JPS5933661Y2 - 印台装置 - Google Patents
印台装置Info
- Publication number
- JPS5933661Y2 JPS5933661Y2 JP6073777U JP6073777U JPS5933661Y2 JP S5933661 Y2 JPS5933661 Y2 JP S5933661Y2 JP 6073777 U JP6073777 U JP 6073777U JP 6073777 U JP6073777 U JP 6073777U JP S5933661 Y2 JPS5933661 Y2 JP S5933661Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- stamp
- stand
- rubber
- printing paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は印字装置に用いられる印台装置に関するもので
あり、温度変化があっても常に良好な印字を得ることが
でき、移送抵抗が無く、紙粉が発生せず、インク汚れの
ない印台装置を提供しようとするものである。
あり、温度変化があっても常に良好な印字を得ることが
でき、移送抵抗が無く、紙粉が発生せず、インク汚れの
ない印台装置を提供しようとするものである。
押圧による印字装置では、印面の傾きあるいは不揃いに
よる印字面の部分的欠けをなくすため、印刷紙の受台す
なわち印台に、弾性体を載置することは周知の通りであ
るが、一般的に用いられる弾性体としては、NBR,C
R等の合成ゴムがあるが、これらは第3図に示した如く
、低温環境下特に5℃近傍からゴム硬度が急激に上昇す
ることが実験の結果判明した。
よる印字面の部分的欠けをなくすため、印刷紙の受台す
なわち印台に、弾性体を載置することは周知の通りであ
るが、一般的に用いられる弾性体としては、NBR,C
R等の合成ゴムがあるが、これらは第3図に示した如く
、低温環境下特に5℃近傍からゴム硬度が急激に上昇す
ることが実験の結果判明した。
したがって、低温域から高温域に亙る広範囲な温度範囲
で印字する印字装置の印台としては、弾性機能が一定せ
ず、不安定なものとなっている。
で印字する印字装置の印台としては、弾性機能が一定せ
ず、不安定なものとなっている。
これに対して、シリコン系ゴムは、その硬度は温度変化
に対して、前者程変化せず、安定している。
に対して、前者程変化せず、安定している。
しかしながら、このシリコン系ゴムは、温度変化に対し
て安定している反面、接着性が前者より劣り、はがれ易
いものである。
て安定している反面、接着性が前者より劣り、はがれ易
いものである。
最近接着強度を増大させる溶剤が市販されているが、こ
れを用いても接着の状態は確実ではない。
れを用いても接着の状態は確実ではない。
また、印字装置は印刷紙を連続して供給するものであり
、したがって、印刷紙を無理なくスムーズに移送する必
要があり、さらにこの印刷紙の移送によって紙粉の発生
やインク汚れがないことが望まれる。
、したがって、印刷紙を無理なくスムーズに移送する必
要があり、さらにこの印刷紙の移送によって紙粉の発生
やインク汚れがないことが望まれる。
本考案はかかる問題点に鑑み考案されたもので、その目
的とするところはシリコン系ゴムより成る印台補助板を
、薄板状の板金で形成したカバーで、印台本体に確実に
取付けるとともに、カバーの前面に複数の突起を設は外
的要因で前記印台補助板の脱落を防止し、紙粉、移送抵
抗、インク汚れが生じず、安定した印字のできる印字装
置の印台を提供することである。
的とするところはシリコン系ゴムより成る印台補助板を
、薄板状の板金で形成したカバーで、印台本体に確実に
取付けるとともに、カバーの前面に複数の突起を設は外
的要因で前記印台補助板の脱落を防止し、紙粉、移送抵
抗、インク汚れが生じず、安定した印字のできる印字装
置の印台を提供することである。
以下本考案の一実施例について図面とともに説明する。
第1図、第2図において、1は、剛性を有する印台本体
で、印字部材18の印面19と平行に対面する受面2を
有する。
で、印字部材18の印面19と平行に対面する受面2を
有する。
この実施例では四部としである。
3は印刷紙20の案内段部、4は例えば印字装置のシャ
ーシ(図示せず)上に載置される取付脚部で、その取付
けねし挿入用のばか孔5,6を有している。
ーシ(図示せず)上に載置される取付脚部で、その取付
けねし挿入用のばか孔5,6を有している。
7は印台本体1の側面に設けた後述するカバー11の取
付ねし孔を示す。
付ねし孔を示す。
1aは、印刷紙20の装着を容易にする斜面部を示す。
8は温度変化に対してゴム硬度変化の少ない、シリコン
系ゴムで形成されたゴム印台補助板で、前記印字部材1
8の印面19の傾き、あるいは不揃いをその特有の弾性
力でもって吸収し、印面19の全てがむらなく印刷紙と
当接する如く威される。
系ゴムで形成されたゴム印台補助板で、前記印字部材1
8の印面19の傾き、あるいは不揃いをその特有の弾性
力でもって吸収し、印面19の全てがむらなく印刷紙と
当接する如く威される。
一般にこうしたゴム印台補助板8のゴム硬度は、印字部
材の材質、押圧力、あるいは印字面積等で左右されるも
ので、ゴム印台補助板8のゴム強度が低くすぎると、印
面19の印刷紙へのくい込みが過度となり、シャープな
印字が得られず、一方、硬度が高過ぎると印面の傾きあ
るいは不揃い吸収が困難となり、印字にカスト、部分的
欠けが生じるものである。
材の材質、押圧力、あるいは印字面積等で左右されるも
ので、ゴム印台補助板8のゴム強度が低くすぎると、印
面19の印刷紙へのくい込みが過度となり、シャープな
印字が得られず、一方、硬度が高過ぎると印面の傾きあ
るいは不揃い吸収が困難となり、印字にカスト、部分的
欠けが生じるものである。
このことがらもゴム印台補助板8は、いかなる環境温度
でも一定した弾性いいかえれば一定したゴム硬度が必要
となる。
でも一定した弾性いいかえれば一定したゴム硬度が必要
となる。
この点シリコン系ゴムは印台として他に比べ最適なもの
といえる。
といえる。
9は印面19の面積よりやや大きい目の受面であり、1
0はその段部を示すものであり、ゴム印台補助板8と一
体成形されている。
0はその段部を示すものであり、ゴム印台補助板8と一
体成形されている。
11は薄板板金で略コ字状に形成したカバーを示し、ゴ
ム補助印台8の受面9が嵌入する額縁状の切抜窓12を
有している。
ム補助印台8の受面9が嵌入する額縁状の切抜窓12を
有している。
この縁の平坦部には、複数個の突部16を設け、両側面
板14には取付孔15を形成しである。
板14には取付孔15を形成しである。
13は斜面部であり、印刷紙20の装着時、ひっかかり
が生じないための案内部となる。
が生じないための案内部となる。
上述し且つ、第2図に示す如く、ゴム補助印台板8は、
印台本体1の受面2に挿入され、これを前記カバー11
で挾持し保持するもので、取付ねじ17で固定する。
印台本体1の受面2に挿入され、これを前記カバー11
で挾持し保持するもので、取付ねじ17で固定する。
このときゴム補助印台板8の受面9は、カバー11の切
抜窓12の縁面よりやや突出してもよく、又低くても良
い。
抜窓12の縁面よりやや突出してもよく、又低くても良
い。
前設カバー11の縁面よりやや突出して設けた突部16
により印刷紙20の裏面と、ゴム補助印台板8の受面9
との間に間隙Tが形成される。
により印刷紙20の裏面と、ゴム補助印台板8の受面9
との間に間隙Tが形成される。
この間隙Tは、印面19が印字動作により、印刷紙20
に当接し受面9に達するまで押圧され、印字される過程
で印刷紙20が前記突部16によりたわみが生じるが、
突部16の突出高さく間隙T)は、印字に支障ない範囲
で決定される。
に当接し受面9に達するまで押圧され、印字される過程
で印刷紙20が前記突部16によりたわみが生じるが、
突部16の突出高さく間隙T)は、印字に支障ない範囲
で決定される。
この間隙Tにより、図示していないが、別の印字手段で
印刷紙20の裏面に連続的に印字され、移送される際印
台1の受面9ないしはカバーの縁面で、前記印刷紙20
の裏面の印字が接触し、こすれて汚れるという心配はな
い。
印刷紙20の裏面に連続的に印字され、移送される際印
台1の受面9ないしはカバーの縁面で、前記印刷紙20
の裏面の印字が接触し、こすれて汚れるという心配はな
い。
さらに、この間隔Tにより、印刷紙20と印台補助板8
とは大面積で接触することはなく突部16で接触するだ
けになるので、印刷紙20のけずれによる紙粉の発生は
なく、また移送抵抗(負荷)は何ら大きくはなくスムー
ズな移送ができる。
とは大面積で接触することはなく突部16で接触するだ
けになるので、印刷紙20のけずれによる紙粉の発生は
なく、また移送抵抗(負荷)は何ら大きくはなくスムー
ズな移送ができる。
特に、高湿下で印刷紙20や印台補助板8が湿っている
ときは、水分による付着力が増大するため、突部16の
みによる接触は移送抵抗を下げるのには非常に有効であ
る。
ときは、水分による付着力が増大するため、突部16の
みによる接触は移送抵抗を下げるのには非常に有効であ
る。
このように温度変化に対してすぐれた特性を有するシリ
コン系ゴム補助印台板8を接着することなく、薄板板金
で形成したカバー11で確実に挟持し、保持できたため
常に安定した印字のできる印台を提供することかで゛き
る。
コン系ゴム補助印台板8を接着することなく、薄板板金
で形成したカバー11で確実に挟持し、保持できたため
常に安定した印字のできる印台を提供することかで゛き
る。
またカバー11はねじ17で取付けであるだけなので着
脱が容易で、ゴム補助印台板8の交換は接着した従来の
ものに比べ簡便である。
脱が容易で、ゴム補助印台板8の交換は接着した従来の
ものに比べ簡便である。
また従来のものは接着しであるため、いちいち印台を取
外す必要がある。
外す必要がある。
印台を取外した場合は周知の通り、印面19との平行を
保つための取付調整に手間を要するが本考案はこうした
手間がかからずこの点からも本考案の装置はすぐれたも
のである。
保つための取付調整に手間を要するが本考案はこうした
手間がかからずこの点からも本考案の装置はすぐれたも
のである。
また連続的に移送される印刷紙20により、従来は補助
印台のふちに当接して引きはがす作用があり、接着強度
のバラツキによりはがれる欠点があった。
印台のふちに当接して引きはがす作用があり、接着強度
のバラツキによりはがれる欠点があった。
また印刷紙裏面に印字された印字面を、印台でこすって
汚す欠点もあったが本考案の装置はカバー縁面に突部1
6を形威しであるため印刷紙裏面と、印台面とに間隙を
設けることができかかる欠点が解消した。
汚す欠点もあったが本考案の装置はカバー縁面に突部1
6を形威しであるため印刷紙裏面と、印台面とに間隙を
設けることができかかる欠点が解消した。
さらに印刷紙移送時、印刷紙20と印台とは直接そのゴ
ム補助印台板8と接触せず、摩擦係数の小さい板金のカ
バー11と接するので、印刷紙をこすって紙粉を発生さ
せることなく且つ、印刷紙の移送負荷も軽減しすぐれた
効果を発揮するものである。
ム補助印台板8と接触せず、摩擦係数の小さい板金のカ
バー11と接するので、印刷紙をこすって紙粉を発生さ
せることなく且つ、印刷紙の移送負荷も軽減しすぐれた
効果を発揮するものである。
以上のように本考案によればシリコン系ゴムによってゴ
ム補助印台板を構成し、このゴム補助印台板をカバーに
よって印台本体に取付けると共に、カバーに突部を形成
したので、温度が低下してもゴム補助印台板の硬度はあ
まり変化せず常に安定した印字が得られるものである。
ム補助印台板を構成し、このゴム補助印台板をカバーに
よって印台本体に取付けると共に、カバーに突部を形成
したので、温度が低下してもゴム補助印台板の硬度はあ
まり変化せず常に安定した印字が得られるものである。
そして、カバーにより印台本体に取付けられているので
、ゴム補助印台板の取り替えも容易に行なえるものであ
る。
、ゴム補助印台板の取り替えも容易に行なえるものであ
る。
さらに、印刷紙と印台面とに間隙が生じ、印刷紙が大面
積で印台補助板と接触することがなくなるので、印刷紙
のこすれによる紙粉の発生は生じず、印刷紙の移送抵抗
は少なく、印刷紙のインク汚れも生じない。
積で印台補助板と接触することがなくなるので、印刷紙
のこすれによる紙粉の発生は生じず、印刷紙の移送抵抗
は少なく、印刷紙のインク汚れも生じない。
第1図は本考案の一実施例における印台装置の分解斜視
図、第2図は同装置の要部断面図、第3図は従来の装置
の印台板の特性図である。 1・・・・・・印台本体、2・・・・・・受面、8・・
・・・・ゴム補助印台板、11・・・・・・カバー、1
6・・・・・・突部、18・・・・・・印字部材、19
・・・・・・印面、20・・・・・・印刷紙、17・・
・・・・ねじ、15・・・・・・孔、7・・・・・・ね
じ穴。
図、第2図は同装置の要部断面図、第3図は従来の装置
の印台板の特性図である。 1・・・・・・印台本体、2・・・・・・受面、8・・
・・・・ゴム補助印台板、11・・・・・・カバー、1
6・・・・・・突部、18・・・・・・印字部材、19
・・・・・・印面、20・・・・・・印刷紙、17・・
・・・・ねじ、15・・・・・・孔、7・・・・・・ね
じ穴。
Claims (1)
- 印台本体の受面にシリコン系ゴムで構成されたゴム印台
補助板を当接し、このゴム印台補助板の前面が露出する
ように窓を形成したカバーを設け、このカバーを上記印
台本体に取付けて上記カバーと上記印台本体とで上記ゴ
ム印台補助板を挾持すると共に、上記カバーの前面に印
刷紙が当接する複数の突部を形成した印台装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6073777U JPS5933661Y2 (ja) | 1977-05-11 | 1977-05-11 | 印台装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6073777U JPS5933661Y2 (ja) | 1977-05-11 | 1977-05-11 | 印台装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53156618U JPS53156618U (ja) | 1978-12-08 |
JPS5933661Y2 true JPS5933661Y2 (ja) | 1984-09-19 |
Family
ID=28961488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6073777U Expired JPS5933661Y2 (ja) | 1977-05-11 | 1977-05-11 | 印台装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5933661Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-05-11 JP JP6073777U patent/JPS5933661Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53156618U (ja) | 1978-12-08 |
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