JPS5938459B2 - 車輌のデイスクブレ−キ装置 - Google Patents
車輌のデイスクブレ−キ装置Info
- Publication number
- JPS5938459B2 JPS5938459B2 JP53066234A JP6623478A JPS5938459B2 JP S5938459 B2 JPS5938459 B2 JP S5938459B2 JP 53066234 A JP53066234 A JP 53066234A JP 6623478 A JP6623478 A JP 6623478A JP S5938459 B2 JPS5938459 B2 JP S5938459B2
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- JP
- Japan
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- sliding pin
- elastic
- diameter hole
- brake
- boot
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、自動車等の車輌用ディスクブレーキ装置、特
にブレーキディスクを挟んで対向する一対の摩擦パッド
と、それら摩擦パッドをブレーキディスクの回転軸方向
に摺動自在に支持する固定のブラケットと、一方の摩擦
パッドの背面を押圧するピストン等の押圧手段を備えた
第1腕部および他方の摩擦パッドの背面に当接する第2
腕部をもつブレーキキャリパとよりなり、そのブレーキ
キャリパに基端部を固設した、ブレーキディスクの回転
軸と平行な摺動ピンを、前記ブラケットに設けた支持孔
に摺動自在に嵌挿し、前記摺動ピンの露出摺動面を伸縮
性ブーツにより被覆した形式のディスクブレーキ装置に
関するもので、その目的とするところは、ブレーキキャ
リパが外部から加振されても、その振動エネルギの大小
に拘らずそれを確実に吸収できるようにし、もって支持
孔における摺動ピンの振動による騒音の発生、および該
ピンの摺動面の損傷を防止することにある。
にブレーキディスクを挟んで対向する一対の摩擦パッド
と、それら摩擦パッドをブレーキディスクの回転軸方向
に摺動自在に支持する固定のブラケットと、一方の摩擦
パッドの背面を押圧するピストン等の押圧手段を備えた
第1腕部および他方の摩擦パッドの背面に当接する第2
腕部をもつブレーキキャリパとよりなり、そのブレーキ
キャリパに基端部を固設した、ブレーキディスクの回転
軸と平行な摺動ピンを、前記ブラケットに設けた支持孔
に摺動自在に嵌挿し、前記摺動ピンの露出摺動面を伸縮
性ブーツにより被覆した形式のディスクブレーキ装置に
関するもので、その目的とするところは、ブレーキキャ
リパが外部から加振されても、その振動エネルギの大小
に拘らずそれを確実に吸収できるようにし、もって支持
孔における摺動ピンの振動による騒音の発生、および該
ピンの摺動面の損傷を防止することにある。
そして本発明の特徴とするところは、前記形式のディス
クブレーキ装置において、ブラケットの支持孔を、一端
が前記摺動ピンの挿入口となる大径孔と、その他端に連
なる小径孔とより構成し、前記大径孔に、その奥より弾
性ブツシュと、その弾性ブツシュよりも硬度の低い弾性
材料より成形した前記伸縮性ブーツの固定端部とを順次
嵌着して、それらのブツシュ及びブーツ固定端部により
前記摺動ピンを摺動自在に弾支し、前記摩擦パッドの新
品時から摩耗限界時に亘り常時前記摺動ピンの先端部を
前記小径孔の内面に一定の緩衝間隙を存して対向させた
ことにある。
クブレーキ装置において、ブラケットの支持孔を、一端
が前記摺動ピンの挿入口となる大径孔と、その他端に連
なる小径孔とより構成し、前記大径孔に、その奥より弾
性ブツシュと、その弾性ブツシュよりも硬度の低い弾性
材料より成形した前記伸縮性ブーツの固定端部とを順次
嵌着して、それらのブツシュ及びブーツ固定端部により
前記摺動ピンを摺動自在に弾支し、前記摩擦パッドの新
品時から摩耗限界時に亘り常時前記摺動ピンの先端部を
前記小径孔の内面に一定の緩衝間隙を存して対向させた
ことにある。
以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、図示例は自動車用ディスクブレーキ装置であって、車
輪(図示せず)と共に回転するブレーキディスクDの一
側に、ブレーキキャリパCを支持するブラケットBが隣
接して配置され、このブラケットBは、第2図で下部の
取付孔1,1に挿通されるボルトにより車体(図示せず
)に固着されるものである。
、図示例は自動車用ディスクブレーキ装置であって、車
輪(図示せず)と共に回転するブレーキディスクDの一
側に、ブレーキキャリパCを支持するブラケットBが隣
接して配置され、このブラケットBは、第2図で下部の
取付孔1,1に挿通されるボルトにより車体(図示せず
)に固着されるものである。
ブラケットBはブレーキディスクDの回転方向に一定の
間隔を置いて並ぶ二本の腕部2,2を有し、それらはブ
レーキディスクDの外周部を左右に跨ぐように先端が逆
U字状に屈曲している。
間隔を置いて並ぶ二本の腕部2,2を有し、それらはブ
レーキディスクDの外周部を左右に跨ぐように先端が逆
U字状に屈曲している。
これら両腕部2,2の相対向面にはブレーキディスクD
を挟んで並ぶ二対の角形案内レール3,3;3’、 3
’が一体に突設されており、これらに、ブレーキディス
クDの両側に配置される一対の摩擦パッドP、P’の各
裏金Pa、P’aの両端肩部が支承され、摩擦パッドP
、 P’は各案内レール3,3;3’、3’上をブレ
ーキディスクDの回転軸方向に摺動することができる。
を挟んで並ぶ二対の角形案内レール3,3;3’、 3
’が一体に突設されており、これらに、ブレーキディス
クDの両側に配置される一対の摩擦パッドP、P’の各
裏金Pa、P’aの両端肩部が支承され、摩擦パッドP
、 P’は各案内レール3,3;3’、3’上をブレ
ーキディスクDの回転軸方向に摺動することができる。
ブレーキキャリパCは両摩擦パッドP 、 P’を左右
に跨ぐ第1および第2腕部41,4□を有し、第1腕部
4□には、図示しない公知のブレーキマスクシリンダと
連通ずる油圧シリンダ5が形成され、そこに摩擦パッド
Pの背面を押圧し得るピストン6が摺合している。
に跨ぐ第1および第2腕部41,4□を有し、第1腕部
4□には、図示しない公知のブレーキマスクシリンダと
連通ずる油圧シリンダ5が形成され、そこに摩擦パッド
Pの背面を押圧し得るピストン6が摺合している。
一方、第2腕部42は他方の摩擦パッドP′の背面に当
接する。
接する。
また第1腕部4□は、その前後両端に一対の耳部1,7
を有し、各耳部にはブレーキディスクDの回転軸と平行
な摺動ピン8がボルト9によりそれぞれ着脱可能に固着
されており、各摺動ピン8はブラケットBの各腕部2,
2の上端部に設けた袋状の支持孔10にそれぞれ挿入さ
れる。
を有し、各耳部にはブレーキディスクDの回転軸と平行
な摺動ピン8がボルト9によりそれぞれ着脱可能に固着
されており、各摺動ピン8はブラケットBの各腕部2,
2の上端部に設けた袋状の支持孔10にそれぞれ挿入さ
れる。
ところで、支持孔10は、一端が摺動ピン8の挿入口に
なる大径孔10aとその他端に連なる小径孔10bとよ
りなる段付孔に形成され、その大径孔10aには奥より
、ゴム等の弾性材料より成形した弾性ブツシュ11、そ
の抜止め用サークリップ12、および弾性ブツシュ11
よりも硬度の低い弾性材料より成形した伸縮性ブーツ1
3の固定端部13aが順次嵌装され、その固定端部13
aは、それに埋設した拡張リング16が大径孔10aの
内面を強圧することにより大径孔10aからの離脱を阻
止される。
なる大径孔10aとその他端に連なる小径孔10bとよ
りなる段付孔に形成され、その大径孔10aには奥より
、ゴム等の弾性材料より成形した弾性ブツシュ11、そ
の抜止め用サークリップ12、および弾性ブツシュ11
よりも硬度の低い弾性材料より成形した伸縮性ブーツ1
3の固定端部13aが順次嵌装され、その固定端部13
aは、それに埋設した拡張リング16が大径孔10aの
内面を強圧することにより大径孔10aからの離脱を阻
止される。
而して、前記摺動ピン8は弾性ブツシュ11と伸縮性ブ
ーツ13の固定端部13aとに摺動自在に弾支され、ま
た該ピン8の先端部は小径孔10b内に突入してその内
面に一定の緩衝間隙gを存して対向する。
ーツ13の固定端部13aとに摺動自在に弾支され、ま
た該ピン8の先端部は小径孔10b内に突入してその内
面に一定の緩衝間隙gを存して対向する。
そして摺動ピン8の先端部は、摩擦パッドP′の新品時
から摩耗限界時に亘り常時小径孔10bに占位するよう
になっている。
から摩耗限界時に亘り常時小径孔10bに占位するよう
になっている。
伸縮性ブーツ13は摺動ピン8の露出摺動面を被覆して
、その摺動面を雨水や塵埃等から保護するものであり、
その可動端部13bは、摺動ピン8の基端外周の取付溝
14に弾力的に嵌着される。
、その摺動面を雨水や塵埃等から保護するものであり、
その可動端部13bは、摺動ピン8の基端外周の取付溝
14に弾力的に嵌着される。
次にこの実施例の作用を説明するに、車輌の走行に伴う
振動、その他の理由によりブレーキキャリパCに振動が
加えられると、摺動ピン8の外周面を弾支する弾性ブツ
シュ11と伸縮性ブーツ13の固定端部13aとが上記
振動を吸収するが、ここで特に強調すべきことは、弾性
ブツシュ11と固定端部13aとは硬度を異にしている
ので、それぞれの固有振動数にずれがあること、そして
、それらは摺動ピン8を介して互いに振動を抑制し合う
ことである。
振動、その他の理由によりブレーキキャリパCに振動が
加えられると、摺動ピン8の外周面を弾支する弾性ブツ
シュ11と伸縮性ブーツ13の固定端部13aとが上記
振動を吸収するが、ここで特に強調すべきことは、弾性
ブツシュ11と固定端部13aとは硬度を異にしている
ので、それぞれの固有振動数にずれがあること、そして
、それらは摺動ピン8を介して互いに振動を抑制し合う
ことである。
その結果、摺動ピン8の支持をたとえ硬度の高い弾性ブ
ツシュ11が主として担っているとしても、同弾性ブツ
シュ11とブーツ固定端部13aとの協働によってブレ
ーキキャリパCの振動を効果的に吸収でき、振動により
摺動ピン8が小径孔10bの内面を叩いて騒音を発した
り、該ピン8の摺動面を損傷させたりするのを確実に防
止することができる。
ツシュ11が主として担っているとしても、同弾性ブツ
シュ11とブーツ固定端部13aとの協働によってブレ
ーキキャリパCの振動を効果的に吸収でき、振動により
摺動ピン8が小径孔10bの内面を叩いて騒音を発した
り、該ピン8の摺動面を損傷させたりするのを確実に防
止することができる。
また、ブレーキキャリパCに加えられる振動が過激な場
合には、摺動ピン8は、弾性ブツシュ11および固定端
部13aを一定量圧縮して小径孔10bの内面に当接す
るので、弾性ブツシュ11および固定端部13aの過度
の変形が防止される。
合には、摺動ピン8は、弾性ブツシュ11および固定端
部13aを一定量圧縮して小径孔10bの内面に当接す
るので、弾性ブツシュ11および固定端部13aの過度
の変形が防止される。
この場合でも摺動ピン8は、弾性ブツシュ11および固
定端部13bにより、その運動を充分減衰されるので、
上記当接によるも犬なる騒音を発したり、摺動ピン8の
摺動面を損傷させるには至らない。
定端部13bにより、その運動を充分減衰されるので、
上記当接によるも犬なる騒音を発したり、摺動ピン8の
摺動面を損傷させるには至らない。
なお、上記のように摺動ピン8先端が小径孔10b内面
に当接する際には、その当接部を支点とする摺動ピン8
の倒れに起因して、ピン8基端側に位置するブーツ固定
端部13aが小径孔10bに近い弾性ブツシュ11に比
ベピン半径方向により多く圧縮される傾向にあるが、そ
の圧縮量の小さい弾性ブツシュ11の硬度に比べ、同圧
縮量の大きいブーツ固定端部13aの硬度の方が低いの
で、それら二部材11,13aの各圧縮はそれぞれ無理
なくスムーズに行なわれる。
に当接する際には、その当接部を支点とする摺動ピン8
の倒れに起因して、ピン8基端側に位置するブーツ固定
端部13aが小径孔10bに近い弾性ブツシュ11に比
ベピン半径方向により多く圧縮される傾向にあるが、そ
の圧縮量の小さい弾性ブツシュ11の硬度に比べ、同圧
縮量の大きいブーツ固定端部13aの硬度の方が低いの
で、それら二部材11,13aの各圧縮はそれぞれ無理
なくスムーズに行なわれる。
次に第1図において、ブレーキマスクシリンダから油圧
シリンダ5に圧油を供給すれば、その油圧により前進す
るピストン6が摩擦パッドPを押動してブレーキディス
クDの一側面に圧接し、同時にその反作用によりブレー
キキャリパCが、摺動ピン8,8を支持孔10,10内
の各弾性ブツシュ11に沿って摺動させながらピストン
6と反対方向に移動して、第2腕部4□により摩擦パッ
ドPを押動してブレーキディスクDの他側面に圧接し、
ブレーキディスクDの両側面に摩擦制動力を等しく加え
ることができる。
シリンダ5に圧油を供給すれば、その油圧により前進す
るピストン6が摩擦パッドPを押動してブレーキディス
クDの一側面に圧接し、同時にその反作用によりブレー
キキャリパCが、摺動ピン8,8を支持孔10,10内
の各弾性ブツシュ11に沿って摺動させながらピストン
6と反対方向に移動して、第2腕部4□により摩擦パッ
ドPを押動してブレーキディスクDの他側面に圧接し、
ブレーキディスクDの両側面に摩擦制動力を等しく加え
ることができる。
この制動作用により摺動ピン8,8は、ブレーキキャリ
パCの第2腕部4□から押圧される摩擦パッドP′の摩
耗の進行につれて大径孔10a側へ移行するが、上記摩
擦パッドP′が新規部品との交換を要する摩耗限界に達
しても摺動ピン8,8の各先端部は第1図の鎖線示のよ
うに依然小径孔10bにとゾまる。
パCの第2腕部4□から押圧される摩擦パッドP′の摩
耗の進行につれて大径孔10a側へ移行するが、上記摩
擦パッドP′が新規部品との交換を要する摩耗限界に達
しても摺動ピン8,8の各先端部は第1図の鎖線示のよ
うに依然小径孔10bにとゾまる。
したがって摩擦パッドP′の摩耗限界時でも、ブレーキ
キャリパCに過激な振動が加えられXば、前述のように
各摺動ピン8は小径孔10bの内面に当接して弾性ブツ
シュ11および固定端部13aの過度の変形が防止され
る。
キャリパCに過激な振動が加えられXば、前述のように
各摺動ピン8は小径孔10bの内面に当接して弾性ブツ
シュ11および固定端部13aの過度の変形が防止され
る。
以上のように本発明によれば、摺動ピンの支持孔を、一
端が前記摺動ピンの挿入口となる大径孔と、その他端に
連なる小径孔とより構成し、前記大径孔に、その奥より
弾性ブツシュと、その弾性ブツシュよりも硬度の低い弾
性材料より成形されて前記摺動ピンの露出摺動面を被覆
する伸縮性ブーツの固定端部とを順次嵌着してそれらに
より前記摺動ピンを摺動自在に弾支し、前記摩擦パッド
の新品時から摩耗限界時に亘り常時前記摺動ピンの先端
部を前記小径孔の内面に一定の緩衝間隙を存して対向さ
せたので、硬度の違いにより固有振動数が異なる弾性ブ
ツシュおよびブーツ固定端部が、摺動ピンを介して互い
に振動を抑制し合うことによってブレーキキャリパの振
動を効果的に吸収することができ、従って、摺動ピンの
振動による騒音発生を未然に防止できるのみならず、摺
動ピンの平滑な摺動面を損傷させることがないからキャ
リパの円滑な軸方向移動を保証でき、制動時に常に良好
な制動作用が得られる。
端が前記摺動ピンの挿入口となる大径孔と、その他端に
連なる小径孔とより構成し、前記大径孔に、その奥より
弾性ブツシュと、その弾性ブツシュよりも硬度の低い弾
性材料より成形されて前記摺動ピンの露出摺動面を被覆
する伸縮性ブーツの固定端部とを順次嵌着してそれらに
より前記摺動ピンを摺動自在に弾支し、前記摩擦パッド
の新品時から摩耗限界時に亘り常時前記摺動ピンの先端
部を前記小径孔の内面に一定の緩衝間隙を存して対向さ
せたので、硬度の違いにより固有振動数が異なる弾性ブ
ツシュおよびブーツ固定端部が、摺動ピンを介して互い
に振動を抑制し合うことによってブレーキキャリパの振
動を効果的に吸収することができ、従って、摺動ピンの
振動による騒音発生を未然に防止できるのみならず、摺
動ピンの平滑な摺動面を損傷させることがないからキャ
リパの円滑な軸方向移動を保証でき、制動時に常に良好
な制動作用が得られる。
しかも摩擦パッドの摩耗の如何に拘らず、摺動ピンの過
激な振動による弾性ブツシュおよびブーツ固定端部の過
度の変形を、摺動ピン先端の小径孔内面への当接により
常に確実に防止することができるから、弾性ブツシュお
よびブーツ固定端部の疲労が軽減され、それらの緩衝機
能を長時間持続させることができる。
激な振動による弾性ブツシュおよびブーツ固定端部の過
度の変形を、摺動ピン先端の小径孔内面への当接により
常に確実に防止することができるから、弾性ブツシュお
よびブーツ固定端部の疲労が軽減され、それらの緩衝機
能を長時間持続させることができる。
また上記のように摺動ピン先端が小径孔内面へ当接する
際には、その当接部を支点とする該ピンの倒れに起因し
て、ピン基端側に位置するブーツ固定端部が小径孔に近
い弾性ブツシュに比ベピン半径方向により多く圧縮され
る傾向にあるが、その圧縮量の小さい弾性ブツシュの硬
度に比べ同圧縮量の大きいブーツ固定端部の硬度の方が
低いので、それらブツシュおよび固定端部双方の圧縮に
それぞれ無理がなく、それら部材の疲労を一層軽減する
ことができる。
際には、その当接部を支点とする該ピンの倒れに起因し
て、ピン基端側に位置するブーツ固定端部が小径孔に近
い弾性ブツシュに比ベピン半径方向により多く圧縮され
る傾向にあるが、その圧縮量の小さい弾性ブツシュの硬
度に比べ同圧縮量の大きいブーツ固定端部の硬度の方が
低いので、それらブツシュおよび固定端部双方の圧縮に
それぞれ無理がなく、それら部材の疲労を一層軽減する
ことができる。
しかもまた本来の弾性ブツシュとは固有振動数を異にす
る特別の弾性ブツシュを、摺動ピンの露出摺動面を被覆
する防塵用ブーツの前記固定端部が兼用するので、部品
点数が少なく構造が簡単である。
る特別の弾性ブツシュを、摺動ピンの露出摺動面を被覆
する防塵用ブーツの前記固定端部が兼用するので、部品
点数が少なく構造が簡単である。
第1図は本発明装置の一部切断平面図、第2および第3
図は第1図のI−Il線およびIl[−i線断面図、第
4図は第1図の■部拡犬図である。 4、・・・・・第1腕部、42・・・・・・第2腕部、
6・・・・・・ピストン、8・・・・・・摺動ピン、1
0・・・・・・支持孔、10a・・・・・・大径孔、1
0b・・・・・・小径孔、11・・・・・弾性ブツシュ
、13・・・・・・伸縮性ブーツ、13a・・・・・・
固定端部、B・・・・・・ブラケット、C・・・・・ブ
レーキキャリパ、D・・・・・・ブレーキディスク、P
、 P’・・・・・・摩擦パッド、g・・・・・・緩
衝間隙。
図は第1図のI−Il線およびIl[−i線断面図、第
4図は第1図の■部拡犬図である。 4、・・・・・第1腕部、42・・・・・・第2腕部、
6・・・・・・ピストン、8・・・・・・摺動ピン、1
0・・・・・・支持孔、10a・・・・・・大径孔、1
0b・・・・・・小径孔、11・・・・・弾性ブツシュ
、13・・・・・・伸縮性ブーツ、13a・・・・・・
固定端部、B・・・・・・ブラケット、C・・・・・ブ
レーキキャリパ、D・・・・・・ブレーキディスク、P
、 P’・・・・・・摩擦パッド、g・・・・・・緩
衝間隙。
Claims (1)
- 1 ブレーキディスクを挟んで対向する一対の摩擦パッ
ドと、両摩擦パッドをブレーキディスクの回転軸方向に
摺動自在に支持するブラケットと、一方の摩擦パッドの
背面を押圧する押圧手段を備えた第1腕部および他方の
摩擦パッドの背面に当接する第2腕部をもつブレーキキ
ャリパとよりなり、そのブレーキキャリパに基端部を固
設した、ブレーキディスクの回転軸と平行な摺動ピンを
、前記ブラケットに設けた支持孔に摺動自在に嵌挿し、
前記摺動ピンの露出摺動面を伸縮性ブーツにより被覆し
たディスクブレーキ装置において、前記支持孔を、一端
が前記摺動ピンの挿入口となる大径孔と、その他端に連
なる小径孔とより構成し、前記大径孔に、その奥より弾
性ブツシュと、その弾性ブツシュよりも硬度の低い弾性
材料より成形した前記伸縮性ブーツの固定端部とを順次
嵌着して、それらのブツシュ及びブーツ固定端部により
前記摺動ピンを摺動自在に弾支し、前記摩擦パッドの新
品時から摩耗限界時に亘り常時前記摺動ピンの先端部を
前記小径孔の内面に一定の緩衝間隙を存して対向させて
なる、車輌のディスクブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53066234A JPS5938459B2 (ja) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | 車輌のデイスクブレ−キ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53066234A JPS5938459B2 (ja) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | 車輌のデイスクブレ−キ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54156973A JPS54156973A (en) | 1979-12-11 |
JPS5938459B2 true JPS5938459B2 (ja) | 1984-09-17 |
Family
ID=13309952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53066234A Expired JPS5938459B2 (ja) | 1978-05-31 | 1978-05-31 | 車輌のデイスクブレ−キ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5938459B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60184065U (ja) * | 1984-05-16 | 1985-12-06 | コニカ株式会社 | トナ−補給装置 |
JPH0337188B2 (ja) * | 1983-12-15 | 1991-06-04 | Sharp Kk |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101578145B1 (ko) * | 2011-07-27 | 2015-12-16 | 한국델파이주식회사 | 자동차용 캘리퍼 브레이크 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS494072A (ja) * | 1972-05-09 | 1974-01-14 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5642517Y2 (ja) * | 1975-10-31 | 1981-10-05 |
-
1978
- 1978-05-31 JP JP53066234A patent/JPS5938459B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS494072A (ja) * | 1972-05-09 | 1974-01-14 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0337188B2 (ja) * | 1983-12-15 | 1991-06-04 | Sharp Kk | |
JPS60184065U (ja) * | 1984-05-16 | 1985-12-06 | コニカ株式会社 | トナ−補給装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54156973A (en) | 1979-12-11 |
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