JPS5939840A - 新しいノルボルナン誘導体、その製造法およびそれを含む香料組成物 - Google Patents

新しいノルボルナン誘導体、その製造法およびそれを含む香料組成物

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JPS5939840A
JPS5939840A JP57151028A JP15102882A JPS5939840A JP S5939840 A JPS5939840 A JP S5939840A JP 57151028 A JP57151028 A JP 57151028A JP 15102882 A JP15102882 A JP 15102882A JP S5939840 A JPS5939840 A JP S5939840A
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Yoshiharu Inoue
喜晴 井上
Fumio Tanimoto
文男 谷本
Hisao Kitano
尚男 北野
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Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新しい化合物であるノルボルナン誘導体、その
製法およびそれを含む香料組成物に関する。
本発明者らは、新しい化合物であるノルボルナン誘導体
を合成し、それが木質系の芳香を有しており、香料組成
物に有用であることを見出し本発明を完成させたもので
ある。
すなわち、本発明は下記式(T)であられされるノルボ
ルナン誘導体、その製法およびそれを含む香料組成物に
係るものである。
ここで、C2・・・・・はエチル基、ビニル基型たはエ
チリデン基を示し、mπは、単結金型たは二重結合を示
し、寸だ、R・1は炭素原子数が3〜5個のアルキレン
基を示し、R2およびR1は水素原子捷たけメチル基を
示す。
次に本発明のノルボルナン誘導体の製法を説明すると、
下記式(m)であられされるノルボルニル−2−アルデ
ヒドと、下記式(TI)であられされるシクロアルカノ
ンとをアルドール縮合触媒の存在下にO〜200Cで反
応させたのち、脱水および還元を行なうことにより製造
される。
ここで、C2・・・・・はエチル基、ビニル基またはエ
チリデン基を示し、また、R1は炭素原子数が3〜5個
のアルキレン基を示し、R2およびR3は水素原子また
はメチル基を示す。
なお、前記式(In)のノルボルニル−2−アルデヒド
としては、5または6−エチルノルボルニル−2−アル
テヒド、5または6−ピニルノルボルニルー2−アルデ
ヒドおよび5′−!たは6−エチリデンノルボルニル−
2−アルデヒドなどがある。
また、式(IT)のシクロアルカノンとしては、シクロ
ペンタノン、/クロヘキサノンおよびシクロヘプタノン
などである。
アルドール縮合触媒としては酸性物質重たは塩基性物質
などが用いられる。酸性物質触媒としては、スルファミ
ノ酸、塩酸、臭化水素酸、リン酸まだは硫酸などの無機
酸、7ノ化ホウ素などのルイス酸、べ/ゼンスルホン酸
、トリフルオロメタンスルホン酸、トルエンスルホン酸
、ナフタリンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、トリクロ
ル酢酸などの有機酸がある。また塩基性物質触媒として
は、金属水酸化物、たとえば、水酸化リチウム、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウノ・、水酸1ヒバリウム、水
酸化カル/ラムなどがあり、また金属アルコキシド、だ
とえば、リチウムメチラート、ナトリウムメチラート、
ナトリウムエチラート、カリウムメチラート、アルミニ
ウムイソプロポキシド、カリウム−1−ブトキシドなど
が有効であり、さらに弱アルカリ、たとえば炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、酢酸カリウム、フッ化カリウムな
どもよく用いられる。さらに、その他の塩基性触媒とし
ては、水素化ナトリウム、水素化リチウム、水素化カリ
ウム、リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムア
ミド、第三級アミン、第四級アンモニウム塩基、活性メ
チレンアルカリ化合物、アルカリ金属酸化物、アルカリ
土類金属酸(ヒ物および環状アミンなどがある。これら
の中で、工業的に重要なものは、水酸化アルカリ、炭酸
アルカリ、アルカリアルコギンド、アルカリアミド、第
三級アミン、環状アミンおよび有機弱酸アルカリ塩など
である。
アルドール縮合の反応温度は0〜200r、好1しくは
50〜150rである。反応圧力は常圧、加圧あるいは
減圧のいずれであっても良く、所定の温度が保持できれ
ば良い。
反応に際しては、特に溶媒を用いなくても良いが、原料
および触媒を充分に接触せしめ、かつ反応温度を均一に
保持するだめに溶媒を用いることができる。溶媒として
は、過剰に用いるカルボニ゛  ル化合物自身、アルコ
ール類、水、飽和炭化水素類、エーテル類および・・ロ
ゲン化炭化水素類の単一あるいは二種以上の混合物が用
いられる。
本発明においては、ノルボルニル−2−アルデヒドとノ
クロアルカノンとをアルドール縮合せしめた後に脱水を
行なうが、通常は反応条件を適当に選択すればアルドー
ル縮合が達成された後に脱水反応も連続して起させるこ
とができるので、このような場合には特に脱水操作は不
要である。しかし、たとえば、縮合反応温度を比較的低
温に選定した場合のように、反応条件によっては、縮合
反応に続いて、加熱するか、あるいは脱水剤を加えて加
熱することにより極めて容易に脱水を行なうことができ
る。
以上のような方法に従って、前記式(+10であられさ
れるノルボルニル−2−アルデヒドと前記式(■1)で
あられされる/クロアルカノンとをアルドール縮合し、
脱水させ、下肥の例示反応式中の式(rV)であられさ
れるケトンを得て、次いで同反応式中に示す経路のよう
に還元することにより、本発明のノルボルナン誘導体で
ある式(I′)まだは式(I“)であられされる化合物
に誘導することができる。
(III) (I”)                (I’)前
記の反応式において、工程Aの還元ではカルボニル基の
みを選択的に水酸基に還元することが肝要である。
それ故1通常は還元剤として金属水素化物、アルミニウ
ムアルコキンドとアルコール、捷たけアルカリ金属もし
くはアルカリ土類金属のアルコキッドとアルコールを用
いるのが便利である。また穏和な条件下で適当な触媒の
存在下に接触水素還元を行なっても良く、さらに電解還
元も利用し得る。
金属水素化物としては、水素化ホウ素すトリウム、水素
化ホウ素リチウム、水素化リチウムアルミニウム、水素
化アルミニウムナトリウム、水素化アルミニウム錯塩、
水素化リチウム、水素化ナトリウム捷たは水素化力ルン
ウムあるいはビス(メトキシエチル)アルミニウムナト
リウムハイドライドなどが好適である。アルコールとア
ルミニウムアルコへ/ドの組合せとしてはイソプロピル
アルコールとアルミニウムイソプロボキ/ドなどが用い
られる。
これらの還元剤を用いる還元反応の溶媒としてハ、メチ
ルアルコール、エチルアルコール、イソプoピルアルコ
ールなどのアルコール類のホカ、ジオキサン、ジエチル
エーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、テト
ラヒドロフランなどのエーテル類、飽和脂肪族炭化水素
類、トルエンなどの芳香族類あるいは脂肪酸アルキルエ
ステルの単独もしくは二種以上の混合物またはこれらと
水の混合物が用いられる。
還元温度は通常0〜150Cである。還元反応の終了後
、未反応分や溶媒を分離し、目的物を含む有機層を集め
て精密蒸留などの精製操作を行ない、目的物たるノルボ
ルニルアルケノールヲ得ル。
また、前記反応式の工程Bにおける還元は、水酸基に変
化を与えないような条件で炭素−炭素二重結合を還元す
るが、通常は穏和な条件下における接触的水素添加で十
分である。この接触的水素添加の触媒は、ラネーニッケ
ル、ルテニウム、ロジウムもしくは白金などの周期律表
第8族金属系触媒を用いることが好捷しく、これらの触
媒は活性炭、硫酸バリウム、アルミナ、炭酸カル7ウム
などを担持体として用いて使用することが一般的に便利
である。この接触的水素添加の反応圧力は常圧から10
 Kq/crI、反応温度は0〜150Cで良い。
さらに、前記反応式の工程Cにおける還元は、炭素−炭
素二重結合の還元とカルボニル基の水酸基への還元とを
同時に行なうものであるが、接触的水素添加によって行
なうことができる。この場合、水酸基の加水分解を起さ
せないように適当な条件を選ぶことが重要であるが、通
常触媒としてニッケル、白金、亜クロム酸銅、ルテニウ
ム、ロ/ウム系触媒などを用い、それらの担持体として
活性炭、アルミナなどを使用することもできる。
反応に際しては、特に溶媒を使用しなくても良いが、も
し使用するとすれば、エタノールなどのアルコール類、
ソクロヘキサンなどの脂・環式飽和炭化水素などが好適
である。捷だ接触的水素添加の反応温度は30〜300
C1反応圧力は2〜300Kf眉が適当である。
本発明のノルボルナン誘導体は1本質的には木質の香り
を基調とするものであるが、花香調の香りから重厚な香
りまでの変化があり、ウツディノートのみではなく、フ
ローラルノート、ツーゼアノート、モスノート、7プレ
ーノート、レザーノート、タバコノート、アニマルノー
ト、/トラスノート、レジナスノート、グリーンノート
、アルデヒドノートなどに好都合に配合でき、各種のす
ぐれた香料組成物を調製することができる。
したがって、本発明のエチルノルボルニルアルコールは
、各種のベース香料として重要なもので、このベース香
料は、香水、化粧品、石鹸、日用品などの賦香剤として
用いられるほかに、フレーバー成分、合成精油成分、防
臭剤成分、消臭剤成分および香料稀釈剤などの用途にも
広く用いることができる。
なお、本発明のノルボルナン誘導体は、側鎖と、該側鎖
が結合しているノルボルナン環上炭素原子に結合してい
る水素原子とに由来するエンド(endo )体もしく
はエキソ(exo)体があるが、いずれも香料に使用す
ることができる。
次に実施例により本発明をさらに詳述する。なお、実施
例1〜4において得られたノルボルナン誘導体を第1表
にまとめて示した。
実施例1 ナトリウムエチラート0.30gをメタノール1゜mt
vc加え、これを氷冷し、攪拌しながらソクロヘギザノ
ン7.8 g (0,080モル)を滴下し、つついて
5−ビニルノルボルニル−2−アルデヒドと6−ピニル
ノルボルニルー2−アルデヒドの混合物6.0g(0,
040モル)を徐々に滴下した。この混合物を室温で1
時間、つづいて約40〜50cで30分間攪拌し、アル
ドール縮合を行なった。この際、脱水反応も引続いて起
こっているので、特に脱水操作をせずに、反応混合物を
減圧蒸留することにより反応生成物であるα、β−不飽
和ケトンを収率45チで得た。この化合物は、II゛お
よびnmrスペクトルにより、α、β−不飽和ケトンの
カルボニル基の存在を示し、アルドール縮合に続いて脱
水反応が起こっていることを示していた。
次にこの不飽和ケトン1.5 g (0,007モル)
をメタノールと水酸化カリウムの混合溶液に溶かし、約
40CVc温めて攪拌しながら、水素化ホウ素す) I
Jウム溶液(Na13H,0,13g+KOII O,
01g十水1.omtmメトノール1.0mA)を加え
、さらに3時間攪拌した。反応終了後、反応混合物から
メタノールを留去し、残留物をエーテルに溶かし、充分
に水洗、乾燥した後、エーテルを留去した。こうして得
られた粗生成物をカラムクロマトグラフ(充填剤ニジリ
カゲル、溶離液:ベンゼン)によって分離精製すること
によって第1表におけるノルボルナン誘導体A13g(
収率80チ)を得だ。この化合物は良好な米質の香りを
有する無色油状物質であった。
分析結果 1r: 〜3400儂−1に0−LI伸縮振動、3090儂−1
と1640crn’にビニル基のC−H伸縮振動とC=
C伸縮振動がそれぞれ見られ、α、β−不飽和ケトンの
カルボニル基の吸収(1670cIrL一つは還元によ
りt自失していた。
nmr(CCI4): 0.80〜3,20δ(多重線、    18II)3
.40δ(幅広い一重線、 III)3.75〜4.1
0δ(三重線、    l I1 )4.65〜5,2
0δ(多重線、    3LT)5.40〜6.10δ
(多重線、    1■])元素分析(C+a I24
0として):C(%)    、、Ii(%) 計算値  82.8    10.3 実測値  82.4’    10.1実施例2 シクロペンタノンを用いたほかは、実施例1と同様にし
て5まだは6−ビニルノルボルニル−2−アルデヒドと
アルドール縮合し、脱水させることにより、α、β−不
飽和ケトンを収率25チで得た。
この化合物は、1「およびnmrスペクトルにより、α
、β−不飽和ケトンのカルボニル基の存在を示シ、アル
ドール縮合に続いて脱水反応が起きていることを示して
いた。
次にとのα、β−不飽和ケトンを実施例1と同様にして
、水素化ホウ系ナトリウム溶液によシ還元した後、粗生
成物をカラムクロマトグラフ(充填剤:/す力ゲル、溶
離液:ベンゼン)により分離、精製して、第1表に示し
たノルボルナン誘導体Bを得た(収率65%)。
分析結果 1「: 特性吸収は化合物へのそれとほぼ同様であった。
nmr(CCI4): 0.65〜3.20δ(多重線、    16 r−■
)3.40δ(幅広い一重線、 111)3.80〜4
.15δ(三重線、    1ll)4.65〜5.1
5δ(多重線、     3トI)5.40〜6.10
δ(多重線、     1 r−r )元素分析(c、
、 r−r22oとして):C(%)■I(チ) 計算値  82,6   10.1 実測値  82.4   9.9 実施例3 シクロヘキサノンの代υにシクロヘプタノンを用いたほ
か1は、実施例1と同様にして、5捷たは6−ピニルノ
ルボルニルー2−アルデヒドトアルドール縮合し、脱水
させることによりα、β−不飽和ケト/を収率48チで
得た。この化合物は、1rおよびnmrスペクトルによ
り、α、β−不飽和ケトンのカルボニル基の存在を示し
、アルドール縮合に続いて脱水反応が行なわれているこ
とを示していた。
次にこのα、β−不飽和ケトンをやはり実施勿11と同
様にして、水素化ホウ素ナトIJウム溶液により還元し
た後、粗生成物をカラムクロマトグラフ(充填剤ニジリ
カゲル、溶離液:ベンゼン)により分離、精製すること
により第1表に示したノルボルナン誘導体Cを得た(収
率75係)。
分析結果 口: 特性吸収は化合物Aとほぼ同様であった。
nmr(CCI4); 0.80〜3.15δ(多重線、    20fI)3
.40δ(幅広い一重線、 11−1 )3.75〜4
.15δ(三重線、    1 r−t )4.65〜
515δ(多重線、    3TI)5゜45〜6.1
0δ(多重線、    l H)元素分析(c、7th
、、、 oとして):(7(%)    TI(%′) 計算値  82.9   10.6 実測値  82,7   10.8 実施例4 実施例1において、ビニルノルボルニルアルデヒド ルー /クロヘキザノンとアルドール ることによりα,βー不飽和ケトンを収率50%で得た
。この化合物は、lrおよびn m rスペクトルによ
りα,βー不飽和ケトンの存在を示し、アルドール縮合
に続いて脱水反応が行なわれていることを示していた。
次にこのα,βー不飽和ケトンを実施例1と同様に水素
化ホウ素ナトリウム溶液により還元した後。
カラムクロマトグラフにより分離、精製することにより
、第1表に示したノルボルナン誘導体りを得た(収率7
5%)。
分析結果 1゛: 〜3400cm ’にO−I−■伸縮振動、3090c
r/l’と16356In”−’にエチリデン基のC 
− )−T伸縮振動とC−C伸縮振動が見られ、α,β
ー不飽和ケトンのC−C伸縮振動( 1670C111
’ )  は還元により消失していた。
旧ηr(CC1.、): 085〜3.10δ(多重線、    201−1)3
45δ(幅広い一重線、 IH ) 3、75〜4.10δ(三重線、    I I−1 
)4、90〜5.40δ(多重線、     2n)元
素分析( C+aトI240として):C(%)   
 r−r(係) 計算値  82.8    10.3 実測値  82.5    10.2 実施例5 実施例1において得られたα,βー不飽和ケドア8、5
 g ( 0.037モル)、エタノール100771
7. 5%ロジウム−アルミナ触媒0.2gを500c
cオートクレーブに入れ密閉した後、約50CK温めな
がら水素圧4 K9/iで6時間反応させ、約2500
ccの水素を吸収させた。反応混合物から、触媒を除去
し、エタノールを留去させた後、残留物をカラムクロマ
トグラフ(充填剤=7リカゲル、溶離液:ベンゼン)に
より分離、精製することによシ、下記のノルボルナン誘
導体Eを得た(収率85チ)。
分析結果 1r: 〜3450c111−1にO − r−1伸縮振動。炭
素−炭素二x結合と、α.βー不飽和ケトンの特性吸収
(C=Cの1640cm’とC=Oの1670Crft
’における伸縮振動)は還元により消失していた。
nmr(CCI,): 0、80〜3.15δ(多重線、    261−I)
345δ(幅広い一重線、 l H )3、75〜4.
15δ(多重線、    lI()元素分析( C1e
 I(28 0として):C(ql))    I((
%) 計算値  8 1,4    1 1.9実測値  8
1.2    12.0 第1表 実施例6 ラベンダー・ベース香料を下記の配合により調製した。
ラベンダー油             50gラバン
ジン油              3gベルガモツト
油            10gボアドローズ油  
          10gゼラニウム油      
        5gロマリン油          
     5gパチュリ油             
 3gクマリン               4gエ
チレンブラシレート3g へリオトロピン             3gノルボ
ルナン誘導体A           4g計ioog このベース香料は石鹸用のラベンダー香料であり、エタ
ノールで稀釈したものは臭気除去剤に加えられラベンダ
ーの芳香を放散させる効果が大きい。
実施例7 7o−ラル・ブーケ・ベース香料を下記の配合により調
製した。
ベルガモツト油            17gリナロ
ール             l1gβ−フェニルエ
チルアルコール        10gベチベニルアセ
テート          8gべ/ジルアセテート 
          8gメチルヨノン       
      5gローズ油             
   5gクマリン               5
g10チイツプチルキノリン・エタノール液4gジャス
モン               2gオークモス油
              3gノ、ユクアンブレッ
ド           3gインアミルサリンレート
         3gパチュリ油         
      2gへディオン            
   2gラブダナム油              
2gノルボルナン誘導体B           10
g計100g このベース香料はフレノノユなシプレー調であり、ヘヤ
ー・スプレー、ハンドクリームの賦香に用いることがで
きる。
実施例8 オリエンタル・ジャスミン・ベース香料を下記の配合に
より調製した。
ジャスモ、ン               10gテ
トラヒドロリナロール        10gジャスミ
ン油              15gα−へキンル
シンナミノクアルデヒド         5gリナロ
ール                20gスチラソ
°クス油            1.5gジャム安息
香             Logムスクキソロール
           5gムスクアンブレット   
        5gノルボルナン誘導体c     
        5g計100g このベース香料は木片に浸み適寸せて匂い袋用原料にし
たり、薫香用原料に配合してオリエ/りル・ジャノミン
の香りを立たせるものである。
実施例9 フレソ/ユ・グリーン・ベース香料を下肥の配合により
調製した。
イノボルニルアセテート        20gα−へ
キフルゾンナミノクアルデヒド        14g
リナロール               lOgα−
テルピネオール              6gα−
ヨノ76g スチラリノげセテート          3gリナリ
ルアンスラアニレート2g 10%青葉アルコールーエタノール液       2
0gシトラール                2g
ジャスモン              5gβ−フェ
ニルエチルアルコール           7gノル
ボルナン誘導体c           5g計100
g このベース香料は単独で用いられるものではなく、フロ
ーラル香水、ウツディ香水、シプレー香水、アルデヒデ
ィソク香水にフレッシュな若葉の香りを付けるために用
いられる。
実施例10 スパイス・ベース香料を下記の配合によシ調製した。
ブチグレン油             20gアネト
ール               15gクラーリ・
セインン油          10gユーカリブトー
ル            10gリナリルアンスラア
ニレー1−         10gβ−フェニルエチ
ルアセテート        logエストラゴン油 
           10gアニスアルデヒド   
        5gノルボルナン誘導体D     
     Log計100g このベース香料はスパイス調の男性化粧品の賦香剤に用
いられるほか、スパイス・フレーバーの調合原料として
有用である。
特許 出願人  日本石油化学株式会社代理人 弁理士
  前 島  肇

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式(1)であられされるノルボルナン誘導こ
    こで、C2・・・・・はエチル基、ビニル基捷たはエチ
    リデン基を示し、 mπは、単結合または二重結合を示し、また、川は炭素
    原子数が3〜5個のアルキレン基を示し、R2およびR
    3は水素原子またけメチル基を示す。
  2. (2)  下記式(lT■)であられされるノルボルニ
    ル−2−アルデヒドと下記式(n)であられされるンク
    ロアルカノンとをアルドール縮合触媒の存在下に、0〜
    200Cで反応させたのち、脱水および還元を行なうこ
    とを特徴とする下記式(1)であられされるノルボルナ
    ン誘導体の製造法、 に3 ここで、C2・・・・・はエチル基、ビニル基捷たはエ
    チリデン基を示し、 π石は、単結合または二重結合を示し、また、R1は炭
    素原子数が3〜5個のアルキレフ基を示し、馬およびR
    3は水素原子またけメチル基を示す。
  3. (3)  下記式(1)であられされるノルボルナン誘
    導体を含む香料組成物、 0■ C3 ここでi C2・・・・・はエチル基、ビニル基寸たは
    エチリデン基を示し、 mπは、単結金型だは二重結合を示し、寸だ、R1は炭
    素原子数が3〜5個のアルキレン基を示し、R2および
    R3は水素原子捷だけメチル基を示す。
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