JP3425145B2 - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

プラズマディスプレイパネル

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JP3425145B2
JP3425145B2 JP2002179624A JP2002179624A JP3425145B2 JP 3425145 B2 JP3425145 B2 JP 3425145B2 JP 2002179624 A JP2002179624 A JP 2002179624A JP 2002179624 A JP2002179624 A JP 2002179624A JP 3425145 B2 JP3425145 B2 JP 3425145B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネルに関し、特に、このプラズマディスプレイパ
ネルのセル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大型で且つ薄型のカラー画面表示
装置として面放電方式交流型プラズマディスプレイパネ
ルが注目を集めており、その普及が図られて来ている。
【0003】図1は、この面放電方式交流型プラズマデ
ィスプレイパネルの従来のセル構造を模式的に示す正面
図であり、図2は、図1のV−V線における断面図、図
3は、図1のW−W線における断面図である。
【0004】この図1ないし3において、プラズマディ
スプレイパネルの表示面となる前面ガラス基板1側に
は、その背面に、複数の行電極対(X0,Y0)と、この
行電極対(X0,Y0)を被覆する誘電体層2と、この誘
電体層2の背面を被覆するMgOからなる保護層3が順
に設けられている。
【0005】各行電極X0,Y0は、それぞれ、幅の広い
ITO等の透明導電膜からなる透明電極Xa0,Ya0
と、その導電性を補う幅の狭い金属膜からなるバス電極
Xb0,Yb0とから構成されている。
【0006】そして、行電極X0とY0とが放電ギャップ
g0を挟んで対向するように列方向に交互に配置されて
おり、各行電極対(X0,Y0)によって、マトリクス表
示の1表示ライン(行)Lが構成される。
【0007】一方、希ガスが封入された放電空間S0を
介して前面ガラス基板1に対向する背面ガラス基板4に
は、行電極対X0,Y0と直交する方向に延びるように配
列された複数の列電極D0と、この列電極D0間にそれぞ
れ平行に延びるように形成された帯状の隔壁5と、この
隔壁5の側面と列電極D0を被覆するそれぞれR,G,
Bに色分けされた蛍光体層6とが設けられている。
【0008】そして、各表示ラインLにおいて、列電極
D0と行電極対(X0,Y0)が交差し、隔壁5によって
放電空間S0が区画されることにより、単位発光領域で
ある放電セルC0がそれぞれ画定されている。
【0009】上記の面放電方式交流型プラズマディスプ
レイパネルにおける画像の表示は、以下のようにして行
われる。
【0010】すなわち、先ず、アドレス操作により、各
放電セルC0において行電極対(X0,Y0)と列電極D0
との間で選択的に放電が行われ、点灯セル(誘電体層2
に壁電荷が形成された放電セルC0)と消灯セル(誘電
体層2に壁電荷が形成されなかった放電セルC0)と
が、表示する画像に対応してパネル上に分布される。
【0011】このアドレス操作の後、全表示ラインLに
おいて一斉に、各行電極対の行電極X0とY0に対して交
互に放電維持パルスが印加され、この放電維持パルスが
印加される毎に、点灯セルにおいて面放電が発生され
る。
【0012】以上のようにして、点灯セルにおける面放
電により紫外線が発生され、放電空間S0内のR,G,
Bの蛍光体層6がそれぞれ励起されて発光することによ
り、表示する画像が形成される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のような面放電方
式交流型プラズマディスプレイパネルにおいては、図3
に示されるように蛍光体層6を帯状の隔壁5の側面にも
形成して、放電セルC0内の発光面積を増大させること
により、表示画面の輝度の増加を図っている。
【0014】しかしながら、上述した従来の面放電方式
交流型プラズマディスプレイパネルの構造では、各放電
セルC0のサイズを小さくして画面の精細度を上げよう
とすると、それに伴って、蛍光体層6の表面積が減少
し、輝度が低下してしまうという問題が生じる。
【0015】さらに、この画面の高精細化に対応するた
めに、各行電極対(X0,Y0)の間のピッチを狭めてゆ
くと、列方向において隣接する放電セルC0に放電の干
渉が生じ、誤放電が発生し易くなるという問題が生じ、
また、行方向において隣接する放電セルC0間において
も誤放電が生じ易くなるという問題を有している。
【0016】この発明は、上記のような従来の面放電方
式交流型プラズマディスプレイパネルにおける問題点の
解決を課題の一例とするものである。
【0017】すなわち、この発明は、プラズマディスプ
レイパネルの高精細化と表示性能の向上を一つの課題と
しており、そのために、輝度の低下と放電セルにおける
誤放電を防止して、画面の高精細化を図ることが出来る
プラズマディスプレイパネルを提供することを目的とし
ている。
【0018】さらに、この発明は、高精細化と表示性の
向上を得るために、プラズマディスプレイパネルに入射
する外光の反射を防止して表示画面のコントラストを向
上させることが出来るディスプレイパネルを提供するこ
とを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、請求項1に係る発明として、前面
基板の背面基板と放電空間を介して対向する側に、行方
向に延び列方向に並設されてそれぞれ表示ラインを形成
する複数の行電極対とこの行電極対を被覆する誘電体層
とが設けられたプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記前面基板と背面基板との間に配置されて列方向に延
びる縦壁部と行方向に延びる横壁部によって放電空間を
単位発光領域毎に行方向と列方向に区画する隔壁を備
え、前記放電空間の単位発光領域に面する前記隔壁の横
壁部および縦壁部並びに前記背面基板上の面に蛍光体層
が形成され、前記行電極対を構成する第1行電極および
第2行電極が、行方向に延びる金属層で構成される電極
本体部と、前記放電空間内の単位発光領域毎に、電極本
体部から対となる他の行電極の方向に張り出して所要の
放電ギャップを介して互いに対向する透明電極膜で構成
される突出電極部を備えており、前記誘電体層は前記電
極本体部上に嵩上げ部を有し、該嵩上げ部と前記横壁部
とが当接して列方向に隣接する前記単位発光領域の放電
空間を遮蔽し、前記第1行電極と第2行電極の内少なく
とも一方の行電極の列方向において隣接する二つの表示
ライン間において背中合わせになっている突出電極部
が、互いに同一の電極本体部を共用していることを特徴
としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を説
明する。第1の実施形態のプラズマディスプレイパネル
は、ガラス基板等からなる前面基板の背面基板と放電空
間を介して対向する側に、行方向に延び列方向に並設さ
れてそれぞれ表示ラインを形成する複数の行電極対とこ
の行電極対を被覆する誘電体層とが設けられている。ま
た、前面基板と背面基板との間には、列方向に延びる縦
壁部と行方向に延びる横壁部によって放電空間を単位発
光領域毎に行方向と列方向に区画する隔壁が配置されて
いる。
【0021】そして、放電空間の単位発光領域に面する
隔壁の横壁部および縦壁部並びに背面基板上の面に蛍光
体層が形成され、行電極対を構成する第1行電極および
第2行電極が、行方向に延びる金属層で構成される電極
本体部と、放電空間内の単位発光領域毎に、電極本体部
から対となる他の行電極の方向に張り出して所要の放電
ギャップを介して互いに対向する透明導電膜で構成され
る突出電極部とを備えている。
【0022】また、行電極対を構成する第1行電極と第
2行電極の列方向における位置が隣接する表示ラインに
おいて交互に入れ替わるように配置されていて、この第
1行電極と第2行電極の内少なくとも一方の行電極の列
方向において隣接する二つの表示ライン間において背中
合わせになっている突出電極部が、互いに同一の電極本
体部を共用している。
【0023】このような第1の実施形態の特徴による
と、列方向に延びる縦壁部と行方向に延びる横壁部を有
する隔壁によって、前面基板と背面基板の間の放電空間
が、単位発光領域毎に区画される。そして、行電極対を
構成するそれぞれの行電極が、行方向に延びる電極本体
部から単位発光領域毎に対となる他の行電極の方向に張
り出して所要の放電ギャップを介して互いに対向する突
出電極部を備え、それぞれ、隔壁によってその周囲を区
画された単位発光領域毎に島状に独立するように構成さ
れているとともに、隣接する表示ラインにおいて互いに
背中合わせに配置される第1行電極同士または第2行電
極同士が同一の電極本体部を共用するように構成されて
いる。
【0024】したがって、前面基板と背面基板の間の放
電空間が隔壁によって単位発光領域毎に行方向および列
方向においてそれぞれ区画されていることにより、列方
向および行方向において隣接する単位発光領域間で放電
の干渉が生じて誤放電が発生するのを防止することが出
来、さらに、行電極対を構成するそれぞれの行電極が単
位発光領域毎に島状に独立するように構成されているこ
とによって、行電極間における発光のための放電が単位
発光領域ごとに独立して行われるようになるので、画像
の精細度を上げるために各単位発光領域のサイズを小さ
くした場合でも、行方向において隣接する単位発光領域
ヘの放電の干渉が生じるのを防止することが出来るよう
になる。
【0025】また、隣接する表示ラインにおいて互いに
背中合わせに配置される第1行電極同士または第2行電
極同士が同一の電極本体部を共用することによって、こ
の電極本体部の設置面積を小さくすることが出来、その
分、単位発光領域のサイズを大きくしてこの単位発光領
域の発光面積を増加させることができるので、これによ
っても、画面の高精細化と同時に表示画像の輝度の増加
を図ることが出来るようになる。
【0026】それに加えて、各単位発光領域において、
蛍光体層を、放電空間に面する隔壁の横壁部(二面),
縦壁部(二面),背面基板上の面(一面)の計五面に形
成することができるので、蛍光体層の表面積すなわち発
光面積を拡大させることができる。そして、この拡大さ
れた蛍光体層に対して、一対の突出電極間に形成される
放電ギャップで放電を生じさせ、この放電から発生され
た紫外線で各面の蛍光体層を発光させることができるの
で、各単位発光領域の輝度がそれぞれ増大される。した
がって、画面の精細度を上げるために各単位発光領域の
サイズを小さくしても、表示画面の輝度が従来のものと
比べて低下してしまうことがない。
【0027】第2の実施形態のプラズマディスプレイパ
ネルは、第1の実施形態のプラズマディスプレイパネル
を前提として、突出電極部は、放電ギャップを介して対
向する幅広部と前記電極本体部に接続される狭小の基端
部を備えていることを特徴とする。
【0028】この第2の実施形態のプラズマディスプレ
イパネルは、前述の特徴に加えて、各単位発光領域の放
電空間に面する計五面に形成された蛍光体層に対して、
放電空間内の単位発光領域毎に、狭小の基端部と対向す
る幅広部とからなる島状に独立した一対の突出電極を張
り出して形成している。したがって、張り出された幅広
部間に形成される放電ギャップで放電を生じさせ、この
放電から発生された紫外線で各面の蛍光体層を発光させ
ることができる。これによって、各単位発光領域の輝度
をそれぞれ増大させることができる。
【0029】このように、本発明の各実施形態に係るプ
ラズマディスプレイパネルによると、画面の高精細化を
図りながら、表示性能を向上させることができる。
【0030】
【実施例】[実施例の前提となるセル構造]図4ないし
8は、この発明によるプラズマディスプレイパネル(以
下、PDPという)の前提となるセル構造を示すもので
あって、図4はPDPの行電極対と隔壁との関係を模式
的に表す正面図であり、図5は図4のV1−V1線にお
ける断面図、図6は図4のV2−V2線における断面
図、図7は図4のW1−W1線における断面図、図8は
図4のW2−W2線における断面図である。
【0031】図4ないし8において、表示面である前面
ガラス基板(前面基板)10の背面に、複数の行電極対
(X,Y)が、前面ガラス基板10の行方向(図4の左
右方向)に延びるように平行に配列されている。
【0032】行電極Xは、幅広部と狭小の基端部とによ
りT字形状に形成されたITO等の透明導電膜からなる
突出電極部Xaと、前面ガラス基板10の行方向に延び
て突出電極部Xaの狭小の基端部に接続された電極本体
部を形成する金属膜からなる電極本体部Xbとによって
構成されている。
【0033】行電極Yも同様に、幅広部と狭小の基端部
とによりT字形状に形成されたITO等の透明導電膜か
らなる突出電極部Yaと、前面ガラス基板10の行方向
に延びて突出電極部Yaの狭小の基端部に接続された電
極本体部を形成する金属膜からなる電極本体部Ybとに
よって構成されている。
【0034】この行電極XとYは、前面ガラス基板10
の列方向(図4の上下方向)に交互に配列されており、
電極本体部XbとYbに沿って並列されたそれぞれの突
出電極部XaとYaが、互いに対となる相手の行電極側
に延びて、突出電極部XaとYaの幅広部の頂辺が、そ
れぞれ所要の幅の放電ギャップgを介して互いに対向さ
れている。
【0035】突出電極部Xa,Yaは、ITOを前面ガ
ラス基板10に蒸著し、フォトリソ法によりパターニン
グすることにより、形成される。
【0036】電極本体部Xb,Ybは、それぞれ表示面
側の黒色導電層Xb1,Yb1と背面側の主導電層Xb
2,Yb2の二層構造に形成されている。
【0037】この電極本体部Xb,Ybは、黒色顔料を
混入させた銀ペーストを塗布して乾燥した後、さらにこ
の黒色銀ペースト膜上に銀ペーストを塗布して乾燥し、
次いで、フォトリソ法でパターニングして焼成すること
により形成される。
【0038】前面ガラス基板10の背面には、さらに、
行電極対(X,Y)を被覆するように誘電体層11が形
成されており、この誘電体層11の背面には、互いに隣
接する行電極対(X,Y)の隣り合う電極本体部Xbと
Ybに対向する位置、および、この隣り合う電極本体部
Xbと電極本体部Ybの間の領域に対向する位置に、誘
電体層11の背面側に突出する嵩上げ誘電体層11A
が、電極本体部XbおよびYbと平行に延びるように形
成されている。
【0039】この誘電体層11は、低融点ガラスペース
トを所定の厚さでフィルム状にしたものを積層して焼成
することにより形成され、嵩上げ誘電体層11Aは誘電
体層11上に低融点ガラスペーストを所定の厚さでスク
リーン印刷して焼成することにより形成される。
【0040】そして、この誘電体層11と嵩上げ誘電体
層11Aの背面側には、MgOからなる保護層12が形
成されている。
【0041】一方、前面ガラス基板10と平行に配置さ
れた背面ガラス基板13の表示側の面上には、列電極D
が、各行電極対(X,Y)の互いに対となった突出電極
部XaとYaに対向する位置において行電極対(X,
Y)と直交する方向(列方向)に延びるように、互いに
所定の間隔を開けて平行に配列されている。
【0042】この列電極Dは、Al合金(例えばAl−
Mn合金)を背面ガラス基板13上に蒸着してフォトリ
ソ法によりパターニングすることにより、形成される。
【0043】背面ガラス基板13の表示側の面上には、
さらに、列電極Dを被覆する白色の誘電体層14が形成
され、この誘電体層14上に、隔壁15が形成されてい
る。
【0044】白色の誘電体層14は、白色顔料を混入さ
せたガラスペーストを背面ガラス基板13および列電極
D上に塗布して焼成することにより、形成される。
【0045】隔壁15は、互いに平行に配列された各列
電極Dの間の位置において列方向に延びる縦壁部15a
と、嵩上げ誘電体層11Aに対向する位置において行方
向に延びる横壁部15bとによって形成されている。
【0046】そして、この隔壁15によって、前面ガラ
ス基板10と背面ガラス基板13の間の放電空間Sが、
各行電極対(X,Y)において対となった突出電極部X
aとYaに対向する部分毎に区画されて、それぞれ方形
の放電セルCが形成されている。
【0047】この隔壁15は、その表示面側に形成され
たが黒色層(光吸収層)151と背面側の白色層(光反
射層)152の二層構造に形成されており、放電空間S
に面する側壁面がほぼ白色(すなわち、光反射層)にな
るように構成されている。
【0048】この隔壁15は、誘電体層14上に白色顔
料を混入させた低融点ガラスペーストと黒色顔料を混入
させた低融点ガラスペーストを順に塗布して焼成した
後、井桁状のマスク(黒色層上にフィルム状のレジスト
を積層し、井桁状のマスクによって露光および現像を行
って井桁状の開口部をレジスト層に形成したもの)を介
して、サンドブラスト法により、白色および黒色のガラ
ス層を切削することによって形成される。
【0049】隔壁15の縦壁部15aの表示側の面は保
護層12に当接されておらず(図7参照)、その間に隙
間rが形成されているが、横壁部15bの表示側の面
が、保護層12の嵩上げ誘電体層11Aを被覆している
部分に当接されていて、列方向において隣接する放電セ
ルCとの間がそれぞれ遮蔽されている。
【0050】放電セルC内の放電空間Sに面する隔壁1
5の縦壁部15aおよび横壁部15bの側面と誘電体層
14の表面には、これらの五つの面を全て覆うように蛍
光体層16が、それぞれ順に形成されている。
【0051】この蛍光体層16の色は、各放電セルC毎
に赤(R),緑(G),青(B)の色が行方向に順に並
ぶように設定される。
【0052】そして、放電空間S内には、希ガスが封入
されている。
【0053】上記のPDPは、行電極対(X,Y)がそ
れぞれマトリクス表示画面の1表示ライン(行)Lを構
成し、また、縦壁部15aおよび横壁部15bとからな
る隔壁15によって放電空間Sが区画されることによ
り、それぞれの放電セルCを画定している。
【0054】このPDPにおける画像表示は、従来のP
DPと同様に行われる。すなわち、先ず、アドレス操作
により、各放電セルCにおいて行電極対(X,Y)と列
電極Dとの間で選択的に放電が行われ、全表示ラインL
に点灯セル(誘電体層11に壁電荷が形成された放電セ
ルC)と消灯セル(誘電体層11に壁電荷が形成されな
かった放電セルC)とが、表示する画像に対応して、パ
ネル上に分布される。
【0055】このアドレス操作の後、全表示ラインLに
おいて一斉に、行電極対(X,Y)の行電極XとYに対
して交互に放電維持パルスが印加され、この放電維持パ
ルスが印加される毎に、各点灯セルにおいて面放電が発
生される。
【0056】以上のようにして、点灯セルにおける面放
電により紫外線が発生され、放電セルC内の赤(R),
緑(G),青(B)の各蛍光体層16がそれぞれ励起さ
れて発光することにより、表示画像が形成される。
【0057】上記PDPは、各放電セルCにおいて、蛍
光体層16が、放電セルC内の放電空間Sに面する隔壁
15の四面の側壁と列電極Dを被覆する誘電体層14の
表示側の面の五面に形成されていることにより、蛍光体
層16の表面積すなわち発光面積が従来のPDPと比較
して拡大されている。
【0058】これによって、放電セルCの一個当たりの
輝度がそれぞれ増大され、従来のものと比較した場合に
表示画面の輝度を向上させることが出来る一方、画面の
精細度を上げるために各放電セルCのサイズを小さくし
ても、表示画面の輝度が従来のものと比べて低下してし
まうことがない。
【0059】さらに、上記PDPは、行電極X,Yの突
出電極部Xa,Yaが、電極本体部Xb,Ybから互い
に対となる相手の行電極側に延びて、それぞれ放電セル
C毎に島状に独立するように構成されているために、画
面の精細度を上げるために各放電セルCのサイズを小さ
くしても、表示ラインL方向(行方向)において隣接す
る放電セルCヘの放電の干渉が生じる虞は無い。
【0060】さらにまた、上記PDPは、誘電体層11
に嵩上げ誘電体層11Aが形成され、この嵩上げ誘電体
層11Aを被覆する保護層12が隔壁15の横壁部15
bの表示側の面に当接されて列方向(表示ラインLと直
交する方向)において隣接する放電セルCの放電空間S
が互いに遮蔽されている(図5および6,8参照)こと
により、この列方向において隣接する放電セルC間で放
電の干渉が生じるのが防止される。
【0061】一方、隔壁15の縦壁部15aの表示側の
面が、誘電体層11の嵩上げ誘電体層11Aが形成され
ていない部分に対向されていて、この縦壁部15aの表
示側の面と保護層12との間に隙間rが形成されている
(図6および7参照)ことにより、行方向(表示ライン
L方向)において互いに隣接する放電セルCの放電空間
Sが隙間rを介して僅かに連通されて、放電を連鎖的に
生じさせるプライミング効果が発生し、放電動作の安定
化を図ることが出来る。
【0062】さらに、上記PDPは、電極本体部Xb,
Ybの表示面側にそれぞれ黒色導電層Xb1,Yb1が設
けられていることにより、前面ガラス基板10を通して
入射してくる外光が反射されるのを防止して、表示画面
のコントラストを向上させることが出来る。
【0063】さらに、上記PDPは、背面ガラス基板1
3上に形成された誘電体層14が白色になっていること
により、蛍光体層16によって発光される光を表示側に
反射して、背面側に逃げるのを防止することにより、表
示画面の輝度を増加させることが出来る。
【0064】また、この誘電体層14によって、サンド
ブラスト時の保護層の役割が果たされる。
【0065】さらに、上記PDPは、隔壁15の表示側
の面に黒色層151が形成されていることによって、前
面ガラス基板10を通して入射してくる外光がこの部分
において反射されるのを防止して、表示画面のコントラ
ストを向上させることができる。
【0066】そして、放電セルCを区画する隔壁15の
四面の壁面が白色層152によって構成されていること
により、蛍光体層16による発光を表示側に反射して、
表示画面の輝度を増加させることが出来る。
【0067】[第1実施例]この発明の第1実施例を、
図9に基づいて説明する(以下の各実施例においては、
前述の前提となるセル構造と異なる点を中心に説明し、
同一の箇所は同一の符号を付すか或いは一部説明を省略
する。)。図9は、この第1実施例におけるPDPの行
電極対と隔壁との関係を模式的に表す正面図である。
【0068】図9において、表示面である前面ガラス基
板(図示せず)の背面に、複数の行電極対(Xi,Yi)
が、前面ガラス基板の行方向(図9の左右方向)に延び
るように平行に配列されている。
【0069】行電極Xiは、放電ギャップgを介して対
向する幅広部と狭小の基端部を備えてT字形状に形成さ
れたITO等の透明導電膜からなる突出電極部Xai
と、前面ガラス基板の行方向に延びて突出電極部Xai
の狭小の基端部に接続された金属膜からなる電極本体部
Xbjとによって構成されている。
【0070】行電極Yiも同様に、放電ギャップgを介
して対向する幅広部と狭小の基端部を備えてT字形状に
形成されたITO等の透明導電膜からなる突出電極部Y
aiと、前面ガラス基板10の行方向に延びて突出電極
部Yaiの狭小の基端部に接続された金属膜からなる電
極本体部Ybjとによって構成されている。
【0071】この行電極XiとYiは、前面ガラス基板の
列方向(図9の上下方向)に配列された表示ラインL
i,Li+1…において、行電極XiとYiが、(Yi,X
i),(Xi+1,Yi+1)…というように、表示ライン毎
に交互にその配置が入れ替えられて配列されている。
【0072】この行電極XiとYiの電極本体部Xbjと
Ybjに沿って並列されたそれぞれの突出電極部Xaiと
Yaiが、互いに対となる相手の行電極側に延びて、突
出電極部XaiとYaiの幅広部の頂辺が、それぞれ所要
の幅の放電ギャップgを介して互いに対向されている。
【0073】そして、上記の配置によって、列方向にお
いて隣接する表示ラインLi,Li+1において、行電極対
(Yi, Xi)と(Xi+1,Yi+1)の互いに背中合わせに
配置される行電極XiとXi+1 のそれぞれ透明電極Xai
とXai+1 とが、共通の電極本体部Xbjに接続されて
いる。
【0074】前面ガラス基板と背面ガラス基板(図示せ
ず)の間の放電空間を区画する隔壁25は、それぞれ行
方向に配列された透明電極XaiおよびYaiの間の位置
において列方向に延びる縦壁25aと、電極本体部Xb
jに対向する位置において行方向に延びる横壁25b、
および、列方向において隣接する表示ライン間において
互いに背中合わせに位置するバス電極Ybj-1とYbjに
対向する位置において行方向に延びる横壁25b0とに
よって井桁状に形成されている。
【0075】そして、この井桁状の隔壁25によって、
前面ガラス基板と背面ガラス基板の間の放電空間が、各
行電極対(Xi,Yi)において対となった透明電極Xa
iとYaiに対向する部分毎に区画されて、それぞれ方形
の放電セルC1が形成されている。
【0076】この第1実施例におけるPDPは、隣接す
る表示ラインにおいて、互いに背中合わせに配置される
行電極XiとXi+1 が、電極本体部Xbjを共用してお
り、この電極本体部Xbjの設置面積が、互いに分離し
て背中合わせに配置される電極本体部Ybj-1とYbjの
設置面積よりも小さくなっている。
【0077】従って、電極本体部Xbjに対向する隔壁
25の横壁25bの幅を、互いに背中合わせに配置され
る電極本体部Ybj-1とYbjに対向する横壁25b0の
幅と比べて小さくでき、その分、放電セルC1の容積を
大きくして、この放電セルC1内に形成される蛍光体層
の表面積を増加させることができるので、表示画像の輝
度が増加される。
【0078】さらに、電極本体部Xbjの共用によっ
て、行電極Xiへの放電電流を低減することが出来る。
【0079】なお、この例において、隣接する表示ライ
ンの互いに背中合わせに配置される行電極XiとXi+1の
それぞれの突出電極部の基端部を連結して、一体的に形
成するようにしても良い。
【0080】[第2実施例]次に、この発明の第2実施
例を、図10に基づいて説明する。図10は、この第2
実施例におけるPDPの行電極対と隔壁との関係を模式
的に表す正面図である。
【0081】この第2実施例のPDPは、図9の第1実
施例のPDPと同様に、列方向に配列された表示ライン
Li-11,Li1,Li+11…において、行電極Xi1とYi1
が、(Yi-11,Xi-11),(Xi1,Yi1),(Yi+11,
Xi+11)…というように、表示ライン毎に交互にその配
置が入れ替えられて配列されている。
【0082】そして、上記の配置によって、列方向にお
いて隣接する表示ラインにおいて、互いに背中合わせに
配置される行電極Xi-11とXi1のそれぞれの突出電極部
Xai-11とXai1とが、共通の電極本体部Xbj1に接
続されている。
【0083】さらに、列方向において隣接する表示ライ
ンにおいて、互いに背中合わせに配置される行電極Yi1
とYi+11 のそれぞれの突出電極部Yai1とYai+11と
が、共通の電極本体部Ybj1に接続されている。
【0084】このように、第2実施例におけるPDP
は、隣接する表示ラインにおいて、互いに背中合わせに
配置される行電極Xi1とXi+11 が電極本体部Xbj1を
共用しており、さらに、互いに背中合わせに配置される
行電極Yi2とYi+12が電極本体部Ybj1を共用している
ことにより、この電極本体部Xbj1とYbj1の設置面
積が、図9のPDPの電極本体部の設置面積よりもさら
に小さくなる。
【0085】従って、電極本体部Ybj1に対向する隔
壁251の横壁25b1の幅を図9のPDPと比べてさら
に小さくでき、その分、放電セルC11の容積を大きく
して、この放電セルC11内に形成される蛍光体層の表
面積をさらに増加させることができるので、表示画像の
輝度が増加される。
【0086】さらに、電極本体部Xbj1およびYbj1
の共用によって、行電極XiおよびYiへの放電電流を低
減することが出来る。
【0087】なお、この例において、図11に示される
ように、隣接する表示ラインにおいて、互いに背中合わ
せに配置される行電極Xi-11とXi1の突出電極部Xai-1
1とXai1のそれぞれの基端部を連結して一体的に形成
し、さらに、行電極Yi1とYi+11のそれぞれの突出電極
部Yai1とYai+11の基端部を連結して一体的に形成する
ようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】面放電方式交流型プラズマディスプレイパネル
の従来のセル構造を模式的に示す正面図である。
【図2】図1のV−V線における断面図である。
【図3】図1のW−W線における断面図である。
【図4】この発明の前提となるセル構造の行電極対と隔
壁との関係を模式的に表す正面図である。
【図5】図4のV1−V1線における断面図である。
【図6】図4のV2−V2線における断面図である。
【図7】図4のW1−W1線における断面図である。
【図8】図4のW2−W2線における断面図である。
【図9】この発明の第1実施例におけるPDPの行電極
対と隔壁との関係を模式的に表す正面図である。
【図10】この発明の第2実施例におけるPDPの行電
極対と隔壁との関係を模式的に表す正面図である。
【図11】この発明の第2実施例の変形例を示す模式図
である。
【符号の説明】
10 …前面ガラス基
板(前面基板) 11 …誘電体層 11A …嵩上げ誘電体
層 12 …保護層 13 …背面ガラス基
板(背面基板) 14 …誘電体層 15,25,251 …隔壁 15a,25a …縦壁部 15b,25b,25b0,25b1 …横壁部 151 …黒色層 152 …白色層 16 …蛍光体層 X,Xi,Xi1 …行電極(第1
行電極) Y,Yi,Yi1 …行電極(第2
行電極) Xa,Xai,Xai1 …突出電極部 Ya,Yai,Yai1 …突出電極部 Xb,Xbj,Xbj1 …電極本体部 Yb,Ybj,Ybji …電極本体部 Xb1,Yb1 …黒色層 Xb2,Yb2 …白黒色層 S …放電空間 C,C1,C11 …放電セル(単
位発光領域) g …ギャップ r …隙間 L,Li,Lj1 …表示ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 達郎 山梨県中巨摩郡田富町西花輪2680番地 パイオニア株式会社ディスプレイセンタ ー内 (72)発明者 増田 耕輔 山梨県中巨摩郡田富町西花輪2680番地 パイオニア株式会社ディスプレイセンタ ー内 (56)参考文献 特開 平10−308177(JP,A) 特開 平10−83160(JP,A) 特開 平2−100237(JP,A) 特開 平5−119738(JP,A) 特開 平3−84831(JP,A) 特開 平3−269933(JP,A) 特開 平8−250029(JP,A) 特開 平10−308176(JP,A) 特開2000−113828(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 11/02 H01J 11/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面基板の背面基板と放電空間を介して
    対向する側に、行方向に延び列方向に並設されてそれぞ
    れ表示ラインを形成する複数の行電極対とこの行電極対
    を被覆する誘電体層とが設けられたプラズマディスプレ
    イパネルにおいて、 前記前面基板と背面基板との間に配置されて列方向に延
    びる縦壁部と行方向に延びる横壁部によって放電空間を
    単位発光領域毎に行方向と列方向に区画する隔壁を備
    え、 前記放電空間の単位発光領域に面する前記隔壁の横壁部
    および縦壁部並びに前記背面基板上の面に蛍光体層が形
    成され、 前記行電極対を構成する第1行電極および第2行電極
    が、行方向に延びる金属層で構成される電極本体部と、
    前記放電空間内の単位発光領域毎に、電極本体部から対
    となる他の行電極の方向に張り出して所要の放電ギャッ
    プを介して互いに対向する透明電極膜で構成される突出
    電極部を備えており、前記誘電体層は前記電極本体部上に嵩上げ部を有し、該
    嵩上げ部と前記横壁部とが当接して列方向に隣接する前
    記単位発光領域の放電空間を遮蔽し、 前記 第1行電極と第2行電極の内少なくとも一方の行電
    極の列方向において隣接する二つの表示ライン間におい
    て背中合わせになっている突出電極部が、互いに同一の
    電極本体部を共用していることを特徴とするプラズマデ
    ィスプレイパネル。
  2. 【請求項2】 前記突出電極部は、放電ギャップを介し
    て対向する幅広部と前記電極本体部に接続される狭小の
    基端部を備えている請求項1に記載のプラズマディスプ
    レイパネル。
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