JPS5936B2 - 固定化酵素用担体およびその製造法 - Google Patents
固定化酵素用担体およびその製造法Info
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- JPS5936B2 JPS5936B2 JP14573778A JP14573778A JPS5936B2 JP S5936 B2 JPS5936 B2 JP S5936B2 JP 14573778 A JP14573778 A JP 14573778A JP 14573778 A JP14573778 A JP 14573778A JP S5936 B2 JPS5936 B2 JP S5936B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は固定化酵素用担体およびその製造法に関するも
のである。
のである。
酵素を共有結合法により担体に固定化する方法において
、従来あ・ら担体として多糖類誘導体、ポリアミノ酸共
重合体、スチレン系樹脂、エチレン−マレイン酸共重合
体の誘導体、多孔性ガラスのアミノシラン誘導体などが
知られている。
、従来あ・ら担体として多糖類誘導体、ポリアミノ酸共
重合体、スチレン系樹脂、エチレン−マレイン酸共重合
体の誘導体、多孔性ガラスのアミノシラン誘導体などが
知られている。
しかしながら、これらの担体は非常に高価であったり、
官能基を導入するために手の込んだ反応を必要とし、そ
のため所要量の官能基を導入するのが困難であったりす
る欠点を有し、必ずしも、固定化酵素用担体として満足
できるものではない。
官能基を導入するために手の込んだ反応を必要とし、そ
のため所要量の官能基を導入するのが困難であったりす
る欠点を有し、必ずしも、固定化酵素用担体として満足
できるものではない。
また、これらの担体に固定化した酵素をカラムに詰めて
酵素反応を生じさせた場合、微粉末による詰りや水によ
る膨潤により基質溶液の流速が乱される現像が起こる。
酵素反応を生じさせた場合、微粉末による詰りや水によ
る膨潤により基質溶液の流速が乱される現像が起こる。
一般に酵素を担体上に共有結合させる場合、酵素の活性
中心の官能基を保護する目的で用いる酵素により結合試
薬を選ばなければならない。
中心の官能基を保護する目的で用いる酵素により結合試
薬を選ばなければならない。
また担体上の官能基の分布は少なすぎれば固定化率が悪
く固定化酵素の活性は低くなり、多すぎれば酵素分子と
不必要に多くの共有結合点を持ち、基質分子と活性中心
との結合を立体的に阻害したり、酵素分子の立体構造を
変化させることにより、固定化酵素の活性低下の原因と
なる。
く固定化酵素の活性は低くなり、多すぎれば酵素分子と
不必要に多くの共有結合点を持ち、基質分子と活性中心
との結合を立体的に阻害したり、酵素分子の立体構造を
変化させることにより、固定化酵素の活性低下の原因と
なる。
したがって、酵素と同じ官能基を適度の分布で持つ担体
としては蛋白質が好ましい。
としては蛋白質が好ましい。
ところで、水溶性蛋白質は酵素と混合して架橋反応させ
て不溶化することにより酵素を固定化したり、あるいは
架橋反応等で不溶化した蛋白質は共有結合試薬を用いて
酵素を固定化することができる。
て不溶化することにより酵素を固定化したり、あるいは
架橋反応等で不溶化した蛋白質は共有結合試薬を用いて
酵素を固定化することができる。
しかしながら、このようにして製造した固定化酵素は成
型が困難であり、乾燥状態では脆くて砕けやすく、湿潤
状態では膨潤して変形しやすいため、取扱いが困難であ
り、また用途も限られる。
型が困難であり、乾燥状態では脆くて砕けやすく、湿潤
状態では膨潤して変形しやすいため、取扱いが困難であ
り、また用途も限られる。
本発明者らは従来の固定化酵素が有する欠点を解消する
ために種々鋭意検討したところ、不活性な蛋白質にビニ
ル系単量体をグラフト重合した共重合体を担体として用
いると所期の目的を達成することを見出し、本発明に到
達した。
ために種々鋭意検討したところ、不活性な蛋白質にビニ
ル系単量体をグラフト重合した共重合体を担体として用
いると所期の目的を達成することを見出し、本発明に到
達した。
すなわち本発明は蛋白質−ビニル系単量体グラフト共重
合体からなる固定化酵素用担体および蛋白質−ビニル系
単量体グラフト共重合体水溶it水中で凝固させ、未延
伸状態で乾燥させることを特徴とする固定化酵素用担体
の製造法である。
合体からなる固定化酵素用担体および蛋白質−ビニル系
単量体グラフト共重合体水溶it水中で凝固させ、未延
伸状態で乾燥させることを特徴とする固定化酵素用担体
の製造法である。
本発明の固定化酵素用担体は素材が安価であって、成型
方法が容易であり、繊維、糸、フィルム、粉末、ビーズ
などの各種形状のものが得られる。
方法が容易であり、繊維、糸、フィルム、粉末、ビーズ
などの各種形状のものが得られる。
また酵素固定化方法として、格別複雑な工程を採る必要
がない。
がない。
さらに本発明の担体は乾燥状態において強固であり、湿
潤状態においても膨潤したり変形したすせず、取扱いが
容易である。
潤状態においても膨潤したり変形したすせず、取扱いが
容易である。
本発明に用いる蛋白質−ビニル系単量体共重合体とは牛
乳、酵母、とうもろこし、大豆等の蛋白質にビニル系単
量体、特にアクリロニトリル単独またはアクリロニトリ
ルを主体とするビニル系単量体をグラフト重合させた共
重合体である。
乳、酵母、とうもろこし、大豆等の蛋白質にビニル系単
量体、特にアクリロニトリル単独またはアクリロニトリ
ルを主体とするビニル系単量体をグラフト重合させた共
重合体である。
共重合体中に占める蛋白質の割合は特に制限はないが適
当な割合は5〜70%X好ましくは10〜50俸である
。
当な割合は5〜70%X好ましくは10〜50俸である
。
上記共重合体を得る方法としては、だとえは蛋白質を一
旦稀薄アルカリ水溶液に溶解後、酸を添加して蛋白質の
等電点以上乃至PH7,0以下の範囲にPHを保持して
、蛋白質の溶解状態において、ビニル系単量体の重合を
行なう方法がある。
旦稀薄アルカリ水溶液に溶解後、酸を添加して蛋白質の
等電点以上乃至PH7,0以下の範囲にPHを保持して
、蛋白質の溶解状態において、ビニル系単量体の重合を
行なう方法がある。
蛋白質としては牛乳カゼイン、大豆分離蛋白質、血清蛋
白質、酵母やバクテリアから抽出した蛋白質など不活性
な蛋白質ならいずれでも使用できる。
白質、酵母やバクテリアから抽出した蛋白質など不活性
な蛋白質ならいずれでも使用できる。
ビニル系単量体としてはアクリロニトリル、アクリル酸
またはそのエステル、メタクリル酸またはそのエステル
、酢酸ビニル、スチレン、塩化ビニノに塩化ビニリデン
、弗化ビニル等が挙げられる。
またはそのエステル、メタクリル酸またはそのエステル
、酢酸ビニル、スチレン、塩化ビニノに塩化ビニリデン
、弗化ビニル等が挙げられる。
本発明に用いるグラフト共重合体の1種、蛋白質−アク
リロニトリル共重合体はすでに特公昭37−18387
号公報などにより広く知られており、この共重合体は従
来、衣料用繊維の原料として用いられてきている。
リロニトリル共重合体はすでに特公昭37−18387
号公報などにより広く知られており、この共重合体は従
来、衣料用繊維の原料として用いられてきている。
本発明における固定化酵素用担体とは上記共重合体から
成形される繊維、糸、フィルム、粉末、ビーズなどの各
種形状の成形品をいう。
成形される繊維、糸、フィルム、粉末、ビーズなどの各
種形状の成形品をいう。
このような成形品を得る方法としては、蛋白質−ビニル
系単量体グラフト共重合体の水溶液を水中で凝固させ、
未延伸状態で乾燥させる方法を用いる。
系単量体グラフト共重合体の水溶液を水中で凝固させ、
未延伸状態で乾燥させる方法を用いる。
繊維を得る具体的方法としては、たとえば蛋白質−アク
リロニトリル共重合体の塩化亜鉛ドープを紡糸用ノズル
から低温の水系凝固浴中に押し出した後に、塩化並塩溶
液の代わりに水中で急速に凝固させて比較的ゆるんだ構
造のゲルを形成させ、十分水洗してゲル中の塩化亜鉛を
除去した後、延伸することなく室温にて風乾あるいは凍
結乾燥すれば表面積の大きい多孔性の繊維が得られる。
リロニトリル共重合体の塩化亜鉛ドープを紡糸用ノズル
から低温の水系凝固浴中に押し出した後に、塩化並塩溶
液の代わりに水中で急速に凝固させて比較的ゆるんだ構
造のゲルを形成させ、十分水洗してゲル中の塩化亜鉛を
除去した後、延伸することなく室温にて風乾あるいは凍
結乾燥すれば表面積の大きい多孔性の繊維が得られる。
フィルムを得る具体的方法としてはたとえば蛋白質−ア
クリロニトリル共重合体の濃厚塩化亜鉛ドープをガラス
板あるいはテフロZ阪上に均一な薄層状に拡げた後、水
または5〜40%塩化亜鉛水溶液中で凝固させることに
より膜状に成型できる。
クリロニトリル共重合体の濃厚塩化亜鉛ドープをガラス
板あるいはテフロZ阪上に均一な薄層状に拡げた後、水
または5〜40%塩化亜鉛水溶液中で凝固させることに
より膜状に成型できる。
また、この繊維または膜を乾燥させた後、粉砕すること
により粒状にも成形できる。
により粒状にも成形できる。
粒子の大きさは繊維径、膜の厚みを変えて、粉砕した粒
子を篩分けることにより希望の大きさの粒子を得ること
ができる。
子を篩分けることにより希望の大きさの粒子を得ること
ができる。
なお、従来の衣料繊維は蛋白質−アクリロニトリル共重
合体の塩化亜鉛水溶液を紡糸用ノズルより押出して塩化
亜鉛水溶液中にて一5〜10℃で凝固させ、できるだけ
強固なゲルを形成させ、水洗後、90〜115℃にて4
〜15倍延伸することにより、共重合体を繊維方向に配
向させ、熱風および乾熱ローラーにて10〜15チの収
縮を伴なう乾燥工程を経ることによシ得られる。
合体の塩化亜鉛水溶液を紡糸用ノズルより押出して塩化
亜鉛水溶液中にて一5〜10℃で凝固させ、できるだけ
強固なゲルを形成させ、水洗後、90〜115℃にて4
〜15倍延伸することにより、共重合体を繊維方向に配
向させ、熱風および乾熱ローラーにて10〜15チの収
縮を伴なう乾燥工程を経ることによシ得られる。
このような衣料用繊維は繊維状あるいは粉砕して微細繊
維状にて固定化酵素用担体として使用することも可能で
あるが、本来、衣料用の繊維であるため構造が緻密であ
り、単位重量当りの表面積が小さく、また強固なため粉
砕が困難である。
維状にて固定化酵素用担体として使用することも可能で
あるが、本来、衣料用の繊維であるため構造が緻密であ
り、単位重量当りの表面積が小さく、また強固なため粉
砕が困難である。
本発明の蛋白質−ビニル単量体グラフト共重合体よりな
る担体に酵素を固定化させるには、通常知られている共
有結合方法を使用すればよい。
る担体に酵素を固定化させるには、通常知られている共
有結合方法を使用すればよい。
すなわち担体中の蛋白質を構成しているアミノ酸の種々
の官能基(たとえばα−またはε−アミノ基、α−9β
−マタはγ−カルボキシル基、スルフヒドリル基または
水酸基、イミダゾール基、フェノール基など)と酵素と
をジアゾニウム塩、酸アジド、インシアネートあるいは
活性型のノ・ロゲン化アルキルなどの試薬を用い、適当
な条件下に反応させると固定化酵素が得られる。
の官能基(たとえばα−またはε−アミノ基、α−9β
−マタはγ−カルボキシル基、スルフヒドリル基または
水酸基、イミダゾール基、フェノール基など)と酵素と
をジアゾニウム塩、酸アジド、インシアネートあるいは
活性型のノ・ロゲン化アルキルなどの試薬を用い、適当
な条件下に反応させると固定化酵素が得られる。
ジアゾニウム化合物としては、たとえば2,2′〜ジメ
トキシ−4,4′−ジアゾビフェニールなどが挙げられ
、酸アジド化合物としては、たとえばテレフタル酸ジア
ジド、アジピン酸ジアジドあるいはセバシン酸ジアジド
などが挙げられる。
トキシ−4,4′−ジアゾビフェニールなどが挙げられ
、酸アジド化合物としては、たとえばテレフタル酸ジア
ジド、アジピン酸ジアジドあるいはセバシン酸ジアジド
などが挙げられる。
またイソシアネート化合物としてはたとえば2,4−ト
リレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタン
ジイソシアネートあるいはフェニレンジイソシアネート
などが挙げられうさらにジグリシジルエーテルなどのエ
ポキシ化合物、グルタルアルデヒドなどのアルデヒド化
合物、あるいはテレフタル酸塩化物、アジピン酸塩化物
、セバシン酸塩化物などの酸塩化物なども上記試薬とし
て用いられる。
リレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタン
ジイソシアネートあるいはフェニレンジイソシアネート
などが挙げられうさらにジグリシジルエーテルなどのエ
ポキシ化合物、グルタルアルデヒドなどのアルデヒド化
合物、あるいはテレフタル酸塩化物、アジピン酸塩化物
、セバシン酸塩化物などの酸塩化物なども上記試薬とし
て用いられる。
本発明の担体に固定化させる酵素は蛋白質分解活性を有
しない酵素である。
しない酵素である。
何故ならば蛋白質分解活性を有する酵素は担体の蛋白質
−ビニル系単量体共重合体の蛋白質部分を分解して、担
体の強度を低下させるばかりでなく、酵素の離脱を容易
にするからである。
−ビニル系単量体共重合体の蛋白質部分を分解して、担
体の強度を低下させるばかりでなく、酵素の離脱を容易
にするからである。
蛋白質分解活性を有しない酵素の例としてはアミラーゼ
、インベルターゼ、ウレアーゼ、リパーゼ、グルコース
イソメラーゼ、ウリカーゼ、マルターベ セルラーゼ、
ペニシリナーゼ、エステラーゼ、デヒドロゲナーゼおよ
びグルコアミラーゼなどが含まれる。
、インベルターゼ、ウレアーゼ、リパーゼ、グルコース
イソメラーゼ、ウリカーゼ、マルターベ セルラーゼ、
ペニシリナーゼ、エステラーゼ、デヒドロゲナーゼおよ
びグルコアミラーゼなどが含まれる。
これらの酵素は混合物として使用してもよい。
以下、本発明を実施例を用いて説明する。
本発明はこれらの実施例により限定されるものではなへ
実施例 1
カゼインを2.7%溶解した60係塩化亜鉛水溶液35
0部に、アクリロニトリル22部を加え、さらに重合開
始剤として亜硫酸亜鉛を2%含む60係塩化亜鉛水溶液
45部と過硫酸亜鉛を1.5%含む60%塩化亜鉛水溶
液35部を加えて、20℃にて3時間重合を行ない粘稠
な重合体ドープを得もこの重合体ドープを50℃で一夜
脱泡後、紡糸ノズルを通し、15〜20℃の水中に吐出
し、十分水洗して蛋白質−アクリロニトリル共重合体よ
りなるゲル糸を得た。
0部に、アクリロニトリル22部を加え、さらに重合開
始剤として亜硫酸亜鉛を2%含む60係塩化亜鉛水溶液
45部と過硫酸亜鉛を1.5%含む60%塩化亜鉛水溶
液35部を加えて、20℃にて3時間重合を行ない粘稠
な重合体ドープを得もこの重合体ドープを50℃で一夜
脱泡後、紡糸ノズルを通し、15〜20℃の水中に吐出
し、十分水洗して蛋白質−アクリロニトリル共重合体よ
りなるゲル糸を得た。
このゲル糸を室温にて風乾した乾燥糸1.01を2%グ
ルタルアルデヒド水溶液30m1に浸して室温にて30
分間処理後、十分に水洗し、引続いてグルコースオキシ
ダーゼ(シグマ社製、Ty pe II )50〜と一
酢酸緩衝M(PH5,1)2mlを加0 え、5℃にて48時間反応させ九次いで洗浄液中に酵素
活性が検出されなくなるまで水洗し、0.1モル/lの
グリシン水溶液で洗浄し、さらに1回水洗後、M/20
酢酸緩衝液(PH5,1)にて洗浄した後、凍結乾燥し
た。
ルタルアルデヒド水溶液30m1に浸して室温にて30
分間処理後、十分に水洗し、引続いてグルコースオキシ
ダーゼ(シグマ社製、Ty pe II )50〜と一
酢酸緩衝M(PH5,1)2mlを加0 え、5℃にて48時間反応させ九次いで洗浄液中に酵素
活性が検出されなくなるまで水洗し、0.1モル/lの
グリシン水溶液で洗浄し、さらに1回水洗後、M/20
酢酸緩衝液(PH5,1)にて洗浄した後、凍結乾燥し
た。
このようにして得られた固定化グルコースオキシダーゼ
繊維の活性は9.1単位/f!であった。
繊維の活性は9.1単位/f!であった。
実施例 2
実施例1と同様にして得た蛋白質−アクリロニトリル共
重合体のゲル糸を凍結乾燥後、粉砕して直径60μm1
長さ150〜300μmの微細繊維を得た。
重合体のゲル糸を凍結乾燥後、粉砕して直径60μm1
長さ150〜300μmの微細繊維を得た。
一方、2,2′−ジメトキシ−4,4′−ジアミノビフ
ェニル(ヘキスト・ジャパン社製、Fast Blue
B Ba5e ) 1 ? f 5 N−塩酸水溶液
20m1に溶解し、10%亜硝酸水溶液6m1に水冷下
に加えてジアゾ化した。
ェニル(ヘキスト・ジャパン社製、Fast Blue
B Ba5e ) 1 ? f 5 N−塩酸水溶液
20m1に溶解し、10%亜硝酸水溶液6m1に水冷下
に加えてジアゾ化した。
このジアゾ化水溶液を濾過後、泥液に上記蛋白質−アク
リロニトリル共重合体の微細繊維12を加え、0℃にて
1時間反応させた。
リロニトリル共重合体の微細繊維12を加え、0℃にて
1時間反応させた。
次いで洗浄液のジアゾニウム塩の着色がなくなるまで蒸
留水で上記微細繊維を洗浄し、ウレアーゼ(シグマ社製
、TypelI ) 50711?とリン酸緩衝1(P
H7,0)2mlを加えて、5℃にて24時間攪拌した
。
留水で上記微細繊維を洗浄し、ウレアーゼ(シグマ社製
、TypelI ) 50711?とリン酸緩衝1(P
H7,0)2mlを加えて、5℃にて24時間攪拌した
。
さらに水洗後、凍結乾燥して固定化ウレアーゼ微細繊維
を得た。
を得た。
このようにして得られた固定化ウレアーゼ微細繊維の活
性は51単位/1であつ九 実施例 2 実施例1におけるカゼインを2.7%溶解した60係塩
化亜鉛水溶液350部の代わりに、大豆分離蛋白質′f
:4.2%溶解した65%塩化亜鉛水溶液350部を用
い、蛋白質−アクリロニトリル共重合体ドープを得た。
性は51単位/1であつ九 実施例 2 実施例1におけるカゼインを2.7%溶解した60係塩
化亜鉛水溶液350部の代わりに、大豆分離蛋白質′f
:4.2%溶解した65%塩化亜鉛水溶液350部を用
い、蛋白質−アクリロニトリル共重合体ドープを得た。
この重合体ドープを水平なガラス板上に厚さ50μmの
ナイフコーターを用いて均一に拡げ、0℃の30%塩化
亜鉛水溶液に浸漬して凝固させ、蛋白質−アクリロニト
リル共重合体膜を形成させた。
ナイフコーターを用いて均一に拡げ、0℃の30%塩化
亜鉛水溶液に浸漬して凝固させ、蛋白質−アクリロニト
リル共重合体膜を形成させた。
この膜を十分水洗後、エチルアルコールで洗浄し、引続
きベンゼンで洗浄した。
きベンゼンで洗浄した。
この膜(10CrrlxlOcrn)を5%のへキサメ
チレンジイソシアネートのベンゼン溶f’t150 m
lに浸漬して2時間処理した。
チレンジイソシアネートのベンゼン溶f’t150 m
lに浸漬して2時間処理した。
さらにベンゼンにて十分洗浄した後、減圧にてベンゼン
を蒸発させ、直ちにウリカーゼ(東洋紡績社製)100
〜を溶解したホウ酸緩衝1(PH8,5)10mlに0
℃にて浸漬し、0℃にて24時間保持した後、水洗した
。
を蒸発させ、直ちにウリカーゼ(東洋紡績社製)100
〜を溶解したホウ酸緩衝1(PH8,5)10mlに0
℃にて浸漬し、0℃にて24時間保持した後、水洗した
。
このようにして得られた固定化ウリカーゼ膜の活性は0
.0087単位/crriであった。
.0087単位/crriであった。
実施例 4
カゼインを2.7%溶解した60%塩化亜鉛水溶液35
0部に、メタアクリル酸メチル5部とスチレン10部、
さらに重合開始剤として2%亜鴎亜鉛および1.5%過
硫酸亜鉛を含む60%塩化亜鉛水溶液50部を加えて、
20℃にて3時間重合を行ない、粘稠な重合体ドープを
得た。
0部に、メタアクリル酸メチル5部とスチレン10部、
さらに重合開始剤として2%亜鴎亜鉛および1.5%過
硫酸亜鉛を含む60%塩化亜鉛水溶液50部を加えて、
20℃にて3時間重合を行ない、粘稠な重合体ドープを
得た。
この重合体ドープを室温で一夜脱泡後、水平に保持した
、平滑で清浄なガラス板上に可変式コーターを用いて2
50μmの厚さに流延した。
、平滑で清浄なガラス板上に可変式コーターを用いて2
50μmの厚さに流延した。
次に15〜20℃の水中に静かにガラス板ごと浸漬し、
ドープを凝固させ、さらに新しい水と交換しなから1昼
夜水洗した。
ドープを凝固させ、さらに新しい水と交換しなから1昼
夜水洗した。
ガラス板からゲル化した共重合体フィルムを注意深く剥
離し、40μm厚さのポリエステルフィルムをスペーサ
ーとして再びガラス板で支持して風乾した。
離し、40μm厚さのポリエステルフィルムをスペーサ
ーとして再びガラス板で支持して風乾した。
この共重合体フィルム″f:4%グルタルアルデヒド水
溶液に浸漬し、室温で30分処理した。
溶液に浸漬し、室温で30分処理した。
蒸留水で十分に水洗してから、コレステロールオキシダ
ーゼ(東洋紡製、グレードI)20■と0.05Mリン
酸緩衝液(PH7,0) 0.2ydからなる酵素溶液
を25c4の面積に均一に流延し、4℃で60分共重合
体フィルムと反応させ41Mのグリシンを含む0.05
Mリン酸緩衝液に4℃で20時間、後処理してから、0
.05Mリン酸緩衝液(PH7,0)で十分に洗浄した
。
ーゼ(東洋紡製、グレードI)20■と0.05Mリン
酸緩衝液(PH7,0) 0.2ydからなる酵素溶液
を25c4の面積に均一に流延し、4℃で60分共重合
体フィルムと反応させ41Mのグリシンを含む0.05
Mリン酸緩衝液に4℃で20時間、後処理してから、0
.05Mリン酸緩衝液(PH7,0)で十分に洗浄した
。
このようにして得られた固定化コレステロールオキシダ
ーゼ膜の活性は0.0部7単位/crriであつ九 実施例 5 牛血清アルブミン(シグマ社)4%(W/V)を含む水
溶液100部に、酢酸ビニル5部、ノイゲンHC,1部
、重合開始剤として、5%(W/V )亜硫酸ナトリウ
ムおよび5%過硫酸カリウム(W/V)の水溶液2部を
加えて窒素気流下、40℃で5時間重合した。
ーゼ膜の活性は0.0部7単位/crriであつ九 実施例 5 牛血清アルブミン(シグマ社)4%(W/V)を含む水
溶液100部に、酢酸ビニル5部、ノイゲンHC,1部
、重合開始剤として、5%(W/V )亜硫酸ナトリウ
ムおよび5%過硫酸カリウム(W/V)の水溶液2部を
加えて窒素気流下、40℃で5時間重合した。
、得られたドープを実施例4と同様にしてガラス板上に
流延して、室温で1昼夜風乾して厚さ15μmの乳白色
の共重合体フィルムを得た。
流延して、室温で1昼夜風乾して厚さ15μmの乳白色
の共重合体フィルムを得た。
水中で注意深くフィルムを剥離し、40μm厚さのポリ
エステルフィルムをスペーサーとして再びガラス板で支
持して風乾した。
エステルフィルムをスペーサーとして再びガラス板で支
持して風乾した。
この共重合体フィルムを4多グルタルアルデヒド水溶液
に浸漬し、室温で30分処理した。
に浸漬し、室温で30分処理した。
蒸留水で十分に水洗してから、ウリカーゼ(東洋紡製、
グレードI)40■と帆05Mホウ酸緩衝液(PH8,
5) 0.2ゴからなる酵素溶液を25caの面積に均
一に流延し、4℃で120分共重合体フィルムと反応さ
せた。
グレードI)40■と帆05Mホウ酸緩衝液(PH8,
5) 0.2ゴからなる酵素溶液を25caの面積に均
一に流延し、4℃で120分共重合体フィルムと反応さ
せた。
1Mのグリシンを含む0.05Mホウ酸緩衝液に浸漬し
4℃で20時間放置した。
4℃で20時間放置した。
0.05Mホウ酸緩衝液(PH8,5)で十分に洗浄し
、脱活性0.00054単位/cdHの固定化ウリカー
ゼ膜を得た。
、脱活性0.00054単位/cdHの固定化ウリカー
ゼ膜を得た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 蛋白質−ビニル系単量体グラフト共重合体からなる
固定化酵素用担体。 2 蛋白質−ビニル系単量体グラフト共重合体水溶M’
を水中で凝固させ、未延伸状態で乾燥させることを特徴
とする固定化酵素用担体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14573778A JPS5936B2 (ja) | 1978-11-25 | 1978-11-25 | 固定化酵素用担体およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14573778A JPS5936B2 (ja) | 1978-11-25 | 1978-11-25 | 固定化酵素用担体およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5571492A JPS5571492A (en) | 1980-05-29 |
JPS5936B2 true JPS5936B2 (ja) | 1984-01-05 |
Family
ID=15391967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14573778A Expired JPS5936B2 (ja) | 1978-11-25 | 1978-11-25 | 固定化酵素用担体およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5936B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2665593B2 (ja) * | 1988-01-07 | 1997-10-22 | 和光純薬工業株式会社 | 修飾酵素の新規な製法及び新規な修飾酵素 |
-
1978
- 1978-11-25 JP JP14573778A patent/JPS5936B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5571492A (en) | 1980-05-29 |
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