JPS5935493B2 - シヤドウマスクの製造方法およびこれに用いるプレス装置 - Google Patents

シヤドウマスクの製造方法およびこれに用いるプレス装置

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JPS5935493B2
JPS5935493B2 JP1411477A JP1411477A JPS5935493B2 JP S5935493 B2 JPS5935493 B2 JP S5935493B2 JP 1411477 A JP1411477 A JP 1411477A JP 1411477 A JP1411477 A JP 1411477A JP S5935493 B2 JPS5935493 B2 JP S5935493B2
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JP
Japan
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shadow mask
slit
effective surface
press
presser
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JP1411477A
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守 添田
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスリット形シャドウマスクの製造方法、特にそ
の張出し加工およびまたは絞シ加工を行う工程の改良お
よびこれに用いるプレス装置の改良に関する。
従来、スリット形シャドウマスクを製造するには金属薄
板からなるシャドウマスク素材の有効面に電子ビーム透
過用スリットを規則配置し、ついで張り出し加工および
絞シ加工してわん形のシャドウマスクに形成している。
この張シ出し加工および絞り加工を行うには、通常、第
1図ないし第4図に示すように、張)出し加工および絞
シ加工を行う上下1対のプレス型1.2を設け、このプ
レス型1,2の周囲を包囲するよう環状をなす上下1対
の押え型3,4を設け、かつこの押え型3,40対向面
には互いに噛み合う凹溝5と突条6とを設けて上記プレ
ス型1゜2を包囲するようにしたプレス装置を用いる。
まず、第1図示のようにプレス下型1が上昇して押え下
型3と頂面が同一球面をなし、かつプレス上型2および
押え上型4とがともに上昇し、特にプレス上型2は押え
上型4よシさらに上昇している。
そこで、スリットを形成したシャドウマスク素材7を雨
下型1,3上に載置する。
そして、第2図示のように、雨上型2.4を下降させる
と、押え上型4が押え下型3に圧接し、特に突条6と凹
溝5とでシャドウマスク素材70周辺部を挾持する。
しかし、この状態では末だプレス上型2は素材7に接し
ていない。
ついで、第3図示のように、プレス上型2が下降してシ
ャドウマスク素材7をプレス下型1に圧着し、素材の有
効面を球面成形する。
この間、素材7周辺は押え型3,4の凹溝5と突条6と
に挾持され、そのすべり抵抗のため、素材70周辺部は
若干引き延ばされる。
そして、第4図示のように、両プレス形1,2が一体と
なって下降する。
このときシャドウマスり素材70周辺は押え型3,4の
凹溝5と突条6とに挾持され、その丁ベシ抵抗のため、
さらに引き延ばされてわん形に絞シ成形される。
そして、従来のプレス装置においては、押え形3.4の
凹溝5の形および深さ、および突条6の高さは全周にわ
たって一様であシ、したがって、これによる素材7のす
ベシ抵抗も全周にわたって一様であった。
しかし、シャドウマスク素材7は第5図示のように、素
材7にスリン)8aが同一方向に向いて規則配置されて
いるので、スリット8aの長手方向の抗張力が太き(、
幅方向の抗張力が小さい。
このため従来のように周辺部のすべ9抵抗が一様である
と、プレス成形によって、第5図示のように幅方向の周
辺部のスリン)8bは引き延ばされて幅広(な9、特に
かど部のスリット8cはゆがんでしまう。
これでは、受像管のホワイトユニホミテイが低下し、甚
しいときは混色さえ生じる。
そこで、近年、プレス成形にあたり、スリットの長手方
向だけ挾持してすベシ抵抗を加え、スリット8aの幅方
向にはすベシ抵抗を加えない方法が開発された。
こめ方法は幅方向周辺のスリット8bが幅方向に引延ば
されるのは防止できるが、張シ出しおよび絞シの成形が
うま(行かない欠点があシ、特にかどの部の成形に支障
が大きい欠点がある。
本発明はこのような従来技術の欠点を除くためになされ
たもので、第6図示のように、素材70周辺特にかど部
まで良好にプレス成形され、しかもそのスリット8が幅
方向の周辺で幅方向に引き延されることなく、特にマス
クのかど部においてゆがむことのないシャドウマスクの
製造方法とそれに用いるプレス装置とを提供することを
目的とする。
本発明の第1は張シ出し加工または絞シ加工に際し、マ
スク素材の有効面の周囲を挾持してすべり抵抗を生じさ
せ、このすベシ抵抗の大きさをスリットの幅方向におい
てスリットの長手方向におけるよシ小さく、かつ有効面
の対角線方向において最大であるようにして、素材の方
向別抗張力とプレス張力との調和を計ったことである。
本発明の第2は張シ出し加工およびまたは絞シ加工を行
うプレス型の周囲にこれを包囲するように押え型を設け
、これに押え用の突条を形成し、この突条の高さを素材
のスリットの幅方向において長手方向におけるよシも低
くし、かつ有効面の対角線方向において最も高(して、
方向別のすべり抵抗を調整したことである。
以下、本発明の詳細な説明する。
第7図にシャドウマスク素材7の有効面7a’&点線で
示し、その外側に被挟持線7Ll実線で示し、さらに、
スリットの長手方向’&Y −Y’線で、スリットの幅
方向なX−X線で、対角線方向をO−Q線で、各軸の交
点なOでそれぞれ示す。
そして、本発明において被挾持線7bにおけるすベシ抵
抗を方向ごとに規正するものである。
このため、押え上型4の突条6の高さを方向ごとに異ら
せである。
第8図は上型4の第7図O−Y線に沿った断面図、第9
図は同じく上型4の第7図0−Q線に沿った断面図、第
10図は同じく上型4の第7図O−X線に沿った断面図
をそれぞれ示す。
これらの図に示すとおり、突条6の高さはO−Q線を横
切る位置が最も高(,0−Y二線を横切る位置がその次
に高く、O−X線を横切る位置が最も低い。
そして、図示してないが押え下型3の凹溝5もこの突条
の高さや影付に対応して形成されている。
このようなプレス装置でプレス成形すれば、張シ出し加
工および絞シ加工に際し、素材7は被挾持線7bにおい
て適当なすベシ抵抗になるように挾持され、特に抗張力
の弱いx−x’方向は最もすベシ抵抗が小さいのでスリ
ット8が変形することがな(、最も圧延抵抗の大きい0
−Q方向は最もすベシ抵抗が大きいので、成形も良好で
ある。
このような理由によって、得られたシャドウマスクは張
シ出し加工および絞り加工が良好で、かど部まできれい
に成形され、しかもスリット8はどの部位においても変
形などがな(、良好なものが得られる。
したがって、このシャドウマスクを用いたカラー受像管
は混色や色むらなどがなく、ホワイトユニホミテイも良
好である。
なお、前述の実施例は1組のプレス型を用い張シ出し加
工と絞シ加工とを2動作で行うものであるが、本発明は
上記張シ出し加工と絞シ加工とな別々なプレス型を用い
2工程で成形する場合にも適用でき、この場合、張り出
し加工および絞シ加工の少(とも一方忙おいてプレス型
で包囲するように前述の押え型を設ければよい。
また、押え型において、少(とも突条の高さを前述のよ
うに限定すれば前述の効果が得られる。
このように、本発明のシャドウマスクの製造方法はスリ
ットを設けたシャドウマスク素材の周辺を挾持してすベ
シ抵抗を加えなから張シ出し加工およびま′fcハ絞り
加工を行う工程において、上記すベシ抵抗の大きさはス
リットの幅方向においてスリットの長手方向よ)小さく
、かつマスクの対角線の方向において最大にしたので、
プレス成形が良好にでき、かつスリットの変形がない利
点がある。
さらに、本発明のシャドウマスク製造用プレス装置はプ
レス成形を行うプレス型と、このプレス型を包囲して設
けられてシャドウマスク素材の周辺部を挾持する押え型
と、この押え型の対向面に設けられて上記プレス型を包
囲する突条とを有し、上記突条の高さは素材のスリット
の幅方向においてスリットの長手方向におけるより低(
、かつ、マスクの対角線方向において最高であるように
したので、前述の製造方法を容易に実施できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は一般のシャドウマスクの製造方法
の一例を工程順に示す説明図、第5図は従来の製造方法
の欠点を示すシャドウマスクの一部正面図、第6図は本
発明の目的である上記欠点のないシャドウマスクの一部
正面図、第7図は本発明のシャドウマスクの製造方法に
おいて素材の有効面と素材の被挾持線との関係を示す説
明図、第8図ないし第10図は第7図の被挾持線の各部
に対応する押え型の断面図である。 1.2・・・・・・プレス型、3,4・・・・・・押え
型、5・・・・・・四棒、6・・・・・・突条、7・・
・・・・シャドウマスク素材、7a・・・・・・有効面
、8,8a、8b、8c・・・・・・スリット。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有効面に電子ビーム通過用スリットを規則配設した
    シャドウマスク素材の上記有効面の周囲を挟持してすベ
    シ抵抗を加えながら張シ出し加工およびまたは絞シ加工
    を行ってシャドウマスクを成形する工程において、上記
    すベシ抵抗の大きさは上記スリットの幅方向において上
    記スリットの長手方向におけるよシ小さく、かつ上部有
    効面の対角線方向において最大であることを特徴とする
    シャドウマスクの製造方法。 2 有効面に電子ビーム通過用スリットを規則配設した
    シャドウマスク素材に張り出し力計およびまたは絞シ加
    工を行う組をなすプレス型と、このプレス型を包囲して
    設けられて上記シャドウマスクの上記有効面の周囲を挾
    持する組をなす押え型と、これら押え型の対向面に設け
    られて上記有効面を包囲する突条とを具備し、上記突条
    の高さは上記素材のスリットの幅方向において上記スリ
    ットの長手方向におけるよシも低(、かつ上記有効面の
    対角線方向において最高であることを特徴とするシャド
    ウマスク製造用プレス装置。
JP1411477A 1977-02-14 1977-02-14 シヤドウマスクの製造方法およびこれに用いるプレス装置 Expired JPS5935493B2 (ja)

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JPS5399868A JPS5399868A (en) 1978-08-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0640089U (ja) * 1991-01-14 1994-05-27 大成建設株式会社 削孔ロッドの打設装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5811005Y2 (ja) * 1977-04-04 1983-03-01 三菱電機株式会社 シヤドウマスク成形装置

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JPH0640089U (ja) * 1991-01-14 1994-05-27 大成建設株式会社 削孔ロッドの打設装置

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JPS5399868A (en) 1978-08-31

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