JPS5935873Y2 - 映像信号の波形整形回路 - Google Patents

映像信号の波形整形回路

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JPS5935873Y2
JPS5935873Y2 JP2243078U JP2243078U JPS5935873Y2 JP S5935873 Y2 JPS5935873 Y2 JP S5935873Y2 JP 2243078 U JP2243078 U JP 2243078U JP 2243078 U JP2243078 U JP 2243078U JP S5935873 Y2 JPS5935873 Y2 JP S5935873Y2
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JP
Japan
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circuit
video signal
signal
waveform shaping
output
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JP2243078U
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JPS54125611U (ja
Inventor
芳孝 金本
誠 石踊
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ソニー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えばVTR(ビデオテープレコーダ)の再
生信号系に用いられる映像信号の波形整形回路に関する
第1図に回転2ヘツド形のVTRの信号系が示されてい
る。
第1図において1は、記録される映像信号の入力端子で
ある。
入力端子1からの映像信号は、AGC回路2を介してク
ランプ回路3に供給され、そのシンクチップレベル又は
ペデスタルレベルが一定の値に固定される。
クランプ回路3の出力がプリエンファシス回路4に供給
される。
プリエンファシス回路4から生じるプリエンファシスさ
れた映像信号がホワイトクリップ回路5を介してFM変
調器6に加えられる。
プリエンファシス回路4は、映像信号の高域成分をエン
ファシス(増強)する。
再生時にこのプリエンファシス回路4の特性と相補的な
特性を有するデエンファシス回路15により高域成分を
デエンファシス(減衰)させることにより、変調周波数
が高い領域でのSNを改善している。
例えば第2図Aに示すパルス信号S1をプリエンファシ
ス回路4に加えると、第2図Bに示すように入力信号S
1のレベル変化が急峻な部分において生じたオーバーシ
ュート及びアンダーシュートを有する信号S2が現れる
このプリエンファシス回路4の出力をそのままFM変調
器6に加えると、オーバーシュートの部分では周波数偏
移が広がりすぎてVTRの伝送帯域におさまらなくなり
、過変調等の障害が生じる。
そこでホワイトクリップ回路5により第2図において破
線で示す所定レベル以上を除去している。
FM変調器6の出力が記録増幅器7と記録再生切替スイ
ッチ8の記録側端子rとを通じて磁気ヘッド9a、9b
に供給される。
磁気ヘッド9a、9bにより磁気テープ10に記録信号
が交互に記録される。
切替スイッチ8の再生側端子pを通じて磁気ヘッド9a
、9bから取り出された再生信号は、再生増幅器11.
ドロップアウト補償回路12、リミッタ13を介してF
M復調器14に供給される。
FM復調器14の復調出力が前述のようにプリエンファ
シス回路4の特性と相補的な特性を有するデエンファシ
ス回路15に供給される。
更にローパスフィルタ16及び映像増幅器17を介する
ことにより出力端子18に再生映像信号が得られる。
記録系のホワイトクリップ回路5により大きなオーバー
シュートの先端部分が除去されていると、この除去され
た部分に対応して再生映像信号の波形のもとの波形と異
なってしまう。
例えば第2図Cに示すようにFM復調後の信号S3の立
上りがなまる。
このような波形の再現性の劣下を補償するために従来で
はデエンファシス回路15に対して波形整形機能を付与
していた。
第3図における抵抗器19に対して並列接続された抵抗
器23及びダイオード24の直列回路が波形整形用のも
のである。
抵抗器19の一端が入力端子20aとして導出され、そ
の他端が出力端子20bとして導出されると共に、抵抗
器19の他端及び接地間に抵抗器21及びコンデンサ2
2の直列回路が挿入されてデエンファシス回路15が構
成されている。
ダイオード24の非線形特性によりEM復調出力が大レ
ベルのときのデエンファシス量が小さくなるようにデエ
ンファシス特性を変化させて波形の再現性を改善してい
る。
この従来の回路は、小さいレベルの信号を処理するため
に補償が難しい欠点がある。
信号レベルを大きくするには、プリエンファシスされて
いるFM復調出力を増幅する必要があり、このためにダ
イナミックレンジが大きい増幅器が必要となり回路構成
が複雑となる。
このような問題点を回避するために第4図に示すように
映像増幅器17の正帰還ループに補償用信号の発生回路
を設ける構成の波形整形回路が考えられる。
映像増幅器17は、同相入力端子17aと同相出力端子
18とを備える。
この出力端子118が微分用のコンデンサ25と抵抗器
26とを介してスライス用のダイオード27のアノード
に接続され、抵抗器26及びダイオード27の接続点が
抵抗器28を介して接地される。
コンデンサ25と抵抗器26.28とは、映像増幅器1
7の出力信号を微分すると共に微分出力を減衰させる機
能を有する。
ダイオード27は、スライス回路を構成し、そのカソー
ドにレベルの大きい部分のみが取り出される。
ダイオード27のカソードが抵抗器31とコンデンサ3
2とを介して入力端子17aに接続され、このダイオー
ド27及び抵抗器31の接続点と接地間に抵抗器29及
びコンデンサ30が並列に挿入される。
抵抗器29.31とコンデンサ30とはスライス出力を
積分すると共に減衰させる機能を有する。
第5図Aに示すパルス信号S3(前述したように立上り
がなまっている)が映像増幅器17に供給され、これが
増幅されて出力に現れると、パルス信号S3が微分され
た波形の信号84 (第5図B)がダイオード27のア
ノードに供給される。
ダイオード27の順方向電圧降下Vd以上のレベルの部
分がスライスされて第5図Cに示す信号S5が得られる
この信号S5の立下りの傾斜が積分によりゆるやかにさ
れた第5図りに示す補償用の信号S6がパルス信号S3
に重畳される。
従って第5図Aにおいて破線で示すようにパルス信号S
3の立上りのなまりが補償されることになる。
この第4図に示す構成に依れば、映像増幅器17により
増幅されたレベルの大きい信号を波形処理できるので波
形の補正が従来の構成に比べて容易となる。
しかし、スライスレベルの設定が微妙であるという欠点
がある。
例えばスライスレベルが低いと、第5図Aにおいて破線
で示すように本来は不要な低レベルの復調出力に対して
も補償がされてしまう過補償が生じるおそれがあり、逆
にスライスレベルが高いと補償部分のSNが劣化するこ
とがある。
本考案は、上述の点を考慮して補償量を定めるスライス
レベルの設定に自由度があり実用に適した波形整形回路
を提供せんとするものである。
以下、第6図を参照して本考案の一実施例について説明
する。
この例では、映像増幅器17の同相出力を出力端子18
に取り出すと共に、その逆相出力を結合コンデンサ32
aを介してクランプ回路33と記録系に設けられたのと
略々同様の特性を有するプリエンファシス回路34とス
ライス回路35とするプリエンファシス回路34とスラ
イス回路35と積分回路36とからなる回路に供給し、
この回路から得られる補償用の信号を結合コンデンサ3
2bを介して加算回路37に供給し、映像増幅器17の
同相入力端子に加えられる復調出力に対して上述の補償
用の信号を重畳するようにしたものである。
クランプ回路33は、信号路及び接地間に挿入されたダ
イオード38及びコンデンサ39の直列回路と、これら
の接続点にクランプ電位を与えるための抵抗器40.4
1とから構成される。
プリエンファシス回路34は、エミツタ接地形トランジ
スタ42のエミッタに周波数補償回路を有する構成とさ
れる。
スライス回路35は、信号路及び接地間に挿入されたダ
イオード43及びコンデンサ44の直列回路と、これら
の接続点にスライス電位を与えるための可変抵抗器45
とから構成される。
記録系のプリエンファシス回路4の出力のうちで所定の
レベル以上がホワイトクリップ回路5により除去される
のとは逆に、プリエンファシス回路34の出力のうちで
所定レベル以上のみがスライス回路35により取り出さ
れる。
また、エミッタホロワ形トランジスタ46を通じてスラ
イス回路35の出力が積分回路36に加えられる。
トランジスタ46のエミッタ及びコンデンサ32b間に
直列に抵抗器47゜48が挿入され、これらの接続点と
接地間に抵抗器49及びコンデンサ50が並列に挿入さ
れて積分回路36が構成される。
上述の本考案の一実施例において第7図Aに示すように
復調された映像信号S3と逆極性の映像信号S3のシン
クチップレベルがクランプ回路33によりクランプ電位
■1にクランプされる。
プリエンファシス回路34のトランジスタ42のコレク
タに第7図Bに示すプリエンファシスされた映像信号S
ヮが現れる。
この映像信号S7のうちでスライスレベル■2をこえを
部分が取り出され、トランジスタ46のエミッタに第7
図Cにおいて実線で示す波形の信号S8が生じる。
積分回路36により信号S8が若干積分されて第7図C
において破線で示すように立下りの傾斜がゆるやかな補
償用の信号が形成され、この信号が加算回路37に供給
される。
積分回路36は、波形の改善とSNの改善とを行なうた
めのもぐである。
このようにして出力端子18に第7図りにおいて破線で
示すように波形のなまりが補正された映像信号S3が現
れる。
第8図は本考案の他の実施例を示す。
上述の実施例においては、クランプ回路33により直流
分を再生し、プリエンファシス回路34の出力をホワイ
トクリップ回路5と逆のスライス回路35によって大レ
ベル部分のみを取り出すのに対し、前述の第4図に示す
例の微分用のコンデンサ25に対して並列に抵抗器51
を接続することにより映像信号の低域成分も微分回路の
出力に現れるようにしたものである。
即ちスライス用のダイオード27に対して第7図Bに示
す信号S7と同様の波形の信号が加わることになる。
この例では、クランプ回路33を設けていないためにA
PL(平均映像レベル)の影響を受ける問題点を有する
けれども、回路構成を簡略化することができる。
更に、回路構成の簡略化を図るときには、コンデンサ2
5等の素子の値を選ぶことにより微分時定数を適切なも
おとし、第9図に示すように積分用のコンデンサ30を
省略するようにしても良い。
以上述べたように本考案では映像信号を単に微分するの
ではなく、プリエンファシス回路34又は微分用コンデ
ンサ25と並列に抵抗器51を設けることによって映像
信号の比較的低い周波数成分を含む微分出力を得るよう
経している。
従ってスライスレベルを下げても、小振幅部分までも補
償してしまう補償用の信号が生じるおそれがなく、スラ
イスレベルの設定の自由度が太きいという利点がある。
スライスレベルの設定の自由度以外に微分定数を選ぶこ
とにより積分回路も省略できることも可能となり、従来
又は第4図の構成に比較して回路設計が容易となる。
更に、上述実施例のように映像増幅器17の帰還ループ
中に補償用信号を発生する回路を設けることにより、扱
う信号レベルが大きくなり、良好な波形整形をなしうる
と共に回路構成が簡略となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用しつるVTRの記録信号系及び再
生信号系のブロック図、第2図は波形整形の必要性を説
明するための波形図、第3図は従来の波形整形回路の接
続図、第4図及び第5図は本考案の説明の参考にした波
形整形回路の接続図及びその各部波形図、第6図及び第
7図は本考案の一実施例の接続図及び各部波形図、第8
図及び第9図は夫々本考案の他の例の接続図である。 17は映像増幅器、17aは映像信号の入力端子、18
はその出力端子、25は微分用のコンデンサ、27はス
ライス用のダイオード、34はプリエンファシス回路、
35はスライス回路である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) 映像信号をプリエンファシスして所定レベル
    以上の信号をクリップして記録し、再生時にデエンファ
    シスして元の映像信号を得るようにした装置の再生系に
    設けられる波形整形回路において、比較的低い周波数成
    分をも伝送するようになした映像信号を微分する回路と
    、記録時にクリップされた信号に対応した部分を上記微
    分回路からの出力から得るようになすスライス回路と、
    このスライス回路からの出力をデエンファシスされた映
    像信号に加算する回路とを備えた映像信号の波形整形回
    路。
  2. (2)上記加算回路は増幅器で構成され、上記微分回路
    及びスライス回路がこの増幅器の帰還ループに挿入され
    てなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の映像信号の
    波形整形回路。
JP2243078U 1978-02-23 1978-02-23 映像信号の波形整形回路 Expired JPS5935873Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS54125611U JPS54125611U (ja) 1979-09-01
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