JPS5940059Y2 - アイアンクラブセツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、アイアンゴルフクラブセットの改良に関する
。

従来のアイアンゴルフクラブセットは、クラブの打撃の
長短に応じて夫々異なる長さ、ヘッドのロフト角度、ヘ
ッド重量をもち、スイングウェイト法（クラブのグリッ
プ端から１２インチの点のクラブ重量のモーメントを規
定する方法）により、スイングウェイトを各クラブ同一
にしていた。

各クラブはグリップ、シャフト、ヘッドより構成される
が、各クラブは同一重量のグリップを用い、長さの異な
るほぼ同一重量のシャフトを用いて、前記スイングウェ
イトを各クラブが同一になるようにしているため、長い
クラブでは軽いヘッドを、短いクラブでは重いヘッドを
設けている。

依って、夫々のクラブのヘッドは、同一材質すなわち同
一比重の材料により形成されるために、長いクラブでは
ヘッドは小さく形成され、短いクラブではヘッドは大き
く形成されていた。

従って、プレーヤーが、特に長いクラブをアドレスした
場合、ヘッドが小さく形成されているので、ボールにヘ
ッドを当てることができるがどうかという心理的不安を
感じさせ、さらに、実際の打撃に際し、長いクラブはど
ヘッドが遠方にあるために、ホ゛−ルヘッドを当てにく
いにもかかわらず、ヘッドが小さいという不合理な点を
有していた。

本考案は、上記の諸点に鑑みて、アイアンゴルフクラブ
セットの各クラブのヘッドの材質を、異なる比重の材料
で形成することにより、各クラブのヘッドをほぼ同一の
容積とし、プレーヤーが安心した心理状態で打撃でき、
さらに、実際の打撃においても、ボールにヘッドを当て
易いアイアンゴルフクラブセットを提供することを目的
とするものである。

以下図面に基づき、本考案の実施例を説明する。

第１図及び第２図は、ゴルフクラブ１について示し、ゴ
ルフクラブ１は金属その他のパイプで形成されたシャフ
ト３と、シャフト３の一端に設けたグリップ４と、他端
に比重ρで重量がＷであるヘッド２から構成されている
。

第３図は、アイアンゴルフクラブセットについて示し、
各クラブ１はスイングウェイト法により同一スイングウ
ェイトをもちクラブの長さが短くなるに従い、各クラブ
１のヘッド重量ＷはＷｌ乃至Ｗ９へ漸次型たくし、また
ロフト角を漸次大きくしている。

またアイアンゴルフクラブセットは、クラブ長さＬの順
に３分され、クラブ長さＬの長い群２ａ、２ｂ、２ｃは
、比較的小なる比重ρ１をもつ金属によりヘッド２を形
成し、クラブ長さＬの短い群２ｇ、２ｈ。

２１は、比較的太なる比重ρ２をもつ金属によりヘッド
２を形成し、中間のクラブ長さＬの群２ｄ。

２ｅ、２ｆは、中間の比重ρ３をもつ金属によりヘッド
２を形成し、各ヘッドはほぼ同一のヘッド容積をもつよ
うに形威しである。

上記各群のヘッド２を形成する金属材料としては、小さ
な比重Ｐ１の金属材料として比重約２．７のア少ミニウ
ム合金、また大きな比重ρ３の金属材料として比重７．
８〜８程度のステンレススチール、軟鉄、さらに中間値
の比重ρ２の金属材料として比重約４．５のチタニウム
合金を例示できる。

本考案は以上の如き構成であるため、各クラブのアイア
ンヘッドをロフト角度及びヘッド重量が同じで、しかも
全体をほぼ同一の大きさ、すなわちほぼ同一の容積にで
き、従来のように各クラブのアイアンヘッドの大きさに
差が無く、プレーヤーは安心した心理状態で打撃するこ
とができ、また各クラブにおいてスイングウェイトを同
一にして、従来のクラブの打撃感と同じで、ボールにヘ
ッドを当て易いアイアンゴルフクラブセットが提供でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はアイアンクラブの正面図、第２図はアイアンク
ラブの側面図、第３図は本考案に係るアイアンゴルフク
ラブセットの側面図である。 １・・・・・・クラブ、２・・・・・・アイアンヘッド
、Ｌ・・・・・・クラブ長さ、ρ・・・・・・比重。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 打撃距離の長短に応じて異なるクラブ長さ、ロフト角度
   、ヘッド重量をもつアイアンゴルフクラブセットにおい
   て、各クラブをクラブ長さの順に少なくとも３分し、ク
   ラブ長さの長い群から短い群になるに従い、各群のアイ
   アンヘッドを漸次比重の大きい材質により形成し、各ア
   イアンヘッドをほぼ同一の容積とし、しかも各クラブ同
   一のスイングウェイトをもたせてなるアイアンゴルフク
   ラブセット。