JPS5938356Y2 - 粉粒体収納袋の開口部構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、粉粒体収納袋の開口部構造に関するもので
ある。

この考案では、粉粒体収納袋の開口が迅速で、かつ開口
時に、開口破損紙片が粉粒体中に混入しない粉粒体収納
袋を提供せんとするものである。

この考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、Ａは両
底のり張りの装本体であり、同装本体Ａは、筒状の両端
開口部をのり張りにして閉塞するものであり、同両端開
口部の構造は次の通りである。

すなわち、筒状体１の上側壁１−１と下側壁１２とを密
着して開口部の上側壁１−１端縁部を外力へ折返し、開
口部を展開状態にしく第１図Ｃ参照）、次いで、上側壁
１−１の端縁部の折返し部２を中途から更に折返して二
重折返し部３を形成しく第１図Ｃ参照）、その両端内側
をのり付けし、次いで、下側壁１−２の端縁部を折返し
て折返し部４を形成して二重折返し部３にオーバーラツ
プさせ下側壁１−２の端縁部の折返し部４内側面と二重
折返し部３とをのり付げしていると共に、下側壁１−２
の折返し部内側面の端縁部分にはのり付けを行わす、剥
し部ａを形成している。

更に、下側壁１−２の端縁部の折返し部４と、二重折返
し部３とのオーバーラツプ部分に、封緘紙５をほぼ全面
のり付けしている。

同封・紙５には、折返し部４の端縁に沿った破り目６が
、裏面に破り用テープ６′を貼着しておくことにより形
成されており、また、封緘紙５０両側端には、折返し部
４の両側斜め端縁線に沿った第一破線Ｉと、二重折返し
部３０両側斜め端縁線に沿った第二破線８とをミシン目
にて形成しており、従って、第一破線７と第二破線８と
は、直角状に交差して設けられていることになる。

なお、両底のり張りの装本体Ａの一方の底部においては
、上記構成のうちで、折返し部４と二重折返し部３との
オーバーラツプ部分の一端を収容物投入口９とすべく、
開口状としており、装本体Ａの閉塞時には、同投入口９
の開口部を閉塞紙１０にて閉塞しておく。

また、のり付けする場合の「のり」は、接着容易で剥離
する場合には、容易に剥離作業が可能な素材ののりとす
る。

図中１１は、破り目６の破り取手を示す。

この考案の実施例は上記のように構成されているもので
あり、装本体Ａの内収容物を排出するために底部の開口
を行う場合には、まず封緘紙５を破り用テープ６′を利
用して破り目６から破ることにより折返し部４の剥し部
ａを露出し、次いで同剥し部ａから折返し部４を剥がし
て二重折返し部３を露出させ、次いで同二重折返し部３
をはがして上側壁１−１の端縁部の折返し部２を露出さ
せることにより、装本体Ａの底部を開口せしめるもので
あるが、この際折返し部４を剥がすときに封緘紙５の第
一破線７より封緘紙５は破れることになり、また」折返
し部３をはがすときに第二破線８より封緘紙５は破れる
ことになり、封緘紙５の両側端部分は、折返し部４、二
重折返し部３０両端の剥し部分に即して破れることにな
り、破れ目が正確になり、破れ片が散逸することがない
ものである。

なお、封緘紙５の第一破線１１第二破線８による破れ目
の作用は、収容物投入口９を有した底部においても同様
である。

この考案によれば、封緘紙の第一、第二破線により、折
返し部、二重折返し部がいずれもその端部を封緘虱に干
渉されることなく正確に破ることができ、封緘紙の破れ
片が散逸して収容物に混入する等のおそれがない効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図のＡ−Ｅは本考案粉粒体収納袋の工程図を示す図
、第２図は使用状態を示す斜視図。 Ａ・・・・・・両底のり張りの装本体、１・・・・・・
筒状体、１−１・・・・・・上側壁、１−２・・・・・
・下側壁、２・・・・・・折返し部、３・・・・・・二
重折返し部、４・・・・・・折返し部、ａ・・・・・・
剥し部、５・・・・・・ 封緘紙、６・・・・・・破す
目、６′・・・・・・破り用テープ、Ｉ・・・・・・第
一破線、８・・・・・・第二破線、９・・・・・・収容
物投入口、１０・・・・・・閉塞紙。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 両底のり張りの装本体Ａにおいて、同装本体の下側壁１
   −２の折返し部４と上側壁１−１の二重折返し部３との
   オーバーラツプ部分にのり付げした封緘紙５に、折返し
   部４０両側斜め端縁線に沿った第一破線７と、二重折返
   し部３の両側斜゛め端縁線に沿った第二破線８とをミシ
   ン目状に形成してなる粉粒体収納袋の開口部構造。