JPS5939923Y2 - コンパクト容器 - Google Patents

コンパクト容器

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JPS5939923Y2
JPS5939923Y2 JP12563779U JP12563779U JPS5939923Y2 JP S5939923 Y2 JPS5939923 Y2 JP S5939923Y2 JP 12563779 U JP12563779 U JP 12563779U JP 12563779 U JP12563779 U JP 12563779U JP S5939923 Y2 JPS5939923 Y2 JP S5939923Y2
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JP
Japan
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container
container body
hollowed
lid body
compact
Prior art date
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Expired
Application number
JP12563779U
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English (en)
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JPS5644606U (ja
Inventor
俊明 木内
Original Assignee
株式会社吉野工業所
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、外表面全域を金属薄板により被覆した合成樹
脂製のコンパクト容器に関するもので、コンパクト容器
としての機械的強度を劣化させることなく、使用される
合成樹脂材料の量を大幅に減少させることを目的とした
ものである。
第1図に示す如く、所望板形状に成形された合成樹脂製
の容器体1“と蓋体1とを、容器体1′″VC一体設さ
れた蝶番片3と蓋体γに一体設された蝶番片4とで蝶番
軸5により蝶番結合して書籍状に開閉可能とし、この容
器体rと蓋体τとの外表面に、この外表面全域を覆う金
属薄板製の装飾板16a。
16bを組付は固定したコンパクト容器が知られている
上記したコンパクト容器における装飾板16a。
16bは、単なる装飾だけのものであるため、その厚さ
は極めて薄く、はとんど膜状となっていた。
それゆえ、コンパクト容器としての機械的な強度は、も
っばら合成樹脂製の容器体1“および蓋体γ自体の機械
的強度にたよる他なかった。
所が、容器体γおよび蓋体2′には、化粧料収納ドラム
の嵌入組付は用の凹部8および鏡組付は用の凹部9を形
威しなければならないので、これら凹部8および9の成
形にもかかわらず充分な機械的強度を得るために、容器
体1“および蓋体τの肉厚は充分に大きな値としなけれ
ばならず、このため1個のコンパクト容器を成形するの
に消費される合成樹脂材料の量は大きな値となっていた
また当然のこととして、容器体rと蓋体2との閉塞姿勢
を保持すべく、容器体1“側および蓋体Z′側から突設
された係止体6,7は、容器体γおよび蓋体1から一体
設された合成樹脂製であるので、その係止保持能力は、
開閉操作の繰返しにより比較的短期間で劣化すると共に
、他の物品との引掛かりにより簡単に折れてし筐うとい
う局部的な機械強度の弱さをもつ欠点があった。
本考案は、上記した従来例における欠点を解消すべく考
案されたもので、合成樹脂製の容器体および蓋体な骨組
体構造に成形し、この骨組構造体に、成る程度の剛性を
発揮できる程度の肉厚に成形された金属薄板製の装飾用
外殻体を組付け、少なくとも一方の係止片をこの外殻体
から一体に突設して構成したものである。
以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。
本考案によるコンパクト容器は、骨組構造体として作用
する合成樹脂製の容器本体1と蓋本体2との組合せ物と
、この容器本体1卦よび蓋本体2の外表面を被覆する形
態で組付は固定される金属薄板製の外殻体14a、14
bとから構成されている。
図示実施例の場合、容器本体1および蓋本体2は、第1
図に示した従来例の容器体1”および蓋体2”と同一板
形状となった容器素体である容器基体1′および蓋基体
2′から、少なくとも蝶番片3および4を含む周端縁部
分を残して切除した構造のくり抜き容体に成形されてい
る。
すなわち、第2図および第4図に示した実施例の場合、
容器本体1に関しては、凹部8の底壁全体を9余した構
造のくり抜き容体となっており、同様に、蓋本体2に関
しては、凹部9の底壁全体を切除した構造のくり抜き容
体となっている。
この容器本体1と蓋本体2との組付けは、従来と同様に
、蝶番片3ど4とを蝶番軸5により結合して達成される
容器本体1および蓋本体2に組付は固定される金属薄板
製の外殻体14a、14bは、金属感により商品として
のコンパクト容器を装飾すると共に、それ自体容器本体
1および蓋本体2に組合わさって容器としてのコンパク
トを完成させるもので、容器本体1および蓋本体2の機
械強度の不足を補うことのできる程度の機械強度を発揮
できる肉厚に成形されている。
例えば、第2図および第4図に示した実施例の如く、凹
部8および9の底壁全体を切除してくり抜き容体構造に
形成された容器本体1および蓋本体2に組付は固定され
るような場合には、この空間部分に対向する外殻体14
a 、 14bの中央部分がみだりにへこんだりしない
程度の剛性を得ることができる程度の肉厚が必要となる
ので、第2図および第4図に示した実施例における外殻
体14a、14bの肉厚は比較的大きな値となる。
しかしながら、第3図および第5図に示した実施例の如
く、容器本体1および蓋本体2に補強枠片12および1
3を一体に成形した場合には、外殻体14a、14bに
要求される剛性程度は、第2図および第4図に示した実
施例の場合に比べてはるかに小さくなるので、その分だ
け外殻体14a。
14bの肉厚を薄いものとすることができる。
lた、この補強砕片12.13を設けるのとは別に、容
器本体1および蓋本体2に組付けられる化粧料収納ドラ
ムおよび鏡を、それらが直接容器本体1および蓋本体2
に強固に組付けられると共に、それぞれの底面が外殻体
14a、14bに当接する構成とした場合には、この化
粧料収納ドラムおよび鏡自体が外殻体14aおよび14
bの中央部のみだりなへこみを阻止すべく作用するので
、この場合も、外殻体14a、14bの肉厚を薄くする
ことができる。
ただし、上記した実施例の場合、コンパクト容器の他の
物品との衝突による衝撃から化粧料および鏡を充分に保
護できるように、化粧料収納ドラムおよび鏡の底面と外
殻体14a、14bとの間には適当なりッション層を介
在させるのが良い。
所で、少なくとも一方の外殻体14aまたは14bから
は、コンパクト容器の閉塞姿勢を係止保持する係止片1
5が一体に突設されている。
第2図図示実施例の場合、との係止片15は外殻体14
bから突設されていて、蓋本体2を突き抜けて、容器本
体1に形成された係止片6ど保合するようになっている
第3図図示実施例の場合、周外殻体14a。
14bのそれぞれに係止片15を成形し、との係市片1
5を容器本体1および蓋本体1を突き抜けて突出させて
係合するようにしている。
との係止片15は金属製である外殻体14aまたは14
bに一体設されたものであるので、充分な剛性をもって
弾性変形でき、それゆえコンパクト容器の開閉操作の繰
返しによってその係止保持能力が劣化するという恐れは
ない。
ただし、第2図図示実施例の如く、この係止片15に対
向するものが合成樹脂製の係止片6である場合には、係
止片15に比べて係止片6の係止保持能力の劣化が早く
、この係止部分の構造によっては、この係止片15によ
る係止保持能力が劣化する恐れがあるのに対し、第3図
図示実施例の場合、周外殻体14a、14bのそれぞれ
から係止片15を一体設しているので係止保持能力が劣
化するという不都合はほとんどなくなる。
なお、第2図および第3図に示す如く、容器本体1また
は蓋本体2に組付けられる化粧料収納ドラムおよび鏡の
底面と外殻体14aまたは14bとの間に成る程度の間
隔が形成されるような構造の場合には、この化粧料収納
ドラム釦よび鏡の組付きが安定したものとなるように組
付き段部10および11を形成するのが良い。
本考案は、上記の如き構成となっているので、消費され
る合成樹脂材料の量を大幅に少なくしたにもかかわらず
充分な機械強度をもつコンパクト容器を得ることができ
る。
このことは、充分な機械強度を保った11で薄型のコン
パクト容器を製作することが簡単であることを意味して
おり、携帯用品であるコンパクト容器にとっては極めて
好都合である。
また、少なくとも一方の係止片15は外殻体14aまた
は14bから一体設されたものであるので、長期間充分
な係止保持力を発揮し続けることができ、コンパクト容
器としての動作が安定したものとなる。
さらに、容器体と蓋体とを蝶番結合する蝶番片3.4は
、合成樹脂製の容器本体1および蓋本体2に一体設され
たものであるので、容器体と蓋体との間の蝶番回動動作
および使用時における容器体に対する蓋体の開放傾斜姿
勢の保持が極めて良好で、従来のコンパクト容器と同程
度の使用のし易さを得ることができる。
またさらに、外殻体14a、14bは、成る程度の厚さ
、すなわち所望する剛性を発揮できる程度の厚さを有す
るものであるから、従来のこの種のコンパクト容器では
実施し得なかった装飾、例えば外殻体14a、14b自
体に大きな凹凸模様を形成するというような装飾が可能
となり、特に上記した凹凸模様は、外殻体14a、14
b自体の剛性を高めるように作用させることもできると
いう2重の作用効果を得ることができる。
以上の説明から明らかな如く、本考案は、コンパクト容
器る成形するに要する合成樹脂材料を充分に減少させる
ことができるので、極めて経済的であり、また係止片1
5を外殻体14a、14bに一体設したので、充分に強
いものとすることができると共に長期間一定した係止保
持能力を発揮することができ、そして機械的に充分な強
度を保持した11充分に薄型に成形することができ、さ
らに変化に富んだ装飾を施すことができると共にコンパ
クト容器としての使用のし易さも優れたものである等多
くの有益な作用効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す縦断面図である。 第2図は本考案の一実施例を示す縦断面図である。 第3図は他の実施例を示す縦断面図である。 第4図は第2図図示実施例の平面図、第5図は第3図図
示実施例の平面図である。 符号の説明、1・・・容器本体、1′・・・容器基体、
γ・・・容器体、2・・・蓋本体、2′・・・蓋基体、
1・・・蓋体、3.4・・・蝶番片、5・・・蝶番軸、
6,7・・・係止片、8.9・・・凹部、10,11・
・・組付は段部、12゜13・・・補強枠片、14a、
14b・・・外殻体、15・・・係止片、16a、16
b・・・装飾板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所望板形状の容器基体または蓋基体等の容器素体から、
    少なくとも蝶番片を含む周端縁部分を残して他部分を切
    除した形状に成形された合成樹脂製のくり抜き容体を、
    他方の容器素体もしくはくり抜き容体に前記蝶番片を利
    用して蝶番結合し、前記容器素体の外周面全域を被覆で
    きる形状に成形された所望肉厚の金属薄板製の外殻体を
    前記くり抜き容体に所望姿勢で組付は固定し、該外殻体
    の少なくとも一方から、前記蝶番結合された容器素体も
    しくはくり抜き容体の閉鎖姿勢を保持する係止片を突設
    して成るコンパクト容器。
JP12563779U 1979-09-11 1979-09-11 コンパクト容器 Expired JPS5939923Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12563779U JPS5939923Y2 (ja) 1979-09-11 1979-09-11 コンパクト容器

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JP12563779U JPS5939923Y2 (ja) 1979-09-11 1979-09-11 コンパクト容器

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Publication Number Publication Date
JPS5644606U JPS5644606U (ja) 1981-04-22
JPS5939923Y2 true JPS5939923Y2 (ja) 1984-11-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59111608U (ja) * 1983-01-17 1984-07-27 株式会社吉野工業所 コンパクト用容器
JPH0122567Y2 (ja) * 1984-09-06 1989-07-06

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JPS5644606U (ja) 1981-04-22

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