JPS593589Y2 - プリント回路形成用積層物 - Google Patents

プリント回路形成用積層物

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JPS593589Y2
JPS593589Y2 JP15115180U JP15115180U JPS593589Y2 JP S593589 Y2 JPS593589 Y2 JP S593589Y2 JP 15115180 U JP15115180 U JP 15115180U JP 15115180 U JP15115180 U JP 15115180U JP S593589 Y2 JPS593589 Y2 JP S593589Y2
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JP
Japan
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photosensitive resin
laminate
film
printed circuit
resin layer
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JP15115180U
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JPS5773971U (ja
Inventor
英雄 柏木
Original Assignee
藤森工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプリント回路形成用積層物に関するもので、そ
の目的とするところはエツチングを施す必要がなく、プ
リント回路が迅速に形成される積層物を提供するにある
従来プリント回路を形成するには、フィルム状支持体面
に感光性樹脂層を成層した感光性樹脂積層物を用い、こ
れを予め全面に化学メッキを施した紙フエノール樹脂板
、ガラスエポキシ板等の回路形成基板面に密着した後活
性光の露光により光重合のレジスト層を形成し、未露光
部を現像除去後、電気メッキにより回路を形成した後光
重合感光樹脂部を除去してからエツチングを行って回路
を形成するか、もしくは回路形成基板面に必要厚の化学
メッキのみで回路を形成する方法がよく知られている。
このような従来の方法は、いずれも時間と手間がかかり
、得られる回路の価格が高くなり、特に金属のエツチン
グ処理は手数を要するばかりでなく処理液が公害の原因
となるなどの欠点があった。
本考案は従来の感光性樹脂積層物を改良し、プリント回
路の形成を迅速容易になし得るようにし、従来の感光性
樹脂積層物による回路作製上の欠点を除去したものであ
る。
すなわち本考案の積層物は、フィルム状支持体の表面に
可撓性感光腹積層を成層し、更に該感光性樹脂層面に細
かい格子状又は網目状をなす導電性薄膜を形成したこと
を特徴とするものである。
以下更に詳しく説明すると、本考案において、支持体と
しては例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエス
テル、−ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリカ
ーボネート、ポリメタアクリル樹脂等好ましくは可撓性
及び透明性を有する合成樹脂フィルムがあげられ、また
この面に成層される感光性樹脂層としては、同様に好ま
しくは可撓性及透明性を有し、有機重合バインダー、光
重合モノマー及び増感剤よりなる樹脂組成物で構成され
ており、有機重合バインダーとしては例えば酢酸ビニル
とメタアクリル酸、イタコン酸、マレイン酸等のカルボ
キシル基含有単量体、アクリルアミド、メチロールアク
リルアミド等のアミド基含有の単量体、N−ビニルピロ
リドンの単量体の一種又は二種以上の単量体との共重合
体をケン化した重合体、あるいはスチレンもしくはメチ
ルアクリレート、メチルメタアクリルレート、エチルア
クリレート、エチルメタアクリレート等のアクリル酸エ
ステルの前記のカルボキシル基含有単量体、アミド基含
有単量体、N−ビニルピロリドンの単量体の一種又は二
種以上の共重合体の単独もしくは二重以上混合してなる
もので分子量5000〜40000 g/mo1程度の
樹脂があげられる。
さらにメチルメタアクリレート又はメチルメタアクリレ
ートと酢酸ビニル又は前記カルボキシル基含有単量体と
の共重合物、塩素化ポリエチレン、セルロース誘導体、
アクリロニトリル−スチレン共重合体、メチルアクリレ
ート−アクリルニ(・リルーイタコン酸共重合体で゛分
子i 5000−100000 g /mo1程度のも
のが使用できる。
光重合上2ツマ−としては、ポリエチレングライコール
ジアクリレート、ポリエチレングライコールジメタアク
リレート、ペンタエリスリトール1−ノアクリレート、
ペンタエリスリトールトリメタアクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレート、l・リメチロールプ
ロパントリメタアクリレート等の二種以上の不飽和結合
を有するするアクリル系多官能モノマーの単体もしくは
2〜3種以上混合して用いるものである。
増感剤としては、例えばジメチロールパーオキサイドの
過酸化物、ベンゾフェノン、アントラキノン等のカルボ
ニル化合物、ジ−n−ブチルサルファイド等の有機硫黄
化合物等があげられる。
又必要に応じパラメトキシフェノールハイドロキノン等
の重合抑制剤、ロジン、水添ロジン、石油樹脂等の接着
向上剤を添加する。
上記有機重合バインダーは通常100部(重量以下同じ
)に対し、光重合性モノマーは10〜70部、増感剤は
1〜5部、必要により重合抑制剤1〜5部、染料0.1
〜0.3部の範囲で適宜の液剤に溶解させ厚み5〜80
μ程度の感光性樹脂層として、可撓性有するフィルム状
支持体−ヒに塗布成層する。
なお染料を添加した場合は光重合樹脂現像後の画像が見
易くなる。
このような感光性樹脂層2の表面に形成される細かい格
子状又は網目状をなす導電性薄膜3は、感光性樹脂層2
によく接着し、かつ感光性樹脂層の現像と同時に現像液
に分散可能であることが肝要で例えばアルミニウム、ス
ズ、銅等の厚さ100〜tooo A程度の蒸着層もし
くはスパッタ一層、又は導電性粉末をバインダーの中に
含有したものであって、例えば線幅30〜100μ、線
間30〜150μ程度の均一な連続した細かい網目状又
は格子状等(第2図3)にマスク蒸着、スパッター加工
、シーライト加工等により感光性樹脂層2上に施したも
のである。
なお、通常のその種感光性樹脂積層体におけるように最
上表面に保護層を存在させる場合は、該保護層の裏面に
前記同様の導電層を形成しておき、この導電層側を前記
感光性樹脂層2に密着させて一体的に積層体としてもよ
い。
この場合導電層の保護層に対する接着力は感光性樹脂層
への接着力より小となるようにしておくことにより、保
護層を剥離すれば導電層は自然に感光性樹脂層の面へ転
写されるので感光性樹脂層上に導電層を形成することが
できる。
実施例 本考案は上記のような材料により第1図及び第2図に示
すとおり、支持体フィルム1の表面に感光性樹脂層2を
形成し、更にその表面に細かい格子状又は網目状の導電
性薄膜3を形威し必要により導電性感光樹脂層表面に保
護被フィルムを貼着し、またはせずに巻回して製品とす
る。
以下第3〜7図に拡大断面図を示して本考案の積層物に
よりプリント回路を形成する態様を説明する。
先ず第3図に示すように導電性薄膜3の表面に保護フィ
ルムがある場合はこれを剥離除去した後、スルーホール
等の加工後化学メッキ活性種を吸着せしめるか又は吸着
せしめないフェノール樹脂板、ガラスエポキシ板、ポリ
イミドフィルム等の所望の回路形成用基板体4に導電性
薄膜3の面を密着させ、温度20〜150℃程度で加熱
、加圧して積層せしめた後、支持体フィルム1を剥離す
るか又はせずに支持体フ、イルム側から所望のパターン
に活性光で露光する。
支持体フィルムがある場合にはこれを剥離してアルカリ
水溶液、塩素系溶媒等の適宜の現像液で現像する(第4
図)。
回路形成予定部に化学メッキ活性種が吸着あるいは基板
体に混合されていない場合には吸着せしめた後、化学メ
ッキを施す。
この結果第5図に示すように導電性薄膜3が除去された
部分に化学メッキ層5が形成され導電性薄膜3の残留部
と導電的に接続される。
すなわち基板4の面は全面的に導電性となる。次いで第
6図に示すように通常のニッケル、銅、銀等金属メツキ
ロを行い、化学メッキ5が施されたプリント回路形成予
定部のみに金属を析出せしめた後、光重合性感光樹脂層
2を常法により溶解除去すれば所定のプリント回路が得
られる(第7図)。
本考案の積層物によれば、このようにプリント回路の形
成に際し、導電性薄膜3は細かい格子状又は網目状をな
しているので感光性樹脂にはよく接着し、しかもプリン
ト回路を形成する基板面に対しては比較的弱い適度の接
着性を示す。
格子又は網目がない単なる皮膜であると感光性樹脂は基
板と接着しなくなる。
本考案によれば格子目により感光性樹脂は基板と密着す
るので露光、現像、メッキの工程において基板からの剥
離がなく好適である。
また金属箔のエツチング工程が全く不要となり、従って
これによる種々の弊害、特に公害問題は解決さn、又化
学メッキのみでプリント回路を形成せしめる必要がない
ため、化学メッキは極薄にすれば足りるので処理工程の
時間、資材が節減され、経済的にプリント回路が作製で
き、その効果は極めて大きい。
実施例 片面処理した40μのポリプロピレンフィルムの処理面
にポリビニルアルコールを主体とするインキにて75μ
×75μの4辺形を間隔75μに均一に配置したパター
ンをグラビア印刷機にて印刷後スズ蒸着を30OA行い
、水中に浸しくシーライ1〜加工)線幅75μ線間75
μの格子状にスズ蒸着されたフィルムを得る。
一方ポリエステルフイルム上に下記の光重合性を有する
感光性樹脂組成物 ポリ(メタクリル酸メチル/′イタコン酸)90/10
(モル比) loo gペンタエリトリ
ツI・、トリアクリル酸 エステル 25 g 第三ブチルアントラキノン 1g メチルエチルケトン 250g を均一に塗工乾燥し厚み25μの塗膜を得、これに前記
格子状に蒸着させたフィルムのスズ面と塗膜面を合せ9
0℃の熱ロールで圧着し積層物を作成した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の積層物の構成を例示する拡大斜視図で
ある。 第2図は第1図に示す導電性薄膜の形状を更に拡大して
示す斜視図である。 第3〜7図は本考案の積層物を用いてプリント回路を形
成する過程を説明的に順次示す断面図である。 1・・・・・・フィルム状支持体、2・・・・・・感光
性樹脂層、3・・・・・・細かい格子状又は網目状の導
電性薄膜、4・・・・・・回路を形成する基板、5・・
・・・・化学メッキ層、6・・・・・・電気メツキ層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フィルム状支持体1の表面に感光性樹脂層2を設け、更
    に該感光性樹脂層2の表面に、細かい格子状又は網目状
    をなす導電性薄膜3を施してなるプリント回路形成用積
    層物。
JP15115180U 1980-10-24 1980-10-24 プリント回路形成用積層物 Expired JPS593589Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15115180U JPS593589Y2 (ja) 1980-10-24 1980-10-24 プリント回路形成用積層物

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JP15115180U JPS593589Y2 (ja) 1980-10-24 1980-10-24 プリント回路形成用積層物

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Publication Number Publication Date
JPS5773971U JPS5773971U (ja) 1982-05-07
JPS593589Y2 true JPS593589Y2 (ja) 1984-01-31

Family

ID=29510497

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