JPS5935776Y2 - 燃料減少時の走行可能距離表示装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は燃料減少時の走行可能距離表示装置に関する。

従来の燃料計は走行による燃料減少時にはメータ指針が
零付近にありあと何り走行可能であるかを知ることがで
きなかったので走行上不便であった。

本考案は、この欠点を除き大がかりなセンサや複雑な横
取のものを用いない燃料減少時の走行可能な距離表示装
置を提供することを目的とするもので、ツユエルポンプ
作動センサト、ツユエルタンクの燃料が所定の残量にな
ったとき信号を発するレベルセンサと、該レベルセンサ
の信号によりプリセットされた前記残量を吐出するツユ
エルポンプ作動回数から前記ツユエルポンプ作動センサ
の信号がでる毎に１つづＳ減算するカウンタと、このカ
ウンタ出力とフユエルポンプ１回当り吐出量の平均走行
可能距離を掛算する掛算器とを有し、該掛算器の出力を
表示器に表示させることを特徴とする。

以下本考案を図面について説明する。

第１図は自動車の燃料系統図である。

１はツユエルタンク、２はツユエルポンプ、３はフロー
ト室、Ｓｌはツユエルポンプ作動センサ、例えばツユエ
ルポンプが１回作動するごとにツユエルポンプ作動パル
ス信号Ｆｐが一発発生する機械的ＩＪ ミツトスイッチ
、電磁式ポンプのときは、作動電流そのものを信号とし
て取り出せばよいので電磁ポンプ自体がツユエルポンプ
作動センサとなる。

Ｓ２は例えばフロートスイッチとか自己発熱式サーミス
タのように燃料が一定値に減少したとき燃料減少信号Ｆ
ｅを発生するレベルセンサである。

こＳで、Ｒ：燃料減少信号Ｆｅ発生レベルのときの燃料
残量 Ｄａ：燃料残量Ｒの走行可能距離 Ｑ：ツユエルポンプ作動パルス信号Ｆｐ 発生回数 Ｃ１：燃料１を当りの平均走行可能距離 Ｃ２÷フユエルポンプの１回当り吐出量 とすると、 燃料残量Ｒ０走行可能距離Ｄ・は 。

Ｄａ ＝Ｃ７（ＲＱＣ２）−Ｃｔ Ｃ２（−−Ｑ） ・
・・（１）２ Ｃ１＝１１Ａｘ Ｃ２−０，０５７ Ｒ＝９ｔ とすると、 Ｄ ａ ＝ ０．５５ Ｘ （１８０−Ｑ ） −（２
）である。

第２図は、本考案の一実施例である燃料残量Ｒ（４）の
走行可能距離％ａ表示装置のブロック図である。

１０は（１）式の一値すなわち例えば（２）式の１８０
をプリセット♀るプリセッタ、１１はプリセットダウン
カウンタ、１２はカウンタ１１出力と定数Ｃ１Ｃ２設定
回路１３から出力するフユエルポンプ１回当り吐出量の
走行可能距離値を掛算する掛算器、１４は制御回路、１
５はラッチである。

今燃料が走行に伴い減少して残量がＲになるとレベルセ
ンサＳ２からＦｅ信号が発生する。

制御回路１４はＦｅ信号が入力するとプリセッタ１０架
孟動させ、プリセットダウンカウンタ１１に一値をセッ
トする。

次にＥｐ信号が入るとプリ２ セットカウンタ１１のカウント値はその度毎に１つづＳ
減少する。

制御回路１４はカウント値減小後掛算器１２に制御信号
を出し、定数設定回路１３かもの定数Ｃ１Ｃ２を掛算さ
せる。

掛算の結果はラッテ１５に保持され、表示駆動回路１６
を経て表示器１７に表示される。

なお燃料補給によりＦｅ信号がなくなると制御信号によ
り各ブロックはクリヤされ表示は消える。

このように本考案によれば最近進歩したＩＣ等を用いる
ことにより簡単な構成で燃料減少時の走行可能距離を表
示できるなどの効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の装置を用いる自動車の燃料系統図、
第２図は本考案の一実施例のブロック図である。 １・・・ツユエルタンク、２・・・ツユエルポンプ、Ｓ
ｌ・・・ツユエルポンプ作動センサ、Ｓ２・・・燃料が
一定値に減少したとき信号を発するレベルセンサ、３・
・・フロート室、１０・・・プリセッタ、１１・・・プ
リセットダウンカウンタ、１２・・・掛算器、１３・・
・定数設定回路、１４・・・制御回路、１５・・・ラッ
チ、１６・・・表示駆動回路、１７・・・表示器。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ツユエルポンプ作動センサと、ツユエルタンクの燃料が
   所定の残量になったとき信号を発するレベルセンサと、
   該レベルセンサの信号によりプリセットされた前記残量
   を吐出するツユエルポンプ作動回数から前記ツユエルポ
   ンプ作動センサの信号がでる毎に１つづ〜減算するカウ
   ンタと、このカウンタ出力とフユエルポンプ１回当り吐
   出量の平均走行可能距離を掛算する掛算器とを有し、該
   掛算器の出力を表示器に表示させることを特徴とする燃
   料減少時の走行可能距離表示装置。