JPS593803Y2 - リング状砥石 - Google Patents

リング状砥石

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Publication number
JPS593803Y2
JPS593803Y2 JP8263881U JP8263881U JPS593803Y2 JP S593803 Y2 JPS593803 Y2 JP S593803Y2 JP 8263881 U JP8263881 U JP 8263881U JP 8263881 U JP8263881 U JP 8263881U JP S593803 Y2 JPS593803 Y2 JP S593803Y2
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JP
Japan
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ring
grinding
grindstone
elastic
curvature
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Expired
Application number
JP8263881U
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English (en)
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JPS57197461U (ja
Inventor
勝広 川崎
Original Assignee
東邦窯業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は研削しようとする物品に対するなじみ性に優れ
た研削用リング状砥石を提供するものである。
従来、ある曲率半径を有する物品の表面を研削あるいは
研磨する際、研削具を対象物品すなわち被削物の表面に
沿って曲率を変化することなく移動させることは困難と
いうより不可能であった。
すなわち研削面に不連続面が生ずることは避けえなかっ
た。
特に曲率半径の小さな曲面を有する物品において面を一
様に研磨仕上することはできなかった。
本考案者はこの欠点をなくすために先に実公昭46−3
6390号公報に記載した如き研削用リングバフ車を考
案した。
この研削用リングバフ車は外周面上に高弾性支持体層を
有する回転車と、弾性リングの外周面に多数の扁平な砥
石片を接着させたリングバフとからなり、かつリングバ
フは回転車に対し脱着自在となっている。
しかしながら、この研削用リングバフ車によっても充分
満足のいく研削あるいは研磨仕上が得られなかった。
上記公報の弾性リングはゴムシートとガラス繊維等の繊
維から織成された強度大にして伸びの小さい織布との多
層積層体で、大なる引張り強度を有している。
この弾性リングはその上に直接接着剤にて砥石片を載せ
ている。
このためこの弾性リングは回転車の有する高弾性支持体
層の高速回転による遠心力破壊からの保護には大いに役
立っているが、砥石片は高弾性支持体層の弾力性を直か
に受けることなく、被削物に対するなじみ性に欠けてい
た。
本考案者は更に鋭意研究の結果本考案に到り、従来にみ
られない、研削しようとする物品に対する優れたなじみ
性を有するリング状砥石を提供するに到った。
本考案の物品を以下に図面を参照しながら説明する。
第1図は本考案品のリング状砥石1の全体の側面断面図
を示す。
第1図において、2は該リング状砥石の全体を支える支
持体であって、ゴムシート、特に丈夫な軟質ゴムのシー
トにピアノ線またはワイヤコードのような金属線3をシ
ートの中央部に入れたものからできている。
上記支持体2の上に弾性体層4を少なくとも一層設け、
この層の材料としては弾性のある多孔質合成樹脂が最も
適切である。
この弾性体の上に、弾性体を保護し、しかも上に接着さ
れる砥石片6を丈夫に固定するためのゴムシート5を接
着する。
砥石片6は、第2図にリング状砥石1の一部分を拡大断
面図として示した如く、若干の間隙を設けてゴムシート
5上に配置接着されるのがよい。
ゴムシート5を使用するだけでも、弾性体層4(上記公
報の高弾性支持体層に相当する)の高速回転による遠心
力破壊は免れることが分った。
しかもゴムシート5は砥石片6に弾性体層4の弾力を直
かに伝えるため、砥石片は個々独立に被削物の曲面に応
じて動き、極めてなじみ性の大きいという効果が得られ
た。
本考案のリング状砥石は主として従来使用されている回
転車(図示されていない)に嵌装して用いられる。
例えば前記実公昭46−36390号公報に記載の回転
車が適当である。
しかしまた本リング状砥石は研削用ベルトとして使用す
ることも可能である。
本考案のリング状砥石の全体及び各部分の寸法は研削あ
るいは研磨する対象物品の大きさ、材質あるいは各部分
に使用する材料の種類によって自由に変えることができ
る。
本考案品を具体的に使用した結果優れた効果があること
が確認された。
以下に実施例をもって示す。
上記条件により研削具を移動させて円筒状物の外表面を
軸方向に研削した研削物の曲率半径の変化を次のように
して比較測定した。
まず研削する前に、被削物の真円度を通常の方法でダイ
ヤルゲージを用いて測定し、研削後研削面の巾および最
大研削代を測定した。
得られた測定値から研削部分の変化した曲率半径を計算
により算出した。
次いで次式 を用いて曲率半径変化率を求めて、その値を比較した。
第3図は実施例の研削物の測定部位を説明する図であり
、第3図のaは研削物の斜視図、第3図のbは研削物の
半径方向の断面である。
31は研削面を示し、32は最大研削代を示す。
測定および計算の結果を第1表に示す。
第1表から分るように、各被削材、各研削具毎に3回の
研削テスト後の研削面について測定したところ、いずれ
も曲率半径変化率において従来の研削具1を用いた場合
と本考案の研削具2を用いた場合との間には極めてはっ
きりとした驚くべき大きな差が現れた。
曲率半径変化率は小さいほど元の曲率半径に近いことに
なるので、本考案品の研削具を用いれば元の形状を変形
することなく、研削の仕上りは満足のいくものであるこ
とが結論された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のリング状砥石の半径方向の断面図を示
し、第2図はリング状砥石の拡大部分断面図である。 第3図は実施例の研削物の測定部位を説明する図であり
、aは研削物の斜視図、bは研削物の半径方向断面であ
る。 1・・・・・・リング状砥石、2・・・・・・支持体、
3・・・・・・金属線、4・・・・・・多孔性弾性体層
、5・・・・・・弾性体保護層、6・・・・・・砥石片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転車に保合接触するのに適した面を有し、金属線3で
    補強されたゴム製支持体層2上に多孔性弾性体層4およ
    びゴムシートよりなる弾性体保護層5を設け、更にその
    上に研削表面を有する扁平な多数の砥石片6を設けた構
    造を有することを特徴とする特に曲率半径を有する物品
    を研削または研磨するのに適したリング状砥石。
JP8263881U 1981-06-04 1981-06-04 リング状砥石 Expired JPS593803Y2 (ja)

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JP8263881U JPS593803Y2 (ja) 1981-06-04 1981-06-04 リング状砥石

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JPS57197461U JPS57197461U (ja) 1982-12-15
JPS593803Y2 true JPS593803Y2 (ja) 1984-02-02

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3445229B2 (ja) * 2000-03-03 2003-09-08 株式会社ティ・ケー・エックス 筒状砥石
JP6589039B1 (ja) * 2018-12-21 2019-10-09 株式会社ノリタケカンパニーリミテド センタレス加工用研磨ベルト、センタレス加工用砥石車、およびセンタレス加工用研磨ベルトの製造方法

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