JPS5937898Y2 - 対数変換装置 - Google Patents

対数変換装置

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JPS5937898Y2
JPS5937898Y2 JP9676077U JP9676077U JPS5937898Y2 JP S5937898 Y2 JPS5937898 Y2 JP S5937898Y2 JP 9676077 U JP9676077 U JP 9676077U JP 9676077 U JP9676077 U JP 9676077U JP S5937898 Y2 JPS5937898 Y2 JP S5937898Y2
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Japan
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voltage
input
amplifier
current
logarithm
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JP9676077U
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JPS5425039U (ja
Inventor
久雄 中根
Original Assignee
横河電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は交流信号をその実効値の対数に変換する対数変
換装置に関するものである。
交流信号の大きさを表わす形式として、その交流信号の
対数値に対応した値によって表わす場合がある。
例えば、レベル・メータあるいはレベル・レコーダにお
いて交流信号の大きさを指示あるいは記録する場合には
、その交流信号の実効値の対数値に対応した値を指示あ
るいは記録する。
この時、交流信号をその実効値の対数に変換するための
変換装置が必要である。
従来、この種の変換装置の一例として第1図に示すよう
な装置があった。
即ち、第1図において、RMSは実効値変換器、点線で
囲んだLOGは対数変換器、OPI、OF2は増幅器、
R1、R2、R3は抵抗器、Ql 、Q2はログ・トラ
ンジスタである。
実効値変換器RMSは交流信号をその実効値に対応した
直流電圧に変換するものである。
このような構成において、入力端子INに印加された交
流電圧信号Vacは実効値変換器RMSによりその実効
値に対応した直流電圧Vrmsに変換される。
この直流電圧Vrmsは対数変換器LOGに与えられる
対数変換器LOGの入力抵抗器のR1に流れる電流Ii
nは直流電圧Vrmsに対応しており、この電流Iin
は第1の増幅器OP1とログ・トランジスタQ1とから
なる対数変換回路に与えられる。
これにより、第1の増幅器OP1出力端には電流Iin
の対数に対応した電圧が発生する。
又、定電流源より発生する電流Irefがログ・トラン
ジスタQ2よりなるエミンタ逆飽和電流の補正回路に流
れることによりこのログ・トランジスタQ2のベース・
エミッタ間には定電流Irefの対数に対応した電圧が
生ずる。
第1の増幅器OP1の出力電圧v1とログ・トランジス
タQ20ベース・エミッタ間電圧の和が第2の増幅器O
P2で増幅出力される。
このようにして出力端子OUTに出力される電圧VOは
次のようになる。
ここで、kはボルツマン定数、qは電子の電荷Tは絶対
温度、tnは自然対数記号、logは常用対数記号、■
refは基準電流である。
(1)式における電流Iinは入力交流電圧信号Vac
に対応する。
この為、第1図に示す従来装置においては、以上のよう
にして交流電圧信号Vacの実効値の対数に対応した電
圧信号VOが得られる。
しかしながらこのような従来装置では実効値変換器RM
Sを必要とする。
実効値変換器EMSとしては種々のものがあるが、いず
れも回路構成が複雑で、高価なものである。
この為、このような実効値変換器RMSを使用する従来
装置においては、装置全体として煩雑でかつ回路構成が
複雑となり、従って高価にもなる等の欠点があった。
本考案は、上記したような従来の欠点を除くためになさ
れたもので、前述したような実効値変換器を使用するこ
となく、従来の対数変換器に簡単な回路を付加すること
により、交流信号をその実効値の対数に変換することが
できるようにしたものである。
次に、本考案を図面を用いて詳細に説明する。
第2図は本考案の装置の一実施例を示す回路図である。
第2図において、ABSは絶対値回路、点線で囲んだ部
分LOGは第1図に示す従来の対数変換器の回路と同様
な対数変換回路、Q3 、Q4はログ・トランジスタ、
Cはコンデンサである。
絶対値回路ABSは交流入力信号を絶対値化し正極性の
脈流信号を送出するもので、この絶対値回路ABSは第
1図に示す実効値変換器RMSに比較してはるかに簡単
なものである。
対数変換回路LOGの第1の増幅器OP1の出力端はト
ランジスタQ3とQ4の各エミッタの接続点に接続され
トランジスタQ1のエミッタはトランジスタQ3のコレ
クタとベースに共通接続されている。
又、トランジスタQ2のエミッタはトランジスタQ4の
コレクタとベースに共通接続され、更に、一方がコモン
・ラインに接続されたコンデンサCに接続されている。
kお、トランジスタQl 、Q2 。Q3.Q4は実質
的に同じ特性でかつ等温になっているものである。
以上のような構成における本考案の装置の動作について
説明する。
入力端子INに印加された被変換交流電圧Vacは絶対
値回路ABSにより絶対値化され、その絶対値電圧Va
cが対数変換回路LOGに与えられる。
対数変換回路LOGの抵抗器R1に流れる電流Iinは
被変換交流電圧Vacに対応した値である。
この電流Iinによって第1の増幅器OP1の出力電圧
■1は次のようになる。
ここで、■sはトランジスタQ1 、Q3のエミッタ逆
飽和電流である。
次に、コンデンサCの静電容量を、トランジスタQ2の
ベース電位v2及びトランジスタQ4のベース電位V3
が殆んど直流電位だけとみなせる程度に大きい容量とす
る。
この時、トランジスタQ4を流れる電流iは次式%式% (3)式の電流iの直流成分iはトランジスタQ2に流
れ、電流iの交流成分iacはコンデンサCに流れる。
ここで、前述のようにコンデンサCの静電容量が充分大
きくトランジスタQ4のベース電位V3は殆んど直流成
分だけであって交流成分v3acは殆んど零であるとす
る条件より、直流電流成分iは次のように表わせる。
(4)式に(2)式を代入すると次のようになる。
又、トランジスタQ2のベース・エミッタ間電圧(V2
V3)と直流電流iとの間には次の関係が成立する
(5)式と(6)式より次式を得る。
又、直流電流iは基準電流Iref に等しい。
従って、(7)式は次のようになる。
(8)式で表わされるトランジスタQ2のベース電位■
2は第2の増幅器OP2により増幅され、次式で表わさ
れる出力電圧Voが出力端子OUTに出力される。
(9)式に含まれ;4.rま入力電流Iinの実効値を
示すものであり、入力電流Iinは被変換交流電圧Va
cに対応するので、つまり、被変換交流電圧Vacの実
効値の対数に対応する電圧信号V。
が得られたことになる。
なお、抵抗器R2,R3の定数及び基準電流I ref
の値を変えることにより任意のスケーリングができる。
更に、第2図において、対数変換回路10とトランジス
タQ3.Q4で構成される回路部分は集積回路化するの
に適している。
以上説明したように本考案の装置によれば、従来の対数
変換回路に少なくとも2個のトランジスタと1個のコン
デンサを追加し、この回路に簡単な構成の絶対値回路を
前置することにより交流信号を一挙にその実効値の対数
に変換することができ、部品点数が少なく安価である等
の点も加味された実用上極めて効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の対数変換器、第2図は本考案の装置の一
実施例を示す回路図である。 OPl・・・・・・第1の増幅器、OF2・・・・・・
第2の増幅器、Ql、Q2.Q3.Q4・・・・・・ロ
グトランジスタ、C・・・・・・コンデンサ、R1、R
2,R3・・・・・・抵抗器、ABS・・・−・・絶対
値回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 交流入力電圧の絶対値に対応した電圧を得る絶対値回路
    と、抵抗器を介して前記絶対値回路の出力信号を入力端
    に受けると共に入力電流の対数に対応した電圧が得られ
    る一対の半導体素子を帰還路に有する第1の増幅器と、
    前記一対の半導体素子とそれぞれ実質的に同じ特性を有
    し一端より基準電流が供給され他端が前記第1の増幅器
    の出力端に接続される一対のログ・トランジスタと、こ
    の一対のログ・トランジスタの共通接続点にその一端が
    接続されると共に他端が共通電位点に接続され、入力さ
    れる交流信号に対して充分小さい容量リアクタンスを呈
    するような静電容量をもつコンデンサと、前記一対のロ
    グ・トランジスタの基準電流入力端に生じた電圧を入力
    として受ける第2の増幅器を具備し、前記交流入力電圧
    の実効値の対数に対応した信号を前記第2の増幅器の出
    力端より得るようにしたことを特徴とする対数変換装置
JP9676077U 1977-07-20 1977-07-20 対数変換装置 Expired JPS5937898Y2 (ja)

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JP9676077U JPS5937898Y2 (ja) 1977-07-20 1977-07-20 対数変換装置

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Publication Number Publication Date
JPS5425039U JPS5425039U (ja) 1979-02-19
JPS5937898Y2 true JPS5937898Y2 (ja) 1984-10-20

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JPS6338668Y2 (ja) * 1981-02-02 1988-10-12

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JPS5425039U (ja) 1979-02-19

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