JPS5854056Y2 - 食器乾燥機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は食器乾燥機に係り、食器から滴下する水滴の処
理を容易にすることを目的とする。

従来の食器乾燥機においては、食器から落下水を、乾燥
機本体の下部に設けた水受カップで受け、満水になった
頃に、水受カップを乾燥機本体から引き出し、水を捨て
ていた。

そのため食器の乾燥を行なう都度このような作業を行な
わねばならず不便であった。

また水を捨てるのを忘れたような場合には水受カップか
ら水があふれて、周辺が水びたしになったり、電装部等
に水が流れ込み漏電を起す恐れもあった。

本考案は上記従来の欠点を解消するもので、以下にその
実施例を図にもとづき説明する。

図において、１は椀状の食器乾燥機本体（以下本体とい
う）で、仕切板２により食器収納室３と蒸発室４に仕切
られている。

５は一端に水溜部６が形成され、この水溜部６に向かい
傾斜させた加熱板、７は前記加熱板５を加熱するヒータ
、８は食器９を入れるかごで、食器収納室３に収納され
ている。

１０は食器収納室３をおおう蓋、１１は蒸発室４に設け
られた蒸気吐出口、１２は蓋１０に設けられた蒸気排出
口である。

上記構成において、かご８に食器９を入れ、蓋１０をか
ぶせ、ヒータ７に通電すると、ヒータ７により加熱板５
が加熱される。

一方食器９に付着した大粒の水滴は自重により落下して
加熱板５により受けられ、加熱板５の傾斜面により水滴
は水溜部６に案内される。

加熱板５により食器収納室３内の食器９は加熱され、食
器９に付着した水分は蒸発され、蓋１０に設けた蒸気排
出口１２より機外に排出されて食器９の乾燥が行なわれ
る。

方水溜部６に溜った水は加熱板５の熱により蒸発室４内
で蒸発し、蒸気吐出口１１より機外に吐出されるもので
、水溜部６から蒸発する蒸気は仕切板２により食器収納
室３側に流入するのが防止される。

このように本考案によれば、食器収納室外に蒸発室を設
け、食器から落下する水滴を、蒸発室内に位置する水溜
部に導ひき、食器収納室に収納された食器を乾燥する加
熱板の熱により、水溜部に溜った水を加熱し、食器収納
室外の蒸発室より機外に排出せしめているため、従来の
ように食器から落下する水滴を水受カップ等に溜めて、
いちいち水受カップ内の水を捨てなければ７よらない不
便さが解消され使用勝手が良くなると共に、食器から落
ドする水滴が蒸発する蒸気流路を食器収納室外に設ける
ことにより、蒸気が食器に接触するのが防止さイ゛Ｌ１
乾燥時間が長くならない等の効果をもたらす。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の食器乾燥機の断面図である。 １・・・・・・本体、３・・・・・・食器収納室、４・
・・・・・蒸発室、５・・・・・・加熱板・、６・・・
・・・水溜部、７・・・・・・ヒータ、 ・・・・・・食器。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 食器乾燥機本体内に食器収納室と蒸発室を設けるととも
   に、上記食器収納室に収納された食器より落下する水滴
   を蒸発室の下部で収納する水溜部を設けた加熱板をヒー
   タで加熱し、上記水溜部に溜った水を蒸発室より機外に
   蒸発するよう構成したことを特徴とする食器乾燥器。