JPS5936600Y2 - 半球状タイル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はタイルに照射する光を有効に反射する半球状の
透光性タイルに関する。

従来、門柱、へい、室内装飾、装飾壁等に使用される建
材用のタイルは、平坦なものが主であって、面白味、美
感、装飾性に乏しい欠点があつなまた、壁面等に照射す
る光線の美しい反射については何ら配慮がなされていな
いのが現況であってとくに室内装飾や照明に力点を置く
店舗等では、その装飾性、照明効果を高めるタイルが所
望されていた。

上記に鑑み本考案は、着色ガラス部と透明ガラス部とか
らなる透光性を有する半球状タイルを提供し、光線に対
して有効に反射するようにして、その装飾性、照明効果
を高めようとするものである。

本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。

１は夜光塗料、螢光塗料等を含蓄、塗布してなる着色部
若しくは着色ガラス部で、本考案の半球状タイルの基部
を形成する。

その形状は短円とう状、半球状、多面体など種々のもの
があり、とくに多面体では照射する光を多方面に反射し
、その装飾性が抜群である。

また、その色合も限定されない。２は前記着色ガラス部
１の上方に位置する透明ガラス部で、少くとも光線を透
過せしめるものであればよい。

そして、着色ガラス部１と透明ガラス部２とをもって半
球状のタイルを構成するのである。

本考案の使用例を第２．３図について説明すると、先ず
第２図では、それぞれの色に着色する半球状のタイルを
所望により配列し、模様等を作成する。

尚施工方法は通常のタイルと同様である。また、第３図
の様にタイルが大型となるときは、隣接するタイル間の
隙間をうめる為に補充ガラスを嵌着するとよい。

本考案は以上詳説したように、着色ガラス部と透明ガラ
ス部とからなる半球状のタイルとしたので、透明ガラス
部を透過する光を着色ガラス部で、しかもその着色する
色に対応して反射光にも色が付与される効果があって、
照明効果と装飾効果に優れたタイルである。

これにより店舗等においては、今までにない斬新な雰囲
気をつくることができる。

とくして着色を夜光塗料、螢光塗料にすれば夜間とか、
特異な螢光を発し一層おもむきがある。

また、タイルを平面でなく半球状としたので、着色ガラ
ス部への光の透過率が増え、その反射光の拡散範囲を拡
充できるし、触覚にも優れている。

さらに床面等に施工すれば、非常時の誘導手段ともなり
える。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は斜視図、第２．
３図は使用状態を示す正面図である。 １・・・・・・着色ガラス部、２・・・・・・透明ガラ
ス部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 夜光塗料、螢光塗料等を含蓄、塗布してなる着色部若し
   くは着色ガラス部と透明ガラス部とからなる透光性の半
   球状タイル。