JPH0443226Y2 - - Google Patents

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JPH0443226Y2
JPH0443226Y2 JP1986062320U JP6232086U JPH0443226Y2 JP H0443226 Y2 JPH0443226 Y2 JP H0443226Y2 JP 1986062320 U JP1986062320 U JP 1986062320U JP 6232086 U JP6232086 U JP 6232086U JP H0443226 Y2 JPH0443226 Y2 JP H0443226Y2
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sauna
water
stove
heater
electric heater
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Description

【考案の詳細な説明】 〔従来の技術〕 この考案は、サウナ室内を暖めるサウナ用スト
ーブに関する。
〔背景技術〕
室温を80〜100℃前後に加熱して使用される高
温サウナは、通常、乾気浴であるため、室内の温
度の低下を防ぐために、室内加熱のためのサウナ
用ストーブ上に置かれたサウナストーンに散水し
て水蒸気を発生させるようにしている。
ところが、第5図にみるように、熱源に、たと
えば、電機ヒータ1を使用したサウナ用ストーブ
等では、サウナストーン7…に散水された水がス
トーブ本体2内に入り、前記電気ヒータ1にふり
かかると、急激な熱シヨツクによつて、たとえ
ば、電気ヒータ1では断線する等、ヒータが破壊
される恐れがある。
〔考案の目的〕
この考案は、以上の事情に鑑みてなされたもの
であつて、散水時に、ヒータに水がかからず、ヒ
ータが破壊される恐れがないサウナ用ストーブを
提供することを目的としている。
〔考案の開示〕
以上の目的を達成するため、この考案は、熱源
としてのヒータと、このヒータを囲うストーブ本
体を備え、このストーブ本体の上面には開口部が
設けられているサウナ用ストーブであつて、前記
上面開口部の上方には、前記ストーブ本体との間
に隙間を隔てて水受け皿が設けられており、この
水受け皿は、底面全面が閉ざされた有底箱状であ
り、その底面がストーブ本体の前記上面開口部の
全面を上方から覆つていることを特徴とするサウ
ナ用ストーブを要旨としている。
以下にこの考案を、その一実施例をあらわす図
面を参照しつつ、詳しくは説明する。なお、以下
の実施例では、ヒータとして電気ヒータを使用し
ているが、これは、赤外線ヒータ等、水がかかる
ことによる熱衝撃によつて破壊される恐れのある
ヒータであれば、その種類は特に限定されない。
まず、第1図および第2図a,bの実施例につ
いて、説明する。
この実施例は、図にみるように、ヒータである
電気ヒータ1と、この電気ヒータ1を囲うストー
ブ本体2と、電気ヒータ1およびストーブ本体2
を支持する受台3とを備えている。
電気ヒータ1は、このサウナ用ストーブが設置
されるサウナの外部電源と接続され、サウナ室内
を暖めるための熱源である。この電気ヒータ1を
内部に備えるストーブ本体2は、その上面に上面
開口部4を備えており、電気ヒータ1から発生し
た熱は、この上面開口部4からストーブ本体2外
へ輻射されるようになつている。
電気ヒータ1の上方、すなわち、前記上面開口
部4の上方には、水受け皿5が、ストーブ本体2
との間に隙間ができるよう、支持脚6…によつて
支持されて取り付けられている。この水受け皿5
は、底面全面が閉ざされた有底箱状であり、その
底面がストーブ本体2の上面開口部4の全面を上
方から覆つている。水受け皿5は、前述のよう
に、ストーブ本体2との間に隙間を有していて、
電気ヒータ1からの熱をこの隙間からサウナ室内
に対流させることができるため、電気ヒータ1の
熱を室温上昇に効果的に使用することができる
(熱効率が向上する)ようになるのである。
この実施例のサウナ用ストーブを使用する場合
には、図中1点鎖線で示したように、水受け皿5
内にサウナストーン7…を入れ、電気ヒータ1を
外部電源と接続する。そして、電気ヒータ1が作
動してサウナ室内の室温が高温になり、室内の湿
度の低下したときには、前記サウナ用ストーブ上
に置かれたサウナストーン7…に散水する。そう
すると、散水された水は、電気ヒータ1の発する
熱によつて加熱されたサウナストーン7…と接触
して蒸発し、サウナ室内の湿度を上昇させる。
サウナストーン7…と接触しなかつたり、ある
いは、接触しても完全に蒸発しなかつた水は、従
来は、ストーブ本体2内に侵入して、電気ヒータ
1を断線させる原因となつていたが、この考案で
は、このような水は水受け皿5によつて受け止め
られて、それ以上の落下が防がれるため、電気ヒ
ータ1が断線する恐れは無くなる。
また、従来のサウナ用ストーブでは、前述した
ように、蒸発しなかつた水は、ストーブ本体2内
に落下して、受台3から流れ出してしまうため、
サウナ室内の温度を低下させないためには、サウ
ナストーン7…に、絶えず水を散水し続けなけれ
ばならなかつた。これに対し、この考案では、蒸
発しなかつた水は前記水受け皿5にたまつて、電
気ヒータ1の加熱によつて徐々に蒸発するため、
従来にくらべて、水をかける回数を減少させるこ
ともできるようになる。
なお、この考案のサウナ用ストーブは、以上の
ことを利用して、以下のようにして、使用するこ
ともできる。
すなわち、この考案のサウナ用ストーブを使用
するに際し、まず、第3図a,bにみるように、
前記水受け皿5内にサウナストーン7…を入れな
いで、かわりに、水8を入れておく。そして、電
気ヒータ1を外部電源と接続して作動させる。そ
うすると、電気ヒータ1の熱によつて水8が加熱
されて蒸発可能な状態となり、サウナ室内の湿度
に応じた(サウナ室内の水蒸気圧に応じた)適量
の水が自動的に蒸発するようになる。このため、
サウナ室内は、常に、適度な湿度に保たれるよう
になるのである。
つまり、第4図a,bの実施例について説明す
る。
この実施例においても、電気ヒータ1と、この
電気ヒータ1を囲うストーブ本体2と、電気ヒー
タ1およびストーブ本体2を支持する受台3と、
前記電気ヒータ1上方の水受け皿5とを備えてい
る点は、先の第1図の実施例と同じである。
この実施例が先の実施例と異なるのは、図にみ
るように、水受け皿5の上方に、この水受け皿5
から発生した水蒸気を凝結させるための凝結手段
9が設けられている点である。なお、この実施例
では、このような凝結手段9が、単なる板9aを
2枚、谷型になるように組み合わせた傾斜板で形
成されているが、その他の形状であつてもよいこ
とは、いうまでもない、たとえば、前記凝結手段
9は、一枚の平板に凝結のための複数枚のフイン
やリブが突き出た形状であつてもよいし、それ以
外の形状であつてもかまわないのである。
以上のように、水受け皿5の上方に凝結手段9
を設けておくのは、水が勢いよく蒸発したとき
に、サウナ室の天井にこの水蒸気が直接あたつて
結露するのを防ぐためである。また、このよう
に、凝結手段9を設けておけば、たとえば、先の
第3図の実施例のように、この水受け皿5に水を
ためておいて、それを蒸発させて使用する場合等
において、過剰分の水蒸気をこの凝結手段9によ
つて凝結させて、水受け皿5に戻すことができる
ため、水の減少を少なくすることができ、水の補
給回数を、より少なくできるようになる。
なお、この実施例においては、凝結手段9に電
気ヒータ1の熱が伝わると、水蒸気の凝結が充分
に行われなくなる恐れがある。したがつて、この
凝結手段9はストーブ本体2からなるべく離れて
設けられ、かつ、その取り付け用の支持脚10,
10は、なるべく熱を伝えにくい構造になつてい
る必要がある。熱を伝えにくい構造としては、た
とえば、この支持脚10が図の実施例のように凝
結手段9や水受け皿5と直接接続される場合に
は、この支持脚10自体を熱を伝えにくい材料
(たとえば、プラスチツク、セラミツク等)で形
成すればよい。また、支持脚10を金属等で形成
して、それを、熱を伝えにくい材料を介して前記
凝結手段9や水受け皿5と接続するような構造で
あつてもかまわない。また、支持脚10は、図の
実施例のように水受け皿5に取り付けられている
必要は必ずしもなく、ストーブ本体2に取り付け
られていてもよい。
これまでは、この考案のサウナ用ストーブにつ
いて、以上の実施例にもとづいてのみ、説明して
きたが、この考案は、以上の実施例に限定される
ものではない。
たとえば、以上の実施例では、熱源であるヒー
タとして、電気ヒータ1を使用しているが、これ
は、前述したように、赤外線ヒータ等であつても
かまわない。また、以上の実施例では、電気ヒー
タ1とストーブ本体2とが受け台3によつて支持
されていたが、この受け台3がなく、ストーブ本
体2に直接電気ヒータ1が取り付けられるように
なつていてもかまわない。このことは、その他の
部分についても同様であつて、たとえば、水受け
皿5やストーブ本体2が図の実施例のような取り
つけ方法によつて互いに取り付けられている必要
もない。
要するに、熱源としてヒータを備えたサウナ用
ストーブであつて、前記ヒータの上方に、水受け
皿5が設けられているのであれば、その他の構成
は、特に限定されないのである。
以上のように、この考案のサウナ用ストーブ
は、ヒータの上方に水受け皿5が設けられている
ため、水を散水してサウナ室内の湿度を低下させ
ないようにした場合でも、ヒータに水が直接かか
ることがなく、ヒータが破壊される恐れのないも
のとなつている。
〔考案の効果〕
この考案のサウナ用ストーブは、以上のように
構成されており、ヒータの上方に水受け皿が設け
られているため、水を散水して使用するような場
合でも、ヒータに水がかることがなく、ヒータが
破壊される恐れのないものとなつている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のサウナ用ストーブの一実施
例をあらわした斜視図、第2図aはこの実施例の
一部を切り欠いてあらわした一部切り欠き正面
図、第2図bは同じくこの実施例の一部切り欠き
側面図、第3図aはこの実施例の別の使用状態の
例をあらわした一部切り欠き正面図、第3図bは
この例における一部切り欠き側面図、第4図aは
この考案の別の実施例の一部を切り欠いてあらわ
した一部切り欠き正面図、第4図bはこの実施例
の一部切り欠き側面図、第5図は従来のサウナ用
ストーブをあらわした斜視図である。 1……ヒータ、5……水受け皿。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 熱源としてのヒータと、このヒータを囲うス
    トーブ本体を備え、このストーブ本体の上面に
    は開口部が設けられているサウナ用ストーブで
    あつて、前記上面開口部の上方には、前記スト
    ーブ本体との間に隙間を隔てて水受け皿が設け
    られており、この水受け皿は、底面全面が閉ざ
    された有底箱状であり、その底面がストーブ本
    体の前記上面開口部の全面を上方から覆つてい
    ることを特徴とするサウナ用ストーブ。 (2) 水受け皿の上方には、この水受け皿から発生
    した水蒸気を凝結させるための凝結手段が設け
    られている実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のサウナ用ストーブ。
JP1986062320U 1986-04-24 1986-04-24 Expired JPH0443226Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986062320U JPH0443226Y2 (ja) 1986-04-24 1986-04-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986062320U JPH0443226Y2 (ja) 1986-04-24 1986-04-24

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Publication Number Publication Date
JPS62174530U JPS62174530U (ja) 1987-11-06
JPH0443226Y2 true JPH0443226Y2 (ja) 1992-10-13

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JP1986062320U Expired JPH0443226Y2 (ja) 1986-04-24 1986-04-24

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2007003167A (ja) * 2005-05-24 2007-01-11 Hokkaido Olympia Kk 加湿装置
JP2009195381A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Katsuyoshi Inai 電気サウナ装置
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JPS62155843U (ja) * 1986-03-24 1987-10-03

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