JPS5937126Y2 - 炊飯器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は炊飯器の改良に関し、特に外蓋の下面中央部に
取り付ける環状弾性体の取り付は強度を向上させるとと
もに外蓋内に内装した断熱材への悪影響を防止する炊飯
器を提供するものである。

以下図面により本考案の実施例を説明すると、１１ｄ上
面を開口した有底筒状の外フレームで、該外フレーム１
内に同じく有底筒状の内フレーム２を本体断熱材３を介
在せしめて内装固定している。

４（は前記内フレーム２内に挿脱自在に収納される内鍋
で、その上面開口部を補助蓋５にて着脱自在に覆ってい
る。

前記補助蓋５の上方で且つ前記外フレーム１の上面開口
部を開閉自在に覆う外蓋６を前記外フレーム１の外壁上
端部に図示しないヒンジにて軸支している。

前記外蓋６は外板７と内板８とで構成し且つ内部に蓋筒
熱材９を充填し、上部に把手１０を一体的に形成してい
る。

１１は前記補助蓋５の略中央部に立設した突子である。

１２は前記内板８の略中央部に穿設された透孔１３内に
嵌合されるシリコンゴム製の環状弾性体で、係合片１４
と環状片１５とを一体成形し且つ中心部に前記突子１１
を着脱自在に貫通係合せしめる貫通孔１６を穿設してい
る。

前記環状弾性体１２の係合片１４は前記内板８の透孔１
３に挿入嵌合され、しかも挿入嵌合された係合片１４の
上面と前記外板７との間に上下を開口した筒状金具１７
を介在している。

この筒状金具１７の取り付は方は、内板８の透孔１３に
嵌合した環状弾性体１２の係合片１４上面と前記外板７
裏面との間にこの筒状金具１７を介在して、前記外板１
７の裏面に一体成形したボス部１８に内板８を貫通して
ボルト１９を固定して挾持するものである。

この時には、前記筒状金具１７の下端部で前記環状弾性
体１２の係合片１４を前記内板８に押え付け、この環状
弾性体１２の取付強晩を向上せしめ、且つ蓋筒熱材９と
環状弾性体１２０貫通孔１６とを筒状金具１７で完全に
遮断するから、蓋筒熱材９の粉が貫通孔１６から内鍋４
内に或いは補助蓋５上に落下することがない。

逆に内鍋４で発生する蒸気が貫通孔１６内から侵入して
も前記筒状金具１７で遮断して蓋筒熱材９への蒸気の侵
入を防止することができ々。

２０は前記突子１１に貫通せられて前記補助蓋５の外周
縁上に載置される内蓋である。

本考案は以上の如く構成したものであるから、筒状金具
にて外蓋の補強が成されるとともにこの筒状金具で外蓋
内の断熱材と環状弾性体の貫通孔とを完全に遮断し、こ
の断熱材へ蒸気の侵入が防止できて断熱材の劣化を防ぎ
且つ断熱材の粉が貫通孔を通じて外部へ落下することも
防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案炊飯器の破断面図、第２図は分解斜視図
を示す。 ６・・・外蓋、５・・・補助蓋、１２・・・環状弾性体
、１７・・・筒状金具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内鍋の上面を着脱自在に覆う補助蓋と、該補助蓋の上面
   中央部に設けられた突子と、外板、内板及び画板間に充
   填した断熱材とから構成されて前記補助蓋の上方で前記
   内鍋上部を開閉自在に覆う外蓋と、前記内板に設けた透
   孔に係着され、中央部に前記突子を着脱自在に貫通係合
   せしめる貫通孔を形成した環状弾性体とからなり、前記
   外板の下面と前記内板の上面との間に前記貫通孔を覆う
   ように筒状金具を介在ピしめたことを特徴とする炊飯器
   。