JPS5935244Y2 - 哺乳瓶の消毒乾燥器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一般家庭用の哺乳瓶の消毒乾燥器に係り、哺乳
瓶を囲み収納する蓋に水蒸気が結露するのを防止して蒸
気消毒後の乾燥時間の短縮を行なうことを目的とする。

従来哺乳瓶の消毒乾燥器において、蒸気により哺乳瓶を
消毒した後、乾燥を行なうのもあるが、哺乳瓶を収納す
る容器の内部に蒸気が送られた時に容器の内外の温度差
により容器の内面に付着した水分が結露しやすく、その
ため蒸気消毒が終了して乾燥を行なう段階において容器
に大量の水分が結露されているので乾燥に長時間を要す
る欠点があった。

本考案は上記従来の欠点を解消するもので、以下にその
実施例を第１〜第２図にもとづいて説明する。

図において、１は上部を開口した本体ケース、２は蒸発
カップで、水溜部３の上縁から外方に延設した放熱部４
を有し、上記本体ケース１の上部開口部に設けられてい
る。

５は半導体ヒーターで、蒸発カップ２の水溜部３を加熱
する様に取付けられている。

６は半導体ヒーター５０通電制御をするタイムスイッチ
、７は哺乳瓶８と乳首９を載置する台で、蒸発カップ２
の上に設けられている。

１０は哺乳瓶８及び乳首９を囲む収納室１１を形成する
ように設けられる蓋で、周壁は空間部１２を有する二重
壁に形成され上面には通気口１３が設けられている。

１４は通気口１３の下面に設けられたフィルターである
。

上記構成において、蒸発カップ２の水溜部３に水を入れ
、タイムスイッチ６をセットすると、半導体ヒーター５
に通電され、蒸発カップ２が加熱されて、水溜部３内の
水が沸騰し、蒸発して蓋１０により形成された収納室１
１内に蒸気が入り、収納室１１内に蒸気が充満して収納
室１１内に収納されている哺乳瓶８並びに乳首９が蒸気
消毒される。

この時収納室１１を形成する蓋１０の周壁は空間部１２
を有する二重壁に形成しているため、周壁の外面に接す
る空気温度がその１１周壁の内面に伝わるのを空間部１
２により防止される断熱効果をもたらし、収納室１１を
形成する蓋１０の内面と空間部１２の温度差は少なく蓋
１０の内面に結露するのが防止される。

一方蒸気消毒が水溜部３の水が無くなる１で続げられ、
水溜部３の水が無くなると、哺乳瓶８並びに乳首９に付
着した水分が乾燥され、更にタイムスィッチ６０セツト
時間の間保温されるものである。

このように本考案によれば、哺乳瓶並びに乳首を収納す
る蓋の周壁を空間部を有する２重構造としているので、
この空間部が断熱効果をもたらし、蓋の内面と空間部の
温度差が少なくなり、従来のように容器の内側の温度に
比較して外側の温度が低く、その温度差によう容器内の
水分が結露していた現象が無くなり効率良く蒸気消毒並
びに乾燥を行なうことが出来る効果をもたらす。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例におげろ哺乳瓶の消毒乾燥器
の斜視図、第２図は同断面図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・蒸発カップ、３・
・・・・・水溜部、４・・・・・・放熱部、７・・・・
・・台、８・・・・・・哺乳瓶、９・・・・・・乳首、
１０・・・・・・蓋、１１・・・・・・収納室、１２・
・・・・・空間部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上部を開口した本体と、この本体の上部開口部を閉塞す
   るように設けられ、水溜部と放熱部を有した蒸発カップ
   と、哺乳瓶と乳首を支持するように蒸発カップ上に設け
   られる台と、哺乳瓶と乳首を収納する収納室を形成する
   と共に、周壁を空間部を有する二重壁で形成した蓋とか
   らなる哺乳瓶の消毒乾燥器。