JPS5935571B2 - 育苗方法 - Google Patents
育苗方法Info
- Publication number
- JPS5935571B2 JPS5935571B2 JP9278477A JP9278477A JPS5935571B2 JP S5935571 B2 JPS5935571 B2 JP S5935571B2 JP 9278477 A JP9278477 A JP 9278477A JP 9278477 A JP9278477 A JP 9278477A JP S5935571 B2 JPS5935571 B2 JP S5935571B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seedlings
- seedling
- soil
- seedling box
- roots
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、根に土をつけたまま水田に植え付けを行な
う水稲用土付ポット苗を苗箱によって育苗する育苗方法
に関するものである。
う水稲用土付ポット苗を苗箱によって育苗する育苗方法
に関するものである。
水稲上付ポット苗を育苗するには、苗の土付き部を積極
的に根絡みさせて土付き根部を固める必要があるため、
底面の密閉したポット状苗室によって育成していたが、
この方法によるときは、苗が充分成育せず所謂、稚苗し
か得られなかった。
的に根絡みさせて土付き根部を固める必要があるため、
底面の密閉したポット状苗室によって育成していたが、
この方法によるときは、苗が充分成育せず所謂、稚苗し
か得られなかった。
この方法を改良してポット状苗室の底面に小孔或いは亀
裂を設け、この苗室内に播種した苗箱を直接圃場に載置
したところ、殆んどの根が苗室内において根絡みし、固
い土付き根部を形成すると共に、一部の根は小孔或いは
亀裂から土中に伸張し、土中から水分、養分を吸収して
充分成育した水稲上付ポット苗を得ることができるよう
になった。
裂を設け、この苗室内に播種した苗箱を直接圃場に載置
したところ、殆んどの根が苗室内において根絡みし、固
い土付き根部を形成すると共に、一部の根は小孔或いは
亀裂から土中に伸張し、土中から水分、養分を吸収して
充分成育した水稲上付ポット苗を得ることができるよう
になった。
しかし、この方法によるときは、成育した水稲上付きポ
ット苗を苗箱のまま持ち上げると土中に伸びた根が多量
の土壌を抱えたまま抜は出して（るので、大変な労力を
要すると共に、この水稲上付きポット苗を苗箱のまま機
械に装着するためにＧζ苗室底面の根を切り落とさねば
ならず、この根切り作業がまた大変であった。
ット苗を苗箱のまま持ち上げると土中に伸びた根が多量
の土壌を抱えたまま抜は出して（るので、大変な労力を
要すると共に、この水稲上付きポット苗を苗箱のまま機
械に装着するためにＧζ苗室底面の根を切り落とさねば
ならず、この根切り作業がまた大変であった。
また、苗箱を直接圃場に載置するため、苗室底面或いは
外側壁に多量の土壌が付着し、この付着した土壌を掻き
おとし、或いは洗浄する作業も大変であった。
外側壁に多量の土壌が付着し、この付着した土壌を掻き
おとし、或いは洗浄する作業も大変であった。
この発明は、これらの欠点を除去することを目的として
おり、底面に小孔或いは亀裂を設けたポット状苗室を多
数連接した苗箱で水稲上付ポット苗を育成し、この水稲
上付ポット苗を苗箱のまま持上げると、ポット状苗室底
面の小孔より土中に伸張した根が地表で切れて、苗室底
面から根が突出することのない、水稲上付ポット苗用苗
箱による育苗方法を提供するものである。
おり、底面に小孔或いは亀裂を設けたポット状苗室を多
数連接した苗箱で水稲上付ポット苗を育成し、この水稲
上付ポット苗を苗箱のまま持上げると、ポット状苗室底
面の小孔より土中に伸張した根が地表で切れて、苗室底
面から根が突出することのない、水稲上付ポット苗用苗
箱による育苗方法を提供するものである。
また、この発明の他の目的とするところは、圃場表面と
苗箱底面との間に織布或いは網等の敷物を介在させて、
育成期間中に苗箱底面及び外側壁に土壌の付着すること
のない、水稲上付ポット苗用苗箱による育苗方法を提供
するものである。
苗箱底面との間に織布或いは網等の敷物を介在させて、
育成期間中に苗箱底面及び外側壁に土壌の付着すること
のない、水稲上付ポット苗用苗箱による育苗方法を提供
するものである。
即ち、この発明は、圃場に織布或いは網等の敷物を敷き
、その上に底面に小孔或いは亀裂を設けたポット状苗室
な多数連接してなる水稲上付ポット苗用苗箱を載置して
育苗することを特徴とする水稲上付ポット苗用苗箱によ
る育苗方法をその要旨とするものである。
、その上に底面に小孔或いは亀裂を設けたポット状苗室
な多数連接してなる水稲上付ポット苗用苗箱を載置して
育苗することを特徴とする水稲上付ポット苗用苗箱によ
る育苗方法をその要旨とするものである。
本発明によるときは、成育される水稲上付ポット苗は、
ポット状苗室内において根絡み現象をおこし、固い上付
ポット根部な形成するが、その一部の根は、苗室底面の
小孔或いは亀裂から地表の敷物を通って土中にまで伸張
し、充分な養分、水分を吸収するので、従来方法に比し
て遜色のない根部が固く、而も充分に成育した上付ポッ
ト苗を得ることができる。
ポット状苗室内において根絡み現象をおこし、固い上付
ポット根部な形成するが、その一部の根は、苗室底面の
小孔或いは亀裂から地表の敷物を通って土中にまで伸張
し、充分な養分、水分を吸収するので、従来方法に比し
て遜色のない根部が固く、而も充分に成育した上付ポッ
ト苗を得ることができる。
この上付ポット苗を苗箱ごと持上げると、織布或いは網
等の敷物が広く圃場表面に張りついているため、土中に
伸張している上付ポット苗の根は、織布或いは網等の敷
物により土壌を上方に持上げることができないため、根
は地表で極めて容易に切れ苗室底面の小孔或は亀裂から
根の突出していない苗箱として地表から離脱させること
ができる。
等の敷物が広く圃場表面に張りついているため、土中に
伸張している上付ポット苗の根は、織布或いは網等の敷
物により土壌を上方に持上げることができないため、根
は地表で極めて容易に切れ苗室底面の小孔或は亀裂から
根の突出していない苗箱として地表から離脱させること
ができる。
この苗箱は、全体的に湾曲自在に形成されたものを使用
することが好ましく、この種苗箱を一側から持ち上げる
と、苗箱は一側から徐々に根切りされながら持ち上げら
れ、全体が剛体の苗箱を一度に持ち上げる場合より力が
要らず苗取りが容易となる。
することが好ましく、この種苗箱を一側から持ち上げる
と、苗箱は一側から徐々に根切りされながら持ち上げら
れ、全体が剛体の苗箱を一度に持ち上げる場合より力が
要らず苗取りが容易となる。
また、本発明によれば、苗箱は圃場に敷設された敷物上
に載置されており、直接圃場に接していないので、苗室
底面或いは外側壁に土壌が付着せず、その取扱いが容易
である。
に載置されており、直接圃場に接していないので、苗室
底面或いは外側壁に土壌が付着せず、その取扱いが容易
である。
本発明を図示実施例により説明すれば、第１図は従来方
法によって上付ポット苗を育成した苗箱を地表から離脱
した時の状態を示すものであり、苗箱１に多数配列され
ている各苗室２，２・・・・・・の底面に設けた小孔或
は亀裂から土中に伸びた根３゜計・・・・・が、多量の
土壌４を抱えたまま地上に抜は出している。
法によって上付ポット苗を育成した苗箱を地表から離脱
した時の状態を示すものであり、苗箱１に多数配列され
ている各苗室２，２・・・・・・の底面に設けた小孔或
は亀裂から土中に伸びた根３゜計・・・・・が、多量の
土壌４を抱えたまま地上に抜は出している。
第２図は、本発明による場合であって、地表に敷きつめ
られた織物、例えば寒冷紗、或いは網などの敷物５によ
つで、苗箱１の各苗室２．２・・・・・・底部の小孔或
は亀裂から土中に伸びた地表で切断されると共に、苗室
２，２・・・・・・の底面及び外側壁に土壌が付着して
いない状態を示すものである。
られた織物、例えば寒冷紗、或いは網などの敷物５によ
つで、苗箱１の各苗室２．２・・・・・・底部の小孔或
は亀裂から土中に伸びた地表で切断されると共に、苗室
２，２・・・・・・の底面及び外側壁に土壌が付着して
いない状態を示すものである。
このように、本発明によるときは、従来の育苗方法に比
して何ら遜色なく育苗することができ、根部が固く、而
も生育充分な水稲用土付ポット苗を得ることのできる実
益を有するのである。
して何ら遜色なく育苗することができ、根部が固く、而
も生育充分な水稲用土付ポット苗を得ることのできる実
益を有するのである。
また、本発明によるときは、育苗した上付ポット苗を苗
箱のまま圃場から離脱する際、苗室２゜２・・・・・・
の底面に設けた小孔或は亀裂から土中に伸張した根が圃
場表面に敷かれた織布或は網等の敷物により、地表のと
ころで切れてしまうので、面到な根切り作業を必要とし
ない実益を有するのである。
箱のまま圃場から離脱する際、苗室２゜２・・・・・・
の底面に設けた小孔或は亀裂から土中に伸張した根が圃
場表面に敷かれた織布或は網等の敷物により、地表のと
ころで切れてしまうので、面到な根切り作業を必要とし
ない実益を有するのである。
更にまた、本発明によるときは、圃場表面と苗箱の底面
との間に織布或は網等の敷物が介在しているので、苗箱
底面が直接圃場に接することがな（、苗箱の底面或いは
外側壁に土壌が付着せず、これの除去作業をも必要とし
ない実益を有するのである。
との間に織布或は網等の敷物が介在しているので、苗箱
底面が直接圃場に接することがな（、苗箱の底面或いは
外側壁に土壌が付着せず、これの除去作業をも必要とし
ない実益を有するのである。
第１図は、従来方法により育苗した苗箱の地表からの離
脱状態を示す斜視図、第２図は本発明により育苗した苗
箱の地表からの離脱状態を示す斜視図である。 図中の符号を説明すれば次のとおりである。 １は苗箱、２はポケット状苗室、３は根、４は土壌、５
は敷物。
脱状態を示す斜視図、第２図は本発明により育苗した苗
箱の地表からの離脱状態を示す斜視図である。 図中の符号を説明すれば次のとおりである。 １は苗箱、２はポケット状苗室、３は根、４は土壌、５
は敷物。
Claims (1)
- １ 圃場に織布或いは網等の敷物を敷き、その上に底面
に小孔或いは亀裂を設けたポット状苗室を多数連設して
なる水稲上付ポット苗用苗箱を載置して育苗することを
特徴とする水稲上付ポット苗用苗箱による育苗方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9278477A JPS5935571B2 (ja) | 1977-08-01 | 1977-08-01 | 育苗方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9278477A JPS5935571B2 (ja) | 1977-08-01 | 1977-08-01 | 育苗方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5429705A JPS5429705A (en) | 1979-03-05 |
| JPS5935571B2 true JPS5935571B2 (ja) | 1984-08-29 |
Family
ID=14064034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9278477A Expired JPS5935571B2 (ja) | 1977-08-01 | 1977-08-01 | 育苗方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5935571B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56170845U (ja) * | 1980-05-22 | 1981-12-17 | ||
| JPS5752035U (ja) * | 1980-09-11 | 1982-03-25 |
-
1977
- 1977-08-01 JP JP9278477A patent/JPS5935571B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5429705A (en) | 1979-03-05 |
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