JPS5933687Y2 - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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Publication number
JPS5933687Y2
JPS5933687Y2 JP8529380U JP8529380U JPS5933687Y2 JP S5933687 Y2 JPS5933687 Y2 JP S5933687Y2 JP 8529380 U JP8529380 U JP 8529380U JP 8529380 U JP8529380 U JP 8529380U JP S5933687 Y2 JPS5933687 Y2 JP S5933687Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
blower
air
passage
bypass
Prior art date
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Expired
Application number
JP8529380U
Other languages
English (en)
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JPS579608U (ja
Inventor
博文 田平
正良 今枝
Original Assignee
株式会社デンソー
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社デンソー filed Critical 株式会社デンソー
Priority to JP8529380U priority Critical patent/JPS5933687Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車空調装置に関するもので、特に送風機部
の改良に関する。
〔従来技術〕
従来、自動車用空調装置においては、第1図および第2
図に示すごとく、送風機1の変速用抵抗器7を送風通路
内に設置して、抵抗器7を強制冷却するようにしている
ところが、このような構成を採用することにより、必然
的に抵抗器7が送風機1の送風抵抗になって、送風機1
の風量がかなり減少するという問題があった。
特に、送風機速度が高速(Hi )に設定されていると
きは、上記風量減少が著しく、実用上大きな問題となる
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記点に鑑みてなされたもので、送風機の変速
用抵抗器の設置に伴なう風量減少を僅少にしようとする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は送風機の送風通路内に送風機変速用抵抗器を設
置する自動車用空調装置において、前記送風機の送風通
路として主流路と並列にバイパス路を設け、このバイパ
ス路中に前記抵抗器を設置するとともに、前記主流路と
前記バイパス路とを仕切る仕切板のうち前記抵抗器と近
接する部位に、前記抵抗器の放熱を促進する穴を設けた
ものである。
〔作用〕
上記した構成によれば、抵抗器を主流路と並列に設けら
れたバイパス路中に設けているため、抵抗器が主流路の
通風抵抗には何ら影響せず、その結果抵抗器の設置によ
る風量減少を僅少にすることができる。
また、仕切板に設けた穴によりバイパス路への送風空気
流に乱れが生じて、抵抗器全体に送風空気が一様に当た
るようになり、抵抗器の温度上昇を低減できる。
〔実施例〕
以下本考案を図に示す実施例について説明する第3図〜
第5図において、1は送風機で、シロッコファン1aと
、これを駆動するモータ1bと、シロッコファン1aを
内蔵する送風ケース1cとを有している。
送風ケース1cは渦巻状ケーシングを形成しており、送
風機組付上の必要性から第4図のイ部にて上ケースと下
ケースとに2分割されて、樹脂成形されている。
1dは送風ケース1の吸入口で、図示しない内外気切替
箱を介して車室外空気または車室内空気を吸入するもの
である。
2は送風ケース1の下ケース部分にねじ止め等により固
定された仕切板で、金属板例えば鉄板よりなるものであ
り、送風ケース1内の空気圧送部を主流路3とバイパス
路4とに仕切っている。
つまり、仕切板2により送風通路として主流路3とバイ
パス路4が並列に設けられている。
この仕切板2は第3図、第5図に示すように送風ケース
1の渦巻形状に沿う円弧状に形成されている。
5はバイパス路4の入口で、送風機1のシロッコファン
1aの圧送空気が矢印Bのごとく流入する。
6はこの入口5部に設けられた異物侵入防止用部材で、
本例では仕切板2の上流側先端部に溶接された金網にて
構成されている。
この部材6は送風ケース1に一体成形された多数の細片
部で構成することもできる。
7は送風機変速用抵抗器で、バイパス路4中に設置され
ており、送風ケース1の下側から取付けるようになって
いる。
この抵抗器7は本例では比較的低融点の抵抗材料からな
るコイル線にて構成され、過熱時には溶断して火炎を防
止するようになっている。
すなわち、抵抗器7は温度ヒユーズの機能を兼務するも
のである。
前記仕切板2のうち、前記抵抗器7と近接する部位、つ
まり抵抗器7の上方部位には穴2aが設けである。
主流路3の送風空気Aとバイパス路4の送風空気Bは送
風ケース1cの出口部にて合流して蒸発器8側へ送風さ
れるようになっている。
なお、蒸発器8の下流側には公知のごとくエアミックス
ダンパ、ヒータコア、車室内への吹出口等が設けられて
いる。
前記バイパス路4の高さは第4図に示すごとくモータ1
bとほぼ同等の高さであるので、バイパス路4の設置に
よって取付スペース上の問題はほとんどない。
第6図は自動車用空調装置における送風機制御回路を例
示するもので、9は送風機制御スイッチで、停止(OF
F)、低速(Lo)、中速(Me)高速(Hi )の4
位置に操作される。
10は車載の電源バッテリである。
次に、上記構成において作動を説明する。
送風機制御スイッチ9を低速〜高速位置のいずれかに投
入すると、抵抗器7を介して送風機1のモータ1bに通
電され、送風機1はスイッチ9の投入位置により定まる
速度で作動する。
これにより、吸入口1dから空気が吸入され、ファン1
aの作用により主流路3およびバイパス路4を通って空
気が矢印A、 Hのごとく圧送され、蒸発器8側へ送ら
れる。
従って、バイパス路4中に設置された抵抗器7はファン
1aの圧送空気により強制冷却され、抵抗器7の熱が良
好に放熱されるので、抵抗器7の温度は所定温度以下に
維持される。
万一、モータ1bのロック等の故障が生じて、送風が停
止したときは、抵抗器7の温度が上昇して自ら溶断する
ことにより、電流を断って火炎の発生を防止する。
このとき、仕切板2のうち抵抗器7と近接する部位に設
けられている穴2aの存在により、抵抗器7の自然対流
による放熱を促進することができるので、抵抗器周辺の
樹脂製送風ケース1cが熱変形等を生じることがない。
なお、抵抗器7の設計は耐久性向上等の理由により通常
モークロック後5分位で溶断するようにしている。
ところで、抵抗器7を主流路3と並列に設けられたバイ
パス路4中に設けているため、抵抗器7は主流路3の通
風抵抗には何ら影響せず、その結果抵抗器7の設置によ
る風量減少を僅少にすることができる。
本考案者の実験によれば、シロッコファン1aとして径
140φのものを用い、かつ図示のごとき押込みタイプ
として用いる場合に、送風機回転数285 Or、p、
m、モータ1bの消費電力173ワツトの条件において
、風量の比較をしたところ、抵抗器7を設置しないとき
4−14 m3/ hの風量が得られる。
それに対し、第1図、第2図図示の位置に抵抗器7を設
置する従来装置では前記414m”/hから20 tr
i:/ hの風量減少が生じた。
一方、本考案装置では前記414m/hかられず75)
5 rrl/ hの風量減少が生じるだけという良好な
結果が得られた。
また、本考案者の実験によれば、仕切板2に穴2aを設
けることにより、バイパス路4への送風空気流に乱れが
生じて抵抗器7の全体に送風空気が一様に当るようにな
り、その結果送風機通常作動時における抵抗器7の温度
上昇が穴2aを設けない場合に比し小さくなり、抵抗器
7の耐久性を向上できることを確認できた。
本考案の効果を有効に発揮するためには、主流路3の風
量に対してバイパス路4の風量は少ない方が望ましいが
、バイパス路4の入口面積は抵抗器7の適正な冷却効果
が得られる大きさ以上に定めなければならない。
同じく、仕切板2の穴2aも放熱量に応じて定めなけれ
ばならない。
大きくしすぎると風量低下の原因となる。
また、バイパス路4の入口5に設けられた金網等からな
る部材6は紙類等の異物侵入を防止してこれら紙類が抵
抗器7部に接触して発火するのを防ぐ。
また、仕切板2を金属板で形成することにより、抵抗器
7の熱を最も受けやすい仕切板2が発火することを防止
できる。
なお、上述した実施例では、バイパス路4を主流路3の
下側に形成したが、バイパス路4を主流路3の上側(吸
入口1d側)に形成することができ、また主流路3の側
方に形成することもできるまた、送風機1の送風ケース
1cと一体にバイパス路4を形成したが、バイパス路4
は必要に応じダクト等により送風ケース1cと分離して
設けることもできる。
仕切板2の穴2aは長方形としたが、丸穴でもあるいは
多数の小穴からなる多孔形状でも同じ効果をもつ。
また、穴2aの大きさは必ずしも第3図、第4図に図示
したごとく抵抗器7の上部全体を開放する大きさを必要
とするものではなく、抵抗器7のうち特に発熱量の大き
い抵抗部を部分的に開放する大きさとしてもよい場合が
ある。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案によれば、抵抗器7による風
量減少を僅少にして空調装置の能力向上を図ることがで
きるという効果が犬である。
また、主流路3とバイパス路4の仕切板2に穴2aを設
けることにより、送風機1の通常作動時における抵抗器
7の温度上昇を押さえて、抵抗器Iの耐久性向上を図る
ことができるとともに、モタロツク等による送風機1の
故障停止時には樹脂製送風ケースの熱変形を防止できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の模式的平面断面図、第2図は第1図
の縦断面図、第3図〜第6図は本考案の一実施例を示す
もので、第3図は本考案装置の模式的平面断面図、第4
図は第3図の縦断面図、第5図は第3図、第4図の要部
斜視図、第6図は送風機制御回路図である。 1・・・・・・送風機、1a・・・・・・シロッコファ
ン、1b・・・・・・モータ、1c・・・・・・送風ケ
ース、2・・・・・・仕切板、2a・・・・・・穴、3
・・・・・・主流路、4・・・・・・バイパス路、5・
・・・・・入口、6・・・・・・異物侵入防止用部材、
7・・・・・・送風機変速用抵抗器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 送風機の送風通路内に送風機変速用抵抗器を設置する自
    動車用空調装置において、前記送風機の送風通路として
    主流路と並列にバイパス路を設け、このバイパス路中に
    前記抵抗器を設置するとともに、前記主流路と前記バイ
    パス路とを仕切る仕切板のうち前記抵抗器と近接する部
    位に、前記抵抗器の放熱を促進する穴を設けたことを特
    徴とする自動車用空調装置。
JP8529380U 1980-06-18 1980-06-18 自動車用空調装置 Expired JPS5933687Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8529380U JPS5933687Y2 (ja) 1980-06-18 1980-06-18 自動車用空調装置

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JP8529380U JPS5933687Y2 (ja) 1980-06-18 1980-06-18 自動車用空調装置

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Publication Number Publication Date
JPS579608U JPS579608U (ja) 1982-01-19
JPS5933687Y2 true JPS5933687Y2 (ja) 1984-09-19

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ID=29447556

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JP8529380U Expired JPS5933687Y2 (ja) 1980-06-18 1980-06-18 自動車用空調装置

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JP3882357B2 (ja) * 1997-09-16 2007-02-14 株式会社デンソー 車両用空調装置
JP3855391B2 (ja) * 1997-09-16 2006-12-06 株式会社デンソー 車両用空調装置

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JPS579608U (ja) 1982-01-19

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