JPS593811B2 - プラズマヒヨウジソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 不発明は電極部に対応する形状を有する保護層を設けた
プラズマ表示／Ｇネルに関するものである１従来技術と
問題点 プラズマ表示パネルにおいて、多色化、あるいは発光色
の改良のために絶縁層表面に螢光体層を形成することに
よって、希ガスの放電による紫外線の発光あるいは電子
的な手段によって螢光体が励起されて発光が行なわれて
いる。

従来のこの種の装置においては第１図に示すように基板
上１の電極２ｖｃ絶縁層３が設けられその上に螢光面４
が設けられている構造になっている。

しかしながらこのような構造では、電極の真上に相当す
る部分は放電電圧等の特性に影響を与えるので、螢光面
が放電により焼けて劣下し、そうして放電電圧の上昇な
どを生じ、ひいてはメモリの減少などにつながる。

発明の目的 本発明は、従来装置がもっていた上記の欠点を解決する
ために螢光体層上にさらに放電特性の良好な保護層を電
極の形状に対応させて設けるという構想にもとづき、螢
光面の長寿命化、放電電圧の低減、放電特性の改善及び
輝度を向上させることのできるプラズマ表示装置を提供
することを目的とする。

発明の構成 本発明においては、基板上に配列した電極と、これを被
覆する絶縁層および該絶縁層上にあってガス放電空間に
面した螢光体層を有するプラズマ表示装置において、上
記螢光体層を有するプラズマ表示装置において、上記螢
光体層の表面に上記電極形状に対応する形状の良好な放
電特性を有する保護層を電極に対面する位置にのみ設け
たことを特徴とするプラズマ表示装置が提供される。

発明の実施例 以下、本発明による実施例を図を用いて説明する。

第２図は実施例のプラズマ表示装置の構造で１は基板、
２は電極、３は絶縁層、４は螢光体層、５は本発明によ
るストリップ状の保護層を示す。

保護層を設けるに際しては、螢光面全体をカバーするよ
うに設けることも考えられるが、そうした場合には保護
層による励起紫外線や電子流が全面保護層によって吸収
されてしまい著しく輝度が低下してしまう。

したがって、本発明の場合には第２図のように、電極に
相当する螢光面のみをカバーするような保護層にしてい
る。

このような形状にした根拠は、放電特性あるいは装置の
寿命に関係するのは電極の交叉する部分の絶縁層部であ
り、しかもそれらの部分は金属電極などの不透明な電極
が用いられた場合には、発光に利用されないので、螢光
面全体を覆う必要はない。

したがって保護層は電極の真上に相当する部分だけ適切
な幅で形成すればよい。

前記の放電特性の良好な保護層は、安定した耐イオン衝
撃性と比較的二次電子放電係数γの高い保護層を意味し
、例えば酸化マグネシウム（ＭｇＯ３等で製造されるも
のである（特開昭４８−３４４７９号公報参照）。

この種の保護層゛を用いると、螢光体層をイオン衝撃か
ら保護し、放電開始電圧を低減することができる。

淘、このように形成しても、効果としては螢光面金面を
保護層で覆う場合と同じとなり、かつ更に優れている点
は、螢光面金面を覆った場合よりも高輝度のものが得ら
れる。

つまり、このことは紫外線、電子線を保護層によって多
量に吸収されることもな（、有効に利用されるためであ
る。

実験結果から、一例としてＨｅガスを利用して１５ｋＨ
２百数士ボルトでｐ−１系螢光体を発光させたところ、
全面保護層で覆った場合が数ｆ−Ｌであるのに対して、
本発明によるものでは５０〜６０ｆ −Ｌが得られた。

第３図は、本発明による保護層をもった表示板を組上げ
た実施例を示す。

図面の番号は第２図のものと同じものを用いている。

発明の効果 以上述べたように本発明のプラズマ表示装置は放電に寄
与する部分だけ保護層を設けたことによって螢光面の長
寿命化、放電電圧の低減、放電特性の改善が行なわれ、
かつ高輝度のものが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来技術による表示装置を示し、第２図は不発
明による保護層を備えた実施例の表示装置を示し、第３
図は第２図の表示装置を組上げた実施例を示す。 １・・・・・・基板、２・・・・・・電極、３・・・・
・・絶縁層、４・・・螢光体層、５・・・・・・保護層
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 基板上に配列した電極と、これを被覆する絶縁層お
   よび絶縁層上にあってガス放電空間に面した螢光体層を
   有するプラズマ表示装置において。 上記螢光体層の表面に上記電極形状に対応する形状の良
   好な放電特性を有する保護層を電極に対面する位置にの
   み設けたことを特徴とするプラズマ表示装置。