
ルをスプラッシュ等から防塵するための固定式の補助防
塵カバー28が設けられ、また防塵カバー11のR部分
と対応する炉体の外面には、第4図乃至第5図のように
固定カバー29が設けられ、防塵カバー11のR部をか
わした空間を最小にするようになっている。
この考案は、上記のような構造であり、出銑口1の開孔
時において両側の防塵カバー11.11は駆動機構19
のモータ22によるワイヤロープ21の巻取りにより炉
体側に退避走行している。
第4図に示すように、出銑口開孔機4が出銑口1を開孔
して後退すると、速やかに反炉体側のモータ22を起動
してドラム22でワイヤ21を巻取り、防塵カバー11
を懸垂レール12に沿って反炉体側に移動させ、かつ鋳
床クレーン25で吊持した溶銑樋カバー26を溶銑樋7
の上に設置し、補助カバー27で防塵カバー11の突出
部分における上部を覆う。
この状態で出銑口1からの発煙、スプラッシュ8および
溶銑樋7上の溶銑から上昇するガスや輻射熱をさえぎり
、第6図に矢印で示すように、作業デツキ4の下部に設
けられた吸込口5にこれらを吸引するもので゛ある。
また、出銑口1を閉塞する場合は、防塵カバー11を炉
体側に退避させた後マッドガン2を作動させればよい。
以上のように、この考案によれば、出銑口の両側に、作
業デツキから鋳床面レベル間に略達する上下長さを有す
る走行式の防塵カバーを、炉体側から反炉体側に走行自
在となるよう設け、溶銑樋カバーの前端上部に補助防塵
カバーを取付けたので、出銑口の近くに設置されるマッ
ドガンや出銑口開孔機に干渉することなく、出銑口の両
側および前面を覆うことができ、出銑口からの発煙、ス
プラッシュおよび溶銑樋上の溶銑から上昇するガスなど
を、集塵機の容量を大きくすることなく作業デツキの吸
込口に集中して吸引できるので、出銑中や出銑末期など
の鋳床環境を著しく改善できる。
また、溶銑カバーはマッドガンおよび開孔機の作動に干
渉しない定位置におけるので、従来のように、出銑口開
口、閉塞作業ごとにこのカバーを移動させる必要がなく
なり、このため溶銑カバーの長さを従来の3/4以下の
長さに短かくでき、重量も軽くなりその製作費も安くな
り、鋳床クレーンによるセンターリングや移動が容易で
出銑作業の軽減が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の高炉出銑口付近を示す横断平面図、第2
図は同上の縦断正面図、第3図は同縦断側面図、第4図
はこの考案に係る防塵装置を備えた横断平面図、第5図
は同上の縦断正面図、第6図は同縦断側面図、第7図は
同上に使用した防塵カバーの拡大正面図、第8図は同じ
く横断平面図、第9図はカバ一連結部分を拡大した横断
平面図、第10図はカバーとレールの関係を示す第1の
例の縦断面図、第11図は同第2の例を示す縦断面図で
ある。 1は出銑口、2はマッドガン、3は出銑口開孔機、4は
作業テ゛ツキ、5は吸引口、6はダクト、7は容銑樋、
11は防塵カバー、12は懸垂レール、13は単体カバ
ー、19.20は駆動機構、25は鋳床クレーン、26
は溶銑樋カバー、27は補助防塵カバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溶銑樋を覆い吸引口を備えた作業デツキと該作業デ゛ツ
    キの下面に懸垂レールを設は該レールに複数個に分割し
    た開閉可能な防塵カバーを走行可能に吊下げた高炉出銑
    口防塵装置。
JP8197179U 1979-06-14 1979-06-14 高炉出銑口防塵装置 Expired JPS594039Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8197179U JPS594039Y2 (ja) 1979-06-14 1979-06-14 高炉出銑口防塵装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP8197179U JPS594039Y2 (ja) 1979-06-14 1979-06-14 高炉出銑口防塵装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55180749U JPS55180749U (ja) 1980-12-25
JPS594039Y2 true JPS594039Y2 (ja) 1984-02-04

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ID=29315220

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JP8197179U Expired JPS594039Y2 (ja) 1979-06-14 1979-06-14 高炉出銑口防塵装置

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