JPS5937673B2 - 超音波振動を利用した一方向駆動装置 - Google Patents

超音波振動を利用した一方向駆動装置

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JPS5937673B2
JPS5937673B2 JP55152753A JP15275380A JPS5937673B2 JP S5937673 B2 JPS5937673 B2 JP S5937673B2 JP 55152753 A JP55152753 A JP 55152753A JP 15275380 A JP15275380 A JP 15275380A JP S5937673 B2 JPS5937673 B2 JP S5937673B2
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JP
Japan
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vibrating
ultrasonic
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movable body
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JP55152753A
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JPS5778378A (en
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年生 指田
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Shinsei Industries Co Ltd
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Shinsei Industries Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B06GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS IN GENERAL
    • B06BMETHODS OR APPARATUS FOR GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS OF INFRASONIC, SONIC, OR ULTRASONIC FREQUENCY, e.g. FOR PERFORMING MECHANICAL WORK IN GENERAL
    • B06B3/00Methods or apparatus specially adapted for transmitting mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Jigging Conveyors (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、超音波振動を利用して往復運動を動体の一方
向運動に変換することを特徴とする超音波振動を利用し
た一方向駆動装置に関するものである。
従来から広く用いられている各種駆動装置はその駆動源
として電磁力を応用したものが大部分であり、各種用途
に使われている。
しかしこれら装置の大きさや重量、回転力等は用いられ
る材料によって一定の制限を受けるものである。
何故ならば上記因子は用いられる材料の磁気的特性、導
電特性等によって決められるものであり、これらの特性
を超えた装置は回転駆動を行うことが不可能となるため
である。
一方、超音波振動を利用した駆動装置として、本発明者
によって、特開昭55−125052号(特願昭54−
31955号)および特開昭56−138469号(特
願昭55−40656号)があり、それぞれ基本原理お
よび実施例が開示されている。
本発明はこれら従来の各種駆動装置と異なり、超音波の
強力な振動エネルギーを移動体の一方向運動に変えるこ
とによって、小形にして軽量な駆動装置を得ることを目
的として考えられたものである。
また、本発明の他の目的は振動片の固有振動数を振動子
の固有振動子に対して3倍とすることにより変換運動の
効率を犬ならしめた駆動装置を得ることにある。
上記の目的を達成する為に、超音波振動の往復運動を移
動体の一方向運動に変換する一方向駆動装置を得んとす
るものである。
以下、図面・を参照して本発明の動作原理及び実施例の
詳細な説明を行う。
第1図は本発明に係る駆動装置の駆動原理を説明するた
めの一部拡大図である。
一般的に、超音波を発生させる振動子として、現在磁歪
型振動子と電歪型振動子の2種類が実用化されており、
それらの振動子は既に知られている。
ここに示した振動子は電歪型振動子であって、とくに、
その具体例としては、ランジュバン型振動子と呼ばれる
ものをあげることができる。
図示の如く、超音波振動子Aおよび超音波振動千Bが振
動体Vに固定されており、振動子Aは矢印aの如く、Y
軸方向に対して往復振動し、振動子Bは矢印すの如くX
軸方向に対して往復振動するように構成されている。
すなわち、振動子A。Bは振動方向が互に直角になるよ
うに設定される。
振動体Vには板状又は棒状の振動片1が固定され、振動
片1の他端側一端面1aが移動体2の一端面2aと接す
るように位置され、かつ移動体2の矢印2bの方向に対
して適当な角度θを保つ様に傾げて設置しである。
ただし、振動片1の動体面の法線に対する傾きθは、摩
擦角より小さくしておく必要がある。
なぜならば、振動片1が移動体2から受ける力は第5図
に示すように移動体20法線方向の力fxと接線方向の
力fyの成分として表わされるので、振動片1と移動体
2との摩擦係数μは最大静止摩擦角θs =jan −
’μである。
だから、振動片1の一端面1aがスリップせずに効率よ
く駆動力を受けるには、振動片1の傾きθは最大静止摩
擦角θSより小さくしておかなければならない。
なお、第4図に示す如く、振動片15は、振動体Vに固
定されるのみでなく、回転軸13に対して複数本を連続
して固定する如き実施態様も可能である。
元来、移動体2は矢印2bと反対方向に移動可能なもの
であるが、振動片1の一端面1aを矢印2bの方向に強
制的に接触させることによって、矢印2bの方向にのみ
移動体2を移動させるのである。
第2図は振動体Vおよび振動片1の一端面1aの振動状
態を示す拡大図であり、振動子A、Bに印加する高周波
電流の位相を後述のように90゜ずらせることによって
、振動体Vの端面は楕円の軌跡Qを描いて振動し、この
振動に基づいて振動片1の一端面1aは楕円の軌跡Q′
を描く。
すなわち、軌跡Q′ において、軌跡点A′から軌跡点
B′ までの間では振動片1は移動体2と接触保持しな
がら、移動体2を矢印2bの方向に移動させるが、軌跡
点B′を通過すると、移動体2と離脱し、その離脱した
状態で軌跡点C,D、Eを経由して軌跡点A′に復帰す
るように運動する。
移動体2は振動片1と接していると否とに拘わりなく、
慣性力によって移動を続行するものであり、振動片1が
再び軌跡点A′→B′と保持移動を行うことによって移
動体2の移動が矢印2bの方向に継続的に行われること
になる。
第3図は移動体2の移動状態を時間tを用いてグラフ化
したものであり、第3図イは振動子AOY軸方向に対す
る振動状態を示し、第3図口は振動子BOX軸方向に対
する振動状態を示す。
第3図ハおよび第3図二は振動片1の一端面1aの運動
変位と、速度vyを示している。
なお、時間t1〜t2の間は前記軌跡点A′→B′の間
に相当し、振動片1と移動体2が接触しつつ移動体2を
矢印2bの方向、すなわち+YX軸方向移動せしめてい
る。
一方、時間t2〜t3の軌跡点B′→C+D−+E−+
A′の間に相当し、振動片1と移動体2とが離脱し、か
つ移動体2が慣性移動している状態にある。
ここで、慣性力について付言すると、第3図において移
動体2の移動が振動片1を一方向運動に変換する機構で
あって、振動片1は間欠的に駆動力を受けている。
一方、超音波振動は一般に20KHz以上の振動を取扱
い、慣性力は周波数の2乗に比例するのであるから、本
発明においては十分な慣性力を有し、一様な連続回転を
得ることが可能となるのである。
第3図二から理解されるように、振動片1が軌跡点A′
に達して軌跡点B′に至るまでの間、すなわち、移動体
2を接触保持しながら矢印2bの方向に移動させている
間はvyが等しく、軌跡点B′を通過して軌跡点C−+
D−+Eに至るまでの間はマイナス方向の速度−vyを
示し、軌跡点Eを通過してから再び+vyを示し、以下
同様の動体状態となる。
第3図ホおよび第3図へは本発明の他の実施例を用いた
際の動作状態を示す。
すなわち、振動片1の固有振動数を振動子AまたはBの
固有振動数の3倍とした場合の振動片1の振動状態を示
すものである。
なお、ここで振動片1の固有振動数を振動子AまたはB
の固有振動数の3倍とした理由を第3図ホおよび第3図
へを用いて説明する。
第3図ホ中、点線Jは振動子Aの振幅を示し、実線には
固有振動数を3倍にした場合の振動片1のみを振動させ
た場合の先端の振幅を示し、実線りは両者(点線J子実
線K)を合成した振幅、すなわち、移動体2を実際に移
動させる時の振動片1の一端面1aの振幅を示す。
第3図へに示す速度−vyのグラフから明らかなように
、合成速度が犬になるとともに移動体2と軌跡点A′と
の接触時と、移動体2と軌跡点B′ との離脱時におけ
る振動片1の一端面1aと移動体2の移動速度がほぼ同
一となり、移動体2と振動片10間に生じるスリップ等
を防止し、かつ摩擦によるエネルギーの損失を僅少とす
ることができるという利点を発揮することが出来るので
ある。
以上の理由から、振動片の固有振動数を振動子の固有振
動子に対して3倍とすることにより変換運動の効率を犬
ならしめることが出来るのである。
第4図は実際の装置に適用した実施例を説明する図であ
り、ケーシング本体10の内部の一方側には超音波振動
子11が振動体Vを矢印すへの往復振動が可能に装備さ
れ、かつ超音波振動子12が振動体Vをa方向への捩り
振動をひきおこすよう軸心に対して捩り振動が可能に支
持されている。
また、ケーシング本体10の他方側には回転軸13がベ
アリング14を介して回転可能に内嵌されており、振動
体Vと回転軸13の−゛端面相互に対面するように配置
される。
さらに、振動体Vと回転軸13間において、複数本の振
動片15が回転軸13の軸心に対して適当な角度傾けつ
つ、一方体の前記一端面に固定され、かつ振動片の頭部
が接する位置に保持される。
16はベアリング固定ネジであり、17は回転軸を固定
するナツト、18はカバ一部分を示す。
上記装置によれば超音波振動子11および12の振動が
振動体V、振動片15を介して回転軸130回転運動に
変換され、超音波振動を利用した一方向駆動装置として
機能する。
本発明は従来の各種駆動装置と異なり超音波の持つ強力
な振動エネルギーを一方向運動に変換するという手法に
よって成るものであって、強力な回転力、駆動力などを
持つ一方向駆動装置が得られるという大きな効果を有し
ており、従来の駆動装置と比較して、駆動要素を有する
多種の用途に適用が可能になるという点で有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る駆動装置の駆動原理を説明する為
の一部拡大図、第2図は振動状態を説明する図、第3図
は動作状態と時間tとの関係を示すグラフ、第4図は実
際の装置に適用した実施例図、第5図は振動片が受ける
力の分力説明図を示す。 A、B・・・・・・超音波振動子、■・・・・・・振動
体、1・・・・・・振動片、2・・・・・・移動体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 振動体Vに、移動体2の移動方向Yと同方向に振動
    体Vを振動させる第1の超音波振動子Aと、第1の超音
    波振動子Aの振動方向に対して直角方向Xに振動体Vを
    振動させる第2の超音波振動子Bとを設げ、第1および
    第2の超音波振動子A。 Bが設げられていない振動体Vの一端面と、移動体2の
    一端面2aとを対向配置し、両者間に移動体2の移動方
    向に対して、傾斜角度を有する振動片1を振動体Vまた
    は移動体2のいずれか一方の一端面に固定することによ
    り、超音波振動の往復運動を移動体の一方向運動に変換
    することを特徴とする超音波振動を利用した一方向駆動
    装置。 2 振動片はその固有振動数が超音波振動子の固有振動
    数に対して3倍となるように設定する事により、超音波
    振動の往復運動を移動体の一方向運動に変換する事を特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の超音波振動を利用
    した一方向駆動装置。
JP55152753A 1980-10-30 1980-10-30 超音波振動を利用した一方向駆動装置 Expired JPS5937673B2 (ja)

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JPS5778378A JPS5778378A (en) 1982-05-17
JPS5937673B2 true JPS5937673B2 (ja) 1984-09-11

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JPS59101609A (ja) * 1982-12-01 1984-06-12 Hitachi Denshi Ltd 自動合焦装置
JPS59106886A (ja) * 1982-12-09 1984-06-20 Canon Inc 振動波モータ用駆動装置
JPS59201685A (ja) * 1983-04-30 1984-11-15 Canon Inc 振動波モ−タ
JPS6311073A (ja) * 1986-06-30 1988-01-18 Canon Inc 振動波により駆動される振動波モータ
JPH01145168A (ja) * 1987-11-30 1989-06-07 Nec Corp 紙送り機構
JP2709045B2 (ja) * 1995-07-31 1998-02-04 有限会社ユーエスエム 圧電駆動装置

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