JPS5939425B2 - N,s−ジアシルホモシステイン誘導体の製法 - Google Patents

N,s−ジアシルホモシステイン誘導体の製法

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JPS5939425B2
JPS5939425B2 JP50037366A JP3736675A JPS5939425B2 JP S5939425 B2 JPS5939425 B2 JP S5939425B2 JP 50037366 A JP50037366 A JP 50037366A JP 3736675 A JP3736675 A JP 3736675A JP S5939425 B2 JPS5939425 B2 JP S5939425B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07D333/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
    • C07D333/04Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings not substituted on the ring sulphur atom
    • C07D333/26Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings not substituted on the ring sulphur atom with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
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Description

【発明の詳細な説明】 3−アミノー2−ジヒドロチオフェノン即ちホモシステ
インチオラクトン(以後ADTと称する)は、1935
年デユ・ビニヨー(DuVigneaud)により発表
された化合物で、メチオニンまたは他のアルキルホモシ
ステインをアンモニアまたは沃化水素酸中でナトリウム
還元して脱アルキル化させ、次に環化させて製造され得
る。
この化合物はまだ十分に研究されておらず、且つ水溶性
で単離が難しいため比較的高価である。これらの化合物
をN−アシル化した或る種の誘導体は公知であるが、5
−アシルホモシステインは知られていない。本発明の新
規な反応によれば、或る時は極めて経済的に医薬、化粧
品、写真等の分野で使用し得る多数の誘導体が製造でき
、更に公知の誘導体をより経済的に製造し得る。本発明
は、新規な産業生成物としての、遊離状態または有機も
しくは無機の酸もしくは塩基の塩の状態のADT誘導体
に係る。
前記ADT誘導体は式一 S−CH2−CH2−CH(
NHR)−Co−〔式中、Rは水素またはアシル基であ
る〕で示される基を有する。
化合物の構造は、式(A)〔式中、Rは4個以上の炭素
原子を有するアシル基であつて、ベンゾイル基またはニ
コチノイル基であれば置換され、シンナモイル基であれ
ば未置換である〕で示される環状構造であるか、または
式(B)W−S−CH2−CH2−CH(NHR)−C
O−X−R″〔式中、Xは硫黄または酸素、Rとビとは
異なるものであつても同じものであつてもよく、水素ま
たはアシル基、ビは水素または置換もしくは未置換のア
ルキル基であり、Xが酸素、Rがベンゾイル基または低
級アシル基(C1−C4)、kが水素である場合R″は
少なくとも2個の炭素原子を有する〕で示される開放構
造である。
本発明の1つの実施態様によれば、化合物は環状構造(
A)を有し、Rは下記の基のいずれかである。
2−p−クロロフエノキシイソブチリル、ピバロイル、
m−フルオロベンゾイル、3・4・5−トリメトキシベ
ンゾイル、スクシニル、p−クロロフエノキシアセチル
、サリチロイル、アセチルサリチロイル、2−テノイル
、2−クロモンカルボニル。
本発明の別の実施態様によれば、化合物は、Xが酸素、
R″及びR″が水素、Rが前記の基及びニコチノイル基
及びプロピオニル基のいずれかである開放構造(B)を
有する。
別の実施態様によれば、生成物は開放構造(B)を有し
、−XR″ は−0Hであり、同一の基であつても異な
る基であつてもよいRおよびkは下記の基のいずれかで
ある。
アセチル、プロピオニル、ピバロイル、スクシニル、ベ
ンゾイル、m−フルオロベンゾイル、3・4・5−トリ
メトキシベンゾイル、サリチロイル、アセチルサリチロ
イル、2−テノイル、p−クロロフエノキシアセチル、
2−p−クロロフエノキシイソブチリル、ニコチノイル
、2−クロモンカルボニル。別の実施態様は、R″がメ
チル基、エチル基、プロピル基またはブチル基になつて
いる前項の生成物の同族体に係る。
N−アシルADTは無水媒質中でADTをアシル化して
製造されるものであり、本発明のN−アシルADTも同
様にして製造され得る。
例えばヨシトミ日本特許出願公告(出願)16712/
62では、重炭酸塩溶液中で無水酢酸によりADTをア
セチル化している。本発明はまた、水性溶媒好ましくは
水中に溶解しているADTをN−アシル化するための新
規な方法に係る。
重炭酸塩のような弱塩基、又は水酸化ナトリウムのよう
な強塩基を添加する。この添加量はチオラクトンの加水
分解が起こらない量に設定される。前記溶液に、試薬の
特効温度(−1『C〜室温が最適であることが多い)で
、酸無水物または酸ハロゲン化物を添加し、使用試薬か
ら無水酢酸を除去する。
更に本発明は、好ましくは水中で行なわれ、2段階即ち
チオラクトンの加水分解とその後のアシル化とから成る
N−アシル化ADTまたは非アシル化ADT(7)S−
アシル化方法に係る。
PHと温度とを高くすると加水分解が促進される。次に
前記PHと温度とを低下させ、酸ハロゲン化物または酸
無水物を添加する。好ましくは過剰量の水酸化ナトリウ
ムを使用し、次に−10℃〜室温との間でアシル化させ
る。アシル化反応終了後に酸性化しSアシルホモシステ
インを単離する。この方法によれば、硫黄及び窒素原子
が同じまたは異なるアシル基でアシル化された化合物が
製造される。本発明は更に、アルコールまたはメルカプ
タン試薬のような溶媒に無水塩化水素酸を飽和させ、そ
の中にホモシステインを溶解し、混合物を、多くの場合
、室温で放置することから成るS−アシル化ホモシステ
インのエステルまたはチオールエステルの合成方法に係
る。溶媒を蒸発させてエステルを単離し、残留物に重炭
酸溶液を添加して残留ホモシステインを除去する。本発
明はまた、ホモシステインのエステル及びチオールエス
テルをN一及びS−アシル化する方法に係る。
極めて弱アルカリ性の無水媒質または低温で適当なPH
に調整された極めて弱アルカリ性の水性媒質中で基質に
酸無水物または酸ハロゲン化物を添加する。本発明はま
た、あらかじめ生成されたエステルをS−アシル化し、
次に通常低温でアルカリ性試薬の作用で加水分解するこ
とから成るS−アシルホモシステインの合成に係る。
本発明はまた、N−アシル化または非アシル化のS−ア
ルキルホモシステイン好ましくはメチオニンまたはアセ
チルメチオニンから直接にN−アシルADT並びにN及
び/又はSアシル化または非アシル化のホモシステイン
を製造する方法に係る。
まず、公知の方法を用いて基質を脱アルキル化し、?媒
を蒸発させ、次に中間生成物を単離しないで、前記の方
法で継続的に窒素と硫黄原子とをアシル化させる。沃化
水素酸中で脱アルキル化すると、蒸発残留物は水に溶解
する。弱いPHでN−アシル化を実施し次にPHを上げ
てS−アシル化を実施する。アンモニア中のナトリウム
により脱アルキル化が実施される場合、アンモニアを蒸
発させ、残留物を水に溶解させる。N及びS−アシル化
を同時に生起する場合、直接にアシル化させる。N及び
S−アシル化を別々に生起する場合、酸性媒質中に戻し
てADTに再び環化させ、弱アルカリ性PHに戻してN
−アシル化し、少しPHを高めてS−アシル化しなけれ
ばならない。これらの方法によればADTの単離という
困難な工程が省略されるので極めて経済的である。単離
されるのは最終生成物のみであり、しかもこれはしばし
ば不溶性であるから直接に沈澱する。本発明はまた、中
間生成物たるN−アシルADADTを単離せずにADT
をN−アシル化し、次ItcS−アシル化することから
成るN−S−ジアシルホモシステインの製造方法に係る
。本発明はまた、本発明の新規な誘導体を一種以上含有
するヒトまたは動物治療用薬剤に係る。
前記の如き誘導体のあるものは比較的低毒性であり、肝
臓保護、廠痕形成、粘液溶解、脂肪減退、コレステロー
ル減少、血管保護、精神安定、血小板凝集防止等の種々
の作用を有する。基本(SuppOrt)たるホモシス
テイン自体無毒性で優れた治療特性を有しており、更に
この特質は、同じく本来治療特性を有している本発明の
生成物の酸、アルコール及びメルカプタンの残渣により
相乗またぱ修正されて完全なものとなる。この場合本発
明の生成物の前記残渣は安定性、溶解性、時間遅延効果
、壁通過等の問題を解決する誘導因子として機能し得る
。本発明はまた、1種以上の本発明の誘導体を純粋な状
態、または混合物の状態で含有し、軟膏、溶液、乳剤、
エアゾール、錠剤、カシエ剤、トローチ剤、糖衣錠、ク
ロニユール、シロップ、カプセル剤、点滴薬、そのまま
使用し得るかまたは用時調製される飲み薬または注射液
、コーン、坐薬、浣腸剤等の形状で局部、経口、非経口
、直腸投与用に耳鼻咽喉科、眼科等で使用される薬剤に
係る。
最後に本発明は、本発明の新規な生成物の化粧品への適
用、特に皮膚、毛髪を保護する製品への適用に係る。以
下、非限定的実施例を参照し乍ら本発明を詳細に説明す
る。
尚、実施例中、融点はコフラーバンク (KOflerbank)を用いて測定した。
参考例 1N−アセチルADT ADT−HCll.5357を1N水酸化ナトリウム1
0m1に溶解させた後、無水酢酸1.1m1を加える。
温度を22〜29℃に上げる。10分後、無水酢酸4m
1を加え蒸発乾固させる。
これをアセトンにとり、塩をろ過して、ろ液を蒸発させ
る。エーテルを加え、生成物を晶出させる。酢酸エチル
を用いて再結晶後得られた生成物(白色結晶)の融点は
、112℃である。参考例 2 N−プロピオニルADT 参考例1の方法を、水酸化ナトリウムを過剰量の重炭酸
ナトリウムに、無水酢酸を無水プロピオン酸に代えて2
0℃で実施する。
トリクロロエチレンを用いて再結晶後得られた生成物(
白色結晶)の融点は、95〜6℃である。参考例 3 N−2−(4−クロロフエノキシ)イソブチリルADT
ADT−HCl3.O77をジメチルホルムアミド20
m1に溶解させる。
溶解するまで加熱し、次に50℃まで冷却しトリエチル
アミン5.8m1を加えて塩化水和物を沈澱させ、次に
塩化クロフイブリル4.70クを加える。温度は70℃
になる。100℃で2分間加熱し、冷却しろ過してろ液
に水80m1を加える。
油が急速に沈澱し晶出する。イソプロパノールを用いて
再結晶後得られた生成物(白色結晶)の融点は、103
〜4℃である。参考例 4N−ピバロイルADT 参考例2の方法を、無水プロピオン酸を塩化ビバロイル
に代えて、O〜5℃で実施する。
水を用いて再結晶後得られた生成物(白色結晶)の融点
は、133℃である。実施例 1 N−S−ジアセチルホモシステイン(生成物1)14%
水酸化ナトリウム40m1VcN−アセチルADTll
,27を溶解させ、10℃で無水酢酸7.15クを静か
に加える。
数分後、10%HClで酸性化し塩で飽和させ、余剰の
塩をろ過する。塩化メチレンで抽出し蒸発乾固させエー
テルにとる。油が沈澱し、晶出する。酢酸エチル又はジ
クロロエタンを用いて再結晶後得られた生成物(白色結
晶)の融点は、100℃である。実施例 2 N−S−ジアセチルホモシステイン 実施例1の方法を、モル量を水酸化ナトリウムの3倍、
無水酢酸の2倍にしたADT−HClを使用して10℃
で実施する。
実施例1と同じ生成物が得られる。実施例 3 N−S−ジアセチルホモシステイン 実施例1の方法を、無水酢酸を塩化アセチルに代え、0
℃で実施する。
実施例1及び2と同じ生成物が得られる。実施例 4 N−S−ジアセチルホモシステイン 実施例2を、無水酢酸を塩化アセチルに代え、0℃で実
施する。
実施例1、2及び3と同じ生成物が得られる。実施例
5 N−S−ジペンゾイルホモシステイン ADT−HCll.54クを2N水酸化ナトリウム20
m1に溶解させ、10℃で塩化ベンゾイル2.97を攪
拌しながら静かに加える。
混合物が清澄化してからPH2になるまで10%HCl
を加える。生成物を沈澱させ、凍結により晶出させる。
イソプロパノールを用いて再結晶後得られた生成物(白
色結晶)の融点は、172〜3℃である。実施例 6N
−アセチル−S−ベンゾイルホモシステインN−アセチ
ルADTl.597゛を2N水酸化ナトリウム15m1
に溶解させる。
10℃で塩化ベンゾイル1,457を静かに加える。
20℃に戻し混合物が清澄化後、10%HClを加えて
PH2に調整する。
生成物は急速に沈澱し晶出する。水一エタノール(50
/50)を用いて再結晶後得られた生成物(白色結晶)
の融点は、153℃である。実施例 7メチル N−ア
セチル−S−ベンゾイルホモシステイネートN−アセチ
ルホモシステインのメチルエステル32.8クを乾燥ベ
ンゼン30m1とトリエチルアミン2.067との中に
導入する。
10℃で塩化ベンゾイル3.10クを導入し2日間放置
し、沈澱した塩をろ過する。
ろ液を希塩酸、重炭酸塩、次に水で洗浄する。有機相を
乾燥させ、蒸発乾固させ、重炭酸ナトリウム溶液を加え
る。生成物が晶出する。キシレンを用いて再結晶後得ら
れた生成物(白色結晶)の融点は、89℃である。実施
例 8 メチル N−アセチル−S−ベンゾイルホモシステイネ
ート実施例7の試薬を1N水酸化ナトリウム中で処理す
る。
生成物が沈澱する。沈澱物を直ちにろ過し水洗するが、
エステル官能基が加水分解するので収率は小さい。前記
の如く再結晶して得られた生成物は、融点89℃で実施
例7の生成物と同一である。実施例 9 メチル N−アセチル−S−ベンゾイルホモシステイネ
ート実施例8の水酸化ナトリウムを過剰量の重炭酸塩に
代え20℃に戻して反応を完了させると、加水分解が阻
止される。
従つて、極めて高い収率で実施例8と同じ生成物が得ら
れる。実施例 10 N−アセチル−S−2−(4−クロロフエノキシ)イソ
ブチリルホモシスティン室温で、対応するメチルエステ
ルを1N水酸化ナトリウム中で1時間攪拌し、次に10
%HClでPH2VC調整する。
生成物が急速に沈澱し晶出する。水一エタノール(50
/50)を用いて再結晶後得られた生成物(白色結晶)
の融点は、128〜9℃である。実施例 11 メチル N−アセチル−S−ベンゾイルホモシステイネ
ートN−アセチル−S−ベンゾイルホモシステイン1.
41クを無水塩化水素飽和のメチルアルコール15m1
に溶解させる。
12時間放置し、蒸発乾固させる。
残渣を10%重炭酸ナトリウム溶液10m1にとる。凍
結させると生成物が晶出する。乾燥後、キシレンを用い
て再結晶後得られた生成物(白色結晶)の融点は、89
℃である。参考例 5 メチル N−アセチル−S−(N−アセチルS−ベンゾ
イルホモシステイニル)ホモシステイネート室温で、等
モル量のN−アセチル−S−ベンゾイルホモシステイン
とメチル N−アセチルホモシステイネートとを乾燥塩
化水素酸飽和のジオキサン溶液に溶解させる。
1日放置し実施例11と同様に処理する。
重炭酸ナトリウム溶液を添加すると、生成物が晶出する
。キシレンを用いて再結晶後得られた生成物(白色結晶
)の融点は、80℃である。実施例 12 N−アセチル−S−ベンゾイルホモシステインADT−
HCll.697を10%重炭酸塩22m1に溶解させ
、20℃で無水酢酸1,3m1を加える。
10分間反応させ、15℃まで冷却し、攪拌しながら塩
化ベンゾイル1.41?を加える。
溶液が清澄化後、10%HClでPH2で調整する。生
成物が沈澱し晶出する。水−エタノール(50/50)
を用いて再結晶後得られた生成物(白色結晶)の融点は
、153℃である。参考例 6 N−2−テノイルADT 公知の方法で、メチオニン157を40%沃化水素酸1
00m1中で脱メチル化する。
混合物を真空下で蒸発乾固し、−30℃で残留物を10
%重炭酸ナトリウム100m1にとる。次いでPH7〜
8及び約15℃で、塩化テノイル14.657を静かに
加える。生成物は30分後に固化するので、これをろ過
、水洗、乾燥させる。水−エタノール(20/80)を
用いて再結晶後得られた生成物(白色結晶)の融点は、
139℃である。参考例 7 N−アセチルADT メチオニン7.57をアンモニア中でのナトリウム還元
によりホモシステインに脱メチル化し、アンモニアを蒸
発させる。
残渣にアルコール5m1を添加し、10%HClでPH
2に調整する。80℃で30分間加熱してADT型に環
化させ、過剰量の重炭酸ナトリウムで中和し、20℃で
無水酢酸6m1を添加し、参考例1と同様にしてN−ア
セチルADTを単離する。
実施例 13 N−S−ジアセチルホモシスイン メチオニン7.57をアンモニア中でのナトリウム還元
により脱メチル化し、アンモニアを蒸発させる。
アルコール5m1を残渣に添加する。混合物を水25m
1で希釈し、15〜20℃に冷却して無水酢酸12m1
を加える。数分後、実施例1と同様にして酸性化し単離
する。実施例 14 N−S−ジベンゾイルホモシステイン 実施例13を、無水酢酸を塩化ベンゾイルに代えて−3
0℃、次に15℃で実施する。
反応終了後、酸性化すると直ちに生成物が沈澱し白色結
晶が晶出する。実施例 15 N−アセチル−S−2−テノイルホモシステイン(生成
物15)無水酢酸の添加まで、−30゜Cで参考例7と
同じ工程を実施する。
10分後水酸化ナトリウム57を混合物に加える。
15℃にして塩化テノイル7.357を加える。
混合物が清澄化後、PH2に調整する。生成物が沈澱し
晶出する。水−イソプロバノールで再結晶後得られた生
成物(白色結晶)の融点は、152℃である。参考例
8 N−ベンゾイルADT 参考例4に従つて合成する。
10℃、重炭酸ナトリウムの存在下で ADT−HClを塩化ベンゾイルと水中で反応させ、反
応終了時に希HClを添加してPH2に調整する。
沈澱した生成物をイソプロパノールで再結晶後得られた
生成物の融点は、148℃である。参考例 9N−3−
フルオロベンゾイルADT(生成物95)参考例4に従
つて合成する。
イソプロパノールを用いて再結晶後得られた生成物の融
点は、143゜Cである。
参考例 10 N−3・4・5−トリメトキシベンゾイルADT(生成
物10′) 20℃で、参考例4に従つて合成する。
エタノールを用いて再結晶後得られた生成物の融点は、
172〜3℃である。
参考例 11 N−スクシニルADT(生成物1丁) 10℃で、参考例4に従つて合成する。
水を用いて再結晶後得られた生成物の融点は、136〜
7℃である。
参考例 12 N−4−クロロフエノキシアセチルADT(生成物12
″)15〜20℃で、参考例4に従つて合成する。
イソプロパノールを用いて再結晶後得られた生成物の融
点は、116℃である。参考例 13 N−2−(4−クロロフエノキシ)イソブチリルADT
l5〜20℃で、参考例4に従つて合成する。
イソプロパノールを用いて再結晶後得られた生成物の融
点は、103〜4℃である。参考例 14 N−ニコチノイルADT −8℃で、参考例4を用いて合成する。
水を用いて再結晶後得られた生成物の融点は、129℃
である。
参考例 15 N−アセチルサリチロイルADT(生成物15″)10
℃で、参考例4に従つて合成する。
イソプロパノールを用いて再結晶後得られた生成物の融
点は、142〜3である。
参考例 16 N−2−クロモンカルボニルADT lO℃で、参考例4に従つて合成する。
エタノールを用いて再結晶後得られた生成物の融点は、
206℃である。
実施例 16 N−S−ジ一3−フルオロベンゾイルホモシステイン1
0℃で、実施例5に従つて合成する。
イソプロパノールを用いて再結晶後得られた生成物の融
点は、148℃である。
実施例 17 N−アセチル−S−3−フルオロベンゾイルホモシステ
イン5〜10℃で、参考例6に従つて合成する。
水−イソプロパノール(50/50)を用いて再結晶後
得られた生成物の融点は、154℃である。実施例 1
8 N−アセチルS−ベンゾイルホモシステインメチルエス
テルから、室温で実施例10に従つて合成する。
実施例 19 N−アセチル−S−4−クロロフエノキシアセチノレホ
モシステイン10℃で、実施例6に従つて合成する。
イソプロパノールを用いて再結晶後得られた生成物の融
点は、130℃である。実施例 20 N−アセチル−S−2−(4−クロロフエノキシ)イソ
プチリルホセシステインー30℃、次いで15℃で実施
例15に従つて合成する。
実施例 21 メチル N−アセチル−S−3・4・5−トリメトキシ
ベンゾイルホモシステイネート10℃で、実施例9に従
つて合成する。
キシレンを用いて再結晶後得られた生成物の融点は、1
14℃である。実施例 22 メチル N−アセチル−S−4−クロロフエノキシアセ
チルホモシステイネート10℃で、実施例9に従つて合
成する。
イソプロパノールを用いて再結晶後得られた生成物の融
点は、144℃である。実施例 23 メチル N−アセチル−S−2−(4−クロロフエノキ
シ)イソブチリルホモシステイネート10℃で、実施例
9に従つて合成する。
イソプロパノールを用いて再結晶後得られた生成物の融
点は、92℃である。実施例 24 メチル N−アセチル−S−2−クロモンカルボニルホ
モシステイネート(生成物24)10℃で、実施例9に
従つて舒成する。
イソプロパノールを用いて再結晶後得られた生成物の融
点は、141〜2℃である。実施例 25 N−アセチル−S−ベンゾイルホモシステイン−30℃
、次いで15℃で実施例15に従つて合成する。
実施例 26 エチル N−アセチル−S−ベンゾイホモシステイネー
ト室温で、実施例11に従つて合成する。
トルエン−シクロヘキサン(50/50)を用いて再結
晶後得られた生成物の融点は、84℃である。
実施例 27 2−プロピル N−アセチル−S−ベンゾイルホモシス
テイネートの合成室温で、実施例11に従つて合成する
トルエン−シクロヘキサン(50/50)を用いて再結
晶後得られた生成物の融点は、86℃である。
実施例 28 2−ブチル N−アセチル−S−ベンゾイルホモシステ
イネート室温で、実施例11に従つて合成する。
トルエン一石油エーテルを用いて再結晶後得られた生成
物の融点は、63〜4℃である。
実施例 29 エチル N−アセチル−S−2−テノイルホモシステイ
ネート室温で、実施例11に従つて合成する。
トルエン−シクロヘキサンを用いて再結晶後得られた生
成物の融点は、90℃である。
実施例 30 エチル N−アセチル−S−3−フルオロベンゾイルホ
モシステイネート室温で、実施例11に従つて合成する
トルエン−シクロヘキサンを用いて再結晶後得られた生
成物の融点は、83℃である。
実施例 31 N−ベンゾイル−S−アセチルホモシステイン90℃ま
で加熱して加水分解したN−ベンゾイルADTを出発材
料として、10℃で、実施例6に従つて合成する。
トルエンを用いて再結晶後得られた生成物の融点は、1
20℃である。
実施例 32 メチル N−ベンゾイル−S−アセチルホモシステイネ
ート室温で、実施例11に従つて合成する。
トルエンを用いて再結晶後得られた生成物の融点は、1
42℃である。
実施例 33 N−アセチル−S−サリチロイルホモシステイン10℃
で、実施例6に従つて合成する。
水一エタノールを用いて再結晶後得られた生成物の融点
は、157〜8℃である。
塩化アセチルサリチロイルを実施例6で使用しても、ア
セチルオキシ部分が加水分解されて同じ生成物が得られ
る。
実施例 34 N−アセチル−S−ピバロイルホモシステイン10℃で
、実施例6に従つて合成する。
水−エタノールを用いて再結晶後得られた生成物の融点
は、163℃である。
実施例 35 メチル N−アセチル−S−ピバロイルホモシステイネ
ート室温で、実施例11に従つて合成する。
水−エタノールを用いて再結晶後得られた生成物の融点
は、84℃である。
実施例 36 N−アセチル−S−スクシニルホモシステインN−アセ
チルADT及び無水コハク酸を用い、15℃で、実施例
6に従つて合成する。
水を用いて再結晶後得られた生成物の融点は、134℃
である。
実施例 37 メチル N−アセチル−S−ベンゾイルホモシステイネ
ート乾燥HClの代わりにH2SO4を用い、20℃で
、実施例11に従つて合成する。
実施例 38 N−アセチル−S−テノイルホモシステイン10℃で、
実施例6に従つて合成する。
実施例 39 N−アセチル−S−ベンゾイルホモシステインのマグネ
シウム塩この塩のモル溶液を作るためにMgCO3l/
200モルとN−アセチル−S−ベンゾイルホモシステ
イン1/100モルとを水10TL1中で15分間攪拌
する。
実施例 40 ピリジン−3−メタノールN−アセチル−S一2−p−
クロロフエノキシイソブチレート対応する試薬を用いて
前記実施例と同じ処理をするとこの塩のモル溶液が得ら
れる。
実施例 41 ジメチルアミノエタノールN−アセチル−Sp−クロロ
フエノキシアセチルホモシステイネート本米不溶性のジ
メチルアミノエタノール 1/100モルとN−アセチル−S−p−クロロフエノ
キシアセチルホモシステイン1/100モルとを水10
m1中に溶解させてこの塩のモル溶液を作る。
参考例 17 N−ニコチノイルADTのアセチルアスパラギン酸塩水
1/?に1モルの割合で等モル量のアセチルアスパラギ
ン酸とN−ニコチノイルADTとを混合させると、試薬
が溶解し塩が形成される。
実施例 42 オキシテトラサイクリンN−S−ジアセチルホモシステ
イネート等モル量のN−S−ジアセチルホモシステイン
とオキシテトラサイクリン塩基とをメチルアルコールに
溶解させ、真空下で蒸発させて冷却する。
125℃で融解する水溶性の黄色粉末が生成される。
本発明及び参考例の生成物の工業的利点を下記に例示す
る。
LD5Oは、いずれもマウスに経口投与して測定したも
のである。生成物95:LI)50:1.9y/Kg.
高カロリー餌を与えられている家兎に投与すると、25
07!!9/Kgに循環脂質量を低下させる。
ヒトに対する治療服用量は1日に100〜2000ワで
ある。生成物10′:LDO;2.57/K9以上40
0mg/Kgから顕著な鎮静状態が見られ、17/Kg
になると動物は集団催眠状態となる。
′生成物11′:LDO:27/K9以上 クボビリエ(Quevauvilller)のSO2慢
性気管支炎試験によれば、ラツトで400〜/Kgで極
めて顕著な粘液溶解作用を示す。
呼吸器疾患に対する治療用量は1日100〜3000ワ
である。生成物125:LD5O:1.97/K92O
Oヮ/K9で、少なくともメクロフエノキセートと同様
にハツカネズミの低圧低酸素症に効く。
ヒトに対する治療用量は、1日50〜1000η/K9
が好ましい。生成物155:LD5O; 2.3m9/
K9Randall−SelitO試験では、この生成
物は鎮痛及び消炎活性を示す。
ラツトの胃潰瘍を誘発する緊張試験に対し、この化合物
は顕著な保護作用を示した。また、コラーゲンにより血
小板凝固を生起させる試験管試験でも、この化合物は、
アスピリンより50%より良い保護作用を示した。ヒト
に対して鎮痛及び消炎剤として使用され、心臓血管発作
の基礎治療に使用され得る。生成物1:LDO;5f7
/K9以上 生理的食塩水の胃内注射により麻酔をかけられたモルモ
ツトの気管支分泌物の量を測定するクボビリエ(QuO
vauvillier)及びエイヒラ一(Eichle
r)試験によれば、この生成物は極めて有効な粘液溶解
作用を示す。
更にこの生成物は、毛髪及び皮膚に栄養を与える。例え
ばアセチルADTと違つて、この生成物は昧が良い。ヒ
トに対して損傷粘膜の修復剤、特に気管支粘膜の修復剤
として、1日に100〜2500Tf19の用量で使用
し得る。生成物15:LD5O;2.15η/K9ラツ
トに対し500ワ/K9の割合で16日間投与した亜慢
性治療で、治療が無害であることが証明された。
クボビリエ(Quevauvilller)試験によれ
ばこの生成物は、優れた粘液溶解作用を示したが、生成
物1よりやや劣る。ヒトに対して、呼吸器疾患治療剤と
して1日に100〜1000ηの用量で使用し得る。生
成物24:LDO:37/Kg以上 この生成物は、ジエチルアミン2−クロモンカルボン酸
塩に匹敵するビタミンPの因子である。
本発明の実施態様のいくつかの例を下記に要約する。(
1)式(A) 〔式中、Rは炭素数4以上のアシル基で、ベンゾイル基
またはニコチノイル基であれば置換されており、シンナ
モイル基であれば未置換である〕で示される環状構造、
または式(B) R仁S−CH2−CH2−{′H(NIIR)−CO−
X−R7〔式中、Xは酸素もしくは硫黄、同一または異
なるものであるR及びR′は水素またはアシル基、R″
は水素または置換もしくは未置換のアルキル基であり、
Xが酸素、Rが低級アシル基、R゛が水素である場合R
″は少なくとも2個の炭素原子を含む〕で示される開放
構造の基 一S−CH2−CH2−CH(NHR)−CO−を含む
ことを特徴とする遊離状態または有機もしくは無機の酸
もしくは塩基の塩の形状の新規なADT誘導体。
(2) Rが2−p−クロロフエノキシイソブチリル基
、ピバロイル基、m−フルオロベンゾイル基、3・4・
5−トリメトキシベンゾイル基、スクシニル基、p−ク
ロロフエノキシアセチル基、サリチロイル基、アセチル
サリチロイル基、2テノイル基、2−クロモンカルボニ
ル基のいずれかであることを特徴とする前項(1)に記
載の環状構造(A)の生成物。
(3) Xが酸素、R″及びR゛″が水素原子、Rがプ
ロピオニル基またはニコチノイル基または前項(2)に
記載のアシル基のいずれかであることを特徴とする前項
(1)に記載の開放構造(B)の生成物。
(4) −XR′!が水酸基または炭素数1〜4のアル
コキシ基、同一の基または異なる基であるR及びビがア
セチル基、プロピオニル基、ピバロイル基、スクシニル
基、ベンゾイル基、m−フルオロベンゾイル基、3・4
・5−トリメトキシベンゾイル基、サリチロイル基、ア
セチルサリチロイル基、2−テノイル基、p−クロロフ
エノキシアセチル基、2−p−クロロフエノキシイソブ
チリル基、ニコチノイル基、2−クロモンカルボニノ嘩
のいずれかであることを特徴とする前項(1)に記載の
開放構造(B)の生成物。)) N−S−ジアセチルホ
モシステイン、N−S一ジベンゾイルホモシステイン及
びN−S−ジ一m−フルオロベンゾイルホモシステイン
;N−アセチル−S−ベンゾイルホモシステイン N−
アセチル−S−m−フルオロベンゾイルホモシステイン
.N−アセチル−S−2−テノイルホモシステイン、N
−アセチル−S−p一クロロフエノキシアセチルホモシ
ステイン、N−アセチル−S−サリチロイルホモシステ
イン、N−アセチル−S−ピバロイルホモシステイン、
N−アセチル−S−スクシニルホモシステイン;N−ア
セチル−S−ベンゾイルホモシステインのメチル、エチ
ル、2−プロピル及び2−ブチルエステル並びに該ホモ
システインのメチルN−アセチルホモシステイネート;
N−アセチル−S−3・4・5−トリメトキシベンゾイ
ルホモシステイン、N−アセチル−S−p−クロロフエ
ノキシアセチルホモシステイン、N−アセチル−S−2
−p−クロロフエノキシイソブチリルホモシステイン、
N−アセチル−S−2−クロモンカルボニルホモシステ
イン、N−アセチル−S−2−テノイルホモシステイン
、N−アセチル−S−ピバロイルホモシステイン及びN
−アセチル−S−m−フルオロベンゾイルホモシステイ
ンのメチル並びにエチルエステル:N−ベンゾイル−S
−アセチルホモシステイン及び該ホモシステインのメチ
ルエステル:N−アセチル−S−ベンゾイルホモシステ
インのマグネシウム塩;N−アセチル−S−p−クロロ
フエノキシアセチルホモシステインの2−ジメチルアミ
ノエタノール;N−アセチル−S−2−p−クロロフエ
ノキシイソブチリルホモシステインのニコチノメタノー
ノレ;N−S−ジプセチルホモシステインのオキシテト
ラサイクリンから選択されることを特徴とする前項(1
)に記載の生成物。
(6)水及びアルカリ性媒質の存在下でADTを酸無水
物または酸ハロゲン化物と反応させることを特徴とする
前項(1)、(2)に記載のN−アシルADTの生成方
法。
(7)水及びアルカリ性媒質の存在下でADTをプロピ
オン酸、酪酸及びコ・ゾ酸の酸無水物並びに酢酸、プロ
ピオン酸、酪酸、安息香酸、ニコチン酸または置換けい
皮酸の酸塩化物によるADTのN−アシル化方法。
(8) 水の存在下で、好ましくはチオラクトンを加水
分解後、水中で酸無水物または酸塩化物を反応させるこ
とを特徴とするADT(7)S−アシル化及びN−アシ
ル化並びにN−アシルADTとホモシステインのS−ア
シル化方法。
(9)アルカリ性媒質中でホモシステインのエステルま
たはチオールエステルを加水分解することを特徴とする
N及び/又はS−アシル化または非アシル化ホモシステ
インの製造方法。
AO)エステル官能基またはチオールエステル官能基を
加水分解しないでアルカリ性媒質を含む無水媒質または
水性媒質中で酸無水物または酸ハロゲン化物を反応させ
ることを特徴とするホモシステインのエステル及びチオ
ールエステルのS−アシル化方法。
(自)酸の存在下でアルコールまたはメルカプタンを反
応させることを特徴とするS−アシル化またはN−アシ
ル化または非アシル化ホモシステインのエステル化また
はチオールエステル化方法。
? 前項(1)、(2)、(3)、(4)、(5)のい
ずれかに記載のADT誘導体を1種以上含有することを
特徴とするヒト又は動物用治療薬、化粧品、皮膚及び毛
髪保護剤に使用される薬剤。
6前項(1)、(2)、(3)、(4)、(5)のいず
れかに記載の新規な化合物を純粋状態または混合状態で
1種以上含有することを特徴とする経口、非経口、局部
、直腸投与用に眼科、耳鼻咽喉科、婦人科で使用される
薬斉Ll4)まずアルカリ性媒質の存在下で基質をN−
アシル化し、゛次に中間生成物たるN−アシルADTま
たはN−アシルホモシステインを単離せずに、アルカリ
性水性媒質中で同種または異種の酸無水物または酸ハロ
ゲン化物によりS−アシル化することを特徴とするAD
Tまたはホモシステインまたはそれらの塩の1種類から
NS−ジアシルホモシステインを製造する方法。
15)N−アシル化または非アシル化S−アルキルホモ
システインを公知方法で脱アルキル化し、次にホモシス
テイン、ADT,.N−アシルADT、これらの塩のい
ずれをも単離せずに水とアルカリ性媒質の存在下で1種
または2種以上の酸無水物または酸ハロゲン化物と反応
させることを特徴とするN−アシルADT及びN及び/
又はS−アシルホモシステインの製造方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 遊離酸、塩又はエステルの形状にあるモノアシル化
    又は非アシル化されたホモシステインを、アルカリ性媒
    質、好ましくは水の存在下で酸無水物または酸ハロゲン
    化物と反応させ、次いで所要によりエステル化すること
    を特徴とする式R′−S−CH_2−CH_2−CH(
    NHR)−CO−O−R″(式中、R及びR″は同一ま
    たは異なり且つアセチル、ピバロイル、スクシニル、ベ
    ンゾイル、ハロゲノベンゾイル、トリメトキシベンゾイ
    ル、サリチロイル、ハロゲノフエノキシアセチル、ハロ
    ゲノフエノキシブチリル、テノイル、クロモンカルボニ
    ルからなる群から選択されるアシル基、R″は水素また
    はアルキル基である)を有するN・S−ジアシルホモシ
    ステイン誘導体の製法。 2 遊離酸、塩又はエステルの形状にあるモノアシル化
    又は非アシル化されたADTを、アルカリ性媒質、好ま
    しくは水の存在下で酸無水物または酸ハロゲン化物と反
    応させ、次いで所要によりエステル化することを特徴と
    する式R′−S−CH_2−CH_2−CH(NHR)
    −CO−O−R″(式中、R及びR′は同一または異な
    り且つアセチル、ピバロイル、スクシニル、ベンゾイル
    、ハロゲノベンゾイル、トリメトキシベンゾイル、サリ
    チロイル、ハロゲノフエノキシアセチル、ハロゲノフエ
    ノキシブチリル、テノイル、クロモンカルボニルからな
    る群から選択されるアシル基、R″は水素またはアルキ
    ル基である)を有するN・S−ジアシルホモシステイン
    誘導体の製法。
JP50037366A 1974-03-28 1975-03-26 N,s−ジアシルホモシステイン誘導体の製法 Expired JPS5939425B2 (ja)

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